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エリーゼ様のドレス! 注意!このお話は少し未来のお話です!
私達が一番最初に開けた箱は比較的新しいドレスの物だったのが分かった。
一度開けて箱の中身を確認して分けて行くと、一番大きいサイズの箱は全てドレス。
その次に大きい箱はショール・ストール・ひざ掛け・肩掛けやアンダーウェア等の物と寝具。
小さい箱は手袋やフード、帽子や耳当てと靴とドレスコートだった。
しかもドレスは月の装い毎に分けられていた。
…………見覚えのある物は最近の物らしく、デザインやシルエットが女性らしいラインのものばかり。当然私とミーネで分けました。
私達の中で最も背の高いエリーゼ様、お胸も最も大きくてらっしゃったのでそこは詰めてしまえば良いのですが括れは私もミーネもコルセットを絞れば着れそうだと……まぁ、一安心しました。
……そう言えば確か、このドレスでかなりの量のお食事してた記憶があるのだけど……
「ねぇ、アンナ……このドレスで晩餐会出てたわよね?エリーゼ様の腰って……」
ほら!侍女達が無言になったじゃない!
「言わないようにしてたのに!ミーネったら!」
「えっ?ごめんなさい。エリーゼ様のお体って……」
「見たら分かるじゃない。このお胸に括れ……どうやったら、こんな素晴らしいお体になるのか。どれ程の努力をなさったのかしら。」
コクコクと頷いたミーネの姿は子供のようだけど、正妃様には到底無理な代物……私達でも、何とか着れる物ばかりですもの。
数も相当ありましたから、一気に増えて嬉しかったですわ。
さてと……少し古いデザインの物が入った箱を開けて行く。
量としてはそんなに多くはありません。そうですね……お胸の辺りが私達にぴったり……括れも先程の物に比べれば緩いかしら?物としても、私達の家でも手頃の物が最も多く上等な物は僅か。まだお体が出来上がってない頃の物らしく、お直ししやすい物ばかり。上等な物だけを私達で分けたけど、侍女達が羨ましそうな目で見ていて何だか分けてあげたい気持ちになったわ。
「アンナ、この辺りのドレスだと正妃様には厳しいのではなくって?」
「ミーネ……それはそうでしょうけど。」
「だって、一番古い物が入った箱……えーと…………六つはあるわよ。侍女達にあげても良いと思うの……欲しければだけど。」
「そうね。貴女達はどう?お休みの時に着るなら良いと思うのだけど。」
口々に素敵!とか頂きたいわ!とか聞こえたから、私とミーネは少し下がって「どうぞ。」と譲った。デザインも若い娘向きという訳では無いから、ばあや達年かさの侍女達もキャアキャアと選んでいる。
それぞれが二枚ずつ選び取った所で五枚程残り、この五枚を正妃様に回す事にした。
最後に残ったドレスは全て、お胸の下辺りで切り替えられた物で古いデザインの物ばかり。手頃な価格のドレスばかり、それでも侍女達からすればお高いドレスだと聞いて欲しい物があるのか?と問えば欲しいと訴えられ一人二枚ずつ選ばせて残ったドレスが二十三枚。
正妃様に持っていくドレスは都合二十八枚。
箱を開ける度に手頃な物からとても上等な物ばかりまで様々、上等な物は私達(侍女達も含みます)で分け残った手頃な物ばかりが正妃様の元へ行く事が決まった。
私達が持っているドレスコートよりも上等なドレスコートが四枚色違いであった。箱を開けた瞬間、皆ため息と感嘆しか出なかった。見ただけで分かる光るような毛織は、雪山の奥に生息していると言う白大兎の毛織物の特徴……ソッと触れるだけで温かくふんわりと柔らかい。持ち上げて更に驚く、どの毛織物より軽い。自前のドレスコートは脱いでしまったから、ちょっとした軽い気持ちで羽織った。
「凄い……こんなにも温かいコートは初めてだわ。」
「じゃあ、この色違いのドレスコートは私達で分けましょう!私、この色とこちらの色が欲しいわ!」
チラリと見れば私が欲しいと思った色とは違う物だった。
「では、私はこれと残った物を頂くわ。」
箱の意匠で区別して開けていく。ドレスコートは四枚ずつ作ってらっしゃったみたい……今度の物は少し良い物私達が新調した物と同等、同じような箱を開ければやはりドレスコートが入っておりこちらは手頃な物で私達が普段着ていた物。
「どうしようかしら。」
「こちらの四枚は私達が頂きましょう。正妃様に伺う時用にすれば、良いと思うの。残った物は正妃様に持っていくようにすれば良いわ。」
「そうね、そうしましょう。」
結局、私達が見て上等な物は全て私達で分けて頂く事になり。
特に上等でもない物で侍女達も選ばなかった物を正妃様に持っていく事に決まった。
意外だったのは、アンダースカートと言われる物で色は赤一色。私達は元より侍女達も知らない物。これが侍女達全員欲しがった物で、ばあやは私が言う前に手に取っておりました……受け取ると全員浴室で付けてきて全員がその温かさでとても喜びました。着付けるのはとても簡単で巻き付けて端の紐を縛るだけの物で、歩くのに特に不都合も無く足首の辺りまで温かいと……私とミーネも興味が湧いて、おなじみ物を仕立てて貰えるようにばあやに頼んでしまった。
見られる事も無いし、温かいなら試してみるものよね!
一度開けて箱の中身を確認して分けて行くと、一番大きいサイズの箱は全てドレス。
その次に大きい箱はショール・ストール・ひざ掛け・肩掛けやアンダーウェア等の物と寝具。
小さい箱は手袋やフード、帽子や耳当てと靴とドレスコートだった。
しかもドレスは月の装い毎に分けられていた。
…………見覚えのある物は最近の物らしく、デザインやシルエットが女性らしいラインのものばかり。当然私とミーネで分けました。
私達の中で最も背の高いエリーゼ様、お胸も最も大きくてらっしゃったのでそこは詰めてしまえば良いのですが括れは私もミーネもコルセットを絞れば着れそうだと……まぁ、一安心しました。
……そう言えば確か、このドレスでかなりの量のお食事してた記憶があるのだけど……
「ねぇ、アンナ……このドレスで晩餐会出てたわよね?エリーゼ様の腰って……」
ほら!侍女達が無言になったじゃない!
「言わないようにしてたのに!ミーネったら!」
「えっ?ごめんなさい。エリーゼ様のお体って……」
「見たら分かるじゃない。このお胸に括れ……どうやったら、こんな素晴らしいお体になるのか。どれ程の努力をなさったのかしら。」
コクコクと頷いたミーネの姿は子供のようだけど、正妃様には到底無理な代物……私達でも、何とか着れる物ばかりですもの。
数も相当ありましたから、一気に増えて嬉しかったですわ。
さてと……少し古いデザインの物が入った箱を開けて行く。
量としてはそんなに多くはありません。そうですね……お胸の辺りが私達にぴったり……括れも先程の物に比べれば緩いかしら?物としても、私達の家でも手頃の物が最も多く上等な物は僅か。まだお体が出来上がってない頃の物らしく、お直ししやすい物ばかり。上等な物だけを私達で分けたけど、侍女達が羨ましそうな目で見ていて何だか分けてあげたい気持ちになったわ。
「アンナ、この辺りのドレスだと正妃様には厳しいのではなくって?」
「ミーネ……それはそうでしょうけど。」
「だって、一番古い物が入った箱……えーと…………六つはあるわよ。侍女達にあげても良いと思うの……欲しければだけど。」
「そうね。貴女達はどう?お休みの時に着るなら良いと思うのだけど。」
口々に素敵!とか頂きたいわ!とか聞こえたから、私とミーネは少し下がって「どうぞ。」と譲った。デザインも若い娘向きという訳では無いから、ばあや達年かさの侍女達もキャアキャアと選んでいる。
それぞれが二枚ずつ選び取った所で五枚程残り、この五枚を正妃様に回す事にした。
最後に残ったドレスは全て、お胸の下辺りで切り替えられた物で古いデザインの物ばかり。手頃な価格のドレスばかり、それでも侍女達からすればお高いドレスだと聞いて欲しい物があるのか?と問えば欲しいと訴えられ一人二枚ずつ選ばせて残ったドレスが二十三枚。
正妃様に持っていくドレスは都合二十八枚。
箱を開ける度に手頃な物からとても上等な物ばかりまで様々、上等な物は私達(侍女達も含みます)で分け残った手頃な物ばかりが正妃様の元へ行く事が決まった。
私達が持っているドレスコートよりも上等なドレスコートが四枚色違いであった。箱を開けた瞬間、皆ため息と感嘆しか出なかった。見ただけで分かる光るような毛織は、雪山の奥に生息していると言う白大兎の毛織物の特徴……ソッと触れるだけで温かくふんわりと柔らかい。持ち上げて更に驚く、どの毛織物より軽い。自前のドレスコートは脱いでしまったから、ちょっとした軽い気持ちで羽織った。
「凄い……こんなにも温かいコートは初めてだわ。」
「じゃあ、この色違いのドレスコートは私達で分けましょう!私、この色とこちらの色が欲しいわ!」
チラリと見れば私が欲しいと思った色とは違う物だった。
「では、私はこれと残った物を頂くわ。」
箱の意匠で区別して開けていく。ドレスコートは四枚ずつ作ってらっしゃったみたい……今度の物は少し良い物私達が新調した物と同等、同じような箱を開ければやはりドレスコートが入っておりこちらは手頃な物で私達が普段着ていた物。
「どうしようかしら。」
「こちらの四枚は私達が頂きましょう。正妃様に伺う時用にすれば、良いと思うの。残った物は正妃様に持っていくようにすれば良いわ。」
「そうね、そうしましょう。」
結局、私達が見て上等な物は全て私達で分けて頂く事になり。
特に上等でもない物で侍女達も選ばなかった物を正妃様に持っていく事に決まった。
意外だったのは、アンダースカートと言われる物で色は赤一色。私達は元より侍女達も知らない物。これが侍女達全員欲しがった物で、ばあやは私が言う前に手に取っておりました……受け取ると全員浴室で付けてきて全員がその温かさでとても喜びました。着付けるのはとても簡単で巻き付けて端の紐を縛るだけの物で、歩くのに特に不都合も無く足首の辺りまで温かいと……私とミーネも興味が湧いて、おなじみ物を仕立てて貰えるようにばあやに頼んでしまった。
見られる事も無いし、温かいなら試してみるものよね!
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