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エリーゼ様のドレス! 2 注意!このお話は少し未来のお話です!
ストールは全て同じ箱に入れられ、これも上等な物は私達がちょっと良い物は侍女達が手頃な物は正妃様へと振り分けられ。
手袋は半分が上等な物、残りは手頃な物だけれど余り使われてない物は侍女達が使われている物は正妃様へ。
ショールもひざ掛けも肩掛けも、上等な物は私達でちょっと良い物は侍女達で残った物は正妃様へと分けた。
残った箱は二種類、一方は今までと同じ意匠の物。もう一方は普通の箱……
「意匠のある箱から開けてみましょう。」
開けられて入っていたのは、それはもう温かそうな寝具の数々でした。
毛布に敷布がどっさり出てきました。
同じ色の揃いの物が何組とある……しかも状態が良い。
「私、クリーム色の物が欲しいわ……」
「アンナはクリーム色なのね。私この淡い紅色が良いわ。」
「全部上等なのよ、これを見たら私が持って来たもので使わなさそうな物を持って行った方が良い気がしちゃって……」
「私もよ。エリーゼ様って、こんなに上等な物で暮らしてたのね……」
「アンネローゼ様、これ程の物であればお二方で分けてしまって使わない物を正妃様にお譲りした方が宜しいと思いますよ。」
「私も同じ意見です。ミネルバ様の物を知り得ている以上、こちらの方が遥かに上等です。」
「そうね、ばあやが言うならそうしましょう。」
「アンナがそうするなら、私もそうするわ。ふふっ……エリーゼ様がお使いになった物で寝るなんて素敵!」
「そうね……そうだわね!素敵ね!」
私達は仲良く分け、残った箱を見た。
「あれだけ何か違うのよね。」
「気になる……」
箱が開けられ、中身は毛織の寝具と布類が入ってました。
寝具は明らかに少し質が落ちる物が同色の物が五組、布類は柔らかいけど手頃で手に入れやすい物ばかりが入っていた。
布類は湯あみに使う大きい物やその半分程の大きさの物。普段手布として使う大きさの物やもう少し大きい物が沢山入っていた。
「これ、全部正妃様に持って行きましょう。多分、エリーゼ様のでは無いと思うわ。」
「何でそう、思うの?」
「そうね、私……正妃様の寝室を見たのだけど。その時見たのよ……たった一枚だけ、見ただけで上等だと分かる物があったの。今見て、この布類もあれよりは劣る物。私達が持っている物より劣るのは分かるでしょう。」
「……そうね。」
「だから、この箱に入っていた物は全て正妃様に差し上げましょう。」
「そうね。差し上げましょう。」
やれやれと窓の外を見れば、外は朱色に染まりかかっていた。
じきに夕刻になってしまう。
「荷物を正妃様に差し上げないとね。」
「そうね、さっさと渡した方が良いわよね。」
「では……そうね、ストールに包んで持って行きましょう。箱はお返ししなければね。」
「そうね!また箱は使うものね!」
ミーネ、その通りだけど言っちゃダメ。
侍女達がワイワイとドレスから何から次々とストールに包みだす。
数人が箱をまとめていく。大きな箱へ重ねられたり詰められたりして、あっという間に少なくなっていく。
さて、正妃様の所に行きますか!
手袋は半分が上等な物、残りは手頃な物だけれど余り使われてない物は侍女達が使われている物は正妃様へ。
ショールもひざ掛けも肩掛けも、上等な物は私達でちょっと良い物は侍女達で残った物は正妃様へと分けた。
残った箱は二種類、一方は今までと同じ意匠の物。もう一方は普通の箱……
「意匠のある箱から開けてみましょう。」
開けられて入っていたのは、それはもう温かそうな寝具の数々でした。
毛布に敷布がどっさり出てきました。
同じ色の揃いの物が何組とある……しかも状態が良い。
「私、クリーム色の物が欲しいわ……」
「アンナはクリーム色なのね。私この淡い紅色が良いわ。」
「全部上等なのよ、これを見たら私が持って来たもので使わなさそうな物を持って行った方が良い気がしちゃって……」
「私もよ。エリーゼ様って、こんなに上等な物で暮らしてたのね……」
「アンネローゼ様、これ程の物であればお二方で分けてしまって使わない物を正妃様にお譲りした方が宜しいと思いますよ。」
「私も同じ意見です。ミネルバ様の物を知り得ている以上、こちらの方が遥かに上等です。」
「そうね、ばあやが言うならそうしましょう。」
「アンナがそうするなら、私もそうするわ。ふふっ……エリーゼ様がお使いになった物で寝るなんて素敵!」
「そうね……そうだわね!素敵ね!」
私達は仲良く分け、残った箱を見た。
「あれだけ何か違うのよね。」
「気になる……」
箱が開けられ、中身は毛織の寝具と布類が入ってました。
寝具は明らかに少し質が落ちる物が同色の物が五組、布類は柔らかいけど手頃で手に入れやすい物ばかりが入っていた。
布類は湯あみに使う大きい物やその半分程の大きさの物。普段手布として使う大きさの物やもう少し大きい物が沢山入っていた。
「これ、全部正妃様に持って行きましょう。多分、エリーゼ様のでは無いと思うわ。」
「何でそう、思うの?」
「そうね、私……正妃様の寝室を見たのだけど。その時見たのよ……たった一枚だけ、見ただけで上等だと分かる物があったの。今見て、この布類もあれよりは劣る物。私達が持っている物より劣るのは分かるでしょう。」
「……そうね。」
「だから、この箱に入っていた物は全て正妃様に差し上げましょう。」
「そうね。差し上げましょう。」
やれやれと窓の外を見れば、外は朱色に染まりかかっていた。
じきに夕刻になってしまう。
「荷物を正妃様に差し上げないとね。」
「そうね、さっさと渡した方が良いわよね。」
「では……そうね、ストールに包んで持って行きましょう。箱はお返ししなければね。」
「そうね!また箱は使うものね!」
ミーネ、その通りだけど言っちゃダメ。
侍女達がワイワイとドレスから何から次々とストールに包みだす。
数人が箱をまとめていく。大きな箱へ重ねられたり詰められたりして、あっという間に少なくなっていく。
さて、正妃様の所に行きますか!
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