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不穏な夜 注意!このお話は少し未来のお話です!
「全く!あの娘が王子妃になったってのに、良い事がちっとも無いじゃないか!それどころか、あの侯爵の使いとか!腹立たしい事ばかりじゃないか!執事も執事で年寄りがごちゃごちゃと喧しい事ばかりで!」
安くて不味いワインをがぶがぶ飲んでも、ちっとも楽しくならない。むしろ払っ事ばかりでイライラする事ばかりだ。
ちょっと前までは、もっと良いワインが買えていたのに……今じゃこんな不味いワインが精一杯だ。
「ふー……どいつもこいつも……なぁーにが不敬罪だ、俺の娘は王子妃なんだぞ!俺はその王子妃の父親だ、罰せられる訳無いだろう……ふぃ~……おい!誰か!何か持って来い!おい!」
執事のじじいは「何人かも辞めたいと申しておりました、その者達の分もお願いします。」とか言って金を持っていったが何人辞めたんだ……?
ふん……まぁ、良い……厨房に行けば何かあるだろう。
部屋を出て薄暗い廊下を歩く……こんなに薄暗かったか?
ゴンゴンゴン……
「うん?なんだ?…………ちっ!誰も居ないのか……クソ……」
大して広くはない邸だが、かりにも男爵家なんだぞ……全く、どいつもこいつも……
ゴンゴンゴンゴンゴン…………
「ああ!分かった!分かった!待ってろ!」
鳴り続ける正面玄関の扉を開きに行く。
耳障りな音を立てて開いた扉の向こうに立って居たのは、身なりの良いどこかの貴族の使いのようだった。
「夜分遅くに失礼致します。我が主が是非とも王子妃マリアンヌ様のお父君と、誼を結びたいと仰られまして……こちらの馬車にお乗りいただけますか?今では滅多に手に入らぬワインを共に楽しみたいと……ささ……閣下。」
横付けにされた馬車は紋章は取り外されていて、どこの者とも分からんがこれだけ立派な馬車ならば嘘では無いだろう。
「ふむ……良く分かってるじゃないか。良いとも良いとも、是非とも誼を結ぼうではないか。」
使いの者に案内され馬車に乗り込む。
「今日は良い夜に致しましょうね、男爵様。」
すこぶる良い女が先に座って俺を待っていた。どうやらかなり良い貴族のようだ。
俺は気分良く座って、女のすべやかな手を撫でさすり……………
グラリと視界が歪んで……暗く……………
「ゆっくりお休みなさいませ。ドゥルテ男爵様、ふふふ………」
安くて不味いワインをがぶがぶ飲んでも、ちっとも楽しくならない。むしろ払っ事ばかりでイライラする事ばかりだ。
ちょっと前までは、もっと良いワインが買えていたのに……今じゃこんな不味いワインが精一杯だ。
「ふー……どいつもこいつも……なぁーにが不敬罪だ、俺の娘は王子妃なんだぞ!俺はその王子妃の父親だ、罰せられる訳無いだろう……ふぃ~……おい!誰か!何か持って来い!おい!」
執事のじじいは「何人かも辞めたいと申しておりました、その者達の分もお願いします。」とか言って金を持っていったが何人辞めたんだ……?
ふん……まぁ、良い……厨房に行けば何かあるだろう。
部屋を出て薄暗い廊下を歩く……こんなに薄暗かったか?
ゴンゴンゴン……
「うん?なんだ?…………ちっ!誰も居ないのか……クソ……」
大して広くはない邸だが、かりにも男爵家なんだぞ……全く、どいつもこいつも……
ゴンゴンゴンゴンゴン…………
「ああ!分かった!分かった!待ってろ!」
鳴り続ける正面玄関の扉を開きに行く。
耳障りな音を立てて開いた扉の向こうに立って居たのは、身なりの良いどこかの貴族の使いのようだった。
「夜分遅くに失礼致します。我が主が是非とも王子妃マリアンヌ様のお父君と、誼を結びたいと仰られまして……こちらの馬車にお乗りいただけますか?今では滅多に手に入らぬワインを共に楽しみたいと……ささ……閣下。」
横付けにされた馬車は紋章は取り外されていて、どこの者とも分からんがこれだけ立派な馬車ならば嘘では無いだろう。
「ふむ……良く分かってるじゃないか。良いとも良いとも、是非とも誼を結ぼうではないか。」
使いの者に案内され馬車に乗り込む。
「今日は良い夜に致しましょうね、男爵様。」
すこぶる良い女が先に座って俺を待っていた。どうやらかなり良い貴族のようだ。
俺は気分良く座って、女のすべやかな手を撫でさすり……………
グラリと視界が歪んで……暗く……………
「ゆっくりお休みなさいませ。ドゥルテ男爵様、ふふふ………」
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