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男達は語らう 2
だって仕方ないだろう。あの大雷狼の時の興奮とか忘れられない訳で、やっぱりヘマしなければ狩れると思うと一狩りしたい訳で。
「大型はかなり多いのですか?」
俺の問いに侯が嬉しそうに答えてくれた。笑顔ご眩しい。
「多いな!頻繁に見るが、中々戦う事が無いのがドラゴンだな。後、海の中に住んでるヤツも余り戦わない。逆に頻繁に戦うのが雪山に出てくるヤツだな。兎と猿の大型だ。狼も当然多い。後は鳥の大型か……訳の分からないのも結構いるな。だが、まぁ大型は何とかするってのが基本だ。超大型は手も足も出ない。」
「超大型?それはいったい……」
大型の上が居るって確認したのか?まさか……
「火山の火口の辺りに住んでるヤツと、雪山の天辺辺りに住んでるヤツだな。」
キャスバルが説明してくれた。火口と雪山……アカムとか、あの辺か……それはヤバいな。
「一度見てみたい気もしますが、それで何かあれば悲しませるので遠慮します。こちらに来たときも大型は遭遇しなかったので、先日の大雷狼は驚きました。」
ピクッと全員が反応しました。えー?俺、変な事言って無い筈だけど。
「ほぅ……ルーク様は大雷狼と遭遇しましたか。」
ハインリッヒ殿の不適な笑み、うーん?俺の反応を見てるのかな?
「あの時のルークは凄かったな。エリーゼを追い掛けて剣を抜いて、中々勇ましかったな!まぁエリーゼには負けたがな!」
侯……フォローになってないです……
「なんと!ルーク様は初見で剣を抜きましたか!普通は腰が引けるものですが、幾らエリーゼ嬢が先行していたとしても早々立ち向かう事は出来ませんよ!これは将来有望ですね、シュバルツバルト侯!」
ハインリッヒ殿……ありがとう。ゲームと違ってリアルだとかなり迫力あってビックリしたけど、アイツよりエリーゼの攻撃力とかの方が怖かった……どんだけ戦闘力高いんだ!と思ったね。
「ああ!どこぞのヘッピリ王子はぼんやり見ていただけで、全く駄目だったがな!」
侯!強めのダメ出し過ぎて、聞いてる俺がドキドキする!不敬だって思ってないの?キャスバルとトールがウンウン頷いてるけど止めようよ!
「王家は大分損をしましたね。第三王子の残念振りは有名でしたが、せめて王家の駒位にはなるかと思われていたのに。駒にもならないとはね……」
……ほぉう、大人しいのは振りか。なる程、中々肝が座ってるか。
「全くな、愚かなら愚かで構わなかったんだがな。エリーゼも呆れ果て見捨てるのも頷ける程の頭の悪さだ。だが、エリーゼはアンネローゼ嬢もミネルバ嬢も友人だと言ってな。何らかの手立てを与えるかも知れん。それまでは、ちと大人しくしてくれると信じてるが……如何せん、とんだじゃじゃ馬でな。」
「いえいえ、エリーゼ嬢は傑物です。そのような方に友人と言われれば、我が家も安泰と言う事ですよ。今回の事で確信しましたよ。これからも、仲良くお付き合いして下さると……」
ダブルハインリッヒが悪い顔で笑って、グラスを傾けてる……俺も腹を括れと言うのか。
いや、括った腹を見せろと言う事か。
一つため息をついて、ワインを飲む。コニャックか……ブランデーが飲みたくなるな。酒造に手を出すか……蒸留酒が恋しい。
「大型はかなり多いのですか?」
俺の問いに侯が嬉しそうに答えてくれた。笑顔ご眩しい。
「多いな!頻繁に見るが、中々戦う事が無いのがドラゴンだな。後、海の中に住んでるヤツも余り戦わない。逆に頻繁に戦うのが雪山に出てくるヤツだな。兎と猿の大型だ。狼も当然多い。後は鳥の大型か……訳の分からないのも結構いるな。だが、まぁ大型は何とかするってのが基本だ。超大型は手も足も出ない。」
「超大型?それはいったい……」
大型の上が居るって確認したのか?まさか……
「火山の火口の辺りに住んでるヤツと、雪山の天辺辺りに住んでるヤツだな。」
キャスバルが説明してくれた。火口と雪山……アカムとか、あの辺か……それはヤバいな。
「一度見てみたい気もしますが、それで何かあれば悲しませるので遠慮します。こちらに来たときも大型は遭遇しなかったので、先日の大雷狼は驚きました。」
ピクッと全員が反応しました。えー?俺、変な事言って無い筈だけど。
「ほぅ……ルーク様は大雷狼と遭遇しましたか。」
ハインリッヒ殿の不適な笑み、うーん?俺の反応を見てるのかな?
「あの時のルークは凄かったな。エリーゼを追い掛けて剣を抜いて、中々勇ましかったな!まぁエリーゼには負けたがな!」
侯……フォローになってないです……
「なんと!ルーク様は初見で剣を抜きましたか!普通は腰が引けるものですが、幾らエリーゼ嬢が先行していたとしても早々立ち向かう事は出来ませんよ!これは将来有望ですね、シュバルツバルト侯!」
ハインリッヒ殿……ありがとう。ゲームと違ってリアルだとかなり迫力あってビックリしたけど、アイツよりエリーゼの攻撃力とかの方が怖かった……どんだけ戦闘力高いんだ!と思ったね。
「ああ!どこぞのヘッピリ王子はぼんやり見ていただけで、全く駄目だったがな!」
侯!強めのダメ出し過ぎて、聞いてる俺がドキドキする!不敬だって思ってないの?キャスバルとトールがウンウン頷いてるけど止めようよ!
「王家は大分損をしましたね。第三王子の残念振りは有名でしたが、せめて王家の駒位にはなるかと思われていたのに。駒にもならないとはね……」
……ほぉう、大人しいのは振りか。なる程、中々肝が座ってるか。
「全くな、愚かなら愚かで構わなかったんだがな。エリーゼも呆れ果て見捨てるのも頷ける程の頭の悪さだ。だが、エリーゼはアンネローゼ嬢もミネルバ嬢も友人だと言ってな。何らかの手立てを与えるかも知れん。それまでは、ちと大人しくしてくれると信じてるが……如何せん、とんだじゃじゃ馬でな。」
「いえいえ、エリーゼ嬢は傑物です。そのような方に友人と言われれば、我が家も安泰と言う事ですよ。今回の事で確信しましたよ。これからも、仲良くお付き合いして下さると……」
ダブルハインリッヒが悪い顔で笑って、グラスを傾けてる……俺も腹を括れと言うのか。
いや、括った腹を見せろと言う事か。
一つため息をついて、ワインを飲む。コニャックか……ブランデーが飲みたくなるな。酒造に手を出すか……蒸留酒が恋しい。
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