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青氷の薔薇 13 注意!このお話は過去のお話です!
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ハインリッヒ様に連れて行って頂き、白い毛織物を見せて下さいました。この優しい手触りの柔らかい毛織物が先程の毛皮の毛で作った物だと教えて下さいました。これ程手触りの良い物、是非とも帝国にも流通させたいわ。
「エミリ、ねぇ……触ってみて。凄いのよ。」
後ろに控えていたエミリが静かに私の横に来て、この白い毛織物を撫でる。その横顔は驚いてる顔だ。
「フェリシア様……これは……」
二人で頷き合う。やはり、これは帝国にも流通させるべき品。きっと皇室だけではない、高位貴族もこぞって欲しがるでしょう。
「お気に召したのなら、是非とも贈らせて下さい。」
え?今、何を仰ったの?私に贈って下さるの?これを?
「よろしいの?高価なのでしょう。」
私の言葉を聞いて、ハハッと笑うハインリッヒ様。
これ程の品なら、結構な金額の筈だわ。
「この程度なら、知れてます。この辺りに出ている物は安価ですよ……この店では。本当の高級品は奥の個室にあります。」
チラリと店員の方を向くと私から少し離れ店員に近寄る、ハインリッヒ様と何か小声でやり取りをしている。ハインリッヒ様はアレックスに向いて頷くと、アレックスもハインリッヒ様に近寄り三人で何やらやり取りをしている。何かしら?……あら?店員が頷くと、二種類の毛織物を持って行ったわ。ハインリッヒ様が再び私に近寄ると優しく微笑み、私に手を差し伸べて下さる。
「話は尽きました、さぁ行きましょう。」
ハインリッヒ様のエスコートで店内の奥。それはそれは豪華な店と言うより、貴族の屋敷の扉の前へと連れて来られる。
「この先に本当の高級品があります。」
本当の高級品。いったいどんな物があるのかしら?私は見た事も触れた事も無い品々に、ハインリッヒ様の手の温もりに興奮が抑えられなかった。
「エミリ、ねぇ……触ってみて。凄いのよ。」
後ろに控えていたエミリが静かに私の横に来て、この白い毛織物を撫でる。その横顔は驚いてる顔だ。
「フェリシア様……これは……」
二人で頷き合う。やはり、これは帝国にも流通させるべき品。きっと皇室だけではない、高位貴族もこぞって欲しがるでしょう。
「お気に召したのなら、是非とも贈らせて下さい。」
え?今、何を仰ったの?私に贈って下さるの?これを?
「よろしいの?高価なのでしょう。」
私の言葉を聞いて、ハハッと笑うハインリッヒ様。
これ程の品なら、結構な金額の筈だわ。
「この程度なら、知れてます。この辺りに出ている物は安価ですよ……この店では。本当の高級品は奥の個室にあります。」
チラリと店員の方を向くと私から少し離れ店員に近寄る、ハインリッヒ様と何か小声でやり取りをしている。ハインリッヒ様はアレックスに向いて頷くと、アレックスもハインリッヒ様に近寄り三人で何やらやり取りをしている。何かしら?……あら?店員が頷くと、二種類の毛織物を持って行ったわ。ハインリッヒ様が再び私に近寄ると優しく微笑み、私に手を差し伸べて下さる。
「話は尽きました、さぁ行きましょう。」
ハインリッヒ様のエスコートで店内の奥。それはそれは豪華な店と言うより、貴族の屋敷の扉の前へと連れて来られる。
「この先に本当の高級品があります。」
本当の高級品。いったいどんな物があるのかしら?私は見た事も触れた事も無い品々に、ハインリッヒ様の手の温もりに興奮が抑えられなかった。
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