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大切なおじょう様。(アニス)
大きな大きなお邸の近くに建つ大きなお家に私は住んでいた。
父さまも母さまも忙しくて、こっちのお家には帰って来れなかった。
大きなお家にはたくさんの家族が住んでいて、私みたいな子供もいっぱいいた。
私たち女の子は男の子とは別の部屋で仲良くすごす。朝も昼も夜も、いつも一緒におきて一緒に寝る。
たまに父さまや母さまとすごせる時だけ、皆とはなれて父さまや母さまとすごす。
兄さまたちも一緒だけど、兄さまは男の子だから一緒じゃない。
その日も女の子たちと一緒に、色々教えてくれる女中(メイドさんとはちがうんだって)のお姉さんにししゅうをおそわっていた時だった。
お姉さんがあわてて立ち上がって、お部屋の外に行ってしまった。
帰って来た時、お姉さんはみんなに大きな声で嬉しそうに言った。
「若奥様とおじょう様が見に来て下さいましたよ。」
若奥様のうしろに母さまが立ってた!
「たくさん女の子が居ますね。……ねぇ、お母様。私あそこにいる子が欲しいです。」
若奥様に似たキレイな女の子……おじょう様が私を指さしてそう言った。
私がほしい?どういうこと?
「まぁ、エリーゼ。あの子が良いの?他の子ではなくて?」
おじょう様はまっすぐ私を見ていた。
「あの子じゃなきゃダメなの!」
おじょう様は私じゃないとダメ?
「そう。では決まりね。エミリ、あの女の子はエリーゼの侍女にします。しっかり教育なさい。」
若奥様は母さまにそう言うとやさしそうなお顔でおじょう様
見てほほえんだ。
「エリーゼが選んだあの女の子はエリーゼのものになります。大事になさい。」
「はい!お母様!」
おじょう様は私のそばに来るとうれしそうに笑った。
「私はエリーゼ。あなたのお名前は?」
おじょう様はとってもキレイで、スゴくやさしそうでドキドキした。
かおも体も何だかあつい。
「あの……あのっアニスっていいましゅっ!」
なんかヘンなかんじになっちゃった!
「アニス、ずっとずっと一緒よ。お母様とエミリみたいにずぅっと一緒よ。よろしくね。」
「はいっ!」
その日からエリーゼ様は私の大切なおじょう様になった。
おじょう様にふさわしい侍女になるためにいっしょうけんめいにガンバッた。
選ばれたあの日からその気持ちは変わらない。
父さまも母さまも忙しくて、こっちのお家には帰って来れなかった。
大きなお家にはたくさんの家族が住んでいて、私みたいな子供もいっぱいいた。
私たち女の子は男の子とは別の部屋で仲良くすごす。朝も昼も夜も、いつも一緒におきて一緒に寝る。
たまに父さまや母さまとすごせる時だけ、皆とはなれて父さまや母さまとすごす。
兄さまたちも一緒だけど、兄さまは男の子だから一緒じゃない。
その日も女の子たちと一緒に、色々教えてくれる女中(メイドさんとはちがうんだって)のお姉さんにししゅうをおそわっていた時だった。
お姉さんがあわてて立ち上がって、お部屋の外に行ってしまった。
帰って来た時、お姉さんはみんなに大きな声で嬉しそうに言った。
「若奥様とおじょう様が見に来て下さいましたよ。」
若奥様のうしろに母さまが立ってた!
「たくさん女の子が居ますね。……ねぇ、お母様。私あそこにいる子が欲しいです。」
若奥様に似たキレイな女の子……おじょう様が私を指さしてそう言った。
私がほしい?どういうこと?
「まぁ、エリーゼ。あの子が良いの?他の子ではなくて?」
おじょう様はまっすぐ私を見ていた。
「あの子じゃなきゃダメなの!」
おじょう様は私じゃないとダメ?
「そう。では決まりね。エミリ、あの女の子はエリーゼの侍女にします。しっかり教育なさい。」
若奥様は母さまにそう言うとやさしそうなお顔でおじょう様
見てほほえんだ。
「エリーゼが選んだあの女の子はエリーゼのものになります。大事になさい。」
「はい!お母様!」
おじょう様は私のそばに来るとうれしそうに笑った。
「私はエリーゼ。あなたのお名前は?」
おじょう様はとってもキレイで、スゴくやさしそうでドキドキした。
かおも体も何だかあつい。
「あの……あのっアニスっていいましゅっ!」
なんかヘンなかんじになっちゃった!
「アニス、ずっとずっと一緒よ。お母様とエミリみたいにずぅっと一緒よ。よろしくね。」
「はいっ!」
その日からエリーゼ様は私の大切なおじょう様になった。
おじょう様にふさわしい侍女になるためにいっしょうけんめいにガンバッた。
選ばれたあの日からその気持ちは変わらない。
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