婚約破棄されまして・裏

竹本 芳生

文字の大きさ
458 / 756

変わり者の天蚕とチビナビちゃん達 5

変わり者の天蚕は今日もご機嫌で大きな木の上でお腹いっぱい食べて、一休みしてます。
ソヨソヨと体を撫でる風はとっても気持ち良くて、変わり者の天蚕は幸せだなぁ……と思ってます。
そんな時です、木の下から仲良しのチビナビちゃん達の声が聞こえてきました。

「おはようですー!」

「起きてるですかー!」

「やっと刺繍も済んだですー!」

ひょっこり顔を木の間から出すと、それはそれは淡く金色に輝く一枚の美しい服のような物でした。
変わり者の天蚕は知りませんでしたが、それは着物と言う衣装で織物も刺繍の糸も全部変わり者の天蚕の糸で作った物でした。

ギチギチギッチィ!
(初めて見るよ凄くキレイだね!)

「全部、貴方の糸で作ったですー!」

「こんなに美しい着物は凄いですー!」

「さすがですー!これを着たマスターを早く見たいですー!」

ギチィ?
(マスター?)

「マスターは貴方を含めた私達のご主人様ですー!」

「半年もしたら婚姻するですー!」

「白無垢ですー!これから綿帽子も作るですー!」

何とチビナビちゃん達、前世の知識から花嫁衣装を見つけ出し白無垢を作ってたんです。

ギチギチ?ギチギチチ!
(あのキレイな人が着るの?ならボクもっと頑張るよ!)

「やる気ですー!」

「さすがですー!」

「そうですー!頑張るですー!私達も頑張るですー!」

ギッチギチィ!
(じゃあ今日も沢山出すよ!)

「分かったですー!」

「私達はまた仕事するですー!」

「また後来るですー!」

こうしてやる気になった変わり者の天蚕とチビナビちゃん達は今日も忙しく過ごすのでした。


今回はここまで
感想 3,411

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

私に姉など居ませんが?

山葵
恋愛
「ごめんよ、クリス。僕は君よりお姉さんの方が好きになってしまったんだ。だから婚約を解消して欲しい」 「婚約破棄という事で宜しいですか?では、構いませんよ」 「ありがとう」 私は婚約者スティーブと結婚破棄した。 書類にサインをし、慰謝料も請求した。 「ところでスティーブ様、私には姉はおりませんが、一体誰と婚約をするのですか?」

いや、あんたらアホでしょ

青太郎
恋愛
約束は3年。 3年経ったら離縁する手筈だったのに… 彼らはそれを忘れてしまったのだろうか。 全7話程の短編です。

「身分が違う」って言ったのはそっちでしょ?今さら泣いても遅いです

ほーみ
恋愛
 「お前のような平民と、未来を共にできるわけがない」  その言葉を最後に、彼は私を冷たく突き放した。  ──王都の学園で、私は彼と出会った。  彼の名はレオン・ハイゼル。王国の名門貴族家の嫡男であり、次期宰相候補とまで呼ばれる才子。  貧しい出自ながら奨学生として入学した私・リリアは、最初こそ彼に軽んじられていた。けれど成績で彼を追い抜き、共に課題をこなすうちに、いつしか惹かれ合うようになったのだ。

お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます

菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。 嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。 「居なくていいなら、出ていこう」 この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし

冤罪で退学になったけど、そっちの方が幸せだった

シリアス
恋愛
冤罪で退学になったけど、そっちの方が幸せだった

父が再婚しました

Ruhuna
ファンタジー
母が亡くなって1ヶ月後に 父が再婚しました

巻き込まれ召喚のモブの私だけが還れなかった件について

みん
恋愛
【モブ】シリーズ①(本編) 異世界を救うために聖女として、3人の女性が召喚された。しかし、召喚された先に4人の女性が顕れた。そう、私はその召喚に巻き込まれたのだ。巻き込まれなので、特に何かを持っていると言う事は無く…と思っていたが、この世界ではレアな魔法使いらしい。でも、日本に還りたいから秘密にしておく。ただただ、目立ちたくないのでひっそりと過ごす事を心掛けていた。 それなのに、周りはおまけのくせにと悪意を向けてくる。それでも、聖女3人のお姉さん達が私を可愛がって守ってくれるお陰でやり過ごす事ができました。 そして、3年後、聖女の仕事が終わり、皆で日本に還れる事に。いざ、魔法陣展開で日本へ!となったところで…!? R4.6.5 なろうでの投稿を始めました。