婚約破棄されまして・裏

竹本 芳生

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候補者達(マリク)

ここの推薦者から候補者に選ばれ、後は他の候補者が選ばれれば領主の元に行き様々な試験を受け候補者認定を受ければ紹介され側近に選ばれるのを待つだけとなる。
ここの推薦者の元に来た元候補者達は全員郷里に帰った。

「鍛錬と言ってもここの私兵と打ち合わせする位だし、早く他の候補者も決まってくれれば新年のお祝いを領都で迎えれるのにな……」

既に午後の鍛錬。
剣の打ち合いは済んで、湯浴みも済まして汗は流してしまった。

「はぁ……慣らしでもするか……」

張り型を仕舞っている箱を開けて小さな溜息をつく。
僕は南方子爵家の三男で跡継ぎの一の兄上とその補佐をする二の兄上と違って家を出るしかなかった。
それは物心つく頃に教えられ、自分が何を目指すのか考えるように言い含められた事でもあった。
領主隊一番隊で領主様と共に戦う父上は優しく、皆が憧れた。
勿論、僕も憧れている。
一の兄上は領主隊二番隊に二の兄上は領主隊三番隊に在籍している。
一の兄上も二の兄上も父上に似た男らしい面立ちに体つきで、剣技も力強い。
それに比べて僕は母上に似て男にしては細く、どれ程鍛えても兄上達のように大きくならなかった。
顔立ちもそうだ。
僕の顔立ちは母上に似て、どこか優しげで気弱そうに見える。
箱から少しだけ太い張り型を出す。
もう、何度もコレで尻穴を慣らしてる。
用意された蜜水を塗し、寝台に上がる。
羽織っていた薄手のガウンを寛がせ、大きく足を開いて膝を立てる。

「ンッ……」

難なく張り型を飲み込む尻穴に不満は無い。
深く飲み込めば簡単には出て来ない。



「側近を目指す?本気か?一度目指せば戻れないぞ」

「旦那様のお言葉通りです。一度側近を目指して教育を受ければ、戻る事は生中な事では出来ません」



側近を目指すと父上に申し出た時に言われた言葉。
父上の側近からも同じように言われた。
それでも、その時は構わないと思った。
どこからどう見ても男らしくなれないなら……実際、同い年の者達と比べて細く女っぽいと影で揶揄われていた。
ならば体力勝負じゃない側近になろうと……
でも、側近として大事な仕事の一つ……尻穴でもって主となる者の欲を散らす。
その為の教育で僕は、僕の体は悦びを覚えた。
深く飲み込んだ張り型から手を離し、胸の突起を優しくなぞる。

「は……ン……」

両手で両の胸の突起を摘まみコリコリと爪先で刺激する。

「アッ!アッ!」

腰を振って、この焦れた快楽を貪る。
選ばれたい!武力では……剣技では兄上達には遠く及ばない。
でも側近になれば……選ばれれば領主隊に……
自分の荒い息遣いを聞きながら突起を爪先でキツく摘まみ上げる。
それだけで僕の剣は子種を撒き散らす。
選んで……そして僕の淫らな体を汚して……
愚かな僕は誰にも見られない事を良い事に淫らな欲望に更けていった。
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