婚約破棄されまして・裏

竹本 芳生

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側近選び 19 (ルーク) BL注意!

側近にするならコイツだと直感で決めていた。
ただ他の者の方が相性が合うのかも知れないと幾つか質問を投げかけてみたりしたが、上の空だったり上手く返事が出来なかったりと緊張してるにしてもこの先きちんとやって行けるのか不安になるような対応だった。
落ち着きが無いのも困る。
唯一、冷静に対応したのがキースだけだった。
見た目は冷たそうだが時折見せる表情は悪く無かった。
サラサラと溢れる髪を耳にかける仕草も悪く無い。

「どうした?緊張してるのか?初めてじゃないのにか?」

我ながら意地の悪い質問だ。

「はい……その……前の主は最初から思いのままに為さる方だったので」

思いのまま……か、言いようだな。様はしたいようにしてたって事だろ。
男を抱くなんて、そう思ったが全く無理だとは思えない。
確かに受け入れがたい事だとは思った、だが討伐に出ればそうも言ってられないだろう。
いや、婚姻式まで五ヶ月ある。
その間一人で手コキで処理するのかと思うと虚しい感じもする。
婚姻式までの間、討伐にも出て側近との連携に励むと聞いた以上試してみても良いと思った。
試してどうにもダメなら諦めるだけだ、でも試して抱けたのなら……

「俺は最初から思いのままヤルとかした事が無いから分からんな、キース……どうしたい?男を抱くなんて初めてで困ってるんだ」

嘘だ。
前世じゃあ妹に付き合ってBL本の原稿の手伝いもしたし、参考資料だ!とか言ってゲイビ鑑賞を一緒にやった。
一番上の兄上が男達から弄ばれてる姿も見たし、その流れで父上の弄ばれてる姿も見せられ聞きたくも無い事実を聞かされた。
何処までBLネタが付き纏うのか?!と思ったらネタ所か自分自身がどっぷりハマりそうな立場なんてな。
笑うに笑えない。

「失礼致します、少し……いえ、結構灯りを落とします」

寝室を歩き回り明るかった寝室の灯りが絞られ、何とか互いの存在が分かる程度な暗さへと変わった。
ここまで暗くなると男だと強く思わないと気にならないもんだな。

「失礼致します……」

俺の前で跪いたのが分かる。
俺の膝の間に体をねじ込ませ、俺の服を丁寧に寛がせていく。
上半身は着たままだがペニ〇が優しく手で包まれる様に取り出される。

ペチャリ……

今世では初めての事だった。

「ん……ふっ……」

鼻に掛かった少し高い声。ピチャピチャと聞こえる水音。掛かる鼻息。
揺れる髪の色がエリーゼも思わせる……違う髪色なのに暗さのせいで錯覚させる……
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