婚約破棄されまして・裏

竹本 芳生

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側近選びの裏で 3 (オーギュスト) BL注意!

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クスリと嗤ったイザークは私の足を抱え上げ尻穴にピタリと剣先を当てる。

「早っ……早くっ!」

「そんなにか?じゃあ一気に腹いっぱいにするな」

そう言って一気に突き刺さる剣に息が止まる。背中がこれ以上無い程反り返る。
肉の打つかる音と引き抜かれ突き刺さる音と自分のあられもない声とイザークの荒い息だけが私の全てになる。
執事となった時から私達は互いに慰め合う関係になった。
何処までも淫らになっても仕事さえきちんとしていれば許される。
妻を娶り子供が出来ても私達は仕事上個室にいる事が殆どだ、それに妻達も知ってる。
私達が互いに貪り合う関係だと。
腹の中、何度となく擦り上げられ突かれ狂う程の快楽を忘れる事は出来ない。

「良いっ!良いっイザークッ!」

「オーギュ、自分の胸の突起弄れよ」

「ンッ!ああっ!」

言われるまま再度自分の胸の突起を爪先で摘まみ上げ痴態を晒す。

「むおっ!そうそう、オーギュッ締まってきたぞ!ホラ!」

さっきよりも大きく感じるイザークの剣におかしくなる。

「ンハ……良い……良い……イザークゥ……もっとぉ……」

「スッゲぇな……」

「もっと……めちゃ……くちゃ……に……」

狂いたい狂いたい……この快楽に狂って何処までも墜ちて行きたい……
唐突に最奥を突かれギチリと締め上げるのが自分で分かる。
腹の中熱い子種が勢い良く吐き出され体中ご痙攣するように快感に震える。
自分の剣も子種を吐き出し体から力が抜ける。
胸の突起を弄っていた手もばたりと落ちる。
ズポッて音と腹の中に収まっていたイザークの剣が抜ける。
切なくて仕方ない……

「イザーク、これで終わりじゃないよな?」

「寝台の上の方が愉しめるだろ?」

「ん……」

気怠げなおねだりもイザークは嬉しそうに笑って受け取ってくれる。
クリーンの魔法で一瞬で綺麗にされるとヒョイと抱き上げられ寝室へと運ばれる。
仕事振りは雑な所があるのに、こんな時だけは細やかってのがな……
寝台の上、コロリと転がされるとイザークは蜜水の壺を取りに戻って行った。
明日休みだからな、たっぷり可愛いがって貰わないとな。
さすがに若い連中に当てられた。

「まだ夜は長いんだ、オーギュ期待してろよ」

「向かう所だ、うんと狂わせてくれ」

そして私はイザークを誘う。
体をくねらせ、痴態を晒して。
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