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エリーゼとルークの二人っきりの時間の裏で(アニス)
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「こちらに……」
キースの剣ダコのある硬い手を掴んで自分の部屋に引っ張って行く。
エリーゼ様の部屋住みとは言え、寝室に書斎兼居間もあって浴室も花摘みの小部屋もついてる。
私に手を引かれるまま、私の部屋の居間まで来た。
「あの……キース、私……キースの事が好き」
頬を赤らめ私を見詰めるキースは嫌悪感も浮かべず寧ろ好意が見える気がする。
「嬉しいです。でも俺は側近で、その……ルーク様に抱かれてます。それでもですか?」
あれ?私の出自を知らないのかしら?
「平気よ!私は旦那様の側近であるアレクと奥様の専属侍女のエミリの娘なの。キースが側近だから何だって言うの?私の気持ちはそんな事では止まらないわ」
驚いた顔も素敵。ゾクゾクしちゃう。
「その……」
焦れったい。きっとエリーゼ様だってルーク様と口付けの一つや二つはしてる筈!
「私は気にしない!だから、ね……」
力任せに居間のソファに押し倒して馬乗りになる。
やだ、何て顔するのよ!これはルーク様の気持ちが少し分かるわ。
「待って下さい!」
「無理」
そのまま覆い被さってキースの唇を舐めて吸う。
思ったよりも柔らかい唇。
息苦しくなったのか唇が僅かに開く。
もっと味わいたくて舌ベラをキースの口の中に潜り込ませ、キースの舌ベラに絡ませる。
「ンッ……は……」
掠れた吐息混じりのキースの声を聞いて腰から背中が震える。
貪り尽くして満たされた気持ちになる。
もっと味わいたいけど、そんな事出来る訳ない。
何とか離してまじまじと見下ろす。
「フフッ……キース、覚悟してね。帰ってきたら本格的に攻めるから」
眉根を寄せて頬を赤らめ、僅かに髪を乱したキースは実に色っぽい。これならルーク様が可愛がるのも納得だわ。
エリーゼ様には負けるけどね!
「はい……その……お手柔らかにお願いします」
「じゃあ、扉の前で待ってましょうか。そろそろ良い時間だと思うわ」
キースの上から下りて、キースが立ち上がるのを手伝って扉の所まで行く。
丁度良い時間だったようだ。
軽いノックの音がしたから二人して部屋を出ていくと、ルーク様が立っていた。
キースは軽く会釈をしてルーク様に付いて行った。
私はエリーゼ様の所へと向かった。
キースの剣ダコのある硬い手を掴んで自分の部屋に引っ張って行く。
エリーゼ様の部屋住みとは言え、寝室に書斎兼居間もあって浴室も花摘みの小部屋もついてる。
私に手を引かれるまま、私の部屋の居間まで来た。
「あの……キース、私……キースの事が好き」
頬を赤らめ私を見詰めるキースは嫌悪感も浮かべず寧ろ好意が見える気がする。
「嬉しいです。でも俺は側近で、その……ルーク様に抱かれてます。それでもですか?」
あれ?私の出自を知らないのかしら?
「平気よ!私は旦那様の側近であるアレクと奥様の専属侍女のエミリの娘なの。キースが側近だから何だって言うの?私の気持ちはそんな事では止まらないわ」
驚いた顔も素敵。ゾクゾクしちゃう。
「その……」
焦れったい。きっとエリーゼ様だってルーク様と口付けの一つや二つはしてる筈!
「私は気にしない!だから、ね……」
力任せに居間のソファに押し倒して馬乗りになる。
やだ、何て顔するのよ!これはルーク様の気持ちが少し分かるわ。
「待って下さい!」
「無理」
そのまま覆い被さってキースの唇を舐めて吸う。
思ったよりも柔らかい唇。
息苦しくなったのか唇が僅かに開く。
もっと味わいたくて舌ベラをキースの口の中に潜り込ませ、キースの舌ベラに絡ませる。
「ンッ……は……」
掠れた吐息混じりのキースの声を聞いて腰から背中が震える。
貪り尽くして満たされた気持ちになる。
もっと味わいたいけど、そんな事出来る訳ない。
何とか離してまじまじと見下ろす。
「フフッ……キース、覚悟してね。帰ってきたら本格的に攻めるから」
眉根を寄せて頬を赤らめ、僅かに髪を乱したキースは実に色っぽい。これならルーク様が可愛がるのも納得だわ。
エリーゼ様には負けるけどね!
「はい……その……お手柔らかにお願いします」
「じゃあ、扉の前で待ってましょうか。そろそろ良い時間だと思うわ」
キースの上から下りて、キースが立ち上がるのを手伝って扉の所まで行く。
丁度良い時間だったようだ。
軽いノックの音がしたから二人して部屋を出ていくと、ルーク様が立っていた。
キースは軽く会釈をしてルーク様に付いて行った。
私はエリーゼ様の所へと向かった。
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