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皇宮ラ・ラ・ラ・ラプソディ
ここはゴルゴダ帝国皇宮謁見の間。
皇帝アレクシオンは宰相アーネストと共に目の前に並ぶ皇太子ジョルジオの息子達を目にう~む……と唸った。
「何故父上だけがルークの婚姻式に向かうのです!私達にとっても可愛い末の弟です、是非とも行かせて下さい!」
不思議と皇太子ジョルジオの子供達は皆、末の弟ルークを可愛がっていた。
「ならん」
気持ちは分かるが許す訳にはいかない。
「皇太子殿下の仕事を僅かずつだがやって貰います。……私だって孫娘の婚姻式を我慢してると言うのに……」
宰相アーネストは小声だがしっかり聞こえる様に必要事項に継ぎ足す様に呟いた。
そう、この場には弟ルークを祝いたい者達と孫娘エリーゼを祝いたい宰相アーネストがいる。
皇帝アレクシオンも可愛い孫の一人の婚姻式故行きたい気持ちがある。
全員行きたい気持ちがあるのに立場が行ってはいけないと押し留まっているだけである。
「折角の祝いに……」
キッ!と全員を皇帝アレクシオンの隣から見渡し大きなため息をついた宰相アーネスト。
「シュバルツバルト領での婚姻式が済んだら、皇太子殿下とシルヴァニア公爵家の方々と共にこちらに来ます。婚姻式で結ばれたお二人だけでなく、シュバルツバルト侯爵と夫人も共に参ります。滞在はシルヴァニア公爵領と皇宮となります、どれ程の期間かは分かりませんがその間ルーク殿下とは時間が取れる筈です。それまで我慢……仕事をして頂きます。宜しいですね」
「ルークとシュバルツバルト侯爵令嬢が……!それは楽しみだな!是非とも帝国の良さを存分に味わって貰おう!そうと決まれば今から準備だ!」
「ええ!兄上、精一杯持て成しましょう!」
朗々と笑顔で言い合う二人に皇帝アレクシオンと宰相アーネストは顔を見合わせた。
「ではお祖父様、俺達は準備があるので失礼致します!」
「失礼致します、お祖父様!」
こうして代表格の二人が挨拶をするとバタバタと言う音は聞こえないものの、優雅な早足で謁見の間か子供達は消えた。
「……準備とはそんなに掛かるものだったか?」
「いえ……いや、何か催し物でもする気なのだろうか?良く分かりませんが……」
ハァ……と二人揃って大きな溜め息をつく。
「執務室に戻るか」
「そうですね。今日はもう謁見は無い筈ですしな」
二人は疲れた顔で謁見の間から皇帝の執務室へと歩いて行った。
二人の頭の中は『若い者は良く分からん』だったのはここだけの秘密です。
皇帝アレクシオンは宰相アーネストと共に目の前に並ぶ皇太子ジョルジオの息子達を目にう~む……と唸った。
「何故父上だけがルークの婚姻式に向かうのです!私達にとっても可愛い末の弟です、是非とも行かせて下さい!」
不思議と皇太子ジョルジオの子供達は皆、末の弟ルークを可愛がっていた。
「ならん」
気持ちは分かるが許す訳にはいかない。
「皇太子殿下の仕事を僅かずつだがやって貰います。……私だって孫娘の婚姻式を我慢してると言うのに……」
宰相アーネストは小声だがしっかり聞こえる様に必要事項に継ぎ足す様に呟いた。
そう、この場には弟ルークを祝いたい者達と孫娘エリーゼを祝いたい宰相アーネストがいる。
皇帝アレクシオンも可愛い孫の一人の婚姻式故行きたい気持ちがある。
全員行きたい気持ちがあるのに立場が行ってはいけないと押し留まっているだけである。
「折角の祝いに……」
キッ!と全員を皇帝アレクシオンの隣から見渡し大きなため息をついた宰相アーネスト。
「シュバルツバルト領での婚姻式が済んだら、皇太子殿下とシルヴァニア公爵家の方々と共にこちらに来ます。婚姻式で結ばれたお二人だけでなく、シュバルツバルト侯爵と夫人も共に参ります。滞在はシルヴァニア公爵領と皇宮となります、どれ程の期間かは分かりませんがその間ルーク殿下とは時間が取れる筈です。それまで我慢……仕事をして頂きます。宜しいですね」
「ルークとシュバルツバルト侯爵令嬢が……!それは楽しみだな!是非とも帝国の良さを存分に味わって貰おう!そうと決まれば今から準備だ!」
「ええ!兄上、精一杯持て成しましょう!」
朗々と笑顔で言い合う二人に皇帝アレクシオンと宰相アーネストは顔を見合わせた。
「ではお祖父様、俺達は準備があるので失礼致します!」
「失礼致します、お祖父様!」
こうして代表格の二人が挨拶をするとバタバタと言う音は聞こえないものの、優雅な早足で謁見の間か子供達は消えた。
「……準備とはそんなに掛かるものだったか?」
「いえ……いや、何か催し物でもする気なのだろうか?良く分かりませんが……」
ハァ……と二人揃って大きな溜め息をつく。
「執務室に戻るか」
「そうですね。今日はもう謁見は無い筈ですしな」
二人は疲れた顔で謁見の間から皇帝の執務室へと歩いて行った。
二人の頭の中は『若い者は良く分からん』だったのはここだけの秘密です。
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