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集り虫
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医務室にある、狭くて暗いロッカーの中でビャクヤとリンネは、ライアン達を待ち構えている。
「何で直接ロッカーの中に転移したのよ! 狭くてしょうがないじゃないの! 馬鹿ビャクヤ! もっと離れなさいよ!」
リンネはビャクヤの半裸に触れたくないのか、手で押して距離をとろうとしている。
「無理ですよぉ、主殿! これ以上押されたら内臓が飛び出まんすッ!」
「アッ! ワンド落としちゃった! もう! ビャクヤがひっつくから!」
「人のせいにしてはいけませんぬッ! 早くワンドを取ってください。棚の中にある魔法水晶は主殿しか使えないのですからッ!」
リンネがブツブツ言いながら、何とかしてしゃがんでワンドを掴むと、ライアンとヘンナーが部屋に入ってきた。
「まさかレイナールが蘇生されていたとはな・・・・」
「それを言えば我々だって・・・。あのキリマルとかいう悪魔、あれとはもう関わらない方が良いですよ。さっさと証拠を消して、他の同志に匿ってもらいましょう。レイナールという証拠を失えば、容疑はかけられるでしょうが、逃げる為の時は稼げます」
「ええ」
リンネはワンドを掴んだままの姿勢で動けない。物音をさせて気付かれれば、彼らの犯行現場を魔法水晶で撮る事ができないからだ。
既に魔法水晶を起動しているのでこれまでの言質はとってある。が、さっきから温かい何かが頬に当たってリンネは気が散って仕方がない。
(何かしら、これ・・・)
頬で確かめる。
(ビャクヤの手かな? 邪魔ね・・・)
リンネは甘噛みをして、手をどかせるよう合図した。
「ッ!!」
ビャクヤの体がビクリとした。
(あわわわ! 主殿は吾輩のイチモツを甘噛みしているッ! こんな時になんでッ!)
ムクムクと大きくなる股間をリンネに察知されないように、スッと腰を動かそうとしたが、リンネはもう一度甘噛みしようとして口を開けた。
するとパンツの脇からはみ出たソレが、上手い事リンネの口に入ってしまったのだ。
「もごっ!」
(ヒエッ! とうとう口に咥えてしまった! こんな時に発情するとはッ! 主殿は一体何を考えているのかッ! ああ! き、気持ちい良い・・・)
何が口に飛び込んできたのか解らないリンネは、ビャクヤのそれから口を離そうとしたが、体勢が体勢だけにあまり動けず、頭を引けばロッカーに当たって音がしそうなので暫くはそのままにいる事にした。
(もう、何でこんな事になっちゃうのよ! これ・・・ビャクヤの親指かな・・・? こんなに大きかったっけ? でも男の人の手って大きいものね・・・。あ、涎が落ちちゃう)
涎が制服に落ちるのが嫌なので、リンネは親指だと思っているビャクヤのアレをちゅうちゅうと吸った。
(はぅあ! なんてテクニックを使うのですかッ! 主殿はツンデレで下ネタ嫌いなのに、どこでこんなテクニックを身に着けたのかッ! あ、いけない! 僕のホワイトエンジェルが出そう。ダメダメ! 早漏って思われちゃうッ! お愉しみは後にとっておきましょう。今は何とかして口から離してもらわなければッ!)
ビャクヤは体を捻ってスペースを作り、イチモツをリンネの口から離した。チュポンと音がする。
(ぷはぁ! 助かった!ビャクヤも親指が濡れておかしいと思ったのね。暫くこいつの親指をしゃぶってないといけないのかと思ったわ・・・)
(はぁ、甘美なる時間は逃げ去る駿馬の如し・・・。もう少し堪能したかったッ! 名残惜しいんぬッ! 後で主殿は吾輩に同じことをしてくれるだろうかッ? 否! きっと何事もなかったような顔をして、吾輩のことを虐めるに違いないッ! ああ、意地悪な我が主様! ・・・好きッ!)
「さてどうやってレイナールを殺す? 以前毒液をかけた後、彼は振り返ってライアン殿の顔を見たのでしょう?」
「ええ、確かに。なので生きていられると困る存在です。今は気を失っていますがいずれ・・・」
「では集り虫に跡形もなく食わせましょう」
「ああ、それは良いですね」
館の主の口や鼻から、大量のダンゴムシによく似た虫がワラワラと出てきた。
(うわぁ! 一気にイチモツが萎えまんしたッ! あの男は虫使いだったのですかッ!)
「ビャクヤ! もうこれだけ証拠があれば十分だよ! いくよ!」
リンネはロッカーの扉を勢いよく開いて飛び出ようとしたが、ビャクヤがつっかえて出れない。
「ちょっと何してんのよ! 早く何とかしなさいよ!」
(あぁ! もう少しこのまま主殿と触れ合っていたいけどッ!)
「ロケーションムー――ヴっ!」
シュンと音がして、ビャクヤとリンネはレイナールの前に転移した。
「もう言い逃れはできないよ! 証拠はばっちり撮ったからね! 覚悟なさい!」
リンネは近くの棚から魔法水晶を手に取って、ライアンとヘンナーに見せつけた。
「そうであーる! 君たちはもう終わりなのデスッ!」
魔法水晶にはこれまでの二人の言質や行動が記録されており、もはや言い逃れはできない。
しかし追い詰めた事で、人殺し二人に覚悟を決めさせてしまった。
「ならな・・・。竜騎兵たちがやって来る前にお前たちを殺して、その水晶を奪って逃げる。少しでも証拠は消しておかないとな」
ライアンの言葉を聞いて、ビャクヤが上体を仰け反らせて手をだらりとさせた。
「果たしてッ! 君たちにこの吾輩をッ! 倒せるかな!?」
腹筋に力が入る姿勢なので彼の声は少し気張り気味だ。
「苦しいなら、そんなポーズとらなければいいでしょ」
「おふざけはそこまでですよ! 行きなさい! 集り虫!」
ヘンナーの口や鼻から素早く大量に湧き出る虫は、一斉にビャクヤを襲った。
「何で直接ロッカーの中に転移したのよ! 狭くてしょうがないじゃないの! 馬鹿ビャクヤ! もっと離れなさいよ!」
リンネはビャクヤの半裸に触れたくないのか、手で押して距離をとろうとしている。
「無理ですよぉ、主殿! これ以上押されたら内臓が飛び出まんすッ!」
「アッ! ワンド落としちゃった! もう! ビャクヤがひっつくから!」
「人のせいにしてはいけませんぬッ! 早くワンドを取ってください。棚の中にある魔法水晶は主殿しか使えないのですからッ!」
リンネがブツブツ言いながら、何とかしてしゃがんでワンドを掴むと、ライアンとヘンナーが部屋に入ってきた。
「まさかレイナールが蘇生されていたとはな・・・・」
「それを言えば我々だって・・・。あのキリマルとかいう悪魔、あれとはもう関わらない方が良いですよ。さっさと証拠を消して、他の同志に匿ってもらいましょう。レイナールという証拠を失えば、容疑はかけられるでしょうが、逃げる為の時は稼げます」
「ええ」
リンネはワンドを掴んだままの姿勢で動けない。物音をさせて気付かれれば、彼らの犯行現場を魔法水晶で撮る事ができないからだ。
既に魔法水晶を起動しているのでこれまでの言質はとってある。が、さっきから温かい何かが頬に当たってリンネは気が散って仕方がない。
(何かしら、これ・・・)
頬で確かめる。
(ビャクヤの手かな? 邪魔ね・・・)
リンネは甘噛みをして、手をどかせるよう合図した。
「ッ!!」
ビャクヤの体がビクリとした。
(あわわわ! 主殿は吾輩のイチモツを甘噛みしているッ! こんな時になんでッ!)
ムクムクと大きくなる股間をリンネに察知されないように、スッと腰を動かそうとしたが、リンネはもう一度甘噛みしようとして口を開けた。
するとパンツの脇からはみ出たソレが、上手い事リンネの口に入ってしまったのだ。
「もごっ!」
(ヒエッ! とうとう口に咥えてしまった! こんな時に発情するとはッ! 主殿は一体何を考えているのかッ! ああ! き、気持ちい良い・・・)
何が口に飛び込んできたのか解らないリンネは、ビャクヤのそれから口を離そうとしたが、体勢が体勢だけにあまり動けず、頭を引けばロッカーに当たって音がしそうなので暫くはそのままにいる事にした。
(もう、何でこんな事になっちゃうのよ! これ・・・ビャクヤの親指かな・・・? こんなに大きかったっけ? でも男の人の手って大きいものね・・・。あ、涎が落ちちゃう)
涎が制服に落ちるのが嫌なので、リンネは親指だと思っているビャクヤのアレをちゅうちゅうと吸った。
(はぅあ! なんてテクニックを使うのですかッ! 主殿はツンデレで下ネタ嫌いなのに、どこでこんなテクニックを身に着けたのかッ! あ、いけない! 僕のホワイトエンジェルが出そう。ダメダメ! 早漏って思われちゃうッ! お愉しみは後にとっておきましょう。今は何とかして口から離してもらわなければッ!)
ビャクヤは体を捻ってスペースを作り、イチモツをリンネの口から離した。チュポンと音がする。
(ぷはぁ! 助かった!ビャクヤも親指が濡れておかしいと思ったのね。暫くこいつの親指をしゃぶってないといけないのかと思ったわ・・・)
(はぁ、甘美なる時間は逃げ去る駿馬の如し・・・。もう少し堪能したかったッ! 名残惜しいんぬッ! 後で主殿は吾輩に同じことをしてくれるだろうかッ? 否! きっと何事もなかったような顔をして、吾輩のことを虐めるに違いないッ! ああ、意地悪な我が主様! ・・・好きッ!)
「さてどうやってレイナールを殺す? 以前毒液をかけた後、彼は振り返ってライアン殿の顔を見たのでしょう?」
「ええ、確かに。なので生きていられると困る存在です。今は気を失っていますがいずれ・・・」
「では集り虫に跡形もなく食わせましょう」
「ああ、それは良いですね」
館の主の口や鼻から、大量のダンゴムシによく似た虫がワラワラと出てきた。
(うわぁ! 一気にイチモツが萎えまんしたッ! あの男は虫使いだったのですかッ!)
「ビャクヤ! もうこれだけ証拠があれば十分だよ! いくよ!」
リンネはロッカーの扉を勢いよく開いて飛び出ようとしたが、ビャクヤがつっかえて出れない。
「ちょっと何してんのよ! 早く何とかしなさいよ!」
(あぁ! もう少しこのまま主殿と触れ合っていたいけどッ!)
「ロケーションムー――ヴっ!」
シュンと音がして、ビャクヤとリンネはレイナールの前に転移した。
「もう言い逃れはできないよ! 証拠はばっちり撮ったからね! 覚悟なさい!」
リンネは近くの棚から魔法水晶を手に取って、ライアンとヘンナーに見せつけた。
「そうであーる! 君たちはもう終わりなのデスッ!」
魔法水晶にはこれまでの二人の言質や行動が記録されており、もはや言い逃れはできない。
しかし追い詰めた事で、人殺し二人に覚悟を決めさせてしまった。
「ならな・・・。竜騎兵たちがやって来る前にお前たちを殺して、その水晶を奪って逃げる。少しでも証拠は消しておかないとな」
ライアンの言葉を聞いて、ビャクヤが上体を仰け反らせて手をだらりとさせた。
「果たしてッ! 君たちにこの吾輩をッ! 倒せるかな!?」
腹筋に力が入る姿勢なので彼の声は少し気張り気味だ。
「苦しいなら、そんなポーズとらなければいいでしょ」
「おふざけはそこまでですよ! 行きなさい! 集り虫!」
ヘンナーの口や鼻から素早く大量に湧き出る虫は、一斉にビャクヤを襲った。
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