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一件落着
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あまりにしつこくリンネを抱擁したため、いい加減にしろと言われて突き放されたビャクヤは、フラフラと踊るようにして俺に近づいてきた。
「いやぁ、キリマルッ! 君ならあの光の柱を打ち破ると信じていたよ」
「うるせぇ。しかし残念だな。本当に斬首されてりゃよかったのによ」
こいつの生首はリンネの手の中でスーッと消えていった。質量のあるリアルな幻。ある意味厄介な魔法だな。いくらでも人を騙せるぜ。あまり使わないところを見ると触媒代が高いんだろうな。
「そうなると君もこの世に居られない事を知っているだろうッ? 僕たちはッ! んんんん運命共同体なのだよッ!」
俺に抱き着いて仮面で頬ずりするビャクヤを、今すぐ切り刻みてぇ。
「浮気は許さない」
アマリの声が聞こえたかと思うと、目に見えない力がビャクヤを引き離した。
「わりぃな。ビャクヤ。相棒は嫉妬深い。お前も恋敵の対称らしいぞ」
「ヌハッ! 吾輩が愛する人はただ一人ッ! 学校一の貧乏貴族ッ! 父親の爵位は下級騎士っ! その名はリンネ・ボーンなりッ!」
「貧乏って言うなー!」
「じゃれ合いはその辺でいい。その隣の奴は誰なんだ?」
「気安く”奴“とか言うんじゃないよッ! 眉無し垂れ目のキリマルッ! このお方は王国竜騎兵騎士団団長のキラキ・キラキ様だッ!」
誰が眉無し垂れ目だ。まぁその通りだがよ・・・。
「初めましてッ! キリマル君ッ! 吾輩はッ! 王国竜騎兵騎士団団長のキラキ・キラキ!」
おいおい、ビャクヤが二人いるみたいだぞ。ビャクヤに紹介されたのにもう一度名乗った。変な奴だな。
「と、まぁ冗談はさておき・・・」
なんだかノリの良い騎士団長様だな、おい。
「なぜ私がここに来たかを話そうか」
キラキは超絶美形と言っていいほどに整った顔を、険しくして神殿騎士のシンベーイを睨んだ。
「私が馬車で城の門前まで来た時に、ビャクヤ君を見つけてね。彼は門衛相手に必死になって、魔法水晶を見せて何かを訴えていたが、相手にされず門前払いされそうになっていたんだ」
キラキは小さな魔法水晶を覗き込んで掌で転がした。
「あっ! 私の魔法水晶!」
なぜそれが自分の所有物と解るのかは知らないが、リンネが魔法水晶を指さすとキラキは持ち主のもとへ返した。
「証拠が必要だったため、ちょっと拝借しておりましたッ! 主様!」
ビャクヤが仮面に指先を当てて反対の手を斜め上に上げて言う。そのポーズには何の意味があるのか。考えるだけ無駄か。ないな・・・。
「道理でポーチに入ってなかったはずね・・・」
水晶を受け取るとリンネは、大事そうにポーチにしまった。
「で、私はビャクヤ君の話が気になって馬車の窓を開けて聞いてると、神殿騎士が悪行を成しているというじゃないか。これはいけないと思ってビャクヤ君についてきたのだよ」
よく信じたな、変態仮面の話を。まぁ証拠の映像があったからだろうけど。
「このッ! 心広き竜騎兵騎士団団長がいなければ、この一件は実に面倒臭い方向へと向かうところでしたッ!」
ふん、だったら面倒臭い奴らをぶっ殺せばいいだろ。
「何を言うッ! キリマル! この世は腕っぷしの強さだけで、押し通せるほど単純じゃないのだよッ! 神殿騎士の口封じをしたところで何も解決しないどころか、宗教庁の司祭たちは犯人捜しを始めただろうッ! そうなればッ! 我らにとってそれは絶望的な未来でしかないのであるッ! んんん、しかんし! 権力のある方に現状のジャッジをしてもらう事でッ! 暗き未来は回避されたのだッ!」
心を読むな、糞が。
イケメンのリッドを更に五割り増しにした感じのキラキは、ただ黙って冷や汗を流すシンベーイを睨んで腕を組んだ。
「しかし・・・君はやらかしてしまったね。シンベーイ隊長。我々王国騎士は、神殿騎士である君たちを裁く権限はないが、この件は国王に報告をせざるを得ない。宗教庁も、国王に睨まれるのを回避するために君たちを良くても破門、悪くて処刑にするだろう。功を焦るその気持ちは解らないでもないが、キリマル君は契約が完了している害のない悪魔だし、何より神のような素晴らしい力を持っている。こんな貴重な人材を消すのは愚かな事だよ。君たちの利権を脅かす憎き悪魔かもしれないが、何も悪い事をしていない。いや、寧ろ多くの人を助けている善なる悪魔なのに、討伐しようなどというのは流石に筋が通らないな」
はぁ? 俺様が善なる悪魔だと? ぶっ殺すぞ。
俺たちを相手にする分にはまだ余裕があったシンベーイだが、相手が王国騎士団団長では分が悪い。下唇を噛んで地面を見ている。
「クッ・・・」
秘密裏に事を進行していたシンベーイにとって、権力のある部外者にこの件を知られるのは、一番のダメージだろうな。
「浅はかだったね。更に女性を手籠めにしようとしたり、隊を私用で動かしたりと追及する内容は多そうだ」
近くで死んでいたクドウが蘇り、むくりと半身を起こして軽く頭を振った。
「おでもそいつに脅されてキリマルを見張っていだ。そして逐一報告してた。んで、最後には殺せって言われたど。この村のゾンビ化もそいつのせいだ」
「ゾンビ化?」
キラキは眉間に皺を寄せて、少し離れたところを歩くゾンビを見て顎を引く。
「ええ、恐らくは禁断の巻物を使ってのゾンビ化です」
リッチのルロロがフードを下して素顔を見せたので、キラキはゾンビを見た時以上に驚いたが、彼女がリンネのスカートに付いている紙切れを手に取ったのでそれに視線が向く。
「ビャクヤさんの追跡魔法で、リンネさんが犯人のように見えたのも、この巻物の切れ端が付いていたからです」
「おでがそれを付けた。シンベーイ曰く、キリマルを処分するのに、全部の罪をリンネになすりつける必要があったからだそうだ」
騎士団の統括者というよりは、一個人としての態度でキラキは溜息をついた。
「神殿騎士が皆こうだとは思いたくはないがね、前から君たちの評判はあまりよくない。神殿騎士は政教分離で治外法権なのを良い事に、やりたい放題してきたからね。この禁断の巻物も国の宝物庫から盗んできたものだろう?」
ルロロから巻物の切れ端を受け取ったキラキの手が光っている。鑑定しているって事だ。
「このリッチ殿がこの切れ端に気が付かなければ、あと数時間で巻物の所有者名が、リンネ君に変わっていた。となると所有者の名前の履歴を知るには、鑑定魔法の達人に鑑定してもらわなければならなくなる。普通は余程の理由がない限り、そこまで鑑定はしないからね。詳細を鑑定されぬまま、リンネ君たちはこの世から消されていただろう」
「さて」と言ってキラキは一件落着といった雰囲気でパンと手を叩き場を〆た。それからゆっくりと野次馬を見回す。
「私は王国竜騎兵騎士団の団長キラキ・キラキだ。君たちは一部始終を見ていたなら自警団に、彼らの捕縛を要請してくれないか。直ぐに宗教庁の者と騎士を連れて戻って来る。逃がさないように頼むよ。ではビャクヤ君、転移を頼む」
「ヘィッ!」
なんで三下風の返事なんだよ、ビャクヤは。笑わすな。
「んではッ! 主様! キラキ様を王都までお送りしてまいりますッ! キリマルッ! その間、主様をしっかりと守るのだよッ!」
「ああ」
つまんねぇ終わり方だなと俺が思っていると村の自警団がやって来て、まだ俺を訝しく思いながらも神殿騎士たちを縛り上げていく。
それを確認したビャクヤとキラキは頷くと転移していった。
「とんだ実地訓練だったな、リンネ。ゾンビ化の原因は掴めたが、これは合格にしてもらえるのかね?」
「こんだけ苦労して不合格だったら、校長に直談判するわ。それからお願いがあるんだけど・・・」
「解ってるさ。残りのゾンビの村人も生き返らせろって言うんだろ? やってやるよ」
「えっ?」
リッドが俺とリンネの話を聞いて不思議そうな顔をしている。
「生き返らせる・・・?」
「おめぇは気にしなくていい。そのマナの抜けたメダリオンを掲げて、死者を生き返らせるフリをしてればいいのさ」
「え? え?」
「どのみち、そのメダリオンは願いを叶えてんだ。お前の手柄だ。良かったな、早撃ちリッド。おめぇも合格するんじゃねぇか?」
「それは嬉しいけど、どういう事かな? リンネさん」
「え? 何の事? ハハハ! さーて私は先に宿屋に帰ってるね、キリマル!」
誤魔化しやがった。さっきシンベーイに尻をまさぐられたせいで、リンネのスカートが捲れ上がったまんまだ。白いパンツが丸見えだが教えてやんねぇ。
急に近くで変な声が聞こえてきた。
「ウッ!」
・・・まさかな。
俺は声をした方を見るとリッドが、股間を押さえてガクガクしている。
プーンと辺りに吐き気を催す栗の花の匂いが漂う。
――――早撃ちリッド! その名は伊達じゃねぇな・・・。
「いやぁ、キリマルッ! 君ならあの光の柱を打ち破ると信じていたよ」
「うるせぇ。しかし残念だな。本当に斬首されてりゃよかったのによ」
こいつの生首はリンネの手の中でスーッと消えていった。質量のあるリアルな幻。ある意味厄介な魔法だな。いくらでも人を騙せるぜ。あまり使わないところを見ると触媒代が高いんだろうな。
「そうなると君もこの世に居られない事を知っているだろうッ? 僕たちはッ! んんんん運命共同体なのだよッ!」
俺に抱き着いて仮面で頬ずりするビャクヤを、今すぐ切り刻みてぇ。
「浮気は許さない」
アマリの声が聞こえたかと思うと、目に見えない力がビャクヤを引き離した。
「わりぃな。ビャクヤ。相棒は嫉妬深い。お前も恋敵の対称らしいぞ」
「ヌハッ! 吾輩が愛する人はただ一人ッ! 学校一の貧乏貴族ッ! 父親の爵位は下級騎士っ! その名はリンネ・ボーンなりッ!」
「貧乏って言うなー!」
「じゃれ合いはその辺でいい。その隣の奴は誰なんだ?」
「気安く”奴“とか言うんじゃないよッ! 眉無し垂れ目のキリマルッ! このお方は王国竜騎兵騎士団団長のキラキ・キラキ様だッ!」
誰が眉無し垂れ目だ。まぁその通りだがよ・・・。
「初めましてッ! キリマル君ッ! 吾輩はッ! 王国竜騎兵騎士団団長のキラキ・キラキ!」
おいおい、ビャクヤが二人いるみたいだぞ。ビャクヤに紹介されたのにもう一度名乗った。変な奴だな。
「と、まぁ冗談はさておき・・・」
なんだかノリの良い騎士団長様だな、おい。
「なぜ私がここに来たかを話そうか」
キラキは超絶美形と言っていいほどに整った顔を、険しくして神殿騎士のシンベーイを睨んだ。
「私が馬車で城の門前まで来た時に、ビャクヤ君を見つけてね。彼は門衛相手に必死になって、魔法水晶を見せて何かを訴えていたが、相手にされず門前払いされそうになっていたんだ」
キラキは小さな魔法水晶を覗き込んで掌で転がした。
「あっ! 私の魔法水晶!」
なぜそれが自分の所有物と解るのかは知らないが、リンネが魔法水晶を指さすとキラキは持ち主のもとへ返した。
「証拠が必要だったため、ちょっと拝借しておりましたッ! 主様!」
ビャクヤが仮面に指先を当てて反対の手を斜め上に上げて言う。そのポーズには何の意味があるのか。考えるだけ無駄か。ないな・・・。
「道理でポーチに入ってなかったはずね・・・」
水晶を受け取るとリンネは、大事そうにポーチにしまった。
「で、私はビャクヤ君の話が気になって馬車の窓を開けて聞いてると、神殿騎士が悪行を成しているというじゃないか。これはいけないと思ってビャクヤ君についてきたのだよ」
よく信じたな、変態仮面の話を。まぁ証拠の映像があったからだろうけど。
「このッ! 心広き竜騎兵騎士団団長がいなければ、この一件は実に面倒臭い方向へと向かうところでしたッ!」
ふん、だったら面倒臭い奴らをぶっ殺せばいいだろ。
「何を言うッ! キリマル! この世は腕っぷしの強さだけで、押し通せるほど単純じゃないのだよッ! 神殿騎士の口封じをしたところで何も解決しないどころか、宗教庁の司祭たちは犯人捜しを始めただろうッ! そうなればッ! 我らにとってそれは絶望的な未来でしかないのであるッ! んんん、しかんし! 権力のある方に現状のジャッジをしてもらう事でッ! 暗き未来は回避されたのだッ!」
心を読むな、糞が。
イケメンのリッドを更に五割り増しにした感じのキラキは、ただ黙って冷や汗を流すシンベーイを睨んで腕を組んだ。
「しかし・・・君はやらかしてしまったね。シンベーイ隊長。我々王国騎士は、神殿騎士である君たちを裁く権限はないが、この件は国王に報告をせざるを得ない。宗教庁も、国王に睨まれるのを回避するために君たちを良くても破門、悪くて処刑にするだろう。功を焦るその気持ちは解らないでもないが、キリマル君は契約が完了している害のない悪魔だし、何より神のような素晴らしい力を持っている。こんな貴重な人材を消すのは愚かな事だよ。君たちの利権を脅かす憎き悪魔かもしれないが、何も悪い事をしていない。いや、寧ろ多くの人を助けている善なる悪魔なのに、討伐しようなどというのは流石に筋が通らないな」
はぁ? 俺様が善なる悪魔だと? ぶっ殺すぞ。
俺たちを相手にする分にはまだ余裕があったシンベーイだが、相手が王国騎士団団長では分が悪い。下唇を噛んで地面を見ている。
「クッ・・・」
秘密裏に事を進行していたシンベーイにとって、権力のある部外者にこの件を知られるのは、一番のダメージだろうな。
「浅はかだったね。更に女性を手籠めにしようとしたり、隊を私用で動かしたりと追及する内容は多そうだ」
近くで死んでいたクドウが蘇り、むくりと半身を起こして軽く頭を振った。
「おでもそいつに脅されてキリマルを見張っていだ。そして逐一報告してた。んで、最後には殺せって言われたど。この村のゾンビ化もそいつのせいだ」
「ゾンビ化?」
キラキは眉間に皺を寄せて、少し離れたところを歩くゾンビを見て顎を引く。
「ええ、恐らくは禁断の巻物を使ってのゾンビ化です」
リッチのルロロがフードを下して素顔を見せたので、キラキはゾンビを見た時以上に驚いたが、彼女がリンネのスカートに付いている紙切れを手に取ったのでそれに視線が向く。
「ビャクヤさんの追跡魔法で、リンネさんが犯人のように見えたのも、この巻物の切れ端が付いていたからです」
「おでがそれを付けた。シンベーイ曰く、キリマルを処分するのに、全部の罪をリンネになすりつける必要があったからだそうだ」
騎士団の統括者というよりは、一個人としての態度でキラキは溜息をついた。
「神殿騎士が皆こうだとは思いたくはないがね、前から君たちの評判はあまりよくない。神殿騎士は政教分離で治外法権なのを良い事に、やりたい放題してきたからね。この禁断の巻物も国の宝物庫から盗んできたものだろう?」
ルロロから巻物の切れ端を受け取ったキラキの手が光っている。鑑定しているって事だ。
「このリッチ殿がこの切れ端に気が付かなければ、あと数時間で巻物の所有者名が、リンネ君に変わっていた。となると所有者の名前の履歴を知るには、鑑定魔法の達人に鑑定してもらわなければならなくなる。普通は余程の理由がない限り、そこまで鑑定はしないからね。詳細を鑑定されぬまま、リンネ君たちはこの世から消されていただろう」
「さて」と言ってキラキは一件落着といった雰囲気でパンと手を叩き場を〆た。それからゆっくりと野次馬を見回す。
「私は王国竜騎兵騎士団の団長キラキ・キラキだ。君たちは一部始終を見ていたなら自警団に、彼らの捕縛を要請してくれないか。直ぐに宗教庁の者と騎士を連れて戻って来る。逃がさないように頼むよ。ではビャクヤ君、転移を頼む」
「ヘィッ!」
なんで三下風の返事なんだよ、ビャクヤは。笑わすな。
「んではッ! 主様! キラキ様を王都までお送りしてまいりますッ! キリマルッ! その間、主様をしっかりと守るのだよッ!」
「ああ」
つまんねぇ終わり方だなと俺が思っていると村の自警団がやって来て、まだ俺を訝しく思いながらも神殿騎士たちを縛り上げていく。
それを確認したビャクヤとキラキは頷くと転移していった。
「とんだ実地訓練だったな、リンネ。ゾンビ化の原因は掴めたが、これは合格にしてもらえるのかね?」
「こんだけ苦労して不合格だったら、校長に直談判するわ。それからお願いがあるんだけど・・・」
「解ってるさ。残りのゾンビの村人も生き返らせろって言うんだろ? やってやるよ」
「えっ?」
リッドが俺とリンネの話を聞いて不思議そうな顔をしている。
「生き返らせる・・・?」
「おめぇは気にしなくていい。そのマナの抜けたメダリオンを掲げて、死者を生き返らせるフリをしてればいいのさ」
「え? え?」
「どのみち、そのメダリオンは願いを叶えてんだ。お前の手柄だ。良かったな、早撃ちリッド。おめぇも合格するんじゃねぇか?」
「それは嬉しいけど、どういう事かな? リンネさん」
「え? 何の事? ハハハ! さーて私は先に宿屋に帰ってるね、キリマル!」
誤魔化しやがった。さっきシンベーイに尻をまさぐられたせいで、リンネのスカートが捲れ上がったまんまだ。白いパンツが丸見えだが教えてやんねぇ。
急に近くで変な声が聞こえてきた。
「ウッ!」
・・・まさかな。
俺は声をした方を見るとリッドが、股間を押さえてガクガクしている。
プーンと辺りに吐き気を催す栗の花の匂いが漂う。
――――早撃ちリッド! その名は伊達じゃねぇな・・・。
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