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古城主からの警告
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「あおぉぉぉぉ!!」
「ほらッ! ほらほらッ! どうですッ! 吾輩の珍棒の味は!」
パンパンと派手に尻を叩くと、クライネはそれに応える。
「ぎもぢぃぃ! ぎもぢぃぃです!」
処女であるはずのクライネは、痛がりもせずビャクヤを受け入れ、自らも尻を動かしてビャクヤのペニスを余す事なく味わおうとしているのだ。
クライネと自分の分身がまぐわう声を聞き、ため息をついてビャクヤは隣の部屋で仮面を付けていた。
「あれが吾輩の一つの側面・・・。珍棒って言い方・・・」
壁を隔てた向こうで行われる男女の激しい愛のやり取りに肩を竦める。
「精神系魔法【自己像】で作られた分身は独立した意思を持つのだがッ! その分身はッ! 己の気付いていない人格(ペルソナ)を強く表すッ! つまり吾輩の中にあのドSのビャクヤがいるという事かッ! そう言えばキリマルがッ! 主様はドMかもしれないと言っていたッ! だとすればッ! 吾輩と主様は相性ばっちりではないですかッ! ヌハハハ!」
途中まで分身の行動を制御するの為に意識をリンクさせていたが、【透明化】で姿を隠してテーブルの上にあった保管庫の鍵を手に入れてからは、全てを分身に任せている。
「そら! そらそらそらッ!」
ぺちぺちぺち! すりゅっ! すりゅっ! ズドドド!←??
「ぶひぃぃぃ!!」
最早、部屋で何が行われているかはわからない。任せた分身の荒い声を聞いて自分の中に、ドS要素なんてどこにあったろうかとビャクヤは悩む。
が、今はそんな事を考えている時ではないと、大きな金庫を探った。
すると本の背に大きくアトラス・ボーンと書かれた日記を見つけたので、クライネと分身の声は意識から追い出して日記に集中する。
名前を見なくとも革で出来た表紙は、アトラスの顔の浮彫になっており、ビャクヤは本を手に取るのを躊躇した。
「顔・・・。アトラス様は自分の事を愛し過ぎではないでしょうかッ! 人の事は言えませんがッ! さぁこの日記を持ち帰って、吾輩は主様に褒めて頂くのデスッ!」
「あおぉぉぉおおおお!」
クライネの果てる声が聞こえてきた。
「う、うるさい・・・。それにしてもクライネ様の性欲は凄まじいですね・・・。これまでにも何度か絶頂に達したはずなのですがッ! あのドッペルゲンガーは8時間は消えないでしょうから、その間存分に楽しんでくださいねッ!」
「はぁ! はぁ! もっとだ! もっとしてくれ! 好きだ! ビャクヤ! もう君無しでは生きていけない! 私は君を絶対に離さないだろう! 養ってやるから! 一生傍にいてくれ!」
クライネのハスキーな甘え声を聞いて、ビャクヤはズキリと心が痛む。
「お許しをッ! 貴方の元来の美貌と、今回のまぐわいで培った性技と育まれた色気でッ! きっとこれからは世の男を虜にできるはずですよッ! あぁ! 我が親愛なる星の国の神ヒジリ様。どうかクライネ様がッ! 素敵な男性と出会えますようにッ!」
ビャクヤは罪悪感を振り払い、転移の魔法でその場から静かに消えた。
「なんだぁ?」
骸骨だな・・・。森の中で骸骨が剣と盾を構えて、俺の前に立っている。しかも四体。コツコツと歯を鳴らしているのは威嚇なんだろうか?
「スケルトンってやつか? こりゃネクロマンサーの城を警備しているんだろうな。盗賊に襲われたから警戒を強くしたのか」
骨の上に飛んでいたイービルアイから、渋い中年の声がする。
「どこの悪魔だ? やれ、スケルトンたち」
いきなりだな。
俺は剣を振り下ろしてきたスケルトンの攻撃を躱して刀で斬りつける。
「やっぱり骨相手に、斬撃はいまいちだな」
肉が付いていると勢いで骨まで斬れるが、乾いた骨が相手だと魔刀アマリでも攻撃力はグッと減る。こいつは骨ではなく人を斬る為の刀だからな。まぁ刀なんてもんはどれもそうなんだけどよ。
いつの間にかゴスロリの服のような模様の入った鞘に刀を収めると、俺は拳を握りしめた。
「爆発の拳が発動してくれるといいがなぁ」
囲まれないように素早く動きながら、俺は隙を見てスケルトンに殴り掛かる。
「背中が、がら空きだぜ?」
俺の動きについてこれなかったスケルトンの背骨に拳を叩きこむと――――、ビンゴ!
爆発が起きてスケルトンは砕け散った。
「おっと! 意外と骨の破片があぶねぇな。殴って直ぐに離れなきゃな」
となると、こいつらは格下って事か。
「はぁ。もしこれがバトルアニメだったらよ。俺は視聴者にイキリ雑魚専とか言われてんだろうなぁ。いっつも雑魚相手に無双してる気がするぜ」
難なく全てのスケルトンを倒すると、狼狽する声が上空から聞こえてきた。
「やはり悪魔相手にスケルトンでは無理か。イービルアイ! 少し時間を稼げ! その間に私は異世界のアンデッド召喚を試みる」
「おい、待て!」
イービルアイからイービルアイに何かを命ずる声がしたという事は、あの渋い声は城の主だろう。
呼び止めてみたが返事はなかった。代わりにゆっくりとイービルアイが、蝙蝠のような羽を羽ばたかせて降下しくる。
そして前触れもなく目から怪しい光線を放ってきた。
「うおっ! 眩しい!」
ただの目くらましか? 視覚の依存度が高い人間にとっては効果抜群だな。
俺は次の一手に警戒して、視覚以外の感覚を研ぎ澄ます。しかしイービルアイは攻撃をしてこなかった。カウンターでも狙おうと思ったのによ。
「なんだ?」
ゆっくりと目を開けて、徐々に戻りつつある視力で周囲を探る。
「あの目玉はどこいった?」
「うふふ!」
代わりに俺の前に全裸の美少女が立っていた。まぁ大体わかるぜ。こりゃあ幻覚だ。あの目玉が見せている幻覚だろう。時間稼ぎを任されてたしな。
じゃあ本体はどこだ?
人間と違って俺の感覚は鋭いんだ。この幻からは匂いがしねぇ。だったらよぉ、イービルアイの匂いを探るしかねぇな。無視して城まで行ってもいいんだけどよ、背後から何かされるのも面倒だしな。
・・・。
で、イービルアイの匂いってどんな匂いだ?
「ほらッ! ほらほらッ! どうですッ! 吾輩の珍棒の味は!」
パンパンと派手に尻を叩くと、クライネはそれに応える。
「ぎもぢぃぃ! ぎもぢぃぃです!」
処女であるはずのクライネは、痛がりもせずビャクヤを受け入れ、自らも尻を動かしてビャクヤのペニスを余す事なく味わおうとしているのだ。
クライネと自分の分身がまぐわう声を聞き、ため息をついてビャクヤは隣の部屋で仮面を付けていた。
「あれが吾輩の一つの側面・・・。珍棒って言い方・・・」
壁を隔てた向こうで行われる男女の激しい愛のやり取りに肩を竦める。
「精神系魔法【自己像】で作られた分身は独立した意思を持つのだがッ! その分身はッ! 己の気付いていない人格(ペルソナ)を強く表すッ! つまり吾輩の中にあのドSのビャクヤがいるという事かッ! そう言えばキリマルがッ! 主様はドMかもしれないと言っていたッ! だとすればッ! 吾輩と主様は相性ばっちりではないですかッ! ヌハハハ!」
途中まで分身の行動を制御するの為に意識をリンクさせていたが、【透明化】で姿を隠してテーブルの上にあった保管庫の鍵を手に入れてからは、全てを分身に任せている。
「そら! そらそらそらッ!」
ぺちぺちぺち! すりゅっ! すりゅっ! ズドドド!←??
「ぶひぃぃぃ!!」
最早、部屋で何が行われているかはわからない。任せた分身の荒い声を聞いて自分の中に、ドS要素なんてどこにあったろうかとビャクヤは悩む。
が、今はそんな事を考えている時ではないと、大きな金庫を探った。
すると本の背に大きくアトラス・ボーンと書かれた日記を見つけたので、クライネと分身の声は意識から追い出して日記に集中する。
名前を見なくとも革で出来た表紙は、アトラスの顔の浮彫になっており、ビャクヤは本を手に取るのを躊躇した。
「顔・・・。アトラス様は自分の事を愛し過ぎではないでしょうかッ! 人の事は言えませんがッ! さぁこの日記を持ち帰って、吾輩は主様に褒めて頂くのデスッ!」
「あおぉぉぉおおおお!」
クライネの果てる声が聞こえてきた。
「う、うるさい・・・。それにしてもクライネ様の性欲は凄まじいですね・・・。これまでにも何度か絶頂に達したはずなのですがッ! あのドッペルゲンガーは8時間は消えないでしょうから、その間存分に楽しんでくださいねッ!」
「はぁ! はぁ! もっとだ! もっとしてくれ! 好きだ! ビャクヤ! もう君無しでは生きていけない! 私は君を絶対に離さないだろう! 養ってやるから! 一生傍にいてくれ!」
クライネのハスキーな甘え声を聞いて、ビャクヤはズキリと心が痛む。
「お許しをッ! 貴方の元来の美貌と、今回のまぐわいで培った性技と育まれた色気でッ! きっとこれからは世の男を虜にできるはずですよッ! あぁ! 我が親愛なる星の国の神ヒジリ様。どうかクライネ様がッ! 素敵な男性と出会えますようにッ!」
ビャクヤは罪悪感を振り払い、転移の魔法でその場から静かに消えた。
「なんだぁ?」
骸骨だな・・・。森の中で骸骨が剣と盾を構えて、俺の前に立っている。しかも四体。コツコツと歯を鳴らしているのは威嚇なんだろうか?
「スケルトンってやつか? こりゃネクロマンサーの城を警備しているんだろうな。盗賊に襲われたから警戒を強くしたのか」
骨の上に飛んでいたイービルアイから、渋い中年の声がする。
「どこの悪魔だ? やれ、スケルトンたち」
いきなりだな。
俺は剣を振り下ろしてきたスケルトンの攻撃を躱して刀で斬りつける。
「やっぱり骨相手に、斬撃はいまいちだな」
肉が付いていると勢いで骨まで斬れるが、乾いた骨が相手だと魔刀アマリでも攻撃力はグッと減る。こいつは骨ではなく人を斬る為の刀だからな。まぁ刀なんてもんはどれもそうなんだけどよ。
いつの間にかゴスロリの服のような模様の入った鞘に刀を収めると、俺は拳を握りしめた。
「爆発の拳が発動してくれるといいがなぁ」
囲まれないように素早く動きながら、俺は隙を見てスケルトンに殴り掛かる。
「背中が、がら空きだぜ?」
俺の動きについてこれなかったスケルトンの背骨に拳を叩きこむと――――、ビンゴ!
爆発が起きてスケルトンは砕け散った。
「おっと! 意外と骨の破片があぶねぇな。殴って直ぐに離れなきゃな」
となると、こいつらは格下って事か。
「はぁ。もしこれがバトルアニメだったらよ。俺は視聴者にイキリ雑魚専とか言われてんだろうなぁ。いっつも雑魚相手に無双してる気がするぜ」
難なく全てのスケルトンを倒すると、狼狽する声が上空から聞こえてきた。
「やはり悪魔相手にスケルトンでは無理か。イービルアイ! 少し時間を稼げ! その間に私は異世界のアンデッド召喚を試みる」
「おい、待て!」
イービルアイからイービルアイに何かを命ずる声がしたという事は、あの渋い声は城の主だろう。
呼び止めてみたが返事はなかった。代わりにゆっくりとイービルアイが、蝙蝠のような羽を羽ばたかせて降下しくる。
そして前触れもなく目から怪しい光線を放ってきた。
「うおっ! 眩しい!」
ただの目くらましか? 視覚の依存度が高い人間にとっては効果抜群だな。
俺は次の一手に警戒して、視覚以外の感覚を研ぎ澄ます。しかしイービルアイは攻撃をしてこなかった。カウンターでも狙おうと思ったのによ。
「なんだ?」
ゆっくりと目を開けて、徐々に戻りつつある視力で周囲を探る。
「あの目玉はどこいった?」
「うふふ!」
代わりに俺の前に全裸の美少女が立っていた。まぁ大体わかるぜ。こりゃあ幻覚だ。あの目玉が見せている幻覚だろう。時間稼ぎを任されてたしな。
じゃあ本体はどこだ?
人間と違って俺の感覚は鋭いんだ。この幻からは匂いがしねぇ。だったらよぉ、イービルアイの匂いを探るしかねぇな。無視して城まで行ってもいいんだけどよ、背後から何かされるのも面倒だしな。
・・・。
で、イービルアイの匂いってどんな匂いだ?
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