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手ごわいウィザード
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突然現れた灰色の渦に、危険を感じて目覚めたばかりのアマリが声を上げる。
「虚無の魔法!」
俺はその魔法の名を聞いて顔をしかめる。
「ヤイバが使ってたやつか」
拳にサカモト粒子を纏わせて、その拳で俺の特殊攻撃を全て無効にした奴の技は忘れん。
「彼が使っていた虚無の魔法は、独自色が強かったけど、これは正式なもの」
「これが噂の・・・。サカモト博士もこれで逝ったんだよなぁ」
「そう。触れれば粉々になって、別宇宙に飛ばされるから気を付けて」
「だが、それほど難しい戦いではねぇかもしれん」
俺は埃や塵を拾うと辺り一面にばら撒いた。小さな火花が飛び散って煙が広がる。
勿論、虚無の渦が煙を吸い込むが、煙幕が消えるよりも早く俺はトウバの影に潜った。
そして影の世界を移動して、王子の精液をぽたぽたと垂らす女の性器に向けて、刀を突き刺した。
「終わりだ!」
―――ブンッ!
俺の下からの刺突に対して、蠅の羽音のようなものが返ってきた。
「なんだ? 手応えがないぞ?」
それは当然で、俺が突いたのはカナリアの残像だった。羽虫のような音は、魔法で残像を残した遺跡守の出したものだ。
絶対命中を誇る俺様の攻撃が、当たらなかった事に衝撃を受けたが、すぐに頭を切り替え、少し離れた場所にいる黒ローブの女メイジに斬撃を放った――――が、これも手応えがなかった。
「そのメイジはディスプレッサーローブを着ているぞ! キリマル殿! 彼女は魔法の恩恵で、回避率が異常に高い!」
ギンジーが叫んだ。
って事は相当な回避率を誇るメイジか。しかも虚無の魔法まで操る。
「キリマルが今、影から出るのは危ない。虚無の魔法が待ち構えている可能性がある」
アマリの警告に反応するのが少し遅れた俺は影から出ようとして、目の前に中盾くらいの渦がある事に気付き引っ込む。
「おや、もしかしてこの中に、スペルキャスターはいないのかい?」
誰も魔法を使わないので、カナリアはそう判断したのだろう。一応マサヨシが一つだけ魔法を使えるが、あいつは部屋の外で見張りをしているので関係ねぇ。
「ああ、そうだ。残念だが前衛職ばかりだ。わりぃな、せっかくの魔法無効化空間なのによ」
「だったら虚無の魔法じゃなくてもいいかしら」
そらきた。樹族はすぐに相手を舐めて油断する。
虚無の魔法を斬る事は不可能だが、普通の魔法なら斬れる。多分、遺跡守クラスを倒せば相当な経験値になってくれるはずだ。キヒヒ、ぶっ殺しやっからな。
「【業火】!」
遺跡守をやるだけあって、詠唱が速い。
咄嗟に部屋から出たトウバはまだしも、ギンジーが部屋の床を覆う炎で黒焦げになって死んだ。同じ床の上に寝る王子には火傷一つない。カナリアがコノハ王子を味方だと認識しているからだろう。
そして影の中も上の空間の影響を受けるのか、死ぬほど熱い。
「調子に乗るなよ!」
火傷を悪魔の治癒力で回復させながら、俺はカナリアの影から脚を狙ったが、やはり攻撃は当たらねぇ。
「陰に隠れる意味がねぇな」
俺は柱の陰から出てカナリアと対峙する。
「もう隠れないのかい? あんたは盗賊か何かだろう? 幾ら三すくみの法則で、盗賊がメイジに強いと言ってもさぁ。私レベルのメイジ相手じゃ、手も足も出ないんじゃないかしらねぇ?」
「さぁどうかねぇ。やってみれりゃわかるさ」
「そうかい? じゃあ死にな」
カナリアは言葉通りの魔法を放つ。【死】の魔法だ。指を向けられた相手は死ぬんだわ。まぁメイジの魔力によって成功率は変わるがな。
「無駄ぁ!」
俺は目に見えない死の魔法を勘だけ斬る。そして次が来る魔法も予測して間合いを詰めながら刀を構えた。
(ビャクヤは連続で魔法を放つ。なら遺跡守のこいつができないわけがねぇ)
案の定、カナリアはまるで俺が魔法を無効化するのを知っていたかのように、冷静に次の魔法を放ってきやがった。
「クハハ! これまでの雑魚メイジとは一味ちげぇ!」
ここまでの存在になるまで、どれ程苦労したのだろうか。いや、才能があって苦労なんてせずに、この高みにやって来たのかもしれねぇ。
だが、どうであれ・・・。こいつが積み上げたモノは相当高い。それを崩す時の悦びを想像すると軽く勃起してきた。
勃起している間に、更に飛んでくる氷系属性の魔法を斬る。
(まだ油断はしねぇぞ)
そう、我が子孫であるビャクヤは、四連続で魔法を唱える。あのレベルがそこかしこにいるとは思わねぇが、せっかく油断してくれている間抜けに、慢心するのはアホの所業だ。
「そらきた!」
もう一発!
カナリアの顔に余裕はないが、その割に穿つような―――、強力な魔の力が押し寄せてくる。
きっとすげぇ魔法を使っているに違いねぇが、俺にはそこまで魔法の知識はねぇ。アマリでそれを受けて押し返すように斬る。
「無駄無駄ぁ!」
なんならもう一発くるだろうよ。今日の俺の勘は優れているぜ?
最後に来るのは・・・。
「これなら斬れないだろう?」
カナリアは、俺の狙い通り虚無の魔法を放ってきた。しかしな・・・。
人間族が持つタワーシールドぐらいの大きさの虚無の渦は、俺の残像と爆弾石を吸い込んで消えていった。
最後の虚無の魔法に備えて、俺はアマリを振らずに後退していたのだ。爆弾化した石を置き土産にしてな。
(ほー。幾らかエネルギーを吸うと虚無の渦は消えるのだな)
てっきり爆発は虚無の渦を通り越してカナリアをズタボロにすると思ったが、そうはならなかった。そこそこの吸引力があって、爆発する石のエネルギーを見事に吸い込んだ。
その代わりといっちゃあなんだが、対虚無魔法のやり方がわかったような気がする。
消えた渦に重なるようにして間合いを詰め、再度カナリアに斬撃を放つも、一秒間に五回斬る俺の攻撃は尽く躱される。そして反撃の魔法が近距離で飛んでくるのだが、俺もそれを斬ってのける。
(どちらも決め手無しってとこか。いや、持久戦になったら俺の方が不利かもしれねぇ。今はスタミナが無尽蔵になる金剛切りを持っていねぇからな。それに比べて奴は絶対十位階の魔法まで習得しているだろう。残りの魔法点がいくつかは知らねぇが、フルだと百回も魔法が唱えられるって事だ)
「それでも!」
俺は狂ったように攻撃を続ける。決して速度を緩めず、敵に深く思考させる暇を与えず。
「やるねぇ。だけど、いつまで続けるんだい? 私は魔法装備のお陰で、まだやれるよ? あんた、息が上がってきてんじゃないのかい?」
「うるせぇ!」
確かに余裕はねぇ。だが、余裕がねぇのはカナリアも同じだ。表情が一層硬くなってきた。きっとこの瞬間に使える魔法が少ねぇんだな。
肩で息をしながら応戦する俺は、とある事に気が付いたのでカナリアに話しかけてみた。
「どうした? もう虚無の魔法は使わないのか?」
カナリアはニヤリと笑うが、恐らく虚勢だ。
「いつ使おうが、私の勝手だよ。あんたとそのインテリジェンスウェポンは、なんで虚無の魔法を知っているんだい? ただの樹族が知ってていい魔法じゃないよ、虚無魔法は」
「そりゃそうだろうよ。俺はお前ら遺跡守からしてみれば知り過ぎた者だぞ? 樹族の本当の歴史を知っているからな。お前ら樹族は恩知らずの神殺しだ。光の子と称しているが、実際は闇の子と言ってもいいくらいにド汚ねぇ」
「へぇ、色々知ってそうだね。道理であんたの顔を見たらムカムカするはずだよ。呪いがあんたを殺せと言っている」
「で、どうやって俺を殺すね? さっきから魔法が低位階のものばかりになっていねぇか?」
「あら? 気が付いた? とっておきを温存してんの」
「クハハハ! ブラフだな。これは俺の予想だが、虚無の魔法は、他の位階の魔法点まで大量に使うんじゃねぇのか? もう既におめぇは何発か撃ってんだろ? 使えても精々残り一発じゃねぇのか? あ?」
「さぁ、どうかしらね」
俺は全感覚をカナリアに集中する。虚無の魔法を仕掛ける時の表情の変化や、微妙な汗の匂いの違い、目の瞳孔の開き具合等。
ここぞという時に奴の変化を見逃すまいと目を見開いて攻撃と防御を繰り返す。
そして幾度か魔法を放った後、その時はやって来た。
「虚無の魔法!」
俺はその魔法の名を聞いて顔をしかめる。
「ヤイバが使ってたやつか」
拳にサカモト粒子を纏わせて、その拳で俺の特殊攻撃を全て無効にした奴の技は忘れん。
「彼が使っていた虚無の魔法は、独自色が強かったけど、これは正式なもの」
「これが噂の・・・。サカモト博士もこれで逝ったんだよなぁ」
「そう。触れれば粉々になって、別宇宙に飛ばされるから気を付けて」
「だが、それほど難しい戦いではねぇかもしれん」
俺は埃や塵を拾うと辺り一面にばら撒いた。小さな火花が飛び散って煙が広がる。
勿論、虚無の渦が煙を吸い込むが、煙幕が消えるよりも早く俺はトウバの影に潜った。
そして影の世界を移動して、王子の精液をぽたぽたと垂らす女の性器に向けて、刀を突き刺した。
「終わりだ!」
―――ブンッ!
俺の下からの刺突に対して、蠅の羽音のようなものが返ってきた。
「なんだ? 手応えがないぞ?」
それは当然で、俺が突いたのはカナリアの残像だった。羽虫のような音は、魔法で残像を残した遺跡守の出したものだ。
絶対命中を誇る俺様の攻撃が、当たらなかった事に衝撃を受けたが、すぐに頭を切り替え、少し離れた場所にいる黒ローブの女メイジに斬撃を放った――――が、これも手応えがなかった。
「そのメイジはディスプレッサーローブを着ているぞ! キリマル殿! 彼女は魔法の恩恵で、回避率が異常に高い!」
ギンジーが叫んだ。
って事は相当な回避率を誇るメイジか。しかも虚無の魔法まで操る。
「キリマルが今、影から出るのは危ない。虚無の魔法が待ち構えている可能性がある」
アマリの警告に反応するのが少し遅れた俺は影から出ようとして、目の前に中盾くらいの渦がある事に気付き引っ込む。
「おや、もしかしてこの中に、スペルキャスターはいないのかい?」
誰も魔法を使わないので、カナリアはそう判断したのだろう。一応マサヨシが一つだけ魔法を使えるが、あいつは部屋の外で見張りをしているので関係ねぇ。
「ああ、そうだ。残念だが前衛職ばかりだ。わりぃな、せっかくの魔法無効化空間なのによ」
「だったら虚無の魔法じゃなくてもいいかしら」
そらきた。樹族はすぐに相手を舐めて油断する。
虚無の魔法を斬る事は不可能だが、普通の魔法なら斬れる。多分、遺跡守クラスを倒せば相当な経験値になってくれるはずだ。キヒヒ、ぶっ殺しやっからな。
「【業火】!」
遺跡守をやるだけあって、詠唱が速い。
咄嗟に部屋から出たトウバはまだしも、ギンジーが部屋の床を覆う炎で黒焦げになって死んだ。同じ床の上に寝る王子には火傷一つない。カナリアがコノハ王子を味方だと認識しているからだろう。
そして影の中も上の空間の影響を受けるのか、死ぬほど熱い。
「調子に乗るなよ!」
火傷を悪魔の治癒力で回復させながら、俺はカナリアの影から脚を狙ったが、やはり攻撃は当たらねぇ。
「陰に隠れる意味がねぇな」
俺は柱の陰から出てカナリアと対峙する。
「もう隠れないのかい? あんたは盗賊か何かだろう? 幾ら三すくみの法則で、盗賊がメイジに強いと言ってもさぁ。私レベルのメイジ相手じゃ、手も足も出ないんじゃないかしらねぇ?」
「さぁどうかねぇ。やってみれりゃわかるさ」
「そうかい? じゃあ死にな」
カナリアは言葉通りの魔法を放つ。【死】の魔法だ。指を向けられた相手は死ぬんだわ。まぁメイジの魔力によって成功率は変わるがな。
「無駄ぁ!」
俺は目に見えない死の魔法を勘だけ斬る。そして次が来る魔法も予測して間合いを詰めながら刀を構えた。
(ビャクヤは連続で魔法を放つ。なら遺跡守のこいつができないわけがねぇ)
案の定、カナリアはまるで俺が魔法を無効化するのを知っていたかのように、冷静に次の魔法を放ってきやがった。
「クハハ! これまでの雑魚メイジとは一味ちげぇ!」
ここまでの存在になるまで、どれ程苦労したのだろうか。いや、才能があって苦労なんてせずに、この高みにやって来たのかもしれねぇ。
だが、どうであれ・・・。こいつが積み上げたモノは相当高い。それを崩す時の悦びを想像すると軽く勃起してきた。
勃起している間に、更に飛んでくる氷系属性の魔法を斬る。
(まだ油断はしねぇぞ)
そう、我が子孫であるビャクヤは、四連続で魔法を唱える。あのレベルがそこかしこにいるとは思わねぇが、せっかく油断してくれている間抜けに、慢心するのはアホの所業だ。
「そらきた!」
もう一発!
カナリアの顔に余裕はないが、その割に穿つような―――、強力な魔の力が押し寄せてくる。
きっとすげぇ魔法を使っているに違いねぇが、俺にはそこまで魔法の知識はねぇ。アマリでそれを受けて押し返すように斬る。
「無駄無駄ぁ!」
なんならもう一発くるだろうよ。今日の俺の勘は優れているぜ?
最後に来るのは・・・。
「これなら斬れないだろう?」
カナリアは、俺の狙い通り虚無の魔法を放ってきた。しかしな・・・。
人間族が持つタワーシールドぐらいの大きさの虚無の渦は、俺の残像と爆弾石を吸い込んで消えていった。
最後の虚無の魔法に備えて、俺はアマリを振らずに後退していたのだ。爆弾化した石を置き土産にしてな。
(ほー。幾らかエネルギーを吸うと虚無の渦は消えるのだな)
てっきり爆発は虚無の渦を通り越してカナリアをズタボロにすると思ったが、そうはならなかった。そこそこの吸引力があって、爆発する石のエネルギーを見事に吸い込んだ。
その代わりといっちゃあなんだが、対虚無魔法のやり方がわかったような気がする。
消えた渦に重なるようにして間合いを詰め、再度カナリアに斬撃を放つも、一秒間に五回斬る俺の攻撃は尽く躱される。そして反撃の魔法が近距離で飛んでくるのだが、俺もそれを斬ってのける。
(どちらも決め手無しってとこか。いや、持久戦になったら俺の方が不利かもしれねぇ。今はスタミナが無尽蔵になる金剛切りを持っていねぇからな。それに比べて奴は絶対十位階の魔法まで習得しているだろう。残りの魔法点がいくつかは知らねぇが、フルだと百回も魔法が唱えられるって事だ)
「それでも!」
俺は狂ったように攻撃を続ける。決して速度を緩めず、敵に深く思考させる暇を与えず。
「やるねぇ。だけど、いつまで続けるんだい? 私は魔法装備のお陰で、まだやれるよ? あんた、息が上がってきてんじゃないのかい?」
「うるせぇ!」
確かに余裕はねぇ。だが、余裕がねぇのはカナリアも同じだ。表情が一層硬くなってきた。きっとこの瞬間に使える魔法が少ねぇんだな。
肩で息をしながら応戦する俺は、とある事に気が付いたのでカナリアに話しかけてみた。
「どうした? もう虚無の魔法は使わないのか?」
カナリアはニヤリと笑うが、恐らく虚勢だ。
「いつ使おうが、私の勝手だよ。あんたとそのインテリジェンスウェポンは、なんで虚無の魔法を知っているんだい? ただの樹族が知ってていい魔法じゃないよ、虚無魔法は」
「そりゃそうだろうよ。俺はお前ら遺跡守からしてみれば知り過ぎた者だぞ? 樹族の本当の歴史を知っているからな。お前ら樹族は恩知らずの神殺しだ。光の子と称しているが、実際は闇の子と言ってもいいくらいにド汚ねぇ」
「へぇ、色々知ってそうだね。道理であんたの顔を見たらムカムカするはずだよ。呪いがあんたを殺せと言っている」
「で、どうやって俺を殺すね? さっきから魔法が低位階のものばかりになっていねぇか?」
「あら? 気が付いた? とっておきを温存してんの」
「クハハハ! ブラフだな。これは俺の予想だが、虚無の魔法は、他の位階の魔法点まで大量に使うんじゃねぇのか? もう既におめぇは何発か撃ってんだろ? 使えても精々残り一発じゃねぇのか? あ?」
「さぁ、どうかしらね」
俺は全感覚をカナリアに集中する。虚無の魔法を仕掛ける時の表情の変化や、微妙な汗の匂いの違い、目の瞳孔の開き具合等。
ここぞという時に奴の変化を見逃すまいと目を見開いて攻撃と防御を繰り返す。
そして幾度か魔法を放った後、その時はやって来た。
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