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遺跡守りのカナリア
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ねっとりとした粘液が、体格の良い樹族の下腹部に垂れ落ちる。
「まさかコノハ王子の子種を頂けることになるなんてねぇ。うふふ」
自分を跨いで見下ろす遺跡守にコノハ王子は屈辱を感じ、【捕縛】の魔法から逃れようと精神抵抗を試みるが、女はそれを許さなかった。
浅黒い肌色の脚をM字に開いて、股に切れ目のある黒い下着の隙間から性器を見せつけるようにして、王子の腹に座る。そして徐に背中側にある王子のイチモツを探って白々しく驚いた。
「あらあら、ちょっと触れただけでもうこんなに勃起しているわ。そんなに私の中に子種をぶちまけたいのかしら?」
「貴様、私の近衛兵たちをどこにやった?」
「塵となって消えたのを見てたでしょ? 現実を受け入れなさい。ここは魔法が通じない空間よ。勿論私の魔法は別だけどね」
真ん中分けの黒い髪を揺らしながら、女は性器を王子の腹筋に擦りつけて体を震わす。
魔法の法則を無視するような戯言をいう遺跡守に、王子は怒鳴る。
「そんな都合のいい空間があるものか! 魔法無効化空間は誰の魔法も等しく封じる! それから貴様の穢れた体液を私に擦りつけるな!」
「そんな蔑むような目をしてもダメよ。王子様。だって貴方は私に触れられて勃起しているのだから」
裸の王子は陰嚢を強く握られて、痛みで歯を食いしばる。
「私はね、この有用な空間を魔法院で研究していた、ただの魔法探求者だったの。なのに理不尽にも、異端メイジの扱いを受けてギルドから追い出されたわ。メイジがギルドを追い出される時がどういう事か、世間知らずの王子様にも分かるでしょう? 死刑宣告されるのも同然なの。私はあらゆるメイジに命を狙われて、怒りと憎しみで闇堕ちし、身も心もズタボロになりながら、色んな場所へと逃げたわ。そして最後にやって来たのが、この遺跡。丁度、前の遺跡守が寿命で死んだところに、私が来て遺跡守の力を授かったの。不運の中の幸いだった。私は遺跡守になる事を受け入れて、追いかけてきたメイジを皆殺にした後、遺物から沢山の知識や本から、真実の歴史を知ることができた」
「真実の歴史・・・だと?」
それこそが歴史の探求者であるコノハ王子の追い求めていたものだ。
差出人不明の手紙でこの場所の事を知り、供を引き連れて城を飛び出したコノハが出会った遺跡守は―――、樹族がその存在を決して認めない忌むべき闇樹族だった。
勿論、近衛兵たちは問答無用で闇樹族を殺しにかかったが、突然現れた灰色の渦に触れて、小さく砕かれるようにして消えてしまった。
―――本当の歴史。
その言葉がコノハの頭の中に響く。渦に砕かれて消えていった有能な近衛兵たちの命を天秤にかけても、彼女の持つ情報は価値がある。
「我ら樹族の恥知らずな歴史を知りたいのかしら?」
女の黒い目が細くなり妖艶に光る。
「勿論だ。上書きされた嘘だらけの歴史は、もうこれ以上耳にしたくはない」
「どうして?」
「私も探求者だからだ」
「本当の事を言うと、私は歴史なんてどうでもよかったの。でもこの遺物では呪いが無理やり私に色々と教えるのよ。寝ている間に脳みそに亀裂を入れて、ねじ込むようにしてね。そして囁くの。その秘密を外に漏らしてはいけないと。遺跡守以外でそれを知って口にする者がいたら消せと」
闇樹族の顔がコノハ王子の顔の近づく。高貴なる王族の頬をねっとりと舐め上げ、次に彼女は首筋を舐めた。そのまま頭を下げて乳首を齧ると、下半身を王子のペニスに押し付けた。
「その犠牲を払う覚悟はあるの?」
「無論だ。その代償とは今やっている事か? だったら安いものだがな」
「はぁ・・・。セックスするなんて何十年ぶりかしら。嬉しくてもうイキそう」
女の蜜壺がつるんとペニスを飲み込んだ。
そして形の良い褐色の尻が少し上がる度に竿に小陰唇が絡みつくのがわかる。いやらしい一往復が終わる度に、女は、ねばつく汁をビュルビュルと出している。
王子は下半身が女の体温で温かい事になぜか安堵感を憶えた。
「きっと床が冷たいからだ・・・」
そう呟いて王子は言い訳をすると天井を見つめ、胸で切ない声を上げる女に名を聞いた。
「貴様、名は?」
「カナリア」
「それだけか?」
「それだけよ。闇樹族に苗字は必要かしら?」
「・・・」
必要ないな、とコノハは心の中で言う。
(樹族の多くがそうであるように、この女もかつては緑色の髪と、緑色の瞳をしていたのかもしれない。だが彼女は憎しみと怒りに囚われて闇落ちした。真の悪へと変態したのだ。そんな女が苗字を名乗れば一族が恥をかく。彼女にも一族を思いやる心はあるのだな)
しかしその考えに反発するように、王子の頭に先程の光景が目に浮かぶ。
(彼女は一瞬の戸惑いも見せずに、近衛兵たちを殺した。勿論反撃しなければ自分が殺されるからそうするしかないが、肉屋が牛を屠るかの如く事務的に殺しをやってのけたのだ)
そして魔法を発動させようとした自分に捕縛の魔法をかけて、陵辱をしている。
「支払いが何か・・・。んッ! 貴方は理解しているのかしら? ハァッ!」
激しく腰を振るカナリアとは対照的に、性欲の薄いコノハは淡々と答える。
「この事ではないのであれば、理解はしていない」
先程から王子が射精しそうになると、カナリアは腰を振るのを遅くして焦らしている。
「あなた自身よ、王子様。遺跡守が交代する条件を知っていて?」
「知らんな」
父と同じ栗色の毛が額に張り付いてこそばゆく、イライラしながらコノハは答えた。
「遺跡守が交代する時は基本的に死ぬ時ね。遺跡守を殺した相手が樹族だった場合、かなりの確率で遺跡守殺しが遺跡守になるわ」
「ゾンビ退治に来た僧侶が、ゾンビになるようなものか」
「うふふ。そうね。もう一つは遺跡守が自分の代わりを見つける事。この場合、相手は樹族じゃなくてもいいの。自分のテリトリーに呼び込んで、呪いを身代わりさせるのよ。ただし、かなり強力な魔物や実力者でない限り、呪いは移らないわ。この遺跡の場合はね」
「残念ながら私は実力的に普通のウィザードだ。エリート種の父ならまだしも、私はその血を受け継いではいない。遺跡守になるだけの実力はないな」
「勿論、貴方にそんな事を期待していないわ。私の大事な王子様なのだから。でもここに来て知識を得る以上は、貴方を帰すわけにはいかないの。帰ろうとすれば呪いが私を操って、貴方を殺そうとするでしょうね」
「つまり一生ここに残れと?」
「そう、ずっとここにいれば貴方は知識を得られて、妻も子供も得られる・・・」
そう言った後にカナリアの体が震え、膣がギュッとしまった。と同時にコノハは射精する。焦らされた末の射精だったので、カナリアの性器から大量の精液が漏れ出すのをコノハはじっと見ている。
(これは間違いなく種付けをしてしまっただろう・・・)
「あっ! 気持ちいい! あっあっあっ!」
グチョグチョと音をさせて、まだ貪欲に腰を振るカナリアの声が遺跡の広い空間にこだまする。
朝が来たのか、遺跡の天井に開いた穴から光が差し込んできて、まぐわう二人を照らした。
満足して果てたカナリアは王子の胸の上で微笑んで甘える。
「私は幸せよ。運命の王子様が、本当に王子様なのだから」
このまま遺跡守の夫として暮らしていくのも悪くないか、と思わせる魅力がカナリアにはあった。王族としての生き方を捨てて探求者として生きるのも一興だと。
そう決めれば相手が闇樹族だろうがなんだろうが、生きていく上では何も関係ない。毎晩床を同じにして子を作り、時々遺跡荒らしを懲らしめ、知識を求め研究をしながら死んでいく。
「ここで生きていくのも悪くないな・・・」
王子がそうぽつりと漏らすとカナリアが上半身を起こした。
「でしょう?」
大人の女といった顔立ちのカナリアの顔が明るく輝く。
その子供のような笑顔に、コノハは驚きつつも笑って黒髪を撫でた。
「お前は笑うと可愛いのだな」
「あら、そんな事を言われたのは初めてよ。嬉しい」
カナリアが再びコノハ王子に抱き着こうとしたその時。
―――ジャリッ!
二人以外の誰かが、遺跡の中に溜まる砂利を踏んでわざと音をさせて笑う。
「クハハッ! 素敵な愛のプロローグだねぇ。その女に一目惚れしたのかい? 王子さんよぉ。だが本当は遺跡の呪いに魅了されてんじゃねぇのか? え?」
しわがれた声が響き、大部屋の入り口に人影が現れた。
その影はブーツをコツコツと鳴らして裸の二人に近づいてくる。
天井の隙間から差し込む朝日に照らされて、長身の樹族が姿を見せた。
「くせぇな」
鼻をスンスンと鳴らす眉毛の無い垂れ目の男を、カナリアは睨み付けて、立ち上がった。
「私と王子のまぐわいをずっと隠れて見ていたのかい? 無粋な男、いえ、男たちだね」
気配を悟られた獣人二人も、入り口から入ってくる。
「入るタイミングが掴めなくてな、すまん」
獅子人は頭をポリポリと掻いて申し訳なさそうな顔をした。
「謝る必要はないよ。覗き魔さんには、死んで償ってもらうからね」
カナリアは床に置いてあった黒色のローブを拾って身に纏うと、体中にマナを漲らせた。
「まさかコノハ王子の子種を頂けることになるなんてねぇ。うふふ」
自分を跨いで見下ろす遺跡守にコノハ王子は屈辱を感じ、【捕縛】の魔法から逃れようと精神抵抗を試みるが、女はそれを許さなかった。
浅黒い肌色の脚をM字に開いて、股に切れ目のある黒い下着の隙間から性器を見せつけるようにして、王子の腹に座る。そして徐に背中側にある王子のイチモツを探って白々しく驚いた。
「あらあら、ちょっと触れただけでもうこんなに勃起しているわ。そんなに私の中に子種をぶちまけたいのかしら?」
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「塵となって消えたのを見てたでしょ? 現実を受け入れなさい。ここは魔法が通じない空間よ。勿論私の魔法は別だけどね」
真ん中分けの黒い髪を揺らしながら、女は性器を王子の腹筋に擦りつけて体を震わす。
魔法の法則を無視するような戯言をいう遺跡守に、王子は怒鳴る。
「そんな都合のいい空間があるものか! 魔法無効化空間は誰の魔法も等しく封じる! それから貴様の穢れた体液を私に擦りつけるな!」
「そんな蔑むような目をしてもダメよ。王子様。だって貴方は私に触れられて勃起しているのだから」
裸の王子は陰嚢を強く握られて、痛みで歯を食いしばる。
「私はね、この有用な空間を魔法院で研究していた、ただの魔法探求者だったの。なのに理不尽にも、異端メイジの扱いを受けてギルドから追い出されたわ。メイジがギルドを追い出される時がどういう事か、世間知らずの王子様にも分かるでしょう? 死刑宣告されるのも同然なの。私はあらゆるメイジに命を狙われて、怒りと憎しみで闇堕ちし、身も心もズタボロになりながら、色んな場所へと逃げたわ。そして最後にやって来たのが、この遺跡。丁度、前の遺跡守が寿命で死んだところに、私が来て遺跡守の力を授かったの。不運の中の幸いだった。私は遺跡守になる事を受け入れて、追いかけてきたメイジを皆殺にした後、遺物から沢山の知識や本から、真実の歴史を知ることができた」
「真実の歴史・・・だと?」
それこそが歴史の探求者であるコノハ王子の追い求めていたものだ。
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勿論、近衛兵たちは問答無用で闇樹族を殺しにかかったが、突然現れた灰色の渦に触れて、小さく砕かれるようにして消えてしまった。
―――本当の歴史。
その言葉がコノハの頭の中に響く。渦に砕かれて消えていった有能な近衛兵たちの命を天秤にかけても、彼女の持つ情報は価値がある。
「我ら樹族の恥知らずな歴史を知りたいのかしら?」
女の黒い目が細くなり妖艶に光る。
「勿論だ。上書きされた嘘だらけの歴史は、もうこれ以上耳にしたくはない」
「どうして?」
「私も探求者だからだ」
「本当の事を言うと、私は歴史なんてどうでもよかったの。でもこの遺物では呪いが無理やり私に色々と教えるのよ。寝ている間に脳みそに亀裂を入れて、ねじ込むようにしてね。そして囁くの。その秘密を外に漏らしてはいけないと。遺跡守以外でそれを知って口にする者がいたら消せと」
闇樹族の顔がコノハ王子の顔の近づく。高貴なる王族の頬をねっとりと舐め上げ、次に彼女は首筋を舐めた。そのまま頭を下げて乳首を齧ると、下半身を王子のペニスに押し付けた。
「その犠牲を払う覚悟はあるの?」
「無論だ。その代償とは今やっている事か? だったら安いものだがな」
「はぁ・・・。セックスするなんて何十年ぶりかしら。嬉しくてもうイキそう」
女の蜜壺がつるんとペニスを飲み込んだ。
そして形の良い褐色の尻が少し上がる度に竿に小陰唇が絡みつくのがわかる。いやらしい一往復が終わる度に、女は、ねばつく汁をビュルビュルと出している。
王子は下半身が女の体温で温かい事になぜか安堵感を憶えた。
「きっと床が冷たいからだ・・・」
そう呟いて王子は言い訳をすると天井を見つめ、胸で切ない声を上げる女に名を聞いた。
「貴様、名は?」
「カナリア」
「それだけか?」
「それだけよ。闇樹族に苗字は必要かしら?」
「・・・」
必要ないな、とコノハは心の中で言う。
(樹族の多くがそうであるように、この女もかつては緑色の髪と、緑色の瞳をしていたのかもしれない。だが彼女は憎しみと怒りに囚われて闇落ちした。真の悪へと変態したのだ。そんな女が苗字を名乗れば一族が恥をかく。彼女にも一族を思いやる心はあるのだな)
しかしその考えに反発するように、王子の頭に先程の光景が目に浮かぶ。
(彼女は一瞬の戸惑いも見せずに、近衛兵たちを殺した。勿論反撃しなければ自分が殺されるからそうするしかないが、肉屋が牛を屠るかの如く事務的に殺しをやってのけたのだ)
そして魔法を発動させようとした自分に捕縛の魔法をかけて、陵辱をしている。
「支払いが何か・・・。んッ! 貴方は理解しているのかしら? ハァッ!」
激しく腰を振るカナリアとは対照的に、性欲の薄いコノハは淡々と答える。
「この事ではないのであれば、理解はしていない」
先程から王子が射精しそうになると、カナリアは腰を振るのを遅くして焦らしている。
「あなた自身よ、王子様。遺跡守が交代する条件を知っていて?」
「知らんな」
父と同じ栗色の毛が額に張り付いてこそばゆく、イライラしながらコノハは答えた。
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「ゾンビ退治に来た僧侶が、ゾンビになるようなものか」
「うふふ。そうね。もう一つは遺跡守が自分の代わりを見つける事。この場合、相手は樹族じゃなくてもいいの。自分のテリトリーに呼び込んで、呪いを身代わりさせるのよ。ただし、かなり強力な魔物や実力者でない限り、呪いは移らないわ。この遺跡の場合はね」
「残念ながら私は実力的に普通のウィザードだ。エリート種の父ならまだしも、私はその血を受け継いではいない。遺跡守になるだけの実力はないな」
「勿論、貴方にそんな事を期待していないわ。私の大事な王子様なのだから。でもここに来て知識を得る以上は、貴方を帰すわけにはいかないの。帰ろうとすれば呪いが私を操って、貴方を殺そうとするでしょうね」
「つまり一生ここに残れと?」
「そう、ずっとここにいれば貴方は知識を得られて、妻も子供も得られる・・・」
そう言った後にカナリアの体が震え、膣がギュッとしまった。と同時にコノハは射精する。焦らされた末の射精だったので、カナリアの性器から大量の精液が漏れ出すのをコノハはじっと見ている。
(これは間違いなく種付けをしてしまっただろう・・・)
「あっ! 気持ちいい! あっあっあっ!」
グチョグチョと音をさせて、まだ貪欲に腰を振るカナリアの声が遺跡の広い空間にこだまする。
朝が来たのか、遺跡の天井に開いた穴から光が差し込んできて、まぐわう二人を照らした。
満足して果てたカナリアは王子の胸の上で微笑んで甘える。
「私は幸せよ。運命の王子様が、本当に王子様なのだから」
このまま遺跡守の夫として暮らしていくのも悪くないか、と思わせる魅力がカナリアにはあった。王族としての生き方を捨てて探求者として生きるのも一興だと。
そう決めれば相手が闇樹族だろうがなんだろうが、生きていく上では何も関係ない。毎晩床を同じにして子を作り、時々遺跡荒らしを懲らしめ、知識を求め研究をしながら死んでいく。
「ここで生きていくのも悪くないな・・・」
王子がそうぽつりと漏らすとカナリアが上半身を起こした。
「でしょう?」
大人の女といった顔立ちのカナリアの顔が明るく輝く。
その子供のような笑顔に、コノハは驚きつつも笑って黒髪を撫でた。
「お前は笑うと可愛いのだな」
「あら、そんな事を言われたのは初めてよ。嬉しい」
カナリアが再びコノハ王子に抱き着こうとしたその時。
―――ジャリッ!
二人以外の誰かが、遺跡の中に溜まる砂利を踏んでわざと音をさせて笑う。
「クハハッ! 素敵な愛のプロローグだねぇ。その女に一目惚れしたのかい? 王子さんよぉ。だが本当は遺跡の呪いに魅了されてんじゃねぇのか? え?」
しわがれた声が響き、大部屋の入り口に人影が現れた。
その影はブーツをコツコツと鳴らして裸の二人に近づいてくる。
天井の隙間から差し込む朝日に照らされて、長身の樹族が姿を見せた。
「くせぇな」
鼻をスンスンと鳴らす眉毛の無い垂れ目の男を、カナリアは睨み付けて、立ち上がった。
「私と王子のまぐわいをずっと隠れて見ていたのかい? 無粋な男、いえ、男たちだね」
気配を悟られた獣人二人も、入り口から入ってくる。
「入るタイミングが掴めなくてな、すまん」
獅子人は頭をポリポリと掻いて申し訳なさそうな顔をした。
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