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世界の終わり宣言
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ドリャップは霧の向こう側からやって来た人間たちを、奴隷として扱おうとしていたが、そのような素振りを見せるとオビオが逐一、睨んでくるので既に諦めていた。
仕方なく黄色い髪のオーガは、これまでに奴隷にしていた人間もオーガやゴブリンと同じ扱いにしたのだ。
まぁそうだろうな。また竜化できるかどうかはともかく、オビオは竜になれるだけの力を見せた男。普通のオーガが機嫌を損ねていい相手じゃねぇ。
しかも貴重な料理人。料理人なんてのはこんな辺境には来ない。商売にならねぇからな。
普段の食事は素人が作る固いパンと塩スープだけだ。たまに肉とぶどう酒が出ればご馳走。
そんな中で、オビオは誰も見向きしなかった食材で、次々と料理を作り出していく。山芋、野草、貝や魚。
俺らにとっちゃ当たり前の食材でも、よそ者であるこいつらに、それが食えるものなのか毒があるのか、誰かが実験台にならないとわからない恐ろしい物。噂や誤解を真に受けて、手を出していない食材は多い。
しかしオビオは上位鑑定魔法の指輪を装備しているので、毒の有る無しを見分ける。なので心配する必要はねぇ。
そして最早、こいつの料理の虜になっていない者はこの砦に誰一人いない。皆がオビオに愛想が良い。それはまるで餌付けされた犬猫のようにな。
そんな美味い昼食を、俺は上の空で食っていたのでオビオが怒る。
「おい! そんな呆けた顔で食うな! 真心込めて作ってんだぞ! しっかり味わって食えよ! キリマル」
場所を取るということで、ビャクヤに人間の姿にされている俺の顔は、余程アホ面だったのか。
「わりぃな。今気がついたんだが、サカモト博士ですら元の時間に戻れずに死んでいったのに、俺ら魔法の素人に戻れる可能性はあるのか? と思ってな」
一応サーカはメイジみたいなもんだが。とはいえ樹族の騎士は魔法戦士の類。本物のメイジほどの職業恩恵はない。
「お、お前、サカモト博士に会った事あるのかよ。百年前に植民星以外の新天地を探すとか言って、無謀な宇宙の旅にでかけた人だぞ。案の定ワープ途中に事故を起こして、現在も行方不明。会えるわけねぇだろ」
「俺は悪魔だぞ。召喚されればどこにでも行く。例えそれが過去であってもな」
「じゃあどうやって帰ってきてたんだよ」
嘘クセェ~って顔しながらこっちを見るな、オビオ! ぶっ殺すぞ。
「まぁそのへんは色々よ。(どうせコズミックペンやコズミックノート、Qの話をしても信じやしねぇだろ)これまでは帰れていたが、今回ばかりは帰る術を思いつかねぇ」
「ふん、いつだってまぐれで元の時代に帰ってたんだろうさ」
こいつは無駄に勘がいいな。勘の良いガキは嫌いだ!
「時間の魔法はッ! 基本的に影人の魔法ですからねッ! キリマルが戻ってこれたのは時間魔法とは関係ありませんぬッ! 吾輩が召喚し直したからでんすッ!」
ビャクヤが柔らかい白パンをちぎって、少し恥ずかしそうにしてコーンクリームスープに浸して食べた。育ちの良い坊っちゃんにとって、それは禁断の美味しい食べ方らしい。俺なんかしょっちゅうパンをスープに浸しているけどな。
「影人かぁ・・・。そういえば前に、圧力鍋の説明が面倒で、時間を圧縮する魔法がかかっていると嘘をついたら、時間魔法が使えるオーガは只者じゃないって言われて、闇側国のスパイとして疑われたな」
「オビオ君ッ! 流石にそれは悪手でしたねんッ! 星のオーガなら、この星について無知なのも仕方はありませんがッ! よく攻撃されなかったものですッ! オロカッ!」
一歳年下のオビオに対してマウントを取りたいのか、ビャクヤが煽る。
「そいつの無知は元々だ。二つ名が永遠の白痴なる料理人だからな」
ビャクヤの煽りにサーカが乗っかる。
「そんな二つ名なんてついてねぇよ!」
「オビオはサーカになじられるとなんだか嬉しそうだな? え?」
下らねぇ、やり取りの最中――――。
不意に聞こえてくる、絶望を示す呪いのような言葉。
それは世界の端から聞こえてくる聞き覚えのある声だった。
『欲しい物が手に入らないなら、もう二度と世界を愛さない』
「子供の駄々かよ」
俺は静かに立ってアマリを持つと、外から聞こえてくる不気味なサーーーというノイズにつられてドアに近づき、隙間から何気なく空を窺う。
砦を囲む背の低い柵の向こう側に見える海の水平線の彼方は、なぜか黒い。
まるでバグったゲームの如く、マップの端の黒い部分が見えるような感じだと言えばいいか・・・。
「なんともはや、いきなりやるとはなぁ。まだまだ何かが起こるかと思っていたが、もう終わりか。容赦がねぇな。Q」
『意地悪なコズミックペンのせいさ。そこには手が届かない・・・。本当に、心の底から思うよ。美しいビャクヤを助けたかったと。綺麗な子猫が自分の目の届く範囲の中で成長し、老いて死んでいくように、ビャクヤにもこちらの世界で自由に生きて死んでほしかった』
「誰の声だ? これは」
サーカが頭に響く声にキョロキョロする。他の皆も似たような行動をしている。
「なぜにッ! 吾輩なのかッ!」
『誰にでもお気に入りはあるものさぁね。愛しい坊や』
「それがッ! 吾輩だとッ?」
ビャクヤは世界の終わりが近づくのを見て、仮面に困惑の表情を浮かべる。
そりゃ困った顔をするわな。お前のせいでも何でもねぇからよ。神よりも高次の存在に勝手に気に入られて、勝手に絶望されている。子供のような幼稚な存在に。
「ハ! お前の都合で俺らは消えたりしねぇぞ」
『私の役目は消しゴムみたいなもんさぁね。私がコズミックペンに唯一勝っているところは本気を出せば、ヤツの書くスピードを上回って消す事ができるって事さ。コズミックペンは、これまで私を舐めていた。今は必死になって消えた空白を埋めているけどね。もう誰にも紙を擦る手を止められないよ。コズミックペンにも無理なんだから、人修羅のキリマルなら尚更だよ!』
「ほー。で、この世界はいつ終わる?」
『三日後かね・・・。ごめんよ、可愛い私のビャクヤ。その間、怯えさせる事になるね。できるだけ苦痛も恐怖もないように努めるからさ・・・。許しておくれ!』
啜り泣くQの声は本当に悔しそうだ。だったらやらなきゃいいだろ。
そう思う俺の声にQは答える。
『私にもプライドがあるんだよ。これでも随分と気長な性格だったんだけどね。もう何億回と世界を繰り返しているとさ、ペンの傲慢さが度し難くなってくるんだよぉ』
「だから、お前らの都合なぞ知った事か!」
変身が解けて悪魔の姿に戻った俺は、ハンマーのような頭を空に向けて吠えた。
『流石は“反逆の特異点”だね。矛盾と混沌と破壊と死の体現者! 意気込みは立派! あんたがこの状況をどうにかしてビャクヤを救ってくれるのなら大歓迎だよ。でもね、私は本気でコズミックペンとコズミックノートを消す気でいるのさ』
「つまりそれは世界の終わりってわけか」
『そうさ。古い世界の終わりさね。私の世界は残るよ、小さな世界はね。でもその世界はちゃんと時間が進んで最後には弾けて終わり、次の世を生み出す・・・、正真正銘の真なる世界さ。他の世界と同じようにね。限りなく本物に近い。文字を重ねて黒くなったページとは全く違う!」
俺は人差し指の爪でポリポリと顎を掻く。
「もう一度言う。お前らの事情なんて知らん。俺は自由に生きて気が済んだらこの世界から消えるだけだ。だから俺様の都合で世界が廻ってもらわねぇと」
『そうかい。とはいえ、猶予は三日。期限はそれ以上でもそれ以下でもないよ。まぁ精々抗うんだね。反逆の悪魔キリマル』
三日もありゃあ十分だ、と強がってみたが何も思いつかねぇ。
だが、諦めねぇぞ。俺は必ず世界の終わりを食い止める。
・・・・。
本来、こういうのは勇者の役目だろうが・・・。或いはヒジリとかヤイバがやる仕事じゃねぇのか?
なんで俺が・・・。
仕方なく黄色い髪のオーガは、これまでに奴隷にしていた人間もオーガやゴブリンと同じ扱いにしたのだ。
まぁそうだろうな。また竜化できるかどうかはともかく、オビオは竜になれるだけの力を見せた男。普通のオーガが機嫌を損ねていい相手じゃねぇ。
しかも貴重な料理人。料理人なんてのはこんな辺境には来ない。商売にならねぇからな。
普段の食事は素人が作る固いパンと塩スープだけだ。たまに肉とぶどう酒が出ればご馳走。
そんな中で、オビオは誰も見向きしなかった食材で、次々と料理を作り出していく。山芋、野草、貝や魚。
俺らにとっちゃ当たり前の食材でも、よそ者であるこいつらに、それが食えるものなのか毒があるのか、誰かが実験台にならないとわからない恐ろしい物。噂や誤解を真に受けて、手を出していない食材は多い。
しかしオビオは上位鑑定魔法の指輪を装備しているので、毒の有る無しを見分ける。なので心配する必要はねぇ。
そして最早、こいつの料理の虜になっていない者はこの砦に誰一人いない。皆がオビオに愛想が良い。それはまるで餌付けされた犬猫のようにな。
そんな美味い昼食を、俺は上の空で食っていたのでオビオが怒る。
「おい! そんな呆けた顔で食うな! 真心込めて作ってんだぞ! しっかり味わって食えよ! キリマル」
場所を取るということで、ビャクヤに人間の姿にされている俺の顔は、余程アホ面だったのか。
「わりぃな。今気がついたんだが、サカモト博士ですら元の時間に戻れずに死んでいったのに、俺ら魔法の素人に戻れる可能性はあるのか? と思ってな」
一応サーカはメイジみたいなもんだが。とはいえ樹族の騎士は魔法戦士の類。本物のメイジほどの職業恩恵はない。
「お、お前、サカモト博士に会った事あるのかよ。百年前に植民星以外の新天地を探すとか言って、無謀な宇宙の旅にでかけた人だぞ。案の定ワープ途中に事故を起こして、現在も行方不明。会えるわけねぇだろ」
「俺は悪魔だぞ。召喚されればどこにでも行く。例えそれが過去であってもな」
「じゃあどうやって帰ってきてたんだよ」
嘘クセェ~って顔しながらこっちを見るな、オビオ! ぶっ殺すぞ。
「まぁそのへんは色々よ。(どうせコズミックペンやコズミックノート、Qの話をしても信じやしねぇだろ)これまでは帰れていたが、今回ばかりは帰る術を思いつかねぇ」
「ふん、いつだってまぐれで元の時代に帰ってたんだろうさ」
こいつは無駄に勘がいいな。勘の良いガキは嫌いだ!
「時間の魔法はッ! 基本的に影人の魔法ですからねッ! キリマルが戻ってこれたのは時間魔法とは関係ありませんぬッ! 吾輩が召喚し直したからでんすッ!」
ビャクヤが柔らかい白パンをちぎって、少し恥ずかしそうにしてコーンクリームスープに浸して食べた。育ちの良い坊っちゃんにとって、それは禁断の美味しい食べ方らしい。俺なんかしょっちゅうパンをスープに浸しているけどな。
「影人かぁ・・・。そういえば前に、圧力鍋の説明が面倒で、時間を圧縮する魔法がかかっていると嘘をついたら、時間魔法が使えるオーガは只者じゃないって言われて、闇側国のスパイとして疑われたな」
「オビオ君ッ! 流石にそれは悪手でしたねんッ! 星のオーガなら、この星について無知なのも仕方はありませんがッ! よく攻撃されなかったものですッ! オロカッ!」
一歳年下のオビオに対してマウントを取りたいのか、ビャクヤが煽る。
「そいつの無知は元々だ。二つ名が永遠の白痴なる料理人だからな」
ビャクヤの煽りにサーカが乗っかる。
「そんな二つ名なんてついてねぇよ!」
「オビオはサーカになじられるとなんだか嬉しそうだな? え?」
下らねぇ、やり取りの最中――――。
不意に聞こえてくる、絶望を示す呪いのような言葉。
それは世界の端から聞こえてくる聞き覚えのある声だった。
『欲しい物が手に入らないなら、もう二度と世界を愛さない』
「子供の駄々かよ」
俺は静かに立ってアマリを持つと、外から聞こえてくる不気味なサーーーというノイズにつられてドアに近づき、隙間から何気なく空を窺う。
砦を囲む背の低い柵の向こう側に見える海の水平線の彼方は、なぜか黒い。
まるでバグったゲームの如く、マップの端の黒い部分が見えるような感じだと言えばいいか・・・。
「なんともはや、いきなりやるとはなぁ。まだまだ何かが起こるかと思っていたが、もう終わりか。容赦がねぇな。Q」
『意地悪なコズミックペンのせいさ。そこには手が届かない・・・。本当に、心の底から思うよ。美しいビャクヤを助けたかったと。綺麗な子猫が自分の目の届く範囲の中で成長し、老いて死んでいくように、ビャクヤにもこちらの世界で自由に生きて死んでほしかった』
「誰の声だ? これは」
サーカが頭に響く声にキョロキョロする。他の皆も似たような行動をしている。
「なぜにッ! 吾輩なのかッ!」
『誰にでもお気に入りはあるものさぁね。愛しい坊や』
「それがッ! 吾輩だとッ?」
ビャクヤは世界の終わりが近づくのを見て、仮面に困惑の表情を浮かべる。
そりゃ困った顔をするわな。お前のせいでも何でもねぇからよ。神よりも高次の存在に勝手に気に入られて、勝手に絶望されている。子供のような幼稚な存在に。
「ハ! お前の都合で俺らは消えたりしねぇぞ」
『私の役目は消しゴムみたいなもんさぁね。私がコズミックペンに唯一勝っているところは本気を出せば、ヤツの書くスピードを上回って消す事ができるって事さ。コズミックペンは、これまで私を舐めていた。今は必死になって消えた空白を埋めているけどね。もう誰にも紙を擦る手を止められないよ。コズミックペンにも無理なんだから、人修羅のキリマルなら尚更だよ!』
「ほー。で、この世界はいつ終わる?」
『三日後かね・・・。ごめんよ、可愛い私のビャクヤ。その間、怯えさせる事になるね。できるだけ苦痛も恐怖もないように努めるからさ・・・。許しておくれ!』
啜り泣くQの声は本当に悔しそうだ。だったらやらなきゃいいだろ。
そう思う俺の声にQは答える。
『私にもプライドがあるんだよ。これでも随分と気長な性格だったんだけどね。もう何億回と世界を繰り返しているとさ、ペンの傲慢さが度し難くなってくるんだよぉ』
「だから、お前らの都合なぞ知った事か!」
変身が解けて悪魔の姿に戻った俺は、ハンマーのような頭を空に向けて吠えた。
『流石は“反逆の特異点”だね。矛盾と混沌と破壊と死の体現者! 意気込みは立派! あんたがこの状況をどうにかしてビャクヤを救ってくれるのなら大歓迎だよ。でもね、私は本気でコズミックペンとコズミックノートを消す気でいるのさ』
「つまりそれは世界の終わりってわけか」
『そうさ。古い世界の終わりさね。私の世界は残るよ、小さな世界はね。でもその世界はちゃんと時間が進んで最後には弾けて終わり、次の世を生み出す・・・、正真正銘の真なる世界さ。他の世界と同じようにね。限りなく本物に近い。文字を重ねて黒くなったページとは全く違う!」
俺は人差し指の爪でポリポリと顎を掻く。
「もう一度言う。お前らの事情なんて知らん。俺は自由に生きて気が済んだらこの世界から消えるだけだ。だから俺様の都合で世界が廻ってもらわねぇと」
『そうかい。とはいえ、猶予は三日。期限はそれ以上でもそれ以下でもないよ。まぁ精々抗うんだね。反逆の悪魔キリマル』
三日もありゃあ十分だ、と強がってみたが何も思いつかねぇ。
だが、諦めねぇぞ。俺は必ず世界の終わりを食い止める。
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