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デーモンロード
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アマリが来たという事は・・・。
キリマルが例の門の中で、永遠の戦いを終わらせたのだと歓喜するビャクヤは、大きな悪魔の姿を探す。
しかし、彼の姿や気配は感じない。
「影にでも潜んでいるのでしょうかッ? では東門は任せましょうッ!」
そう言ってビャクヤは混乱する東門のモンスターをそのままに、西門へと向かって砦の仲間たちを支援しようと向かう。
「【死雲】!」
「浄化の祈り!」
西門ではリッチの闇魔法と神官戦士の祈りの応酬が繰り広げられていた。
しかし、人間を捨てたメイジとやり合うのやはり不利なのか、神官戦士は常に後手に回っていた。
「リッチはアンデッドではないから、神官さんが相手をするには辛いでしょうッ!」
他のスペルキャスターたちは何をしているのかと見渡すと、地面に寝転がるローブ姿のメイジがあちこちにいた。
「これは・・・。【昏倒】の魔法ですかッ! 様子からしてッ! 近距離で不意を突かれた感じがします。しかしっ! 彼らが死んでいないのはラッキーな事ですッ! 魔法の出処はッ?!」
ビャクヤは、無限鞄から気付け薬を出すと次々とメイジたちを回復させ、【魔法探知】でメイジたちを昏倒させた何者かを探し出す。
「きききっ!」
魔法を見抜く視線で辺りを見回すビャクヤと目が合ったインプは、【透明化】を解いて急いで詠唱を開始した。
「遅いッ! 【魔法の矢】!」
魔法で出来た矢がビャクヤの指先から発射され、インプの喉を貫く。貫くと言うよりも威力が有りすぎて小悪魔の首がちぎれ飛んだ。
「おわッ!」
幽霊やグロテスクな物が苦手なビャクヤは慄いたが、リンネに尻を叩かれて神官の援護に向かった。
「西門は敵が少ないですねッ! 少々、魔法点を回復したのでッ! これでも喰らいなさいッ! スキル! 連続魔発動! んんん! 【細氷】×2!」
多くの魔物の周囲で空気が凍り、体温を奪う。
「本当は【吹雪】の魔法を撃ちたかったのですが・・・」
追加効果で敵の機動力を鈍らせる【細氷】は【吹雪】の下位互換なのだが、魔法点の少なくなったビャクヤにはこれが精一杯だった。
狭い範囲の一撃殲滅よりも、広範囲の敵に何かしらの影響を与える術を選んだのだ。
「いや、十分だぜ!」
ドリャップがスキルを使用して、矢継ぎ早に矢を放って動くに振くなった敵を仕留めていく。
ビャクヤの気付け薬で意識を取り戻したメイジたちが【大火球】などでリッチたちを一掃して、西門の形勢は逆転した。
「次は東門ですがッ!」
アマリの呪いで狂ったサイクロプスは多勢に無勢、多数の魔物に押されて倒れるところだった。
「島の半分の魔物は倒したような気がするのですがッ! まだこんなにもいるッ!」
魔法点の回復が追いつかなくなったビャクヤは等々覚悟を決めた。
「虚無の渦は魔法点が1ポイントでも残ればいいのですッ! 全魔法点を使うのですからッ!」
誰に言うでもなく、ビャクヤは手に魔力を籠める。
それは自分が、あの自由騎士ほど虚無の才能に恵まれていないという言い訳でもあった。
「おやおや、良いのですかね?」
街道の真ん中に現れた女悪魔がフフフと笑う。五つに分かれて尖り立つ金髪の下で、白い顔が松明に照らされて光っていた。
「デーモンロード・・・」
魔物の誰かが、ビャクヤの魔法の前に倒れていった大量の仲間を贄にして、召喚したのだろう。
ビャクヤは仮面の内側で下唇を噛む。
「殺しすぎましたかッ・・・。一所で大量に魔物を倒すとこういうデメリットがある事を忘れていまんしたッ!」
金の飾りが付いた黒ローブを着る魔界の領主は、虚無魔法を使おうとするビャクヤを指差した。
「魔人族は・・・。時間と共に魔法点が回復する種族とはいえ、その全てを使い切ると失神するのですよ? それでも虚無魔法を使うと?」
「承知のうえッ! 吾輩はッ! リンネを信じていますッ! きっと彼女が我輩を守ってくれるでしょうッ!」
「あの未熟なアーマーメイジがどうやって!?」
嘲笑してデーモンロードは両手を広げた。
「それに、私は魔法に長けている悪魔ですよ? 虚無魔法の対策法を知っています。撃てるものなら撃ってみなさい!」
ビャクヤは一瞬迷う。
デーモンロードはアークデーモンよりも上位の悪魔。
虚無魔法の弱点は既に知っていてもおかしくはない。しかし、悪魔は人の心を惑わし、自滅させるように仕向ける。
ビャクヤは素直に悪魔の領主を疑った。
「んんんッ! ブラフですなッ! この女悪魔を虚無の向こう側へ!」
手のひらで発生させた虚無をビャクヤはじっと見つめる。
ヤイバのように虚無の渦を敵の近くに発生させる術を、完全に会得していないビャクヤにとって、これは敵を巻き込む成功率を上げる自爆魔法ともいえる。だから使うのは最後の最後だった。
「あとは頼みましたよ! リンネ! 生まれくる吾輩たちの子供の事も!」
襲い掛かってくる魔物をひらひらと避けて、ビャクヤはデーモンロードを目指した。
「残念! そうはいきませんよ! 【魔法点吸収】!」
悪魔の妖艶な目が光ったと思うと、ビャクヤは失神した。
最後の魔法点を悪魔に吸われたのだ。
「誰が虚無の渦を我が身に受けると約束しましたか? ククク! さぁ魔物の皆さん。東門は瓦解しましたよ。中の人間どもを蹂躙して差し上げなさい。おっと! この魔人族には手出し無用。私が始末しますから」
「おおお!」
魔物たちが雄叫びを上げ、東門へと向かう。
しかし門の前では、リンネが地面を鳴らしながら道を塞ぐ。どこで手に入れたのか大盾を両手に装備して待ち構えていた。
「ビャクヤ! 早く目を覚まして!」
そう叫ぶアーマーナイトの声を聞いて、デーモンロードは口角を上げる。
「おやおや、この魔人族を貴方は愛しているのですねぇ。そのお腹の中の小さな命は・・・。そうですか。では・・・」
青い瞼の下で妖しく光る悪魔の目は、リンネのステータスをひと目で見抜く。ステータスだけではない。人間関係や体の状態までも見抜いたのだ。
悪魔がゆっくりとアマリに近づくのを、リンネは押し寄せる魔物の隙間から見て不安になる。
「なにを・・・」
なんと悪魔は魔刀天邪鬼の柄を握ったのだ。
リンネは「やったわ! 悪魔よ! 狂いなさい!」と心の中で願うも、デーモンロードは何事もなかったように、アマリを地面から引き抜いた。
「鑑定をするまでもないな。恐らくバーサクの呪いがある刀なのだろう。シンプルで飾り気がなく、漆黒の刀身。そして呪いのオーラを連想するような刃紋が美しい」
「なんで・・・!」
魔物に押されて、ビャクヤとデーモンロードが見えなくなったリンネは、デーモンロードが狂気の呪いを受けない事に嘆いた。
「ククク。何を驚いているのです? 貴方も知っているはずですよ。悪魔と暗黒騎士は呪いの装備を身につける事ができると」
そうだったとリンネは思い出して、何かを心の中で願おうとしてやめた。
”殺意を持ってビャクヤを殺せ”という考えが悪魔に悟られてはおしまいだからだ。
キリマルが例の門の中で、永遠の戦いを終わらせたのだと歓喜するビャクヤは、大きな悪魔の姿を探す。
しかし、彼の姿や気配は感じない。
「影にでも潜んでいるのでしょうかッ? では東門は任せましょうッ!」
そう言ってビャクヤは混乱する東門のモンスターをそのままに、西門へと向かって砦の仲間たちを支援しようと向かう。
「【死雲】!」
「浄化の祈り!」
西門ではリッチの闇魔法と神官戦士の祈りの応酬が繰り広げられていた。
しかし、人間を捨てたメイジとやり合うのやはり不利なのか、神官戦士は常に後手に回っていた。
「リッチはアンデッドではないから、神官さんが相手をするには辛いでしょうッ!」
他のスペルキャスターたちは何をしているのかと見渡すと、地面に寝転がるローブ姿のメイジがあちこちにいた。
「これは・・・。【昏倒】の魔法ですかッ! 様子からしてッ! 近距離で不意を突かれた感じがします。しかしっ! 彼らが死んでいないのはラッキーな事ですッ! 魔法の出処はッ?!」
ビャクヤは、無限鞄から気付け薬を出すと次々とメイジたちを回復させ、【魔法探知】でメイジたちを昏倒させた何者かを探し出す。
「きききっ!」
魔法を見抜く視線で辺りを見回すビャクヤと目が合ったインプは、【透明化】を解いて急いで詠唱を開始した。
「遅いッ! 【魔法の矢】!」
魔法で出来た矢がビャクヤの指先から発射され、インプの喉を貫く。貫くと言うよりも威力が有りすぎて小悪魔の首がちぎれ飛んだ。
「おわッ!」
幽霊やグロテスクな物が苦手なビャクヤは慄いたが、リンネに尻を叩かれて神官の援護に向かった。
「西門は敵が少ないですねッ! 少々、魔法点を回復したのでッ! これでも喰らいなさいッ! スキル! 連続魔発動! んんん! 【細氷】×2!」
多くの魔物の周囲で空気が凍り、体温を奪う。
「本当は【吹雪】の魔法を撃ちたかったのですが・・・」
追加効果で敵の機動力を鈍らせる【細氷】は【吹雪】の下位互換なのだが、魔法点の少なくなったビャクヤにはこれが精一杯だった。
狭い範囲の一撃殲滅よりも、広範囲の敵に何かしらの影響を与える術を選んだのだ。
「いや、十分だぜ!」
ドリャップがスキルを使用して、矢継ぎ早に矢を放って動くに振くなった敵を仕留めていく。
ビャクヤの気付け薬で意識を取り戻したメイジたちが【大火球】などでリッチたちを一掃して、西門の形勢は逆転した。
「次は東門ですがッ!」
アマリの呪いで狂ったサイクロプスは多勢に無勢、多数の魔物に押されて倒れるところだった。
「島の半分の魔物は倒したような気がするのですがッ! まだこんなにもいるッ!」
魔法点の回復が追いつかなくなったビャクヤは等々覚悟を決めた。
「虚無の渦は魔法点が1ポイントでも残ればいいのですッ! 全魔法点を使うのですからッ!」
誰に言うでもなく、ビャクヤは手に魔力を籠める。
それは自分が、あの自由騎士ほど虚無の才能に恵まれていないという言い訳でもあった。
「おやおや、良いのですかね?」
街道の真ん中に現れた女悪魔がフフフと笑う。五つに分かれて尖り立つ金髪の下で、白い顔が松明に照らされて光っていた。
「デーモンロード・・・」
魔物の誰かが、ビャクヤの魔法の前に倒れていった大量の仲間を贄にして、召喚したのだろう。
ビャクヤは仮面の内側で下唇を噛む。
「殺しすぎましたかッ・・・。一所で大量に魔物を倒すとこういうデメリットがある事を忘れていまんしたッ!」
金の飾りが付いた黒ローブを着る魔界の領主は、虚無魔法を使おうとするビャクヤを指差した。
「魔人族は・・・。時間と共に魔法点が回復する種族とはいえ、その全てを使い切ると失神するのですよ? それでも虚無魔法を使うと?」
「承知のうえッ! 吾輩はッ! リンネを信じていますッ! きっと彼女が我輩を守ってくれるでしょうッ!」
「あの未熟なアーマーメイジがどうやって!?」
嘲笑してデーモンロードは両手を広げた。
「それに、私は魔法に長けている悪魔ですよ? 虚無魔法の対策法を知っています。撃てるものなら撃ってみなさい!」
ビャクヤは一瞬迷う。
デーモンロードはアークデーモンよりも上位の悪魔。
虚無魔法の弱点は既に知っていてもおかしくはない。しかし、悪魔は人の心を惑わし、自滅させるように仕向ける。
ビャクヤは素直に悪魔の領主を疑った。
「んんんッ! ブラフですなッ! この女悪魔を虚無の向こう側へ!」
手のひらで発生させた虚無をビャクヤはじっと見つめる。
ヤイバのように虚無の渦を敵の近くに発生させる術を、完全に会得していないビャクヤにとって、これは敵を巻き込む成功率を上げる自爆魔法ともいえる。だから使うのは最後の最後だった。
「あとは頼みましたよ! リンネ! 生まれくる吾輩たちの子供の事も!」
襲い掛かってくる魔物をひらひらと避けて、ビャクヤはデーモンロードを目指した。
「残念! そうはいきませんよ! 【魔法点吸収】!」
悪魔の妖艶な目が光ったと思うと、ビャクヤは失神した。
最後の魔法点を悪魔に吸われたのだ。
「誰が虚無の渦を我が身に受けると約束しましたか? ククク! さぁ魔物の皆さん。東門は瓦解しましたよ。中の人間どもを蹂躙して差し上げなさい。おっと! この魔人族には手出し無用。私が始末しますから」
「おおお!」
魔物たちが雄叫びを上げ、東門へと向かう。
しかし門の前では、リンネが地面を鳴らしながら道を塞ぐ。どこで手に入れたのか大盾を両手に装備して待ち構えていた。
「ビャクヤ! 早く目を覚まして!」
そう叫ぶアーマーナイトの声を聞いて、デーモンロードは口角を上げる。
「おやおや、この魔人族を貴方は愛しているのですねぇ。そのお腹の中の小さな命は・・・。そうですか。では・・・」
青い瞼の下で妖しく光る悪魔の目は、リンネのステータスをひと目で見抜く。ステータスだけではない。人間関係や体の状態までも見抜いたのだ。
悪魔がゆっくりとアマリに近づくのを、リンネは押し寄せる魔物の隙間から見て不安になる。
「なにを・・・」
なんと悪魔は魔刀天邪鬼の柄を握ったのだ。
リンネは「やったわ! 悪魔よ! 狂いなさい!」と心の中で願うも、デーモンロードは何事もなかったように、アマリを地面から引き抜いた。
「鑑定をするまでもないな。恐らくバーサクの呪いがある刀なのだろう。シンプルで飾り気がなく、漆黒の刀身。そして呪いのオーラを連想するような刃紋が美しい」
「なんで・・・!」
魔物に押されて、ビャクヤとデーモンロードが見えなくなったリンネは、デーモンロードが狂気の呪いを受けない事に嘆いた。
「ククク。何を驚いているのです? 貴方も知っているはずですよ。悪魔と暗黒騎士は呪いの装備を身につける事ができると」
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