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タンサル将軍
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食物を摂取すると体が水を大量に消費するのを忘れていた。サバイバルなんかでも、まず水を確保してから食事をするのが定石。
「今ならスライムのお陰で、下水が凄く奇麗だから飲み放題なんだけどなぁ、流石に飲むのは嫌か」
「奇麗だと分かっていても、下水は飲みたくないよぉ」
ここに、自由騎士のヤイバさんがいたら、下水を飲むなんて提案を聞いた瞬間に卒倒するだろうな。あの人、潔癖症だから。
「ムクもそう思うか~。じゃあ、この水をば・・・」
俺は霊山オゴソの天然水が入った割れない瓶を、デュプリケーターに置いた。
機械の吐き出し口からは、水の入った瓶が大量に出てくる。
「水だぁ!」
オライオンの人たちは歓声を上げ、列を作り始めた。
ふふふ、飲んで驚け。オゴソの水はびっくりするぐらい美味いぞぉ。
「今度はちゃんと並んでいますね。助かりますよ」
パン配りの時に、揉みくちゃにされていたパンさんが、胸を撫で下ろす。
全員に行き渡ると分かっているので、誰もが慌てる必要がないと理解している。衣食足りて礼節を知るの第一段階だ。
それに皆の顔が柔和になったような気がするのは、心に余裕ができたお陰かな。
俺の『人心を掴むなら胃袋から』作戦は上手くいっているようだ。
彼らを食べ物で釣るみたいで、少し悪い気はするけど、俺に恩義を感じて、戦争に加担しないでいてくれるとありがたい。
この国には徴兵制が無いみたいだけど、傭兵ギルドに入って樹族国と戦いますってなったら嫌だもんな。ドワーフ同様、獣人も基本的に、戦士として即戦力になるからさぁ。
「レオンの首都なのに、飢えから救ってくれたのが、樹族国の者とは皮肉な事だな」
皮肉屋のサーカが腕を組んでフンと鼻で笑う。相変わらず、どこぞの惑星の王子様みたいな態度だ。
「ビャッコ首長は、食料を多めに送っていると言ってたけど、全く行き渡ってないように見えるね。一体どこに消えたんだい?」
ウィングがその辺の犬人に聞いている。
「あぁ、それでしたら全部軍隊に送られているんですよ。あいつら何もしないくせに、飯ばっかり食いやがるごく潰しですから」
「そのごく潰しってのは、国境沿いの軍隊の事かい?」
「そうでさぁな、司祭様」
「民を守る為の軍隊が食料を全部巻き上げているなんて、本末転倒だね」
ウィングはそう言って呆れている。
全くだな。とはいえ、軍隊がしっかりしてないと、国を守れない。何事もバランスが大切だな。
「水を飲んだら、このコイケーズ・ヘッドのポタージュを飲んでみてくれ」
俺はデュプリケーターで増やしたポタージュを犬人に渡した。犬人は美味しそうに飲んでくれている。これも増やして全員に行き渡らせれば、暫くは喉の渇きを感じなくなるだろう。
まぁ、機械が壊れない限り、水や食料の心配はいらないんだけども。念のため。
「止まれ! 指示があるまで待機だ!」
ん? オライオンの門の方がガチャガチャと騒がしいぞ。
「バトルコック団の一味、ピーター、ピーターはいるか!」
なんだなんだ!? 誰だ、あの猿人は。それに・・・。うわぁ! 凄い数の兵士! 門の向こう側―――、街道に並ぶ兵士の数はざっと五千人ぐらいか。
「あの~。うちのピーターが何かしましたか?」
俺は揉み手をしながら、馬上の指揮官らしき猿人を見下ろし、一瞬だけ横目でピーターを確認する。
ギルドのテラスでコーヒーを飲んでいたピーターだが、状況を察したのか、こちらを振り返る事なく頭の尖がりが沈んでいった。椅子の背もたれが大きかったお陰で、指揮官や兵士から死角になっていたようだ。陰に潜ったのがバレていない。
「あやつは、国境沿いの野営地に忍び込み、トウバ将軍とフレア将軍を眠らせて消えたのだ。恐らく偵察にきたのだろう」
ホッ。殺したんじゃなかったんだ。良かった。
ビャッコさんやトウスさんから聞いて知っているけど、トウバってトウスさんのお父さんだよな。トウス・イブン・トウバ(トウバの息子トウス)だからな。フレアってのが奥さんだな。
にしても、ピーターのヤツ、先走りやがって! 皆で偵察に行くって言っただろ。先走るのは汁だけにしとけぃ!
「すいません、ピーターならまだ帰ってきていませんが」
取り合えず、この状況をなんとかしないと・・・。
「ならば、バトルコック団のリーダーであるお前に責任を取ってもらおう。そもそも、樹族国の冒険者がここにいる事がおかしいのだからな」
まぁ、そうなるわな。一応驚いておこう。
「は? 俺が、ですか? せ、責任といいますと?」
「無論、貴様らを捕縛する。ビャッコとの交渉材料になってもらうぞ」
「って事は、これからビャッコさんの所に行くんですか?」
「そうだ。お前らはビャッコの差し金だとスルターン様の伝令から聞いている。奴が裏切ったとなると、討伐任務が発生するのは当然だろう」
「失礼ですが、あなた様のお名前と身分を聞いてもよろしいでしょうか?」
「タンサル軍の将軍、タンサル・イブン・タンサだ」
「他の将軍は来ていないのですか?」
「何が言いたい? 私だけでは力不足だとでも?」
「いえ、滅相もない。失礼しました」
この中にトウバさんとフレアさんがいないって事は、国境警備の任務に就いたままなんだな。
―――コツン!
「ぬ!」
どこからか飛んできた小石が、タンサルの被る、シシャークによく似た兜に当たった。
「誰だ!」
誰も返事をしない。
一瞬、静寂が辺りを包む。
一呼吸おいて、オライオンの人たちが、指揮官や兵士たちに石を投げ始めた。その目には憎しみが浮かんでいる。
「お前らのせいで、俺たちは飢えていたんだぞ! なのに、命の恩人であるオビオ様を連れて行くなんて、許さねぇ!」
「そうだ、そうだ!」
「お前らは国境沿いでずっと、怠けながら飯を食い、糞をひっては、寝ていただけだろ」
「ごく潰しの、くそ野郎どもが!」
民衆の罵声とともに石の雨が酷くなった。俺たちにも当たりそうなので、ちょっと民衆側に避ける。
「ばかもの! 誰がこの国を樹族国から守っていると思っているのだ!」
将軍は、顔に飛んでくる石を手甲で防ぎながら、怒鳴った。
「その樹族国がいつ攻めて来たってんだい! シルビィ隊が攻めて来たのも何十年も前の事だろう。それに、今が危険な時期だってなら、とっとと戦争を仕掛けりゃいいんだよ!」
豚人の奥さんが反論した。奥さん、タカ派か。結構過激な事を言うねぇ。
「えぇい! やかましい! 戦争を仕掛けるかどうかは、スルターン様の命令次第だ。、お前ら素人の都合で軍隊がホイホイ動くものか!」
「とにかく、命の恩人のオビオ様を連れていくな!」
うう、皆。そんなに俺の事を。義理堅い良い人たちばかりだ。作戦なんか立てなくても、ここの人たちはきっと俺を庇ってくれただろう。
民衆の反乱に、タンサル将軍の赤い顔が余計に真っ赤になっている。
「貴様らぁ! 樹族国のスパイに加担する気か! ならば、ここで切り伏せてやるわ! 全員武器を構え!」
近くにいた兵士たちが一斉に前に出てきた。手に持つ槍の矛先は、本来守るはずのオライオン市民に向いている。
「わぁ! 待ってください! 将軍!」
この混乱を納めるべく、俺はありったけの声を出して、皆の注目を集めた。
「今ならスライムのお陰で、下水が凄く奇麗だから飲み放題なんだけどなぁ、流石に飲むのは嫌か」
「奇麗だと分かっていても、下水は飲みたくないよぉ」
ここに、自由騎士のヤイバさんがいたら、下水を飲むなんて提案を聞いた瞬間に卒倒するだろうな。あの人、潔癖症だから。
「ムクもそう思うか~。じゃあ、この水をば・・・」
俺は霊山オゴソの天然水が入った割れない瓶を、デュプリケーターに置いた。
機械の吐き出し口からは、水の入った瓶が大量に出てくる。
「水だぁ!」
オライオンの人たちは歓声を上げ、列を作り始めた。
ふふふ、飲んで驚け。オゴソの水はびっくりするぐらい美味いぞぉ。
「今度はちゃんと並んでいますね。助かりますよ」
パン配りの時に、揉みくちゃにされていたパンさんが、胸を撫で下ろす。
全員に行き渡ると分かっているので、誰もが慌てる必要がないと理解している。衣食足りて礼節を知るの第一段階だ。
それに皆の顔が柔和になったような気がするのは、心に余裕ができたお陰かな。
俺の『人心を掴むなら胃袋から』作戦は上手くいっているようだ。
彼らを食べ物で釣るみたいで、少し悪い気はするけど、俺に恩義を感じて、戦争に加担しないでいてくれるとありがたい。
この国には徴兵制が無いみたいだけど、傭兵ギルドに入って樹族国と戦いますってなったら嫌だもんな。ドワーフ同様、獣人も基本的に、戦士として即戦力になるからさぁ。
「レオンの首都なのに、飢えから救ってくれたのが、樹族国の者とは皮肉な事だな」
皮肉屋のサーカが腕を組んでフンと鼻で笑う。相変わらず、どこぞの惑星の王子様みたいな態度だ。
「ビャッコ首長は、食料を多めに送っていると言ってたけど、全く行き渡ってないように見えるね。一体どこに消えたんだい?」
ウィングがその辺の犬人に聞いている。
「あぁ、それでしたら全部軍隊に送られているんですよ。あいつら何もしないくせに、飯ばっかり食いやがるごく潰しですから」
「そのごく潰しってのは、国境沿いの軍隊の事かい?」
「そうでさぁな、司祭様」
「民を守る為の軍隊が食料を全部巻き上げているなんて、本末転倒だね」
ウィングはそう言って呆れている。
全くだな。とはいえ、軍隊がしっかりしてないと、国を守れない。何事もバランスが大切だな。
「水を飲んだら、このコイケーズ・ヘッドのポタージュを飲んでみてくれ」
俺はデュプリケーターで増やしたポタージュを犬人に渡した。犬人は美味しそうに飲んでくれている。これも増やして全員に行き渡らせれば、暫くは喉の渇きを感じなくなるだろう。
まぁ、機械が壊れない限り、水や食料の心配はいらないんだけども。念のため。
「止まれ! 指示があるまで待機だ!」
ん? オライオンの門の方がガチャガチャと騒がしいぞ。
「バトルコック団の一味、ピーター、ピーターはいるか!」
なんだなんだ!? 誰だ、あの猿人は。それに・・・。うわぁ! 凄い数の兵士! 門の向こう側―――、街道に並ぶ兵士の数はざっと五千人ぐらいか。
「あの~。うちのピーターが何かしましたか?」
俺は揉み手をしながら、馬上の指揮官らしき猿人を見下ろし、一瞬だけ横目でピーターを確認する。
ギルドのテラスでコーヒーを飲んでいたピーターだが、状況を察したのか、こちらを振り返る事なく頭の尖がりが沈んでいった。椅子の背もたれが大きかったお陰で、指揮官や兵士から死角になっていたようだ。陰に潜ったのがバレていない。
「あやつは、国境沿いの野営地に忍び込み、トウバ将軍とフレア将軍を眠らせて消えたのだ。恐らく偵察にきたのだろう」
ホッ。殺したんじゃなかったんだ。良かった。
ビャッコさんやトウスさんから聞いて知っているけど、トウバってトウスさんのお父さんだよな。トウス・イブン・トウバ(トウバの息子トウス)だからな。フレアってのが奥さんだな。
にしても、ピーターのヤツ、先走りやがって! 皆で偵察に行くって言っただろ。先走るのは汁だけにしとけぃ!
「すいません、ピーターならまだ帰ってきていませんが」
取り合えず、この状況をなんとかしないと・・・。
「ならば、バトルコック団のリーダーであるお前に責任を取ってもらおう。そもそも、樹族国の冒険者がここにいる事がおかしいのだからな」
まぁ、そうなるわな。一応驚いておこう。
「は? 俺が、ですか? せ、責任といいますと?」
「無論、貴様らを捕縛する。ビャッコとの交渉材料になってもらうぞ」
「って事は、これからビャッコさんの所に行くんですか?」
「そうだ。お前らはビャッコの差し金だとスルターン様の伝令から聞いている。奴が裏切ったとなると、討伐任務が発生するのは当然だろう」
「失礼ですが、あなた様のお名前と身分を聞いてもよろしいでしょうか?」
「タンサル軍の将軍、タンサル・イブン・タンサだ」
「他の将軍は来ていないのですか?」
「何が言いたい? 私だけでは力不足だとでも?」
「いえ、滅相もない。失礼しました」
この中にトウバさんとフレアさんがいないって事は、国境警備の任務に就いたままなんだな。
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どこからか飛んできた小石が、タンサルの被る、シシャークによく似た兜に当たった。
「誰だ!」
誰も返事をしない。
一瞬、静寂が辺りを包む。
一呼吸おいて、オライオンの人たちが、指揮官や兵士たちに石を投げ始めた。その目には憎しみが浮かんでいる。
「お前らのせいで、俺たちは飢えていたんだぞ! なのに、命の恩人であるオビオ様を連れて行くなんて、許さねぇ!」
「そうだ、そうだ!」
「お前らは国境沿いでずっと、怠けながら飯を食い、糞をひっては、寝ていただけだろ」
「ごく潰しの、くそ野郎どもが!」
民衆の罵声とともに石の雨が酷くなった。俺たちにも当たりそうなので、ちょっと民衆側に避ける。
「ばかもの! 誰がこの国を樹族国から守っていると思っているのだ!」
将軍は、顔に飛んでくる石を手甲で防ぎながら、怒鳴った。
「その樹族国がいつ攻めて来たってんだい! シルビィ隊が攻めて来たのも何十年も前の事だろう。それに、今が危険な時期だってなら、とっとと戦争を仕掛けりゃいいんだよ!」
豚人の奥さんが反論した。奥さん、タカ派か。結構過激な事を言うねぇ。
「えぇい! やかましい! 戦争を仕掛けるかどうかは、スルターン様の命令次第だ。、お前ら素人の都合で軍隊がホイホイ動くものか!」
「とにかく、命の恩人のオビオ様を連れていくな!」
うう、皆。そんなに俺の事を。義理堅い良い人たちばかりだ。作戦なんか立てなくても、ここの人たちはきっと俺を庇ってくれただろう。
民衆の反乱に、タンサル将軍の赤い顔が余計に真っ赤になっている。
「貴様らぁ! 樹族国のスパイに加担する気か! ならば、ここで切り伏せてやるわ! 全員武器を構え!」
近くにいた兵士たちが一斉に前に出てきた。手に持つ槍の矛先は、本来守るはずのオライオン市民に向いている。
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