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カルト教団と修道騎士 4
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傲慢で尊大な態度のちょび髭は両手を縛られて跪く俺とピーターを見下ろしている。
「私はね、謀に加わるのは大好きなのだが、謀られるのは大嫌いなのだよ、オーガ君」
樹族の多くが緑色の髪と緑色の目をしている。
緑色は目に優しい色と言われているが、ホキキ・スピナッチの目は優しくなかった。冷たい三白眼は嗜虐心に満ちている。
「さて処刑方法だがね・・・。普通に殺すのは面白くない。そうだ!あの修道騎士!修道女とは生涯独身を貫く身。よし、あれをやろう。あれはきついぞ!ヒヒヒ!」
ちょび髭は手をポンと叩くと、横にいた美少年樹族のナガラが顔を背けたのを俺は見逃さなかった。
(ん?何をするのかは知らないが、今からやる事をナガラは不本意に思っているな。この教団は一枚岩ってわけでもなさそうだ)
「このオーガに説明してさしあげなさい、ナガラ」
そう命令された美少年がギリッと奥歯を噛みしめたのを確かに見た。
(やっぱりそうだ。なにか訳ありだな)
ナガラは怒りを噛み殺して口を開いた。
「君は今から彼女と今からまぐわうんだ・・・。まず台所へ向かってその事を彼女に伝える。そして彼女連れてきて皆の前で・・・。これは命の創生という儀式だ」
「へ?」
俺は正直、この美少年が何を言っているのかわからなかった。
すると北斗神拳の無想転生をいつ習得したのかと思うぐらいピーターがスススーッと手を挙げた。
「僕がその役目、引き受けましょう。オビオはいつも騎士様の夜のお相手をしているのでキンタマが空っぽだと思うのです」
なに透き通った空のように爽やかな顔で邪念に塗れた事いってんのーー!キンタマとか言うなーー!
「でも、男が絶頂を迎えた瞬間にホキキ様の【死】の魔法が飛んできますよ?いいのですか?この儀式では男が殺されます」
男が絶頂を迎えたのかどうかなんてどうやって解るんだよ!
「やだ!僕は死にたくないよっ!プンプン!」
ピーターは怒りながら手を引っ込めた。
なにキレてんだよ!真っ直ぐ透過する目でナガラを見て挙手したのはお前でしょうがーー!俺の代わりに死ねィ、ピーター!!
「私は優しいでしょう?オーガ君。絶頂の間際にあの世に行けるのですよ?そしてあの女騎士は君の子を孕んで一生苦しむ。ああ素敵な処刑方法だ!」
「は?オーガと地走り族は子孫が残せないと聞いたぞ?」
俺は本屋で収集したエッチな情報を総動員してホキキにそう答える。
「そう言われているが、樹族国では地走り族とオーガに殆ど接点がなかった。多民族国家ポルロンドではオーガと血走り族の夫婦がいて稀に子供ができる事もあるのだよ」
まじか・・・。どんな子供が生まれてくるんだ?レッサーオーガ、つまり人間でも生まれて来るのか?
「その儀式をしたらピーターやメリィさんは殺さないでくれるか?」
「ああ、なんと気高きオーガか!勿論ですとも!約束しよう!」
ホキキは落ちる枯葉のように手をひらひらさせてお辞儀をした。くそ・・・。
(今はふざけているがいいさ!俺が台所に入った途端、お前は終わりなんだからな!)
と思いつつも俺は不安になってきた。
あれだけ強キャラ感を出しているキリマルさんがスンゲー弱かったらどうしよう。体もひょろっとしてるし、髪も滅茶苦茶長くて片目だけしか出てない。前が見えるのか?
いや、キリマルさんを信じよう。さっき寸胴鍋を拾うふりをして地面に落ちていた刀を回収しておいたんだ。刀の落ちている地面に亜空間ポケットの穴を開けてそこに刀を落とした!なので今、刀は俺が持っているッ!
(刀をキリマルさんに渡した時、反撃は始まるぜ!)
「では準備を!」
ホキキの声に信者たちが忙しく動き始めた。まず部屋の真ん中にある長テーブルを端にやる。それから見えるか見えないかの微妙に透け透け感のある薄い麻の天幕を用意した。
この中でやれって事か・・・。一応丸見えじゃないのはありがたい。どの道、変な儀式をやる前にキリマルさんが斬り込んでくれるだろう。魔法すら両断すると言っていたあの刀で・・・。
「さぁオーガよ。修道騎士に儀式の開始を告げるのです!」
クックック。終わりは近いぞ、狂信者ども。さぁ俺は台所に入るぞ?カーッカッカ!お前の負けだー!狂信者マン!
俺は結界を通るとすぐにガッツポーズをした。後ろから信者はついて来ておらず【捕縛】の効果も今消えたので両手は自由だ。
「ハハハ!やった!キリマルさん!刀を持ってきましたよ!」
「ほう?やるじゃねぇか。で、俺のアマノジャクはどこだい?」
俺は嬉しそうにアマノジャクを亜空間ポケットから出した。取り出すときに鑑定しようかと思ったけど今はそんな時じゃないしな・・・。それにしてもキリマルさんは何かを心配していたように見えたので訊ねる。
「どうしたんです?」
「いや、アマノジャクは妖刀でな。・・・オビオは運がいいぜ。柄を持っていたら呪われていた。鞘を持って取り出したのは正解だったぞ」
「まじ?こわっ!でもキリマルさんは平気なんですか?」
妖刀の柄を持ってからビュッと一振りするキリマルさんは特に異常はない。
「ああ、俺はこいつをねじ伏せたんだ。だから平気だ」
すげぇ!やっぱこの人、ただ者じゃねぇ!呪いの武器を手懐けるなんて!
「ただ、結界を破るのは少し時間が掛かる。五分ほど時間を稼いでくれるか?オビオ」
五分・・・。結構長いな・・・。
「わ、わかった。何とかしてみせる。そうだ、メリィさん!」
「あら?私、貴方に名乗ったかしらぁ?」
垂れ目を細くして人差し指の先を顎につけて考えるメリィさんの肩に手を置いてド直球に伝えた。
「俺とまぐわってください!」
野暮ったい田舎娘といった感じの整えていない眉毛も銀色の目も微動だにしない。
(説明している暇はないんだよなぁ。台所の外が騒がしくなってきた・・・。もたもたしてっと下手すりゃ俺もメリィさんもピーターも殺される可能性がある・・・)
「早くしたまえよ、オーガ。神聖な儀式なのだ、神を待たせてはいけない」
台所の外からホキキの声がする。一体何がどう神聖なんだよ!
駄目だ、グダグダしているとあいつらが入って来る。今ここでメリィさんに、演技で良いので儀式をしてくれなんて言えば聞こえるだろう。
「いいわよぉ。でもまぐわうってなにかしらぁ?」
ぐぉ!純粋過ぎる!修道女だから何も知らないんだ!知性8も影響しているのかもしれねぇ・・・。
「とにかく俺のいう事を聞いてくれれば、何とかなりますから!」
「わかったぁ」
このやり取りで一分は稼げただろうか?キリマルさんは台所の扉から死角になる場所に立っているから、狂信者たちに刀を構えて気を溜めている姿は見られていない。
「下着姿になって天幕に入れ」
信者がニヤニヤしながらドアの隙間から命令する。
「言うとおりにしましょう」
「はい・・・」
メリィさんは俺を信じてくれているのか、素直にクリーム色の鎧を脱ぎ始めた。俺も鎧を脱いでボクサーパンツ一枚の姿になる。久しぶりだな、この恰好。
「は、恥ずかしい・・・」
彼女の下着は麻のくたびれた下着だった。修道女なんだからきっと質素な生活をしているのだろうな。下着だって少ないのを大事に使っているんだ。フランちゃんと似たタイプだけど真反対にいるような純粋さ。別にフランちゃんが汚れてるわけではないけども。
「大丈夫、キリマルさんがなんとかしてくれます」
俺は小さい声でそう励ますと、メリィさんの手を引っ張って台所の外へと向かった。
出る時にキリマルさんに目配せするとキリマルさんも頷いてからニヤリと笑った。
(よし、いける・・・!)
気の毒そうな顔をする村人を避けて俺とメリィさんは天幕に入った。
天幕に入る直前に俺の胸の紋章を見て、ホキキは一瞬ビクリとしたように見えた。奴は気づいている。俺がウォール家に関わる者だと。それでもその事を無視して儀式の開始を告げた。
「よし!では儀式始め!」
「私はね、謀に加わるのは大好きなのだが、謀られるのは大嫌いなのだよ、オーガ君」
樹族の多くが緑色の髪と緑色の目をしている。
緑色は目に優しい色と言われているが、ホキキ・スピナッチの目は優しくなかった。冷たい三白眼は嗜虐心に満ちている。
「さて処刑方法だがね・・・。普通に殺すのは面白くない。そうだ!あの修道騎士!修道女とは生涯独身を貫く身。よし、あれをやろう。あれはきついぞ!ヒヒヒ!」
ちょび髭は手をポンと叩くと、横にいた美少年樹族のナガラが顔を背けたのを俺は見逃さなかった。
(ん?何をするのかは知らないが、今からやる事をナガラは不本意に思っているな。この教団は一枚岩ってわけでもなさそうだ)
「このオーガに説明してさしあげなさい、ナガラ」
そう命令された美少年がギリッと奥歯を噛みしめたのを確かに見た。
(やっぱりそうだ。なにか訳ありだな)
ナガラは怒りを噛み殺して口を開いた。
「君は今から彼女と今からまぐわうんだ・・・。まず台所へ向かってその事を彼女に伝える。そして彼女連れてきて皆の前で・・・。これは命の創生という儀式だ」
「へ?」
俺は正直、この美少年が何を言っているのかわからなかった。
すると北斗神拳の無想転生をいつ習得したのかと思うぐらいピーターがスススーッと手を挙げた。
「僕がその役目、引き受けましょう。オビオはいつも騎士様の夜のお相手をしているのでキンタマが空っぽだと思うのです」
なに透き通った空のように爽やかな顔で邪念に塗れた事いってんのーー!キンタマとか言うなーー!
「でも、男が絶頂を迎えた瞬間にホキキ様の【死】の魔法が飛んできますよ?いいのですか?この儀式では男が殺されます」
男が絶頂を迎えたのかどうかなんてどうやって解るんだよ!
「やだ!僕は死にたくないよっ!プンプン!」
ピーターは怒りながら手を引っ込めた。
なにキレてんだよ!真っ直ぐ透過する目でナガラを見て挙手したのはお前でしょうがーー!俺の代わりに死ねィ、ピーター!!
「私は優しいでしょう?オーガ君。絶頂の間際にあの世に行けるのですよ?そしてあの女騎士は君の子を孕んで一生苦しむ。ああ素敵な処刑方法だ!」
「は?オーガと地走り族は子孫が残せないと聞いたぞ?」
俺は本屋で収集したエッチな情報を総動員してホキキにそう答える。
「そう言われているが、樹族国では地走り族とオーガに殆ど接点がなかった。多民族国家ポルロンドではオーガと血走り族の夫婦がいて稀に子供ができる事もあるのだよ」
まじか・・・。どんな子供が生まれてくるんだ?レッサーオーガ、つまり人間でも生まれて来るのか?
「その儀式をしたらピーターやメリィさんは殺さないでくれるか?」
「ああ、なんと気高きオーガか!勿論ですとも!約束しよう!」
ホキキは落ちる枯葉のように手をひらひらさせてお辞儀をした。くそ・・・。
(今はふざけているがいいさ!俺が台所に入った途端、お前は終わりなんだからな!)
と思いつつも俺は不安になってきた。
あれだけ強キャラ感を出しているキリマルさんがスンゲー弱かったらどうしよう。体もひょろっとしてるし、髪も滅茶苦茶長くて片目だけしか出てない。前が見えるのか?
いや、キリマルさんを信じよう。さっき寸胴鍋を拾うふりをして地面に落ちていた刀を回収しておいたんだ。刀の落ちている地面に亜空間ポケットの穴を開けてそこに刀を落とした!なので今、刀は俺が持っているッ!
(刀をキリマルさんに渡した時、反撃は始まるぜ!)
「では準備を!」
ホキキの声に信者たちが忙しく動き始めた。まず部屋の真ん中にある長テーブルを端にやる。それから見えるか見えないかの微妙に透け透け感のある薄い麻の天幕を用意した。
この中でやれって事か・・・。一応丸見えじゃないのはありがたい。どの道、変な儀式をやる前にキリマルさんが斬り込んでくれるだろう。魔法すら両断すると言っていたあの刀で・・・。
「さぁオーガよ。修道騎士に儀式の開始を告げるのです!」
クックック。終わりは近いぞ、狂信者ども。さぁ俺は台所に入るぞ?カーッカッカ!お前の負けだー!狂信者マン!
俺は結界を通るとすぐにガッツポーズをした。後ろから信者はついて来ておらず【捕縛】の効果も今消えたので両手は自由だ。
「ハハハ!やった!キリマルさん!刀を持ってきましたよ!」
「ほう?やるじゃねぇか。で、俺のアマノジャクはどこだい?」
俺は嬉しそうにアマノジャクを亜空間ポケットから出した。取り出すときに鑑定しようかと思ったけど今はそんな時じゃないしな・・・。それにしてもキリマルさんは何かを心配していたように見えたので訊ねる。
「どうしたんです?」
「いや、アマノジャクは妖刀でな。・・・オビオは運がいいぜ。柄を持っていたら呪われていた。鞘を持って取り出したのは正解だったぞ」
「まじ?こわっ!でもキリマルさんは平気なんですか?」
妖刀の柄を持ってからビュッと一振りするキリマルさんは特に異常はない。
「ああ、俺はこいつをねじ伏せたんだ。だから平気だ」
すげぇ!やっぱこの人、ただ者じゃねぇ!呪いの武器を手懐けるなんて!
「ただ、結界を破るのは少し時間が掛かる。五分ほど時間を稼いでくれるか?オビオ」
五分・・・。結構長いな・・・。
「わ、わかった。何とかしてみせる。そうだ、メリィさん!」
「あら?私、貴方に名乗ったかしらぁ?」
垂れ目を細くして人差し指の先を顎につけて考えるメリィさんの肩に手を置いてド直球に伝えた。
「俺とまぐわってください!」
野暮ったい田舎娘といった感じの整えていない眉毛も銀色の目も微動だにしない。
(説明している暇はないんだよなぁ。台所の外が騒がしくなってきた・・・。もたもたしてっと下手すりゃ俺もメリィさんもピーターも殺される可能性がある・・・)
「早くしたまえよ、オーガ。神聖な儀式なのだ、神を待たせてはいけない」
台所の外からホキキの声がする。一体何がどう神聖なんだよ!
駄目だ、グダグダしているとあいつらが入って来る。今ここでメリィさんに、演技で良いので儀式をしてくれなんて言えば聞こえるだろう。
「いいわよぉ。でもまぐわうってなにかしらぁ?」
ぐぉ!純粋過ぎる!修道女だから何も知らないんだ!知性8も影響しているのかもしれねぇ・・・。
「とにかく俺のいう事を聞いてくれれば、何とかなりますから!」
「わかったぁ」
このやり取りで一分は稼げただろうか?キリマルさんは台所の扉から死角になる場所に立っているから、狂信者たちに刀を構えて気を溜めている姿は見られていない。
「下着姿になって天幕に入れ」
信者がニヤニヤしながらドアの隙間から命令する。
「言うとおりにしましょう」
「はい・・・」
メリィさんは俺を信じてくれているのか、素直にクリーム色の鎧を脱ぎ始めた。俺も鎧を脱いでボクサーパンツ一枚の姿になる。久しぶりだな、この恰好。
「は、恥ずかしい・・・」
彼女の下着は麻のくたびれた下着だった。修道女なんだからきっと質素な生活をしているのだろうな。下着だって少ないのを大事に使っているんだ。フランちゃんと似たタイプだけど真反対にいるような純粋さ。別にフランちゃんが汚れてるわけではないけども。
「大丈夫、キリマルさんがなんとかしてくれます」
俺は小さい声でそう励ますと、メリィさんの手を引っ張って台所の外へと向かった。
出る時にキリマルさんに目配せするとキリマルさんも頷いてからニヤリと笑った。
(よし、いける・・・!)
気の毒そうな顔をする村人を避けて俺とメリィさんは天幕に入った。
天幕に入る直前に俺の胸の紋章を見て、ホキキは一瞬ビクリとしたように見えた。奴は気づいている。俺がウォール家に関わる者だと。それでもその事を無視して儀式の開始を告げた。
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