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恐怖の女
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――――ブシャア!!
血飛沫が飛び散る中、吾輩は喉を押さえるも、手が血濡れていない事に驚きました。
寧ろ、吾輩の頭が血に濡れている。
「どういう事なのかッ!」
咄嗟に後ろを振り向くと、お祖父様が喉から血を吹き出して、ゴボゴボと呻いている。結界はどうして機能していない?
「ナンベル!」
オウベル大叔父様が、お祖父様の背後を見て腰を抜かしている。大祖父様は戦闘職ではないので、当然咄嗟に動くことなんてできません。
「私のコレクションを取り返しに来たよ! ここで殺した者の骨と目玉!」
投げ捨てるようにして、お祖父様を退かし、魔人族の暗殺者が喚いた。
その女のダガーの一撃が、吾輩をも刺し貫こうとしたので、物理無効マントで弾き返す。
「マギン・シンベルシン・・・・」
そう呟くと、マギンは目を見開いて、三白眼の黒目をこちらに向けてきた。
「私の名前を知っているのかい?」
丸坊主のマギンは、もう一撃を繰り出しましたが、当然物理無効マントがそれを許さない。
「ええ、代々真の邪悪なる人物を輩出・・・。いえ、排出してきた一族。自分の血から、こんな一族が生まれるとは思いませんでしたよッ! 折角ッ! 立ち直るチャンスを過去に与えたというのにッ!」
そう言いつつも、横目でちらりとお祖父様を見る。
まだ息はある。きっと咄嗟に致命傷を逃れたのでしょう。それでも大量の血が流れ出ています。死ぬのは時間の問題。
死んでも誰かに生き返らせてもらえる、という甘い考えは捨てておきましょうか。
キリマルは見限るのが早い。お祖父様が死んだら、ダークの出現条件が乱れて、この世界を破壊して去るかもしれません。
それに現人神ヒジリは一度、お祖父様の家族を生き返らせています。そうそう何度も蘇生をしてくれるとは、考えないほうが良いでしょう。
「中々良い装備を持ってるねぇ、あんた。私がもらってやるから、さっさと死になよ」
読心の魔法で解ります。マギンは焦っていますね。なにせ、ここは現人神の縄張り。素早く行動して逃げるつもりなのでしょう。
「あまり吾輩を舐めないで頂きたいッ! 今ある世界のッ! 全ての基本的な魔法を更に体系立ててッ! 魔法書の基礎を作ったのは吾輩なのですよ!」
「何言ってんだ、お前? 伝説の仮面の魔法使いのコスプレ野郎が!」
もう一度、マントでダガーを弾いて、吾輩はマントの隙間から言う。
「コスプレではありません。私がその伝説の仮面のメイジですよッ! いいでしょう! 吾輩の力をお見せしましょう! 我が身に集え、マナ!」
「ハッ! やれるものならやってみな!」
「オビオ、どこいくの?」
嬉しそうな顔をして、サーカが走り寄ってきた。ん、可愛い~。
「ナンベル孤児院だよ。ビャクヤが向かったんだけど、なんだかトラブルが起きそうな予感がしてさ」
「オビオの勘って結構当たるものね」
恋人同士になってから、二人きりの時のサーカは言葉が柔らかい。
「他の皆は?」
「修行でヘトヘト。部屋で寝ているわ」
だろうな。
帝国鉄騎士団団長の鉄壁の防御を崩して、そっから攻撃を叩き込むってのはかなり疲れる。スタミナお化けのトウスさんでも、体が悲鳴を上げるだろう。しかも団長のリツ・フーリーはエリート種だ。不法入星して来たヴィラン遺伝子を持つ、パワー型地球人を倒した功績もある。
ピーターは修行と言うよりかは、ヘカティニスに命を狙われていると言ったほうが近い。肛門に張り型を突っ込まれたのだから、英雄傭兵も相当頭にきているのだろう。
ムクはタスネさんと一緒に、魔物の居る森へ出掛けているし。
メリィは時々、キリマルに稽古をつけてもらっている。
「サーカは平気なのか?」
「うん、ウメボシ様が回復してくれたから」
「ウメボシは、色々と聞いてこなかったか?」
俺の体の特性はスキャニング済みだから、大凡の性能はバレているだろうけど、いくらウメボシでも、心の中までは見れないからな。サーカから間接的に情報収集をするだろう。
「聞いてきた。キ、キスしたのかとか、エエエ、エッチはしたのかとか・・・」
あの色ボケ球体め。サーカの耳が真っ赤になってるだろうが。
「ハハ・・・。キスはともかく、エッチは結婚してからしような?」
「うん・・・」
照れてるサーカが、クソ可愛いぇぇぇ!!
となると、カズン家に挨拶にいかないとな。サーカとは仲の悪い祖父母と対面するのは気が重いけど・・・。
まぁそれも、魔本のしおりを手に入れて、ヒジリの探究心を満たし、尚且キリマルに魔筆のところまで送ってもらって、ウィングとメリィの姉メリアさんの名前を書いてもらってからの話だけどさ。
「サーカ、やっぱり疲れてるだろ? いつもより歩く速度が遅いぞ?」
俺はサーカと並んで歩く時は、サーカの歩幅に合わせるので、その辺の違いはすぐに解る。なので、サーカを抱き上げて、歩く事にした。
「重くない? 鎧付けたままだし。あと汗臭くない?」
「重くねぇし、それに俺、サーカの汗の匂いが大好きだよ?」
ちょっと変態ぽかったかな? でも体臭が好きってのは、本能的に相性の良さを嗅ぎ取っているようなもんなんだよな。
「ヒューヒュー! 樹族とオーガがラブラブだ。お熱いねぇ!」
うるせぇ、ホブゴブリン!
――――ドゴォ!
突然、横っ腹にパンチが入った。本気のパンチだったが、実力値が上がったせいか、大した事なかった。
「痛っ! なんだよ、あんた! 確か、スカーって名前だっけか?」
そう、砦の戦士スカーが俺の横っ腹に、パンチをかましやがったのだ。
「モテるねぇ、バトルコック団のオビオさんはよぉ。俺は万年、彼女募集中だってのに」
「知らねぇよ! そんな事!」
常に前から風に吹かれているような髪型のスカーは、顔の眉間を斜めに貫く古傷を赤くして俺を睨んだ。
「なんでお前みたいな優男がモテるんだよぉ! ええ? オーガ酒場のメイドも、お前のことばかり話してんだよ! 最近はなにか? 料理のできる男がモテるのか? 俺なんか、ろくに目玉焼きも作れねぇっつーのによぉ!」
「知らんて!」
泣きながら縋り付くスカーを、強引に引き離して俺はナンベル孤児院を目指した。
「星のオーガって、モテるよな」
サーカの口調が冷たい。付き合う前の彼女の口調だ。
「浮気するなよ? したら【粉砕の焔】だからな?」
それ炎系魔法最上位の捕縛魔法じゃん。捕縛っていうか、レジストできなかったら骨が粉々に砕ける魔法じゃん。怒り狂ったシルビィさんが使う魔法で有名なやつじゃん!
「ヤンデレかっ! 恐ろしい魔法だな、おい!」
「だって、オビオは地走り族にもノーム族にもオーガ族にもモテるんだもん。心配だもん」
サーカが首に抱きついてきた。さり気なく首にキスしてるし!
「おい、ムラムラするから止めろって。路地裏に入って襲っちゃうぞ!」
感情制御チップ働け!
「いいもん」
くそぉ~! 沈まれ! 我が息子! おわっ! 首筋を舐めるな、サーカ!
「うわーーん! 怖いよぉ! ナンベル先生、助けて!!」
ん? 孤児院から子どもたちの悲鳴が聞こえてくる!
「ほら、やっぱり俺の予感は当たった!」
俺の劣情は瞬時に消し飛んだ。
「子供は未来の宝なんだぞ! 誰が襲っているんだ?」
不死の地球人にとって、子供は希少な存在。危険な目に遭ってるのを見過ごすわけにはいかない。
俺は駆け足でナンベル孤児院の門をくぐった。
「ナンベルの妻と子供はどこだい? ヒジリに生き返らせてもらったってのは、知っているんだよ!」
丸坊主の魔人族の女が、短剣を二刀流で構えて、庭の中の子どもたちを一人ずつ確認している。
子供の中には、丸坊主の女に魔法を撃っている者もいるが、どういうわけか、魔法が彼女の手前でかき消されてしまった。
「あの女、能力者か? ビャクヤはどうした?」
すると孤児院から、ビャクヤが血まみれのナンベルさんを抱きかかえて現れた。
「オビオ君ッ!! ああ、渡りに船! その女から子供を守って下さい! どういうわけか、魔法が通じないのですッ! それから回復薬を持っていたらくれませんか?」
「わかった!」
俺は急いで亜空間ポケットから、貴重な全回復の丸薬を取り出して、ビャクヤのいる場所まで走った。
サーカは、俺からすぐに飛び降りて、守りの盾というスキルを発動させ、子どもたちを守る。
「チィッ! シルビィんとこの騎士か。余計なのが現れたね。また来るよ。次は絶対にコレクションを返してもらうからね!」
捨て台詞を残して、女は【姿消し】で消え、逃亡してしまった。
血飛沫が飛び散る中、吾輩は喉を押さえるも、手が血濡れていない事に驚きました。
寧ろ、吾輩の頭が血に濡れている。
「どういう事なのかッ!」
咄嗟に後ろを振り向くと、お祖父様が喉から血を吹き出して、ゴボゴボと呻いている。結界はどうして機能していない?
「ナンベル!」
オウベル大叔父様が、お祖父様の背後を見て腰を抜かしている。大祖父様は戦闘職ではないので、当然咄嗟に動くことなんてできません。
「私のコレクションを取り返しに来たよ! ここで殺した者の骨と目玉!」
投げ捨てるようにして、お祖父様を退かし、魔人族の暗殺者が喚いた。
その女のダガーの一撃が、吾輩をも刺し貫こうとしたので、物理無効マントで弾き返す。
「マギン・シンベルシン・・・・」
そう呟くと、マギンは目を見開いて、三白眼の黒目をこちらに向けてきた。
「私の名前を知っているのかい?」
丸坊主のマギンは、もう一撃を繰り出しましたが、当然物理無効マントがそれを許さない。
「ええ、代々真の邪悪なる人物を輩出・・・。いえ、排出してきた一族。自分の血から、こんな一族が生まれるとは思いませんでしたよッ! 折角ッ! 立ち直るチャンスを過去に与えたというのにッ!」
そう言いつつも、横目でちらりとお祖父様を見る。
まだ息はある。きっと咄嗟に致命傷を逃れたのでしょう。それでも大量の血が流れ出ています。死ぬのは時間の問題。
死んでも誰かに生き返らせてもらえる、という甘い考えは捨てておきましょうか。
キリマルは見限るのが早い。お祖父様が死んだら、ダークの出現条件が乱れて、この世界を破壊して去るかもしれません。
それに現人神ヒジリは一度、お祖父様の家族を生き返らせています。そうそう何度も蘇生をしてくれるとは、考えないほうが良いでしょう。
「中々良い装備を持ってるねぇ、あんた。私がもらってやるから、さっさと死になよ」
読心の魔法で解ります。マギンは焦っていますね。なにせ、ここは現人神の縄張り。素早く行動して逃げるつもりなのでしょう。
「あまり吾輩を舐めないで頂きたいッ! 今ある世界のッ! 全ての基本的な魔法を更に体系立ててッ! 魔法書の基礎を作ったのは吾輩なのですよ!」
「何言ってんだ、お前? 伝説の仮面の魔法使いのコスプレ野郎が!」
もう一度、マントでダガーを弾いて、吾輩はマントの隙間から言う。
「コスプレではありません。私がその伝説の仮面のメイジですよッ! いいでしょう! 吾輩の力をお見せしましょう! 我が身に集え、マナ!」
「ハッ! やれるものならやってみな!」
「オビオ、どこいくの?」
嬉しそうな顔をして、サーカが走り寄ってきた。ん、可愛い~。
「ナンベル孤児院だよ。ビャクヤが向かったんだけど、なんだかトラブルが起きそうな予感がしてさ」
「オビオの勘って結構当たるものね」
恋人同士になってから、二人きりの時のサーカは言葉が柔らかい。
「他の皆は?」
「修行でヘトヘト。部屋で寝ているわ」
だろうな。
帝国鉄騎士団団長の鉄壁の防御を崩して、そっから攻撃を叩き込むってのはかなり疲れる。スタミナお化けのトウスさんでも、体が悲鳴を上げるだろう。しかも団長のリツ・フーリーはエリート種だ。不法入星して来たヴィラン遺伝子を持つ、パワー型地球人を倒した功績もある。
ピーターは修行と言うよりかは、ヘカティニスに命を狙われていると言ったほうが近い。肛門に張り型を突っ込まれたのだから、英雄傭兵も相当頭にきているのだろう。
ムクはタスネさんと一緒に、魔物の居る森へ出掛けているし。
メリィは時々、キリマルに稽古をつけてもらっている。
「サーカは平気なのか?」
「うん、ウメボシ様が回復してくれたから」
「ウメボシは、色々と聞いてこなかったか?」
俺の体の特性はスキャニング済みだから、大凡の性能はバレているだろうけど、いくらウメボシでも、心の中までは見れないからな。サーカから間接的に情報収集をするだろう。
「聞いてきた。キ、キスしたのかとか、エエエ、エッチはしたのかとか・・・」
あの色ボケ球体め。サーカの耳が真っ赤になってるだろうが。
「ハハ・・・。キスはともかく、エッチは結婚してからしような?」
「うん・・・」
照れてるサーカが、クソ可愛いぇぇぇ!!
となると、カズン家に挨拶にいかないとな。サーカとは仲の悪い祖父母と対面するのは気が重いけど・・・。
まぁそれも、魔本のしおりを手に入れて、ヒジリの探究心を満たし、尚且キリマルに魔筆のところまで送ってもらって、ウィングとメリィの姉メリアさんの名前を書いてもらってからの話だけどさ。
「サーカ、やっぱり疲れてるだろ? いつもより歩く速度が遅いぞ?」
俺はサーカと並んで歩く時は、サーカの歩幅に合わせるので、その辺の違いはすぐに解る。なので、サーカを抱き上げて、歩く事にした。
「重くない? 鎧付けたままだし。あと汗臭くない?」
「重くねぇし、それに俺、サーカの汗の匂いが大好きだよ?」
ちょっと変態ぽかったかな? でも体臭が好きってのは、本能的に相性の良さを嗅ぎ取っているようなもんなんだよな。
「ヒューヒュー! 樹族とオーガがラブラブだ。お熱いねぇ!」
うるせぇ、ホブゴブリン!
――――ドゴォ!
突然、横っ腹にパンチが入った。本気のパンチだったが、実力値が上がったせいか、大した事なかった。
「痛っ! なんだよ、あんた! 確か、スカーって名前だっけか?」
そう、砦の戦士スカーが俺の横っ腹に、パンチをかましやがったのだ。
「モテるねぇ、バトルコック団のオビオさんはよぉ。俺は万年、彼女募集中だってのに」
「知らねぇよ! そんな事!」
常に前から風に吹かれているような髪型のスカーは、顔の眉間を斜めに貫く古傷を赤くして俺を睨んだ。
「なんでお前みたいな優男がモテるんだよぉ! ええ? オーガ酒場のメイドも、お前のことばかり話してんだよ! 最近はなにか? 料理のできる男がモテるのか? 俺なんか、ろくに目玉焼きも作れねぇっつーのによぉ!」
「知らんて!」
泣きながら縋り付くスカーを、強引に引き離して俺はナンベル孤児院を目指した。
「星のオーガって、モテるよな」
サーカの口調が冷たい。付き合う前の彼女の口調だ。
「浮気するなよ? したら【粉砕の焔】だからな?」
それ炎系魔法最上位の捕縛魔法じゃん。捕縛っていうか、レジストできなかったら骨が粉々に砕ける魔法じゃん。怒り狂ったシルビィさんが使う魔法で有名なやつじゃん!
「ヤンデレかっ! 恐ろしい魔法だな、おい!」
「だって、オビオは地走り族にもノーム族にもオーガ族にもモテるんだもん。心配だもん」
サーカが首に抱きついてきた。さり気なく首にキスしてるし!
「おい、ムラムラするから止めろって。路地裏に入って襲っちゃうぞ!」
感情制御チップ働け!
「いいもん」
くそぉ~! 沈まれ! 我が息子! おわっ! 首筋を舐めるな、サーカ!
「うわーーん! 怖いよぉ! ナンベル先生、助けて!!」
ん? 孤児院から子どもたちの悲鳴が聞こえてくる!
「ほら、やっぱり俺の予感は当たった!」
俺の劣情は瞬時に消し飛んだ。
「子供は未来の宝なんだぞ! 誰が襲っているんだ?」
不死の地球人にとって、子供は希少な存在。危険な目に遭ってるのを見過ごすわけにはいかない。
俺は駆け足でナンベル孤児院の門をくぐった。
「ナンベルの妻と子供はどこだい? ヒジリに生き返らせてもらったってのは、知っているんだよ!」
丸坊主の魔人族の女が、短剣を二刀流で構えて、庭の中の子どもたちを一人ずつ確認している。
子供の中には、丸坊主の女に魔法を撃っている者もいるが、どういうわけか、魔法が彼女の手前でかき消されてしまった。
「あの女、能力者か? ビャクヤはどうした?」
すると孤児院から、ビャクヤが血まみれのナンベルさんを抱きかかえて現れた。
「オビオ君ッ!! ああ、渡りに船! その女から子供を守って下さい! どういうわけか、魔法が通じないのですッ! それから回復薬を持っていたらくれませんか?」
「わかった!」
俺は急いで亜空間ポケットから、貴重な全回復の丸薬を取り出して、ビャクヤのいる場所まで走った。
サーカは、俺からすぐに飛び降りて、守りの盾というスキルを発動させ、子どもたちを守る。
「チィッ! シルビィんとこの騎士か。余計なのが現れたね。また来るよ。次は絶対にコレクションを返してもらうからね!」
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