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禁断の箱庭と融合する前の世界(141)
しおりを挟む「一族の精算かぁ・・・」
諸々を終えてウォール家の客間で休むシオはヤイバの話を聞いて呟いた。
「なんか解るなぁ、その気持。俺もご先祖様に土下座して謝ったもん」
「シオは先祖が狂気に追いやった吸魔鬼に、現ブラッド辺境伯は初代の愚行に対し懺悔か・・・。先祖の尻拭いや精算をする子孫という点では同じだな」
ヒジリの大きな手がシオの頭を軽く撫でた。
シオは幸せそうな顔でヒジリの膝の上で胸に頬ずりしている。向かいの膝には当たり前のようシルビィが座っており、同じように胸へ顔をグリグリと擦りつけていた。
「しかし、あぁ・・・。この匂い。ほひひひ。たまらん。なぁダーリンはもしかして若返ってないか?匂いがフレッシュだ」
「何だかその言い方だとナマモノっぽいですね・・・」
ヤイバがシルビィの表現に生肉か生魚を想像した。
「ばっ!ちがっ!何を言っているのだヤイバ。いい匂いだと言っている!」
「私はあまり匂いはしないはずだがね・・・。ナノマシンが常に老廃物を分解して体を綺麗に掃除してくれている」
「ヒジリは良い匂いしかしない」
イグナがヒジリの向かいの席で眉間に皺を寄せて「ぐぬぬぬ」と夫の膝の上に座るシルビィを睨みつけている。本来、そこはイグナの席なのだ。
それを迎え撃つようにシルビィは寄り目にして今にもクシャミをしそうな顔でイグナを馬鹿にしていた。
(この二人はいつもこんな感じなのか?)
片や周辺国にまで名を轟かせる強豪貴族の実質的な跡継ぎ、片や如何なるメイジも太刀打ち出来ないと言われ恐れられる闇魔女だが、ヤイバの目には小さな女性二人が可愛くふざけあっているようにしか見えなかった。
「それにしてもヤイバは異世界どころか時間さえも飛び越えてしまったか。何とも羨ましい体験をしているな。それに私でもウメボシがいなければ倒せなかった黒竜を単独で倒したり、吸魔鬼をゲンコツ一つで改心させたり、時空の壁を壊したりと偉業を連発しているではないか」
「最後のは偉業ではないだろう・・・ダーリン」
「聖下、忘れていますよ。ヤイバは邪神の前で泣き叫ぶという偉業も成し遂げています」
カワーが憎たらしい笑顔で皮肉を言ったが、あ!と青ざめる。以前、このネタを言いすぎてヤイバが本気で怒ったからだ。ヤイバが「絶交だ!」と言いかねないかヒヤヒヤしていると、爽やかな笑い声が部屋に響いた。
「ハッハッハ!まぁあれは仕方がない。呪いによって一つの感情を抑えられると言うのはそれだけ心が不安定になるということ。怒るべき時に怒れないのはストレスでしか無いだろう?それに本来ヤイバは優しくて内向的な性格をしている。皆が死んでいく責任を感じて心が折れてしまうのは仕方がなかろう」
「父さん、そんな冷静に分析しないで下さいよ!普通にからかわれるより恥ずかしいですよ!僕ばっかりネタにされてズルイ!」
今まで調度品を眺めていたクロスケがニヤニヤしながら振り返って喋りだした。
「ほな、ヤイバ君にもええネタありまっせ。カプリコンさんにギリスへ転移して貰う前、予め現地に飛ばしておいたミニカメラにこんな場面が録画されておりました。それでは御覧ください」
クロスケの目が光って縮尺されたホログラムが空中に浮かぶ。そこには点となっていく渦の向こう側でカワーが死を覚悟して心中をヤイバに告白するシーンが映し出されていた。
「・・・ありがとう、ヤイバ。本当に嬉しかったよ!そして・・・さようならだ!我が一族と親友に祝福あれ!」
「カワー!」
その後、場面が飛んでロープに引っ張られている気絶したカワーが映し出された。
フニャフニャの人形のようになって白目で気絶するカワーの姿にマサヨシが容赦なく笑った。
「なんですか!情けない顔して!おほー!」
「わぁ!止めろ!」
カワーが慌ててホログラムに重なって見え難くする。
「ブッシャッシャ!折角覚悟を決めて別れの言葉まで伝えたのに、結局情けない姿で助けられてんだよなぁ。これはたしかに恥ずかしいわ」
マサヨシが余計にカワーをからかうのを見てヤイバも悪乗りをする。
「そうだ、カワーの両親に君からの遺言を伝えにいかないと・・・」
「ヤイバ!」
カワーは顔を真赤にしてヤイバを追いかけた。ヤイバはアハハと笑って部屋の扉まで逃げる。
「では父さん、アルケディアをうろついてきます」
「あ、待って!お兄ちゃん!私も行く!」
「待て!ヤイバ!」
「あ、俺も行く!」
「ワイも!」
五人はドタドタと部屋から出ていった。
「若いというのは素晴らしいな。戦ったり旅をしたりというのは若者の元気を削ぐ理由にはならないようだ」
「ダーリンも十分若いだろ。なぁ、ダーリン。明日は週末だしこのままここに泊まっていけばどうだ?」
「ああ、それがいいぜ!ヒジリ」
ウォール夫妻がヒジリに纏わりついて泊まっていくよう要求する。
「さんせーい!私はもうヘトヘトで動けないわぁ」
それまでぐったりしていたフランは落雁のようなお茶菓子に手を出して言った。
「うむ、そうさせてもらうか。ただし私の事は内密に頼むぞ。暫くは公に出ないと決めたのだからな」
「わかった!」
イグナの顔が急に曇ってムーと唸りだした。
「今日は私と一緒にいる日なのに・・・」
「解っている。我々も散歩でもしてくるか」
「うん」
「では、私はイグナとその辺を散歩してくる」
「解った。夕飯にご馳走を用意して待っているから楽しみにしててくれ」
「それは楽しみだな。十分にお腹を空かせてくるとしよう」
ヒジリはソファーの横のサイドテーブルに置いていた仮面を装着するとイグナを抱きかかえて屋敷を出た。
シオとシルビィはそれを見送ると、ヒジリの復活に喜んで抱き合った。
ウォール家の屋敷を出た後、郊外までやって来たヒジリとイグナ流石に歩き過ぎたと道を振り返った。
「夢中になってお話をしてたら散歩どころじゃなくなった」
「うむ。疲れてはいないか?イグナ」
「ずっと抱っこされていたから疲れていない」
「どこかで休憩しよう」
「疲れていない。オバサン扱いしないで欲しい」
「いや、そういうつもりはない。喉が乾くだろう?」
ヒジリは辺りを見回して教会を見つけた。
「あそこで水を頂こうか」
「解った」
ヒジリは常に携帯食や飲料水を持っているが、緊急時以外は成るべく使わないと決めている。教会で水を貰うという何でもない事でもも、イグナとの思い出の一つに成り得るからだ。
「すまないが、水を一杯貰うよ」
ヒジリは下男らしき地走り族の男にそう断って敷地内にある井戸まで歩いた。
「お待ち下さい、オーガ殿。その井戸の水を飲むのはお止めになった方がいい」
「何故かね?」
「最近、この近辺に盗賊の獣人が現れるようになりましてね。井戸に特別な毒を入れたから解毒してほしくば金を寄越せと言ってきたのです」
「ほう。騎士団には連絡したのかね?」
「はい。しかし彼らは冒険者に頼めと・・・」
「では頼んだらどうか」
「それが・・・。うちは孤児院も兼ねておりましてあまりお金に余裕が無くて・・・」
「カプリコン。毒の成分を調べて無毒化してくれ」
「かしこまりました・・・。おや?ヒジリ様、井戸水に毒成分は含まれておりません」
急に宙を見て喋りだすオーガに下男は訝しく思うも黙って見つめる。
「井戸水には毒は含まれていないそうだ」
「本当なら嬉しいのですが・・・」
疑う地走り族を尻目にヒジリは井戸水の水を汲み上げて桶から手で水を掬って飲んで見せた。
「あっ!」
連れの地走り族の女と美味しそうに水を飲むオーガを見て下男は心配になる。
「あの・・・平気なんですか?」
「問題ない」
その時、茂みがガサガサと動いて、女の犬人が現れた。
「いらないことをしてくれたもんだねぇ、糞オーガ」
何処かで見覚えがあるような無いような犬人を見てヒジリは記憶を辿ったが特にこれといって思い出せず、結局犬人の見分けは同種族以外は不可能なので他人の空似か何かだろうと気にはしなかった。
「君かね?毒を入れたという盗賊は」
「そうだよ?力こそ全ての闇側のあんたが、まさか私を捕まえたりはしないよね?」
「さぁそれはどうかな?」
「まぁウスノロのオーガに負けたりはしないけど」
そう言って牽制で投げた―――と言っても確実に心臓を目掛けて飛ぶナイフがオーガの前で消えてしまった。
「ウスノロがどうしたね?」
人差し指と中指で挟んだナイフを見せてそう言うオーガに犬人の本能が警報を鳴らす。
(この男は危険だね・・・)
煙玉を地面に叩きつけると犬人の女は逃げていった。
「追わなくていいの?」
イグナはヒジリに聞いたが、ヒジリは首を横に振った。
「いつでも彼女のアジトには行くことが出来るからな」
犬人の女は既にカプリコンにマーキングされており、どこにいようが彼女の居場所がわかる。
「ありがとうございます・・・えっと・・・」
「私の名はヒジ・・・」
ドスッ!とイグナのワンドがヒジリの膝裏を突いた。勿論パワードスーツが衝撃を吸収するのでヒジリは痛くも痒くもない。
「ゴホン!我が名はライジン!皇帝直属の戦士である」
「皇帝直属の・・・!通りで強いはずですね」
ヒジリは少し振り返って恥ずかしそうに横目でイグナを見る。
イグナの目は、身分を隠す気があるのかと訴えかけており、ヒジリは余計に恥ずかしくなった。
「あの盗賊はいつ頃から居着くようになったのだ?」
「それが・・・」
下男はチラチラとイグナを見ている。
「あの・・・もしかしてそちらは闇魔女様では?」
「ああ、彼女はそう呼ばれている」
「ヒエッ!」
下男は少し怖気づいて後ずさった。
「どうしたね?」
「いや、その・・・。報酬が払えないので一か八か盗賊討伐を、貴方がたにお願いしようかと思ったのですが、闇魔女に何かを願うと魂を奪われると聞いたもので・・・」
「ハハッ!誰かね?そんな噂を流しているのは。彼女は魂を奪ったりはしない」
「ホッ・・・。で、どうでしょうか・・・?」
「盗賊討伐かね?ああ、構わんよ。水も飲ませてもらったしな」
「え!いいんですか!」
「勿論だ。しかし無報酬ならば君達も参加するべきだな。何も代償を払わずに、というのは都合が良すぎると思うのだがね」
「確かに・・・。私たちは祈りの術と弓矢が扱えます。援護ぐらいは出来るでしょう。他にも役に立ちそうな二人を呼んできます」
「そうしてくれたまえ」
下男はお辞儀をすると小走りに教会へと入っていった。
「ヒジリは面白がっている。彼らが死んだり怪我をしたらどうするの?」
「面白がってなどいない。依頼という形ではなく協力という形で引き受けただけだ。なに、成るべく彼らには怪我を負わせないさ」
「そう。だったらいいけど・・・」
元々、下男たちは討伐計画を練っていたのか準備が早かった。荷物とショートボウを持った地走り族の三人がヒジリ達の元へと現れる。
「名乗り遅れましたが、私はニッチモ。そして彼が双子の弟のサッチモ。で、暗い顔したのが新入りのドゥニモです」
「よろしくお願いします」
「よろしく・・・」
双子の弟は兄と同じ姿をしており見分けがつかない。愛想よく挨拶をする。ドゥニモだけはブスっとしている。
「よろしく。君達は無茶をせず後方支援に徹してくれればいい」
「はい!」
三人共平均的な地走り族といった姿なのでこれといった特徴がない。地走り族に多い黒髪。黒い瞳。子供のような顔。
「ぐう・・・。もう誰が誰だか見分けがつかなくなってきた。イグナは見分けられるのかね?」
「当然。双子はともかく、ドゥニモは顔がぜんぜん違う。ギョロ目だし、陰がある」
「そう言われれば・・・」
何とか特徴を見出し、違いを覚えたヒジリはニッチモに話しかけた。
「盗賊の居場所に見当は?」
「ええ、あります。昔、はぐれメイジが住んでいた古い塔があるのですが、そこだと思います」
「では行こうか」
ニッチモは頷くと案内をして前を歩く。ヒジリに抱かれるイグナは小さな声で夫を咎めた。
「ヒジリは盗賊の場所を知っているのに・・・。やっぱり楽しんでる」
「何も情報が無いのに私がズンズンと目的地に向かったら、ニッチモ達に怪しまれるとは思わないかね?こういうやり取りは大事だよイグナ。後々の信頼関係にも関わってくる」
「わけを話せばいい」
「神だから盗賊の居場所が解ります、とでも言うのかね?」
「むぅ・・・」
言い負かされてふくれっ面をするイグナを見てヒジリは愛おしくなり、膨らむほっぺにキスをした。
「許す」
ニパッとイグナは笑って夫を許した。
それを見てしまった双子の弟サッチモは心の中で驚く。
(なんだ、あのオーガ。闇魔女にキスをしたぞ!しかも闇魔女が笑った!)
後方で弟がオーガと闇魔女のやり取りにドキドキしているとは知らないニッチモは、近くの街道を横切って森へ向かって道案内をする。
ヒジリ以外は子供のような地走り族、という奇妙なパーティは森の奥にあるはぐれメイジの塔を目指した。
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