未来人が未開惑星に行ったら無敵だった件

藤岡 フジオ

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記憶の交換

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 退屈を嫌うコロネは朝食を食べた後落ち着かなくなり、見かねたヒジリが声をかけた。

「散歩でも行くかね?」

「そだな~」

「行く前にポケットの中の銀のナイフとフォークを置いていきたまえ」

「え?あれ?何でポケットに入っていたんだろ?テーブルから落ちたんだな」

 典型的な地走り族である彼女は無意識の内に盗みを働く。悪意はないのだ。そこに何かがあればポケットに収める習性が種族としてあるので仕方がないといえば仕方がない。

 地走り族はいつも服のポケットをパンパンに膨らませている。大抵、中には無意識に拾ったドングリやら小石やらが入っており、魔犬に絡まれた時はそれを投げつけて逃げたり、パチンコの玉にする。

 レザースーツのぴっちりとした尻ポケットにナイフやフォークが落ちてきても入るわけがないが、コロネは不思議そうにしてそれをテーブルの上に置いた。

 ヒジリは無意識の盗みだと影人は怒らないのだなと認識する。悪意だけに反応するのだろうか?それとも宝物を盗もうとしたり考えた時だけだろうか?

 よく解らない彼らの基準を心の片隅に置いておいてヒジリは立ち上がった。

「さて野原にでも行ってみるか。珍しい植物があるかもしれない」

 二人が歩き出すと影人達もぞろぞろとついて来る。

「うっとおしいなぁ・・・。これで後六日も過ごすのか」

「でもそれだけでマジックアイテムを貰えるというのは楽な話だと思うがね」

「私には拷問だけどな」

「では拷問ついでに・・・」

 野原に来た辺りでヒジリはコロネをくすぐり始めた。

「ギャハー!何するんだ!ヒジリ!」

 ゲラゲラと笑うコロネは高速で逃げ回るが、それでもヒジリは追いかけて千手観音のような手を繰り出し、コロネをくすぐった。

「どれ、影人の反応は?」

「あーー、影人をからかう為にくすぐったのか!」

 感覚を共有する影人も今頃は笑い転げているだろうと彼らを見たが、反応は薄い。

「こそばゆくないのかね?」

 ヒジリは近くの影人に聞く。

「感覚は任意で共有できるのです。なので今のようなくすぐったい感覚が嫌いな者はすぐに感覚を遮断してしまいます。数人は共有していたみたいですが、彼らはそういう性癖のようですね」

 何人かは身悶えしつつ堪えてビクンビクンとしていた。

「うっわー。キモッ!笑えばいいのに」

「まぁ影人の情報を一つ知れたのは良かったがね」

 ヒジリは花が咲き乱れる野原を見て、伸びをした。モンシロチョウが飛び交い、と近くの木で鳥がひっきりなしにさえずっている。

「オーガたちが言う幸せの園ってこんな感じだよ」

 コロネは野原に寝転ぶとタンポポの綿毛を吹いて飛ばした。

「彼らが死んだら行くと言われている天国の事かね?」

「うん、星の国にあるって言われている」

「まぁあるにはあるがね。そんな特別な場所でもない。こことそう変わらんよ。野原に限って言えば」

 ヒジリは花びらの一つ一つが足の裏の形をした見た事もない紫色の花を手に取ってデータを取る。

 網膜に映るこの花の成分には強力な白癬菌を殺し、白癬菌に破壊された部分を完璧に復元する効能があると書いてあった。これの成分はこの星特有の成分なので名前がない。

「ではミズムシナオースと命名する。そういえば以前別種の植物でも似たような成分を見つけて命名するのを忘れていたのだった」

 空白だった名前の欄にミズムシナオースという安易な名前がついた。

「白癬菌か・・・。体に寄生しようとすればナノマシンに攻撃されるので地球には水虫患者はいないのだ。が、この星では需要があるかもしれない」

 ヒジリはふと思い出す。昔の地球では完璧な水虫薬を作ることが出来れば億万長者になれたと。結局開発前に大災害やら戦争やらが起きてそんな余裕はなくなり、水虫薬を作り出す前に防疫ナノマシンが作られてしまった。

「さっきから何をブツブツ言ってんだ?ヒジリ」

「中々良い薬の材料があったのでね。これがあればゴデの街は潤うかもしれない」

「ヒジリはもう皇帝でもグランデモニウムの総督でもないのにお人好しだなぁ」

「ああ、元の世界でもお人好し王と呼ばれている」

「元の世界?」

「ん、ゲフンゲフン。いや、星の国での話だ」

 コロネの嘘を見抜く目がこちらをじっと見ている。ヒジリは居心地が悪くなって何か話を逸らすものはないかとキョロキョロとした。

「おや?あの影人はなんだ?一人で池のほとりに座って泣いているように見える」

 ヒジリが指さした先の湧き水が出る池の近くで、影人が顔を押さえて泣いていた。

「ほんとだ。どうしたんだろ?」

「誰か知ってるかね?」

 影人の一人が戸惑いながら口を開いた。彼女の事を話すべきかどうか迷っているように見える。

「我々は時々、感覚を別の世界から拾ってしまう事があるのです。それは大抵別世界の自分の感覚であり夢となって現れ、強烈な印象を残します。彼女はそれに囚われてしまったのです」

「ほう。では別世界の彼女に何かがあったと」

「ええ、彼女は心を閉ざしてしまって我々にも何が原因なのかはわかりません」

「村の仲間がいては話辛いかもしれない。君たちはここで待っててくれ。私一人で話を聞いてくる」

 影人とコロネが頷くのを確認してからヒジリは立ち上がると彼女に近づく。

「やぁ、君。私は旅人のオオガ・ヒジリ」

 ヒジリの名前を聞いて影人は驚いたようにこちらを見つめてきた。そしてすぐに何かを諦めたように俯き、また泣き始めた。

 ヒジリが慰めようと肩に手を置いたその時、村人が大声を出す。

「今の彼女に生身の貴方が触れてはいけない!君の全ての思い出を共有してしまう!」

 ヒジリは咄嗟に手を離す。自身にこれといった変化はない。

(そういう事は先に言っておいてくれたまえ・・・)

 泣いていた影人は頭を抱えてフラフラしてから歩き出した。

「君!」

「うう!貴方の記憶が次々と流れ込んできて・・・。ああ、なんてこと!貴方は!」

(まぁ隠者である影人に私の事を知られたところで影響はないとは思うが。それよりも彼女は大丈夫なのだろうか?精神に異常をきたしたりしないのか?私の二十年間の記憶が流れ込んできたのだぞ?)

「大丈夫かね?」

「なんとか・・・。でも暫く一人にしてください。後で貴方の部屋に伺います・・・」

 そう言って彼女は自分の家らしき野原の一軒家に入っていった。



 結局、池のほとりで泣いていた影人は夕方になっても部屋を訪ねて来なかった。

「来ないな~、泣いていた彼女」

 コロネは退屈そうにして、ベッドの上で寝転んで足を上げたり下げたりしている。もう出かける気はないのか、髪を降ろしてローブに着替えている。

 ローブはめくれ上がって、彼女の太腿がちらちらと見える。

「コロネ・・・。下着はどうしたね?」

「捨てた。だって何日も同じ下着を穿きたくないもん。もしかしてさっきから私の美脚を盗み見て興奮しているのか?ヒジリは」

「馬鹿を言いたまえ。(亜空間ポケットに女物の下着があればいいのだが、流石に自分の下着しかないな)」

「うっそだ~。私はフランお姉ちゃんほど色気は無いけどさぁ、そこそこ整った顔してるし欲情したんだろ?ヒジリは!」

「退屈過ぎてとうとう私をからかい始めたか・・・。全く。お仕置きが必要だな」

 ヒジリは座っていたベッドの端から立ち上がるとコロネに覆いかぶさった。

 予想だにしなかった展開にコロネは驚いてヒジリを見つめる。

「ほ、本当に欲情したのか?だだだ、駄目だぞ!私はヒジリと結婚しないんもん!だからこういう事しちゃ駄目なんだぞ!」

 顔を真っ赤にしてコロネは横を向く。いつも強気な顔が上気し、少し何かを期待しているようにも見えた。

「私の初めては君だ。感謝するのだな」

「ば・・・馬鹿・・・」



「んっ!んっ!気持ちいい、気持ちいいよう、ヒジリ・・・」

 部屋の外で聞き耳を立てていた影人たちがコロネの快楽に浸る声に喜ぶ。

「おい!やっぱりあの二人は恋人だったんだ!例のあれを始めたぞ!皆を呼んで来い!ってお前ら、もう感覚を共有しているのか!狡いぞ!」

 影人達は床にへたり込んで仕舞いには寝転んでしまった。影人達は癒されるような快楽に身を委ねてうっとりとする。

「これは確かに気持ちいい・・・。天国にいるようだ・・・」

 部屋の中からコロネが催促する声がする。

「もっと激しく強くしてぇ!」

「しかしだな、君のスレンダーな体にこれ以上負荷を与えると怪我をさせてしまう」

「いいから!もっと激しくして!あぉ~!」

「君がここまでハマるとは思わなかった・・・」

 外の影人達の期待とは裏腹にヒジリはコロネの背中を指圧しながら、自分で試行錯誤し編み出した指圧マッサージ術をコロネに試していた。

 大菱形筋辺りをグリグリするとコロネはより一層声を上げる。

「あ~~!んぎもぢぃぃぃ!そこいい!そこっ!お尻の頬っぺたはこそばゆいからダメ!」

「注文の多い客様だな・・・」

 コンコンと小さくドアがノックされた。

「例の影人が来た!」

 ヒジリは一応彼女に口止めをしておかなければならない。自分が別宇宙の人間だと知られれば何か問題が起きるかもしれないからだ。

 特にどういった基準で、何が切欠で敵対するか判らない影人の村の中では。

 彼女が来なければヒジリは明日にでも小屋に行って口止めするつもりだったので来てくれたのは有難い。

 ドアを開けると、影人達がマタタビを齧った猫のようにゴロゴロとしている。ヒジリはそれを見て少しフフっと笑うとドアの前に立つ影人を招き入れた。

「よく来たね。知らなかったとはいえ迂闊に君を触ってしまって申し訳ない」

 影人は両手を揉みながら落ち着かない感じで立っている。

「い、いいえ。我々影人は落ち込んでいる時に生き物に触られると、どうしても生き物の記憶が流れ込んでくるのです。どうしてそうなるのかはわかりませんが、仕方のない事です」

 この部屋にはベッド以外は何も無いので、落ち着いて話すにはベッドに座るしかない。

 体中をマッサージされてベッドに交差するように寝転んで惚けているコロネをヒジリはベッドの奥にどかせて、影人の座るスペースを確保した。

「さぁ座って」

「あの神・・・ヒジリ聖下・・・。いや星のオーガ様?」

「ただのヒジリでいい」

「はい・・・。私の名前はオンブルといいます。先程は取り乱してすみません、ヒジリ様。村人から聞いた通り、私は別宇宙で死にかけている自分の記憶と繋がっています。その世界の私はある人と恋仲になっています。その旅人は突然村にやってきて私の心を奪いました。とても涼しい目をした黒髪の異世界人です。少し話をしただけで彼も私の事を好きになってくれました。魂が引き合うとはこの事だと思います。種族の垣根を越えて魂だけで結びつく私たちは短い間でしたがとても幸せでした」

 オンブルは愛しい人との幸せな時間を思い出してしまう。ううっと口元を押さえて溢れ出る感情を抑えるようにしてまた話し出す。

「別宇宙とはいえ、同じ自分同士の記憶なのでもう殆ど自分の記憶のようになってしまっていて・・・。私はどうにかして、不幸にも鉄傀儡の犠牲となった別宇宙の自分を蘇らせたいのです。そして時止めの棺桶で眠る彼女を蘇らせる仲介役はヒジリ様にしか出来ません」

 そう言いかけてオンブルはチラリとコロネを見る。彼女はウトウトとして眠りかけているが、まだ意識はありそうだ。共有したヒジリの記憶の情報ではコロネはヒジリが別宇宙からの訪問者だとは知らない。なので言葉を慎重に選んだ。

「どうか私の記憶を持ち帰ってください。幸いなことに私は彼女が本来あるべき姿の時間に生きています。なので私の記憶で彼女の体を補完することが出来ます」

「それは構わないが一体どうやって?それに君が記憶を渡してしまうと君自身はどうなる?体に負担はないのかね?その方法が魔法的なものであれば私は無効化してしまう・・・。おっと、それはもう知っているか」

「記憶の交換自体はマナに頼りません。それに記憶の交換は我々影人の営みの一つです・・・。失う物はありますが、それは生き物が特別な時に失う自分の情報のようにほんの僅かです」

 営みと聞いてヒジリはもしやと顎を撫でて困った顔をする。

「それは君たちの基準でいうセッ・・・」

 影人は口に指を当てて、その先を言うなというジェスチャーを取る。

「お忘れですか?私は先程既にヒジリ様と、そういう関係になっています」

「では私は皆の前で君と・・・」

「一応、私たちは同種族ではないので彼らはそういう行為だと認識しておりません。それに一方的に記憶を注がれたので事故扱いです」

「すまないね、君には愛おしい人がいるというのに」

「いいんです。きっと貴方の親友は許してくれると思います」

「マサヨシなら・・・。苦い顔はするだろうが、最終的にオフオフと笑って許してくれそうだ。で、どうやるのかね?君の記憶を私に移すには」

 影人は恥ずかしそうにベッドのシーツを抓ったり捩じったりしている。

「手、手を繋いで一緒に暫く目を閉じるだけです・・・。それだけです」

 それだけです、と言ってはいるが相当な覚悟を必要とする誘いだ。彼女にとって、まだ出会って間もない男性を誘っているようなものである。

「あまり緊張しないでくれたまえ。私たちの世界でもホログラムによる疑似的世界で精神的融合をし、お互いの愛を確かめる方法がある。君は愛する人の為に記憶を差し出そうとしているのだ。それはとても立派な行いだよ。誇りに思ってくれ」

「はい、お優しい言葉ありがとうございます。では手を」

「うむ」

 ヒジリはオンブルの手を取りコロネの横に寝る。ベッドは大きいので、それでもオンブルが寝転ぶ余裕はあった。

 ベッドの上で自分の手を取りこちらを見るヒジリを見てオンブルは深呼吸をすると、ヒジリに寄り添うようにして寝転び目を閉じた。
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