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第一章 怖くて偉大で大きな木
11.滂沱の涙
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「どう…いうこと?天樹様を、…倒す?」
ミトは耳に入った言葉を理解できず、一瞬硬直してしまう。
口をあんぐりと開けたままだったが、すかさず、閉じ、言われたことに対して言及する。
「…あんたらにとって天樹をぶっ倒すってのは、そんなに驚くことなのか?」
ラザクは唖然とし、質問したミトから目を外しザサへと視線を向けた。
「天樹を倒すって言うと、皆同じ顔をするんだな」
「それほど私たちにとっては脅威なのです。」
吐き出すように呟いたラザクにザサは答える。
ラザクは「ふーん」と言った風に相槌を打ち、ミトに視線を戻した。
「おい、女、そんな変なものを見る目で俺を見てんじゃねー」
ミトを見ると、そこには不安感を募らせ、眉間に皺を寄せながらラザクを観察でもしているような表情をむけている。
さすがに目の前でこんな顔をされれば、ラザクも不本意というものだ。
「仕方がありません。通常からかけ離れた存在があなたですから。見慣れないのでしょう。あなたは随分と変わり者ですからね。いろいろと。」
「おい、いろいろとってなんだ。今のは俺を褒めたって思っていいんだろうな」
「ご自由に捉えて、どうぞ」
「チッ」
カウラの横からの言葉にラザクは少し機嫌をそらす。
が、まあ、いい、カウラから茶々を入れられるようなことはもう慣れた。
そう思い、ラザクは前へと視線を向ける。
すると、
「お母…さん」
ある時、そんな大人達がやりとりをしているの中、小さく高い声音が挟まれる。
状況にポツンと置かれ、急に見知らぬ二人が部屋に入ってきたのを見ていた女の子。
悲しき運命を決められたミコリである。
よほど涙を流したのだろう目元が赤くなっており、クリクリとした瞳の奥には暗闇が映り出されていた。
世に絶望視している、そのようにも感じられる目つきをしていた。
「ミコリ…」
手元で囁かれたミトはぎゅっとミコリを抱きしめる。ミコリの温かみを入念に感じるように。
母親として娘を忘れないように、忘れたくないがために、強く抱きしめる。
「お母さん、この人達…誰?」
「そうね、この人たちは……」
小さく囁いて聞いたミコリの質問にミトは答えようとする。が、うまく返答できない。
なんと言えば良いのだろう?
天樹を倒すとは言われたが、あくまでもそれだけだ。細かなところまでは深く知った者ではない。
思えば、素性も知らぬ二人なのだ。なんと娘に説明したら良いのか。
自ら考えこむ様子を見せるミト。
それを見下ろしたラザクはどかっとその場に座り込んだ。目線の高さをミコリと同じにする。
「…………」
それを見たミコリは茫然としている様子だ。じっとミコリはラザクを見つめる。
「おい、娘。俺たちは天樹をぶっ倒す人だ。」
ラザクは見つめてきたミコリに対して話しかける。堂々と、目を合わせながら。ミコリもそんな男に対し少し怯えてはいる、けれども視線は外さなかった。
そしてそのまま、ミコリはポツリと言葉をこぼす。
「ミコリ…」
「ん?」
「娘じゃない。ミコリ。私にはその名前がある」
ミコリは自分の名前を主張した。
自らの名。母につけてもらった名。ミコリはこの名前を気に入っていた。そして、誇りを持っていた。この名は好きだった。
「そうか、ミコリか。」
ラザクは返答する。
自らの名を口で言われ、ミコリは小さくコクっと頷く。
「天樹様を…倒すの?」
ミコリは問いかけた。その声音は小さく、じっとラザクの目を見ながら話しかけた。どういうことなのか。それを知るために。そして、
「ミコリは、どうなるの?」
語りかける小さな女の子の声音は途切れ途切れで掠れている。しっかりと耳を傾けなければすぐにこぼれ落ちそうなほどだ。
だが、そんなのは関係ない。ラザクはミコリの言葉を一字一句聞き逃さない。
ラザクは、ミコリに笑顔を見せる。そして、小さな女の子の頭に手を置き、撫でた。
「お前は、もう死ななくていいんだぞ」
頭をさすられながら、ミコリは目を見開いた。言われたことを理解するのに少しの時間がかかる。
「おじさん達が天樹様を倒すの?」
「そうだ」
「無理だよ。天樹様強いんだよ?」
「俺たちも強ぇよ」
「殺されちゃうよ?」
「殺されねぇよ」
ラザクはミコリの頭を撫で続けた。
ミコリは大きい手で頭を撫でられる感覚を身に感じる。
強く、たくましい手のひらだと思った。言葉を口から出すたんびに目が熱くなるのを感じていた。
「私は、…ミコリは死ななくていいの?」
震え声で言い、途端に涙が溢れでてくる。
「そうだ。」
「まだ、お母さんと一緒にいれる?」
大粒の涙が頬を流れ続けている。
「そうだ。」
ラザクは強く答えた。
「お前は、ただ楽しそうに笑ってりゃいいんだよ」
頭を撫でられながら、耳に入る言葉をミコリは逃さない。
天樹をどう倒すのか、実際倒せるのか。
そのような思いも確かにある。
だけど、今はそんな心配などどうでもよくて。
「……うぅ。」
ミコリは涙を止められない。
ラザクの言葉を聞くたびに目から次々に溢れ出てくる滂沱の涙。
先刻まで、絶望しかなかった。
自分はもう、死ぬ者だと、母親と二度と会えなくなると、したくもない覚悟をしたのだ。
それは奈落の暗闇のようであり、進む先に光は無い、あるのは黒で染められた道だけである。
そんな状況の中、潰えた先の中に一筋の光が現れたのだ。
自分を救ってくれるという、強くて眩しい希望の光が。
絶望しかなかった暗闇に浮かぶ一つの希望の光。
それだけで、ミコリは生きることに意味を見出せる。
まだ、母親と村のみんなと暮らすことができる。それを実感することができる。
ミコリは涙を流し尽くした。
これでもかと、言わんばかりにえんえんと泣き続ける。先ほどまでためていた虚無感を涙によって溢れ出した。
「泣け、泣け、泣き止むまで泣き続けろ。」
ラザクはミコリに対し言葉をかける。それは大柄な体躯には似合わない、柔らかな声音だった。
ーーーーーーーーーー
一段落し、場が収まると、ラザクとカウラ、そして、ザサはミトとミコリに話の過程を話した。
この二人が、天樹を倒しにきたこと。
天樹のようなの怪物を倒すことが専売特許だということ。
そして、底知れぬ戦闘の威圧感。戦場での技量。
ミトとミコリはそんな二人を信じることに決めた。
この親子にとっては、この二人は自分を救える希望そのものなのだ。信じる以外あるまいと、決断する。
ーーーーーーーー
「んじゃ、行くか?」
「ええ、そうですね」
ラザクの問いにカウラが答える。いよいよ、天樹のもとにに向かうのだ。
「お気をつけて。天樹は、凶暴です。」
「わかったよ。行ってくる。」
ザサの忠告にラザクはかすかに笑みを浮かべる。
「おじさん…」
ふと、ラザクとカウラが向かうといったときに、一声かけられる。
ミコリだ。
もはや瞳は暗闇で染められていない。だが、目の赤みはまだあるようだ。
「気を…つけて。絶対、帰って…きてね?」
「おう。あたりめぇだろ。」
ミコリは渋々と呟くようにいったが、ラザクの言葉を聞くと少し笑った顔を見せた。
「お気をつけて。」
後ろにいたミコリの母ミトは深くお辞儀をする。
「ええ、心配しなくて大丈夫ですよ。必ず、帰りますから」
カウラは微笑みながら優しく答える。
ラザクは一呼吸し、自らの愛刀を抜いた。持ちながら腕を上げ、声を張る。
「待ってろよ。じゃあ、」
ラザクはミコリに目を合わせた。
「行ってくる!」
村の厄災、天樹のもとへ。
旅人二人は、様々な思いをその身に背負い、森の中を突き進むのであった。
ミトは耳に入った言葉を理解できず、一瞬硬直してしまう。
口をあんぐりと開けたままだったが、すかさず、閉じ、言われたことに対して言及する。
「…あんたらにとって天樹をぶっ倒すってのは、そんなに驚くことなのか?」
ラザクは唖然とし、質問したミトから目を外しザサへと視線を向けた。
「天樹を倒すって言うと、皆同じ顔をするんだな」
「それほど私たちにとっては脅威なのです。」
吐き出すように呟いたラザクにザサは答える。
ラザクは「ふーん」と言った風に相槌を打ち、ミトに視線を戻した。
「おい、女、そんな変なものを見る目で俺を見てんじゃねー」
ミトを見ると、そこには不安感を募らせ、眉間に皺を寄せながらラザクを観察でもしているような表情をむけている。
さすがに目の前でこんな顔をされれば、ラザクも不本意というものだ。
「仕方がありません。通常からかけ離れた存在があなたですから。見慣れないのでしょう。あなたは随分と変わり者ですからね。いろいろと。」
「おい、いろいろとってなんだ。今のは俺を褒めたって思っていいんだろうな」
「ご自由に捉えて、どうぞ」
「チッ」
カウラの横からの言葉にラザクは少し機嫌をそらす。
が、まあ、いい、カウラから茶々を入れられるようなことはもう慣れた。
そう思い、ラザクは前へと視線を向ける。
すると、
「お母…さん」
ある時、そんな大人達がやりとりをしているの中、小さく高い声音が挟まれる。
状況にポツンと置かれ、急に見知らぬ二人が部屋に入ってきたのを見ていた女の子。
悲しき運命を決められたミコリである。
よほど涙を流したのだろう目元が赤くなっており、クリクリとした瞳の奥には暗闇が映り出されていた。
世に絶望視している、そのようにも感じられる目つきをしていた。
「ミコリ…」
手元で囁かれたミトはぎゅっとミコリを抱きしめる。ミコリの温かみを入念に感じるように。
母親として娘を忘れないように、忘れたくないがために、強く抱きしめる。
「お母さん、この人達…誰?」
「そうね、この人たちは……」
小さく囁いて聞いたミコリの質問にミトは答えようとする。が、うまく返答できない。
なんと言えば良いのだろう?
天樹を倒すとは言われたが、あくまでもそれだけだ。細かなところまでは深く知った者ではない。
思えば、素性も知らぬ二人なのだ。なんと娘に説明したら良いのか。
自ら考えこむ様子を見せるミト。
それを見下ろしたラザクはどかっとその場に座り込んだ。目線の高さをミコリと同じにする。
「…………」
それを見たミコリは茫然としている様子だ。じっとミコリはラザクを見つめる。
「おい、娘。俺たちは天樹をぶっ倒す人だ。」
ラザクは見つめてきたミコリに対して話しかける。堂々と、目を合わせながら。ミコリもそんな男に対し少し怯えてはいる、けれども視線は外さなかった。
そしてそのまま、ミコリはポツリと言葉をこぼす。
「ミコリ…」
「ん?」
「娘じゃない。ミコリ。私にはその名前がある」
ミコリは自分の名前を主張した。
自らの名。母につけてもらった名。ミコリはこの名前を気に入っていた。そして、誇りを持っていた。この名は好きだった。
「そうか、ミコリか。」
ラザクは返答する。
自らの名を口で言われ、ミコリは小さくコクっと頷く。
「天樹様を…倒すの?」
ミコリは問いかけた。その声音は小さく、じっとラザクの目を見ながら話しかけた。どういうことなのか。それを知るために。そして、
「ミコリは、どうなるの?」
語りかける小さな女の子の声音は途切れ途切れで掠れている。しっかりと耳を傾けなければすぐにこぼれ落ちそうなほどだ。
だが、そんなのは関係ない。ラザクはミコリの言葉を一字一句聞き逃さない。
ラザクは、ミコリに笑顔を見せる。そして、小さな女の子の頭に手を置き、撫でた。
「お前は、もう死ななくていいんだぞ」
頭をさすられながら、ミコリは目を見開いた。言われたことを理解するのに少しの時間がかかる。
「おじさん達が天樹様を倒すの?」
「そうだ」
「無理だよ。天樹様強いんだよ?」
「俺たちも強ぇよ」
「殺されちゃうよ?」
「殺されねぇよ」
ラザクはミコリの頭を撫で続けた。
ミコリは大きい手で頭を撫でられる感覚を身に感じる。
強く、たくましい手のひらだと思った。言葉を口から出すたんびに目が熱くなるのを感じていた。
「私は、…ミコリは死ななくていいの?」
震え声で言い、途端に涙が溢れでてくる。
「そうだ。」
「まだ、お母さんと一緒にいれる?」
大粒の涙が頬を流れ続けている。
「そうだ。」
ラザクは強く答えた。
「お前は、ただ楽しそうに笑ってりゃいいんだよ」
頭を撫でられながら、耳に入る言葉をミコリは逃さない。
天樹をどう倒すのか、実際倒せるのか。
そのような思いも確かにある。
だけど、今はそんな心配などどうでもよくて。
「……うぅ。」
ミコリは涙を止められない。
ラザクの言葉を聞くたびに目から次々に溢れ出てくる滂沱の涙。
先刻まで、絶望しかなかった。
自分はもう、死ぬ者だと、母親と二度と会えなくなると、したくもない覚悟をしたのだ。
それは奈落の暗闇のようであり、進む先に光は無い、あるのは黒で染められた道だけである。
そんな状況の中、潰えた先の中に一筋の光が現れたのだ。
自分を救ってくれるという、強くて眩しい希望の光が。
絶望しかなかった暗闇に浮かぶ一つの希望の光。
それだけで、ミコリは生きることに意味を見出せる。
まだ、母親と村のみんなと暮らすことができる。それを実感することができる。
ミコリは涙を流し尽くした。
これでもかと、言わんばかりにえんえんと泣き続ける。先ほどまでためていた虚無感を涙によって溢れ出した。
「泣け、泣け、泣き止むまで泣き続けろ。」
ラザクはミコリに対し言葉をかける。それは大柄な体躯には似合わない、柔らかな声音だった。
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一段落し、場が収まると、ラザクとカウラ、そして、ザサはミトとミコリに話の過程を話した。
この二人が、天樹を倒しにきたこと。
天樹のようなの怪物を倒すことが専売特許だということ。
そして、底知れぬ戦闘の威圧感。戦場での技量。
ミトとミコリはそんな二人を信じることに決めた。
この親子にとっては、この二人は自分を救える希望そのものなのだ。信じる以外あるまいと、決断する。
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「んじゃ、行くか?」
「ええ、そうですね」
ラザクの問いにカウラが答える。いよいよ、天樹のもとにに向かうのだ。
「お気をつけて。天樹は、凶暴です。」
「わかったよ。行ってくる。」
ザサの忠告にラザクはかすかに笑みを浮かべる。
「おじさん…」
ふと、ラザクとカウラが向かうといったときに、一声かけられる。
ミコリだ。
もはや瞳は暗闇で染められていない。だが、目の赤みはまだあるようだ。
「気を…つけて。絶対、帰って…きてね?」
「おう。あたりめぇだろ。」
ミコリは渋々と呟くようにいったが、ラザクの言葉を聞くと少し笑った顔を見せた。
「お気をつけて。」
後ろにいたミコリの母ミトは深くお辞儀をする。
「ええ、心配しなくて大丈夫ですよ。必ず、帰りますから」
カウラは微笑みながら優しく答える。
ラザクは一呼吸し、自らの愛刀を抜いた。持ちながら腕を上げ、声を張る。
「待ってろよ。じゃあ、」
ラザクはミコリに目を合わせた。
「行ってくる!」
村の厄災、天樹のもとへ。
旅人二人は、様々な思いをその身に背負い、森の中を突き進むのであった。
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