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その先
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摩天楼より上にいる
数々の
天に届かんばかりのビルより
僕たちは上にいる
あれを見下ろしている
ここから落ちれば
空に溶けるように
沈んでいくように
呑み込まれて
包まれる
僕と君だけの世界が広がっている
君は笑っている
下を見下しながら
ビルの屋上の端に座って
綺麗な瞳を宿している
風が靡いていた
僕は行けなかった
君のようにそちらへは行ける勇気はなかった
だから君の気持ちを理解しきれない
日の出が出てきていた
君の頬に赤みが増してきた時間だった
苦手だった
いつも君の顔はきつかった
僕は無理していつも見ていたけど
君の瞳は僕の目には写したくなかった
君の見ているその先は
僕らの知らない世界のはずだ
それなのに君は
その先を
笑いながら見て歩んだ
数々の
天に届かんばかりのビルより
僕たちは上にいる
あれを見下ろしている
ここから落ちれば
空に溶けるように
沈んでいくように
呑み込まれて
包まれる
僕と君だけの世界が広がっている
君は笑っている
下を見下しながら
ビルの屋上の端に座って
綺麗な瞳を宿している
風が靡いていた
僕は行けなかった
君のようにそちらへは行ける勇気はなかった
だから君の気持ちを理解しきれない
日の出が出てきていた
君の頬に赤みが増してきた時間だった
苦手だった
いつも君の顔はきつかった
僕は無理していつも見ていたけど
君の瞳は僕の目には写したくなかった
君の見ているその先は
僕らの知らない世界のはずだ
それなのに君は
その先を
笑いながら見て歩んだ
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