31 / 76
事故つがいの夫は僕を愛してる
初めての巣作り②
しおりを挟む
何度も僕に振り返って手を振る理人に手を振り返して、背中が見えなくなると急いで家の中に戻る。
休日は理人が全部やってくれる家事を、不器用な僕なりにこなすには時間がかかる。
理人はまとめてやるからしなくてもいいよ、と言ってくれるけれど、僕がやりたいんだ。仕事も勉強も頑張っている理人が少しでも寛げる場所を、僕が作りたい。
これとパートの仕事だけは、僕たちの関係が修復されて甘えられるようになっても、甘えたくないこだわりの部分。
「ふぅ……これで、いつでも帰って来たいと理人が思ってくれる部屋になったかな」
ひと息ついたら次は自分の身支度。
自分の部屋……と言っても初デートのあとに買った大きいベッドが僕の部屋にあるから、今や理人との部屋と言っても過言じゃないのだけれど、こっちのクローゼットには僕のものが入っているから、中に入って着替えを始める。
「……あっ! 理人ったら!」
白いシャツに腕を通しながら鏡を見ると、左側の首筋に赤い痕!
出かける前に吸い付かれたときのだ。
強めに吸われた気はしていたけど、キスマークになっているなんて。
「こんな、耳のすぐ下に付けられたら隠せないよ……どうしよう……」
人差し指と中指でキスマークに触れる。その途端。
吸われたときの感触を思い出して、背中がゾクゾクした。ゾクゾクはお尻の骨まで響いてきて、その下にある後孔がひとりでに窄まる。
「……どうしよう……仕事に行く前なのに、変な気分になっちゃった……」
太ももの間のものも兆し始めて、スウェットズボンの前が膨らんでいる。
僕はキスマークから指を外し、それを口の中に入れた。
「理人……」
そこに理人の名残がある気がして、ちゅう、ちゅる、と指を吸って唾液をしたたらせる。
その間に膝から下をカーペットに付けて座り、反対の手でスウェットズボンをずらした。シャツは羽織っただけだから、ズボンをずらせば熱を持った芯があらわになる。
もう先がピンク色に染まって、鈴口から透明な雫が垂れていた。
「ふ……」
右手で熱芯を握り、とろりと流れてくる先走りを広げるように上下する。唾液で濡れた指は後ろに回し、理人のことを思うだけでヒクヒクする孔の中に入れた。
「は、あ、っんん……理人、理人ぉ……」
目を閉じて大好きな理人を思った。最近の理人はいつも、最初はゆっくりと、長い長い時間をかけて僕の感じるところを愛してくれる。触れ方もすごく優しくて……優しすぎて、僕から求めてしまうんだ。
「ねえ、もっと強くして」って。そうしたら「なにを強くしてほしいの」と言って、「言えないならできないよ」と意地悪を言う。
じれったくてもどかしくて、僕は言ってしまうんだ。「僕の感じるとこ、もっと強くこすって」って……。
「ん、ん、理人、強くしてっ……!」
頭の中の理人に懇願する。すると僕の手は理人が乗り移ったみたいに動いて、前と後ろを一気に高みへと導いた。
「は……ぁ、あ……仕事に行く前にしちゃった……」
右手の中に白濁、左手にはねっとりとした孔液。罪悪感に似た恥ずかしさを感じながらティッシュで片づけた。
身体の熱さが気になったけど、自慰をしたからだろう。僕はのろりと立ち上がって服の着替えを終えた。
「高梨君、おはよう! ……どうした、寝違えたか?」
仕事場の洋食屋に入って挨拶するなり、真鍋さんに怪訝に見られた。
左耳の下に付いたキスマークに気づかれないようにするために、小首を傾げたような状態でいるからだろう。
「真鍋さん、おはようございます。いえ、そういうわけじゃ。あはは……」
理人~。服でも髪でも隠せない位置につけるなんてどうしたんだよ~。
性行為のとき、どこかしらにキスマークや咬み痕を残す理人だけど、分別がある人だからいつもは見えないところに付けるんだ。
お臍の下とか、太ももの付け根とか……「俺にしかつけられないところだね」なんて言って。
「キスマークをつけるのも理人しかいないよ」と言うと、「天音は俺のつがいだっていう印」とくすっと笑う。
「つがいの印はうなじの咬み痕があるよ?」と首をかしげれば、「いいのいいの。俺の自己満足だから」とまたひとつ、誰にも見えない場所にキスマークを増やす。
なのに今日は、しているときでもなく、それも目立つところにするなんてどうして……。
「なんだ? ずっと首が曲ってるじゃないか。それに心なしか顔が赤いし、目が潤んで……」
真鍋さんが僕に顔を寄せて手を伸ばしてくる。
すると飲み物を飲んだわけでもないのに真鍋さんの喉仏が大きく上下し、ゴクリと喉が鳴った。
どうしてしまったのか、そのまま僕をじっと見下ろしたままで、硬直してしまう。
「真鍋さん?」
なんだかいつもの真鍋さんじゃない。硬直しているのに息遣いが少し荒くて、お腹を空かせた熊さんみたい……なんてたとえ、失礼だよね……。
だけどちょっと怖くて、僕は曲げていた首を伸ばしてしまった。
「……! 悪い。近づきすぎた!」
すると真鍋さんは、はっとしたように言って顔と手を引いた。すっかり元の真鍋さんに……いや、なんだか急によそよそしくなって目をそらし、言いにくそうに続ける。
「それ、すごい威嚇だな。旦那か。……旦那しかいねえけど」
威嚇……それ? 旦那……理人?
「あっ……!」
急いで左の首筋を手のひらで覆う。キスマークを見られてしまった!
「そこからあいつのアルファフェロモンを感じる。すっげえ執ちゃ……あ、いや。高梨君のこと、心配してるんだな。発情期、近いんだっけ。来週頭から一週間、休み希望出してたもんな」
「あ、はい、そうですけど」
え? どうしてどうして? "キスマーク"と"心配"がどうしてすぐに結びつくの? 理人のすること、僕でもわからないときがあるのに、真鍋さんにはわかるんだ?
「でも、さ……今日から休んだ方がいいかも。多分、発情期の兆候出てるぞ?」
「え? そんなはずないです。最近はずっと順調だったし、自分でもそんな感じはしないです」
と言いつつ、ここにくる前に自慰をしてしまったからだろうか。なんとなく体が怠い。それに、隠していたキスマークを見られてしまったからか、そこがジンジンしてきて、首や顔が熱くなってきた。
「ほら、もう、さ。高梨君、無自覚過ぎるんだよ。ヤバいってそんな顔してたら。フェロモンが旦那以外に作用しなくても、アルファだけじゃなくベータの男もフラフラするって!」
「そんな顔……?」
そう言えば真鍋さん、会うなり「顔が赤くて目が潤んでる」って言っていたような……。いったいどんな顔になっているんだろう。
「あ~。まずい、これ以上はまずい。とにかく帰んな。タクシーで! オメガの運転手のとこに電話してやるから! 店長ー! 高梨君、緊急で帰りまーす!」
「えー? まあ仕方ないな。今仕込みで手が離せないから、真鍋頼んだぞー」
「うっす」
ええ? 今からランチで忙しいのに、欠勤?
「大丈夫です! これくらいなら常備の抑制剤を飲めば収まりますから、働かせてください!」
そう言ったけれど、真鍋さんはさっさとタクシーを手配すると、僕の顔も見ないで車内に押し込め、家に帰らせてしまった。
休日は理人が全部やってくれる家事を、不器用な僕なりにこなすには時間がかかる。
理人はまとめてやるからしなくてもいいよ、と言ってくれるけれど、僕がやりたいんだ。仕事も勉強も頑張っている理人が少しでも寛げる場所を、僕が作りたい。
これとパートの仕事だけは、僕たちの関係が修復されて甘えられるようになっても、甘えたくないこだわりの部分。
「ふぅ……これで、いつでも帰って来たいと理人が思ってくれる部屋になったかな」
ひと息ついたら次は自分の身支度。
自分の部屋……と言っても初デートのあとに買った大きいベッドが僕の部屋にあるから、今や理人との部屋と言っても過言じゃないのだけれど、こっちのクローゼットには僕のものが入っているから、中に入って着替えを始める。
「……あっ! 理人ったら!」
白いシャツに腕を通しながら鏡を見ると、左側の首筋に赤い痕!
出かける前に吸い付かれたときのだ。
強めに吸われた気はしていたけど、キスマークになっているなんて。
「こんな、耳のすぐ下に付けられたら隠せないよ……どうしよう……」
人差し指と中指でキスマークに触れる。その途端。
吸われたときの感触を思い出して、背中がゾクゾクした。ゾクゾクはお尻の骨まで響いてきて、その下にある後孔がひとりでに窄まる。
「……どうしよう……仕事に行く前なのに、変な気分になっちゃった……」
太ももの間のものも兆し始めて、スウェットズボンの前が膨らんでいる。
僕はキスマークから指を外し、それを口の中に入れた。
「理人……」
そこに理人の名残がある気がして、ちゅう、ちゅる、と指を吸って唾液をしたたらせる。
その間に膝から下をカーペットに付けて座り、反対の手でスウェットズボンをずらした。シャツは羽織っただけだから、ズボンをずらせば熱を持った芯があらわになる。
もう先がピンク色に染まって、鈴口から透明な雫が垂れていた。
「ふ……」
右手で熱芯を握り、とろりと流れてくる先走りを広げるように上下する。唾液で濡れた指は後ろに回し、理人のことを思うだけでヒクヒクする孔の中に入れた。
「は、あ、っんん……理人、理人ぉ……」
目を閉じて大好きな理人を思った。最近の理人はいつも、最初はゆっくりと、長い長い時間をかけて僕の感じるところを愛してくれる。触れ方もすごく優しくて……優しすぎて、僕から求めてしまうんだ。
「ねえ、もっと強くして」って。そうしたら「なにを強くしてほしいの」と言って、「言えないならできないよ」と意地悪を言う。
じれったくてもどかしくて、僕は言ってしまうんだ。「僕の感じるとこ、もっと強くこすって」って……。
「ん、ん、理人、強くしてっ……!」
頭の中の理人に懇願する。すると僕の手は理人が乗り移ったみたいに動いて、前と後ろを一気に高みへと導いた。
「は……ぁ、あ……仕事に行く前にしちゃった……」
右手の中に白濁、左手にはねっとりとした孔液。罪悪感に似た恥ずかしさを感じながらティッシュで片づけた。
身体の熱さが気になったけど、自慰をしたからだろう。僕はのろりと立ち上がって服の着替えを終えた。
「高梨君、おはよう! ……どうした、寝違えたか?」
仕事場の洋食屋に入って挨拶するなり、真鍋さんに怪訝に見られた。
左耳の下に付いたキスマークに気づかれないようにするために、小首を傾げたような状態でいるからだろう。
「真鍋さん、おはようございます。いえ、そういうわけじゃ。あはは……」
理人~。服でも髪でも隠せない位置につけるなんてどうしたんだよ~。
性行為のとき、どこかしらにキスマークや咬み痕を残す理人だけど、分別がある人だからいつもは見えないところに付けるんだ。
お臍の下とか、太ももの付け根とか……「俺にしかつけられないところだね」なんて言って。
「キスマークをつけるのも理人しかいないよ」と言うと、「天音は俺のつがいだっていう印」とくすっと笑う。
「つがいの印はうなじの咬み痕があるよ?」と首をかしげれば、「いいのいいの。俺の自己満足だから」とまたひとつ、誰にも見えない場所にキスマークを増やす。
なのに今日は、しているときでもなく、それも目立つところにするなんてどうして……。
「なんだ? ずっと首が曲ってるじゃないか。それに心なしか顔が赤いし、目が潤んで……」
真鍋さんが僕に顔を寄せて手を伸ばしてくる。
すると飲み物を飲んだわけでもないのに真鍋さんの喉仏が大きく上下し、ゴクリと喉が鳴った。
どうしてしまったのか、そのまま僕をじっと見下ろしたままで、硬直してしまう。
「真鍋さん?」
なんだかいつもの真鍋さんじゃない。硬直しているのに息遣いが少し荒くて、お腹を空かせた熊さんみたい……なんてたとえ、失礼だよね……。
だけどちょっと怖くて、僕は曲げていた首を伸ばしてしまった。
「……! 悪い。近づきすぎた!」
すると真鍋さんは、はっとしたように言って顔と手を引いた。すっかり元の真鍋さんに……いや、なんだか急によそよそしくなって目をそらし、言いにくそうに続ける。
「それ、すごい威嚇だな。旦那か。……旦那しかいねえけど」
威嚇……それ? 旦那……理人?
「あっ……!」
急いで左の首筋を手のひらで覆う。キスマークを見られてしまった!
「そこからあいつのアルファフェロモンを感じる。すっげえ執ちゃ……あ、いや。高梨君のこと、心配してるんだな。発情期、近いんだっけ。来週頭から一週間、休み希望出してたもんな」
「あ、はい、そうですけど」
え? どうしてどうして? "キスマーク"と"心配"がどうしてすぐに結びつくの? 理人のすること、僕でもわからないときがあるのに、真鍋さんにはわかるんだ?
「でも、さ……今日から休んだ方がいいかも。多分、発情期の兆候出てるぞ?」
「え? そんなはずないです。最近はずっと順調だったし、自分でもそんな感じはしないです」
と言いつつ、ここにくる前に自慰をしてしまったからだろうか。なんとなく体が怠い。それに、隠していたキスマークを見られてしまったからか、そこがジンジンしてきて、首や顔が熱くなってきた。
「ほら、もう、さ。高梨君、無自覚過ぎるんだよ。ヤバいってそんな顔してたら。フェロモンが旦那以外に作用しなくても、アルファだけじゃなくベータの男もフラフラするって!」
「そんな顔……?」
そう言えば真鍋さん、会うなり「顔が赤くて目が潤んでる」って言っていたような……。いったいどんな顔になっているんだろう。
「あ~。まずい、これ以上はまずい。とにかく帰んな。タクシーで! オメガの運転手のとこに電話してやるから! 店長ー! 高梨君、緊急で帰りまーす!」
「えー? まあ仕方ないな。今仕込みで手が離せないから、真鍋頼んだぞー」
「うっす」
ええ? 今からランチで忙しいのに、欠勤?
「大丈夫です! これくらいなら常備の抑制剤を飲めば収まりますから、働かせてください!」
そう言ったけれど、真鍋さんはさっさとタクシーを手配すると、僕の顔も見ないで車内に押し込め、家に帰らせてしまった。
484
あなたにおすすめの小説
【完結】それ以上近づかないでください。
ぽぽ
BL
「誰がお前のことなんか好きになると思うの?」
地味で冴えない小鳥遊凪は、ずっと憧れていた蓮見馨に勢いで告白してしまう。
するとまさかのOK。夢みたいな日々が始まった……はずだった。
だけど、ある出来事をきっかけに二人の関係はあっけなく終わる。
過去を忘れるために転校した凪は、もう二度と馨と会うことはないと思っていた。
ところが、ひょんなことから再会してしまう。
しかも、久しぶりに会った馨はどこか様子が違っていた。
「今度は、もう離さないから」
「お願いだから、僕にもう近づかないで…」
〈完結〉【書籍化・取り下げ予定】「他に愛するひとがいる」と言った旦那様が溺愛してくるのですが、そういうのは不要です
ごろごろみかん。
恋愛
「私には、他に愛するひとがいます」
「では、契約結婚といたしましょう」
そうして今の夫と結婚したシドローネ。
夫は、シドローネより四つも年下の若き騎士だ。
彼には愛するひとがいる。
それを理解した上で政略結婚を結んだはずだったのだが、だんだん夫の様子が変わり始めて……?
事故つがいの夫が俺を離さない!
カミヤルイ
BL
事故から始まったつがいの二人がすれ違いを経て、両思いのつがい夫夫になるまでのオメガバースラブストーリー。
*オメガバース自己設定あり
【あらすじ】
華やかな恋に憧れるオメガのエルフィーは、アカデミーのアイドルアルファとつがいになりたいと、卒業パーティーの夜に彼を呼び出し告白を決行する。だがなぜかやって来たのはアルファの幼馴染のクラウス。クラウスは堅物の唐変木でなぜかエルフィーを嫌っている上、双子の弟の想い人だ。
エルフィーは好きな人が来ないショックでお守りとして持っていたヒート誘発剤を誤発させ、ヒートを起こしてしまう。
そして目覚めると、明らかに事後であり、うなじには番成立の咬み痕が!
ダブルショックのエルフィーと怒り心頭の弟。エルフィーは治癒魔法で番解消薬を作ると誓うが、すぐにクラウスがやってきて求婚され、半ば強制的に婚約生活が始まって────
【登場人物】
受け:エルフィー・セルドラン(20)幼馴染のアルファと事故つがいになってしまった治癒魔力持ちのオメガ。王立アカデミーを卒業したばかりで、家業の医薬品ラボで仕事をしている
攻め:クラウス・モンテカルスト(20)エルフィーと事故つがいになったアルファ。公爵家の跡継ぎで王都騎士団の精鋭騎士。
【完結】君のことなんてもう知らない
ぽぽ
BL
早乙女琥珀は幼馴染の佐伯慶也に毎日のように告白しては振られてしまう。
告白をOKする素振りも見せず、軽く琥珀をあしらう慶也に憤りを覚えていた。
だがある日、琥珀は記憶喪失になってしまい、慶也の記憶を失ってしまう。
今まで自分のことをあしらってきた慶也のことを忘れて、新たな恋を始めようとするが…
やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。
毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。
そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。
彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。
「これでやっと安心して退場できる」
これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。
目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。
「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」
その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。
「あなた……Ωになっていますよ」
「へ?」
そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て――
オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
回帰したシリルの見る夢は
riiko
BL
公爵令息シリルは幼い頃より王太子の婚約者として、彼と番になる未来を夢見てきた。
しかし王太子は婚約者の自分には冷たい。どうやら彼には恋人がいるのだと知った日、物語は動き出した。
嫉妬に狂い断罪されたシリルは、何故だかきっかけの日に回帰した。そして回帰前には見えなかったことが少しずつ見えてきて、本当に望む夢が何かを徐々に思い出す。
執着をやめた途端、執着される側になったオメガが、次こそ間違えないようにと、可愛くも真面目に奮闘する物語!
執着アルファ×回帰オメガ
本編では明かされなかった、回帰前の出来事は外伝に掲載しております。
性描写が入るシーンは
※マークをタイトルにつけます。
物語お楽しみいただけたら幸いです。
***
2022.12.26「第10回BL小説大賞」で奨励賞をいただきました!
応援してくれた皆様のお陰です。
ご投票いただけた方、お読みくださった方、本当にありがとうございました!!
☆☆☆
2024.3.13 書籍発売&レンタル開始いたしました!!!!
応援してくださった読者さまのお陰でございます。本当にありがとうございます。書籍化にあたり連載時よりも読みやすく書き直しました。お楽しみいただけたら幸いです。
結婚初夜に相手が舌打ちして寝室出て行こうとした
紫
BL
十数年間続いた王国と帝国の戦争の終結と和平の形として、元敵国の皇帝と結婚することになったカイル。
実家にはもう帰ってくるなと言われるし、結婚相手は心底嫌そうに舌打ちしてくるし、マジ最悪ってところから始まる話。
オメガバースでオメガの立場が低い世界
こんなあらすじとタイトルですが、主人公が可哀そうって感じは全然ないです
強くたくましくメンタルがオリハルコンな主人公です
主人公は耐える我慢する許す許容するということがあんまり出来ない人間です
倫理観もちょっと薄いです
というか、他人の事を自分と同じ人間だと思ってない部分があります
※この主人公は受けです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる