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タイ旅行。
タイに行ってみたその29ソンブーンのロックロブスター
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Shrimp シュリンプ
Prawn プラウン
Lobster ロブスター
この三つの違いは何だろうね。
答えは「無い」だよ。
それでも大まかに言うとロブスターはハサミのあるデカいヤツ、シュリンプは小さいエビか海のエビ、プラウンは中くらいのエビか淡水性のエビってところかな。
ヒトデをスターフィッシュとか言ってフィッシュカテゴリーに入れているような言語に明確な定義を求めても無駄ってもんだよ。
例えばこのデブテナガエビ。タイだとよくトムヤムクンに入ってる淡水性の中くらいの大きさのエビなんだけど、英語だとロブスター枠だったりするんだよね。
他にはザリガニはロブスターとシュリンプとプラウンのどれに入っていると思う?ザリガニはハサミを持っていて小さくて淡水性だよね。
答えはcrayfish。まさかのフィッシュ枠なんだ。つまりシュリンプとプラウンとロブスターの三つには、大まかな定義はあっても明確な定義はないんだ。
相変わらず前置きが長いね。
そんなわけでシャコ。
英語だと、Alien shrimpとかMantis crab、sea mantis.
もうわけがわからないね。因みにロックロブスターはシャコじゃなくてイセエビを指すほうが一般的だと思うよ。
このメニューにあるロックロブスターは伊勢海老くらいでかいシャコってことだけどね。一番上のロブスターがおそらく普通の伊勢海老だと思う。
でね、日本でシャコというと寿司ネタってイメージなんだけど、泳いでいる姿がビロビロしてるエビって感じで、気持ち悪くて食べたことはなかったよ。
しかしここソンブーンのシャコはエビというよりロブスター。イセエビくらいデカいんだ。
デカくて食べ応えがありそうだけど、イセエビと比べるとそんなでもないね。
バシュッ!と尻尾を振って後ろ幅跳び的なバックダッシュをキメるロック伊勢海老ロブスターの尻尾は筋肉の塊で、食べている途中にマヨネーズが欲しくなって来そうなくらいの食べ応えがあるよね。
でもシャコロブスターはビロビロ……ビロビロビロ…って面倒くさそうに泳ぐだけだから尻尾の筋肉がそれほど発達していないんだよね。イセエビに比べると食べるところが少ないんだ。
イセエビが特盛ならシャコは並盛りくらいしか食べるところがないよ。
しかもソンブーンは一匹丸ごとお買い上げ、一匹の重さで値段を決めていくシステムだからね。
一匹の重さはシャコロブスターに比べてロックロブスターのほうが重いからロックロブスターの方が値が張るね。
でも食べられる部分は多いよね。
シャコロブスターはロックロブスターに比べて軽いからその分安いけど、食べられる部分は多くない。
一匹あたりの値段はロックロブスターの方が高いけど、支払い金額に対する不可食割合、所謂甲殻率はシャコロブスターのほうが高いんだ。
まぁどうでもいいんだけどね。貧乏人の贅沢旅行だからね。
でね、シャコの味はやっぱりというか当然というかエビに似ているね。因みに日本の寿司屋で出てくるミニシャコは食べたことがないからね。
ソンブーンのシャコロブスターの味はエビに似ててカニっぽい味もする、エビとカニのいいとこ取りって感じの味だね。エビより美味しくてカニよりも美味しい、そんな味だよ。
おすすめのシャコロブスターメニューはニンニク揚げ。にんにくベースの下味を付けて揚げただけ、ソースとかはかかってないよ。
これはビールにとても良く合うと思う。
これね。
ただ難点はやっぱり可食部分が少ないことだね、つまり高確率が高いこと。
食べるところが少ないくせに殻は伊勢海老と同じくらい頑丈なんだよね。
伊勢海老は豪快にバキッと尻尾をもいでいくつか殻を剥けばソフトクリームくらいの筋肉の塊が出てくるけど、シャコロブスターは意外と頑丈な殻をチマチマ剥がしてようやくチマッとした肉が食える。
でもウマい!でも面倒くせぇ。
食べ終わったあと。というか(もういいや)と諦めたあとお皿の上に乗っている殻は生まれて始めてサンマの塩焼きを箸で食べたアメリカ人の食後のお皿みたいだよ。
でもウマいんだよ。カレーとかチリソースとかじゃないシンプルなガーリックテイストなんだけどそれがいいんだろうね。晩酌の習慣がないオレでもビールに合うってこういうことかって思ったからね。
行くたびに頼むけど、無いことも多い。それが残念なんだ。
Prawn プラウン
Lobster ロブスター
この三つの違いは何だろうね。
答えは「無い」だよ。
それでも大まかに言うとロブスターはハサミのあるデカいヤツ、シュリンプは小さいエビか海のエビ、プラウンは中くらいのエビか淡水性のエビってところかな。
ヒトデをスターフィッシュとか言ってフィッシュカテゴリーに入れているような言語に明確な定義を求めても無駄ってもんだよ。
例えばこのデブテナガエビ。タイだとよくトムヤムクンに入ってる淡水性の中くらいの大きさのエビなんだけど、英語だとロブスター枠だったりするんだよね。
他にはザリガニはロブスターとシュリンプとプラウンのどれに入っていると思う?ザリガニはハサミを持っていて小さくて淡水性だよね。
答えはcrayfish。まさかのフィッシュ枠なんだ。つまりシュリンプとプラウンとロブスターの三つには、大まかな定義はあっても明確な定義はないんだ。
相変わらず前置きが長いね。
そんなわけでシャコ。
英語だと、Alien shrimpとかMantis crab、sea mantis.
もうわけがわからないね。因みにロックロブスターはシャコじゃなくてイセエビを指すほうが一般的だと思うよ。
このメニューにあるロックロブスターは伊勢海老くらいでかいシャコってことだけどね。一番上のロブスターがおそらく普通の伊勢海老だと思う。
でね、日本でシャコというと寿司ネタってイメージなんだけど、泳いでいる姿がビロビロしてるエビって感じで、気持ち悪くて食べたことはなかったよ。
しかしここソンブーンのシャコはエビというよりロブスター。イセエビくらいデカいんだ。
デカくて食べ応えがありそうだけど、イセエビと比べるとそんなでもないね。
バシュッ!と尻尾を振って後ろ幅跳び的なバックダッシュをキメるロック伊勢海老ロブスターの尻尾は筋肉の塊で、食べている途中にマヨネーズが欲しくなって来そうなくらいの食べ応えがあるよね。
でもシャコロブスターはビロビロ……ビロビロビロ…って面倒くさそうに泳ぐだけだから尻尾の筋肉がそれほど発達していないんだよね。イセエビに比べると食べるところが少ないんだ。
イセエビが特盛ならシャコは並盛りくらいしか食べるところがないよ。
しかもソンブーンは一匹丸ごとお買い上げ、一匹の重さで値段を決めていくシステムだからね。
一匹の重さはシャコロブスターに比べてロックロブスターのほうが重いからロックロブスターの方が値が張るね。
でも食べられる部分は多いよね。
シャコロブスターはロックロブスターに比べて軽いからその分安いけど、食べられる部分は多くない。
一匹あたりの値段はロックロブスターの方が高いけど、支払い金額に対する不可食割合、所謂甲殻率はシャコロブスターのほうが高いんだ。
まぁどうでもいいんだけどね。貧乏人の贅沢旅行だからね。
でね、シャコの味はやっぱりというか当然というかエビに似ているね。因みに日本の寿司屋で出てくるミニシャコは食べたことがないからね。
ソンブーンのシャコロブスターの味はエビに似ててカニっぽい味もする、エビとカニのいいとこ取りって感じの味だね。エビより美味しくてカニよりも美味しい、そんな味だよ。
おすすめのシャコロブスターメニューはニンニク揚げ。にんにくベースの下味を付けて揚げただけ、ソースとかはかかってないよ。
これはビールにとても良く合うと思う。
これね。
ただ難点はやっぱり可食部分が少ないことだね、つまり高確率が高いこと。
食べるところが少ないくせに殻は伊勢海老と同じくらい頑丈なんだよね。
伊勢海老は豪快にバキッと尻尾をもいでいくつか殻を剥けばソフトクリームくらいの筋肉の塊が出てくるけど、シャコロブスターは意外と頑丈な殻をチマチマ剥がしてようやくチマッとした肉が食える。
でもウマい!でも面倒くせぇ。
食べ終わったあと。というか(もういいや)と諦めたあとお皿の上に乗っている殻は生まれて始めてサンマの塩焼きを箸で食べたアメリカ人の食後のお皿みたいだよ。
でもウマいんだよ。カレーとかチリソースとかじゃないシンプルなガーリックテイストなんだけどそれがいいんだろうね。晩酌の習慣がないオレでもビールに合うってこういうことかって思ったからね。
行くたびに頼むけど、無いことも多い。それが残念なんだ。
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