中二病でも世界征服したい〜世界征服したりタイムマシン作ったりラジバンダり〜

111&4

文字の大きさ
168 / 177
THEサイタマ

誰も知らないサイタマのB級グルメ

しおりを挟む
誰も知らないサイタマのB級グルメ。
それはキンタマ稲荷とソース焼きうどん。

この二つのB級グルメ、キンタマ稲荷は埼玉県南西部に位置する川口市、ソース焼きうどんは鳩ケ谷市で生まれたB級グルメです。

まずはキンタマ稲荷から。
キンタマ稲荷が生まれた川口市はかつては日本有数の鋳物の街でした。

これは川口市のマスコットキャラクターであるキュポラん。両手でチン〇コを握っています。

第一回東京オリンピックで国立競技場に設置されていた聖火台が川口産だったほどです。
しかし鋳物産業は衰退し代わりにやってきたのが性風俗産業です。
川口市にはオートレース場があったこともあり西川口駅西口は関東でも有数の風俗街となりました。
その勢いは、学ランを着た当時高校生だった私に呼び込みのオッサンが「オマン〇コ!オマ〇ンコどう?」と声をかけてきたくらいでした。
吉原のような高級路線ソープランドではなく比較的安くコストパフォーマンスに重きを置いたヘルス系の店舗が多くを占めていました。
西川口=NK流と言われる違法営業形態が多かったのも特徴です。
一階から最上階まで全て風俗店舗と言うビルも珍しくなく、さらに普通は風俗業の営業時間は深夜12時で閉店ですが、閉店後は中国人業者が闇営業を始めているような店舗もあり中々にカオスでした。
最盛期は200とも言われた風俗店舗数ですがこういった闇営業店舗も数多くあったため実際の店舗数はもっと多かったです(個人的な感想)
風俗街としてどれくらいの規模だったかと言うと、叙々苑があったくらいです。

オレは行ったことないけどね。

そして2000年代に入ると大半を占めていたNK流を支えていた違法営業形態の風俗の取り締まりが行われるようになり西川口の風俗街は一気に衰退します。
ゼロになったわけではなくソープランドなどはまだありますがコスパに優れたNK流は亡くなり関東有数の風俗歓楽街としての西川口は消滅します。

すると性風俗に依存していた西川口経済は崩壊します。ビルの借り手はいなくなり叙々苑も撤退します。つまりゴーストタウン化します。
人のいなくなった西川口を復活させるために市政は当時はやっていたB級グルメに目を付けます。
西川口をB級グルメの街にしようとして持ち出されたのが稲荷ずしです。

なぜ稲荷ずしだったのか?
これは私の推測と言うか100人中99人がそう思うでしょう、稲荷=キンタマです。
性風俗街だった跡地、西川口だからキンタマ。そう選ぶところはさすが川口市政と言えるでしょう。
しかしただの稲荷ずしをB級グルメとするのは少し難しいでしょう。川口の名産品はボーフと言う雑草と、衰退した鋳物産業しかありません。
川口=稲荷ずしとする何かが欲しい所です。

そこで川口市政が考え出したのがヒジキです。ヒジキ入り稲荷ずし。それが川口市政が出した答えです。
ヒジキとはもちろん海藻です。そして川口はもちろん埼玉県であり、その埼玉県には海はありません。

何故ヒジキなのか?
ヒジキ単体では答えは出ませんが稲荷ずしにヒジキを入れる。稲荷ずし=キンタマ・・・そう考えると・・・
そう答えは陰毛です。

ここで西川口は一大性風俗街だったことを思い出しましょう。
風俗店舗は18歳未満は入れません、未熟なキンタマは門前払いです。陰毛=成人です。
そう、かつて風俗街として一世を風靡した西川口を象徴するB級グルメ、それがキンタマ稲荷(陰毛付き)です。

川口市政はゴーストタウン化した西川口に飲食店を呼び込もうと西川口近辺でキンタマ稲荷を出す店に補助金を出すという政策を打ち出しました。
キンタマ稲荷(陰毛付き)まではかなり痺れる憧れる発想でしたが、ゴーストタウン化した街にまず飲食店を呼び込もうとするのは頭が小学三年生レベルと言わざるを得ません。

キンタマ稲荷は残念ながら自然消滅しました。


次はソース焼きうどんね。
これは同じく埼玉県南東部の鳩ケ谷市で生まれたB級グルメだよ。
これは鳩ケ谷市にブルドックソースの工場があったからと言う理由で生まれたB級グルメだよ。
因みにソース焼きうどんを産み出した当時の鳩ケ谷市は川口市に周囲を囲まれる日本で最小の「市」だったんだけど、現在は川口市に吸収されて消滅したよ。

鳩ケ谷市がどれだけ小さかったかと言うと「鳩ケ谷警察署」が無かったレベル。鳩ケ谷市がなくなったことで日本最小の「市」となった蕨市ですら「蕨警察署」があるんだ。
鳩ケ谷市にも警察署はあったんだけど、鳩ケ谷市はあまりにも小さすぎてその警察署の管轄区域が川口市に多く及んでいたために「鳩ケ谷警察署」と言うのはいかがなものかと言うわけで「武南警察署」となったんだ。
更に因むと「武南」と言うのは武蔵国の南の方と言う意味で、地名としては存在しないよ。
日本では珍しい地名に由来しない警察署名だね。


話を戻すよ。
ソースなら焼きそばでいいじゃんって思うけど、B級グルメ市場にはソース焼きそばがあふれていたから、いくらソース工場があると言っても後発B級グルメが焼きそば市場に食い込むのは無理があるという判断だろうね。
まあその判断は妥当だろうけど、うどんにソースかける?普通は無いよね。ソース焼きうどんを食べるくらいなら普通にソース焼きそば食うよね。正直なところ、ソース焼きそばは無理そうだからソース焼きうどんにしようと言う判断は頭が小学校三年生レベルだよね。

そこで中卒のオレが考えてあげる新制川口市の新たなるB級グルメ。
それはソースせんべいだよ。
今の人にはなじみが無いだろうけど、オレが子供の頃の駄菓子屋と言うものが存在した時代では一般的な駄菓子だったんだ。

今じゃソース味の駄菓子と言うのはあまり一般的ではない、というより駄菓子って言う言葉がすでに一般的じゃないけど、まあ昔はソース味のお菓子が今より一般的だったんだ。
今では誰もが知るうまい棒も最初はソース味から始まったんだ。今でもとんかつソース味は売っているみたいだけど、あれは違う。ソース味じゃねえよ。

で、ソースせんべいと言うのは、それ自体にソース味が付いているわけではなくてかすかな甘さのある極薄ウエハースみたいなソフトなせんべいなんだ。ミルクせんべいとも言われていたね。
そのまま食べるものではなくて何かを塗って食べる駄菓子なんだけど、その「塗る」何かは付いていなかったんだ。
当時の駄菓子屋には「梅ジャム」と言う謎の物体が売っていて、みんなそれを塗って食べていたけどオレは梅が食えなかったので家に帰ってブルドックソースを塗って食べていたよ。
でも「梅せんべい」ではなくあくまで「ソースせんべい」の名称が一般的であった事からしてもオレの食い方は間違っていないんだ。
正直なところ、ほとんど味のしないミルクせんべいにソースを塗ったところでソースの味しかしないよ。だがそれが良い。

旨かったなあ・・。

でね、ソース焼きうどんでB級グルメに突撃するくらいならソースせんべいの方が百倍戦えると思うんだ。
鳩ケ谷にはブルドックソースの工場があり、ソースせんべいは川口市に工場があったからね。

もちろん、B級グルメ会場にソースせんべいで乗り込んでも門前払いが関の山だろうけど、別にB級グルメに参戦する必要はないんだ。

B級グルメに参戦し、そこで優勝したい理由。
それは地域の知名度を上げたいとかそれに伴う地域活性化が狙いだよね。
で、なぜそうしたいかと言えば税収を上げたいからだよね。

だからソースせんべいでB級グルメに参戦できなくても、その会場でソースせんべいを無料で提供すればいいんだよ。
その結果、富士宮焼きそばが優勝してもいいんだ。会場を後にした人たちは富士宮焼きそばを買うことは出来ないけど、ソースとせんべいをネット通販で買うことは出来るからね。

そうなると富士宮焼きそば衆は面白くないよね。優勝したところでわざわざ焼きそばを食いに富士宮に人が殺到することはないからね。
そこで次の一手だよ。
鳩ケ谷市改め川口市は富士宮市とコラボして富士宮焼きそば専用ソースを売り出してあげるんだ。おそらく富士宮市は食いつくだろうね。
結果、富士宮焼きそばの知名度を借りて鳩ケ谷ソースは売れる。富士宮市にはもちろん誰も来ないけど。

そして知名度上げた鳩ケ谷ソースは様々なB級グルメに専用ソースを提供することでさらに知名度を上げ売り上げを伸ばし知名度を上げ税収を上げていくことが出来るというわけだよ。

どうしてもB級グルメを制したいのならバーベキューソースを作ってスコットランドのアンガスあたりと組んで参戦すれば外国の参戦が話題になって簡単に優勝できるよ。

キンタマ稲荷?お前はそのまま死んどけ。







しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

とある男の包〇治療体験記

moz34
エッセイ・ノンフィクション
手術の体験記

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

服を脱いで妹に食べられにいく兄

スローン
恋愛
貞操観念ってのが逆転してる世界らしいです。

処理中です...