中二病でも世界征服したい〜世界征服したりタイムマシン作ったりラジバンダり〜

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ライドシェアで人類を滅亡させる。

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ライドシェアを導入すればタクシー不足が解消され料金は安くなりサービスは向上するらしい。

タクシー不足なんてタクシー料金を値上げしてドライバーの取り分を増やしてあげれば明日にでも解決するでしょ。いや明日は無理か、ゴメン言い過ぎた。

ライドシェアの導入でサービスの向上は……おそらく起きないだろうね。
ユーザーとシェアラーで相互評価すれば低い評価を付けられるのを避けるためにユーザーは不遜な態度を改め、シェアラーはサービスの向上に努める。
頭お花畑かな?世の中そんな単純で簡単じゃないよね。
食べログのおかげで全ての飲食店のレベルが上がったかな?
提供者と利用者の相互評価なんて罵詈雑言の悪口合戦会場になるだけだよ。

料金が下がるという理由はよくわからないから中卒ブレインで必死に調べてみたけど、どうやらタクシー業界が料金を不当に上げている、または高止まりさせているという事らしい。
でもそれが本当ならタクシードライバーは儲かるわけで殺到するはずだよね。でもライドシェア推進派の人はタクシー不足を訴えている。

わからん。中卒には分からん。でも料金は下がっちゃダメでしょ。
ちょっと前に浦和競馬場に行ったんだけどさ初乗り料金500円くらいだったよ。なんでこんなに安いの!?って聞いたら昔より初乗り料金分の距離が短くなっているんだってさ。
それにさ、サービスが向上するって言っておいて料金は下がるって意味が分からないでしょ。
高品質のサービスを要求されるのに取り分は少ないのならライドシェアをやろうと思う人なんていないよ。
トリプルで無制限に意味不明だよ。

他にもライドシェアならスキマ時間でお金が稼げるなんて意見もあったね。
需要が高まる雨の日や年末年始とかに「ちょっと小遣い稼ぎしよう」ってやつね。
それも無理だよ。

だってね保険屋がさ、見ず知らずの人を乗せて小銭を稼いでいる車の保険料をそのままにするわけないでしょ。
例えば、今爆増しているアマゾンフレックスやクロネコの仕事を受ける個人所有の黒ナンバーの軽自動車。
これの保険料は「ちょっと暇な時に小荷物運んでお小遣い稼ぎしよう」なんて呑気なこと言ってられる値段じゃないからね。

それなのにタクシーもどきの車の保険料を保険屋がそのままにするわけないじゃない。
損保会社は間違いなく人を運ぶライドシェアラーには荷物を運ぶだけの軽自動車の黒ナンバーより遥かに高額な保険料を要求するだろうね。

当然「雨の日にはライドシェアで小遣い稼ぎ」なんて悠長なことは言っていられなくなる。
必死で働くことになるよ。つまり専業シェアラーだよ。

それはそれで問題ないんじゃない?タクシーが増えるんでしょ?いいじゃん。
そう思うよね。でもそこが一番の問題なんだよ。バイツァ・ダストだよ。

とあるタクシー難民が一万円払ったとするよ。
タクシー業者は50%くらいピンハネするらしいね。
ということはタクシードライバーは5千円貰えるわけだね。
対するシェアラーはライドシェア業者に10%ピンハネされて9千円貰えるとしよう。

タクシー業者に雇われて5千円もらうか、ライドシェアラーになって9千円を貰うか。
どっちを選んだ方が得かな?
ライドシェアラーの9千円の取り分は魅力的だけどさ、明日起きたら車が壊れていたらどうする?
タクシー業者に雇われているタクシードライバーなら別のタクシーを使うだけだけど、シェアラーに予備の車はないし、ライドシェアラーは高額な保険料を払いシェアラー専業だから他に収入はないからね。

ライドシェアは既に所有している車で行うから初期投資はゼロです。なんて言う人もいるけどさ、確かに初期投資はゼロだし、車があれば今日からできるよ。
でもコストがゼロというわけではないよ。
4千円には、車が壊れた時の為の購入費も含まれている。

車代と高額な保険料。
4千円で賄うのはそれだけじゃない。
その4千円でタクシー業者が負担している労災や失業保険と言った所謂社会保障も自分で賄う必要があるし、タクシー業者によっては様々な福利厚生も負担しているだろうね。
ライドシェアラーはそれらも自身で負担する必要がある。

まあ何とか行けそうじゃね?って思うだろうね、オレは思わないけど。
ここでとっておきのダメ押しってヤツがあるからだよ。
アメリカのウーバーのピンハネ率は10%どころじゃないらしいんだよね。
50%くらい取っているらしい。
海外では、タクシーをレンタルしてる個人タクシーみたいな業態が多いみたいだから一概には比べられないけど、これでライドシェアをやろうと思える人は奴隷になりたい病の人だけだよ。
そして望む人がいても奴隷はルールで禁止されているからね。
そんなわけで日本でライドシェアをやりたいならもっと頭を使わなきゃだヨ。
ライドシェア大好き人間はせめて、保険料が10倍くらい高くなるだろうってことくらい頭の片隅にでも設置してからライドシェアについて考えようネ。

そんなわけでね、何も考えずに「タクシーが増えて便利だよ!」ってライドシェアを解禁したら大変なことになる。
具体的には人類が滅亡するよ。

ライドシェアに限らずシェアリングエコノミーによる労働力の仲介は第4のピンハネ
Another one bites the dustだからだよ。

労働とピンハネは切ろうとも切り離せない関係にあるからね。
なぜならオレは企業が支払う「給与」がすでにピンハネであると考えているからだよ。
でも企業は様々な社会保障費を負担することでそのピンハネを正当化出来ていた。
しかしシェアリングエコノミーによる労働力の仲介は労働者に社会保障や福利厚生の一切を負担せずに手数料だけ取っている。これは誰がどう見ても完全に100%間違いなく絶対ピンハネだよ。チャットGPTもそう言ってた。

更に、アマゾンフレックスやヤマトのメール便と言った大企業が大量の個人事業主に直接仕事を頼むのは労働力の仲介ではないけど、社会保障を負担していないからやはりピンハネだよ。
言ってみれば一人一人の労働者からピンハネするのではなく、社会保障費を免れることによって日本社会全体からピンハネしているんだ。

このピンハネは人類が相対する第四のスーパーピンハネであり、人類最後のピンハネAnother one bites the dustだよ。
またの名を「うんこくってしね」だよ。
「米がないならうんこでもくってろ」でもいいし「ケーキがないならうんこを食べればよろしいんじゃないかしら」でもいいかな。
まぁなんでもいいけど。

技術の発達は今までに3つのスーパーピンハネを生み出してきたんだ。
まず、航海技術の発達によって訪れた大航海時代に第1のスーピン「奴隷制度」
蒸気機関の発明で産業革命が起こり生み出された「労働階級」それが第2のパーピン。
そして技術は更に発達し強力な兵器による帝国主義を作りだし第3のサブローピン「植民地政策」を作った。

そして高速インターネットとハイパフォーマンスコンピューターがマンを閉じて現れた第4のスーパーピンハネ「うんこくってしね」
これは人類が目にする最後のスーパーピンハネ。
なぜなら人類は滅亡するからだよ。
なぜこの「うんこくってしね」がラストうんこなのか?
どうして人類は滅亡するのかというとだね。

技術の発達はピンハネを生み出すよ。
生み出されたピンハネに社会システムが対応するのは時間がかかるんだ。
でも、技術の発達は止めることができない上に加速度的に進んでいくからだよ。

技術の発達はもう人類が追いつけなくなる寸前まで加速してしまっているんだ。

人類は何万年間もヒノキの棒一本でやってきたのに五千年前にどうのつるぎを手に入れたと思ったらそれが二千年くらい前にははがねのつるぎになり
五百年くらい前には銃や大砲になり
五十年くらい前に皇帝爆弾になったわけだよ。

もう技術の発達は人類の手の届かないところに達しようとしているんだ。あと少しで人類は自らが生み出した技術に置いていかれる。
しかし技術の発達は新たなピンハネを生み出しつづける
しかし社会システムがピンハネに対応するのはものすごく時間がかかるよ。
「あれ?黒人って同じ人間じゃね?」と気がついて奴隷制度がなくなるのに数百年もかかったくらいだからね。

技術はドンドン発達し次から次へとピンハネを生み出していくから、もう社会システムはピンハネに対応しきれないんだ。
仮に「うんこくってしね」に対応する社会システムを作れたとしても、その頃にはすでに新たなピンハネが大量に生み出されていて「うんこくってしね」は「よくかんでくえ」に進化させてしまうからせっかく作った新しい社会システムは意味をなさないんだ。

第4のピンハネ「うんこくってしね」は決して倒せないんだ。
倒せない以上、次のピンハネ、第5のピンハネが現れることもない。
つまり「うんこくってしね」が人類が相手にするラストピンハネーなんだ。

インターネットとコンピューターから発現したこの「うんこくってしね」は労働者の権利や地位をゼロにして産業革命当時まで時間を戻してしまう能力を持つ。
労働者に、自由な働き方という飴玉を1つ与えて社会保障や福利厚生といったコートを引き剥がし自己責任という鞭で死ぬまでシバき続ける能力。
産業革命により作り出された労働階級に対して人類が数百年かけて築き上げてきてこれからも重ね続けていくはずだった労働者の権利と地位をゼロに戻すだけの能力。

例えばさ、オレがライドシェアを始めました。
多くのパンピーがオレのライドシェアに登録しシェアラーになりました。もちろん専業ね。
みんなシェアラーとなってお金を稼ぐよ。
でもオレは「十分儲かったから今日でライドシェアを辞めます」って言うよ。
シェアラーは明日からみんな無職になる。
退職金なんかないし失業保険もない。
そんな酷いことが出来るわけないって思うかもしれないけど出来るよ。オレはシェアラーを労働者として雇っているわけではなくあくまで個人事業主と契約しているだけだからね。オレはシェアラーに対して一切の責任を負わない。何一つ保障をしない。
普通の人はそんな酷いことをしないだろうって思うかもしれないけど、もう実績があるんだ。そんな酷いことはすでに起きているんだ。

ヤマトは黒ナンバーを付けた軽自動車を持つ個人事業主と契約しメール便と言う仕事を依頼していた。
でも突然止めることにした。
高額な保険料を払ってヤマトのメール便を担っていた多く人は突然仕事を失った。
ヤマトは一応慰労金的な物を支給したり就職支援的なことするらしい。
それがどれほどの支援なのか、それが企業が従業員に対して負担する保障に見合うものなのかはわからない。
でもヤマトが個人事業主の面倒を見なければならない義務はない。
ヤマトはただ「もう止めます」と言うだけでよかったはずだ。

人類が数百年かけて築いてきた労働者の権利や地位を全て捨て去るシステム。
それが第4のピンハネ 
Another one bites the dust 「うんこくってしね」
それは決して倒せないピンハネ。
そして進化し続けついには人類を滅亡させてしまうラストピンハネー。

技術の進化は加速度的に進んでいく。
ひのきの棒は何万年も使い続けた
はがねのつるぎは数千年間使った
銃火器は数百年使い
皇帝爆弾はまだ百年も使っていない
次は核融合だろう。
その次は核融合の産み出す莫大なエネルギーを使い、物質とエネルギーを自由に交換できるようになる。
そうなるとタイムマシンが現実となり、全宇宙にアクセスできるようになる。

でも人類がタイムマシンを見ることはないよ、滅亡するからね。

もうすぐ技術の進歩は人類の手から離れる。
どの時代でも目端の利く小賢しいヤツは最先端の技術を使って他人より少し多く儲けてきた。
現代でもそれほど優秀でもない人がインターネットとコンピューターとAIを使ってXに自動生成イラストを上げて小銭を稼いでいるよね。
でもそれもここまでだよ。

加速度的に発達する技術は次第に巨大で莫大なコストを必要とするようにナルだろうからね。
とても個人がその技術を使って小銭を稼ぐことなんて出来ない。
イーロンベゾスみたいな謎のマスクマンが社長のググールみたいな企業だけがその技術の恩恵、つまり利益を受けることが出来る。その利益は想像もつかないほど大きなものとなる。
謎のマスクマンだけがその技術を使いこなすことが可能で、地球上で産み出される全ての利益を独占することになる。
というより、謎のマスクマン以外は進化した技術に手を出せないし、利益を産み出せすことも出来ない。
そして格差はなくなる。利益という概念が消滅するからだ。
あるのは謎のマスクマンとそれ以外の人類だけ。
当然60億の人類は全てを独占する謎のマスクマンを襲撃し、謎のマスクマンは殺される。

そうならないためには謎のマスクマンは利益と言う概念を保持するためにありとあらゆる産業を自動化し60億の人類を養っていくしかない。
農業なら耕作から種蒔き、収穫から配送まで全てを自動化し全人類に食べ物を分け与える必要がある。
全ての産業を自動化する必要がある。
もちろんそこには60億人分の娯楽も含まれる。
全て。
全ての自動化が必要だ。

そして謎のマスクマンは更に進んだ技術を手にする。
その技術を思いつくのは謎のマスクマン以外の人類だろうけど、その技術を実現できるのは謎のマスクマンだけ。
その技術は謎のマスクマンを不老不死にする。具体的には謎のマスクマンは肉体と言う物質から解放されたデータ生命体となる。
謎のマスクマンはネットワークそのものとなる。
謎のマスクマンを殺すことも消すことも不可能になる。
そうなると不死である謎のマスクマンは60億の人類を養う意味がなくなる。
だが謎のマスクマンはスカイネットの様に人類に戦争を仕掛ける必要はない。謎のマスクマンはデータに置き換えられておりインターネットそのものであり不老不死だからだ。急ぐ必要はないし、そもそも時間は不滅の存在である謎のマスクマンに味方する。

謎のマスクマンを倒す唯一の方法は人類が作った全ての電子機器を破壊することだ。
謎のマスクマンが同化し謎のマスクマンそのものとなったインターネットを消滅させることだ。
だが謎のマスクマンを倒してもやはり人類は滅亡する。しかも1週間以内に。
謎のマスクマンに養われてきた人類はもう何も出来ないし、何も知らない。
謎のマスクマンが全てを完璧にこなしていたので「保存」という概念もない。次の食事がない。飲み物もない。

タネの撒き方も魚の釣り方も知らない。
目の前に豚がいても、それを殺して焼けば食う事ができるということも勿論知らない。

人類はいずれにせよ滅亡する。
人類は滅亡し地球には一つのインターネット生命体だけが残り、それは全宇宙と同化することを可能にするだろう。






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