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第四十四話 ブタっぽい俺のヒドラ狩り⑤ 食物戦争を制するもの
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まず串を両手にした俺がヒドラに向かっていくと、こちらを警戒しながら口を開けて身構えていた六つ首ヒドラの内の一つ首が、様子見がてら大口を開けて襲い掛かって来る。
俺はこれ幸いと、俺に噛みつこうと大口を開けながら襲い掛かって来るヒドラの口の中に向かって、右手に持っていた串を思いっきり突き入れて貫通させると、そのまま全体重をかけて地面に突き刺してやった。
俺に一つ首が串刺しにされたのを目にしていた残りの五つ首たちは、二つ首を警戒用に残して残りの三つ首で一斉に攻撃を仕掛けてくる。
一つ目が俺の右腕を二つ目が俺の脇腹を、三つめが俺の首を狙って襲い掛かる。
俺は一つ目を右の張り手て叩き上げ、二つ目の下あごを口の中から左に持った串で貫通させて地面へと縫い付けて、首を狙って来た三つめの首には、頭突きを食らわしてやろうとするが、その瞬間警戒用に残っていた二つ首がいつの間にか近づいていて、至近距離から俺に向かって一つは緑色の猛毒を吐き出し、もう一つが炎を吐き出して来た。
瞬間、俺は炎を吐き出して来たヒドラの首をむんずと掴んで、猛毒を吐き出して来たヒドラの顔に向ける。
「ギャフゥッ!?」
いきなり何の警戒もせずに炎をまともに浴びたヒドラの一つ首は、こんがりと焼かれていい匂いを漂わせる。
その様子を目にしていた他の首たちは、味方に何しやがるてめぇ! と言った感じに怒りをあらわにすると、俺との戦闘中だというのにそんなことお構いなしに、炎を味方に吐き出した首にかじりつき始めて、ヒドラの首同士の喧嘩が始まった。
そして、ヒドラとの戦闘で腹を空かしていた俺は、ヒドラの首同士の喧嘩など知ったことかと思いながらもこの隙に、こんがりと焼けていい匂いをさせているヒドラの頭に無我夢中でかぶりついていった。
「くぅ~っ程よく焼けててうめぇ! やっぱ見た目は蛇だが、味は高級鶏肉だ!」
俺が焼け焦げたヒドラの頭をブヒブヒ言いながら食い終わり、生焼けの部分を胴体に向かって食い進めていると、急に痛覚が戻ったのか、ヒドラ首の中の一つ首が急に驚いたような声を上げた。
「ギャウッ!?」
その声に反応して、ヒドラの頭を喰い終わり首の半ばまで食い進めていた俺の方を、一斉に他のヒドラの頭たちが振り向いて凝視する。
だが、いくらヒドラたちが睨み付けようとも、一度食欲に火のついた俺の勢いは止まらない。
「ブヒブヒブヒブヒブヒッ!」
ヒドラの首をブタ声を上げながら、ほぼ半ばまで食い進めていた俺は、今度は首だけでなくヒドラの胴体の方にも向かって、物凄い勢いで食い進み始める。
この様子を見て、さすがにこのまま放置していたらやばいと思ったヒドラたちは、俺に向かって一斉に猛毒や噛みつき攻撃や火炎攻撃を仕掛けてくるが、一度スイッチの入った俺には通用しない。
俺は、懲りずに俺に火炎攻撃をしてきたヒドラの頭を掴み方向を変えると、俺の右腕に噛みつこうとしてきたヒドラの頭へと向けて、炎を吐き出させてこんがりと焼くと、こんがり焼けてお肉となったヒドラの頭にまたまたかぶりついていく。
「ギャギャギャウゥッ!?」
そして、今度は毒息を吐き出してきたヒドラの首根っこを掴むと食っている肉へと向ける。
「中々いい。スパイスだな。」
いい加減毒息を受けすぎて慣れた俺は、少し辛味のある毒をスパイスに、焼けたヒドラを喰い進む。
そうしている間にも、首を失ったヒドラの首が再生を始めた。
「おおっ無限ループッッ!!」
食った傍から再生を始めたヒドラの肉を見て俺は感激の声を上げると共に、俺は舌なめずりをして、すぐさま再生された新鮮な生肉に食らいついていく。
「ギャウゥッ!?」
そうしてヒドラは、自分の長所であるほぼ不死身に近い再生能力を逆に利用され、何度も俺に食われていった。
何度も俺に喰われたヒドラは理解する。
自分たちの吐き出す猛毒のブレスが俺に通用していないばかりか、自分を食うアクセント(調味料)になっていることを。
ようやくそのことに気が付いたヒドラの四つ首は、森の支配者である慢心を捨てて、俺に地面に縫い付けられて身動きを封じられている二つ首へと、そろそろ本気出せやコラと目配せで合図を送る。
四つ首に合図を送られた二つの首は、やれやれめんどくさいがしゃーないなぁ。と言った感じに力づくで地面に突き立った串を抜き取ると、頭に突き刺さっている串を、顎の力を使って力任せに噛み砕いた。
そうして完全形態である六つ首ヒドラに戻ったヒドラは、十二の赤い蛇のような瞳で俺を睨み付けながら、一斉に大口を開けて息を思いっきり吸い込むと、今までで最大級のヒドラのブレス。鉄をも溶かすと言われる亜竜種の火炎撃を俺に向かって吐き出して来た。
当然動きの鈍いのが売りの俺が、ヒドラのブレスをかわせるはずがなかったために、ヒドラの本気の火炎放射である亜竜種のブレスをまともに受けた俺は、フライパンの上で高濃度のアルコールをかけて、フランベされたフォアグラのように燃え上がった。
フランベされて燃え上がった俺は、体の中から体脂肪(カロリー)が燃やされるような感覚に陥る。
「体がぁ……あ・ち・い!」
あまりの体の熱さに、俺が自分の体を見下ろすと、炎によって全身を温められた影響か、俺の全身がサウナから上がった時のように白煙を上げながら真っ赤に染まっていた。
俺は俺の体が真っ赤に染め上がると共に、腹の奥底から沸き上がって来る力を両手に込めると、肉への想いを込めて、俺に向かって炎を吐き出し続けるヒドラ肉をGETするために、ヒドラの巨体に向かって、張り手のリズムに合わせて声を張り上げながら、力の限り張り手を張り続けた。
「フラーイドッ!」
「ギャウッ」
「チッキーンッ!!」
「ギャゥゥッ」
「百列肉弾張り手ぇえ! 憤・怒・ら、ばぁあああっっ!!!」
俺の繰り出した張り手の連打がヒドラを襲う。
「ギャギャギャギャギャウゥゥゥッッッ!?」
俺の張り手の連打を全身に喰らったヒドラの悲鳴が森に響き渡る。
「止めだっ赤ブタァッ仁王張り手ぇっ憤・怒・ら、ばぁっ!」
ドッゴーンンンッッ!!!
全体重をかけた俺の渾身の仁王張り手がヒドラの体を貫いた。
「ギャフゥゥゥウウウウウッッッ!!!」
全身に俺の張り手と、渾身の一撃をモロに腹に喰らったヒドラは断末魔の悲鳴を上げながら地に付したのだった。
こうして炎を吐き出し続けるヒドラを百裂張り手を使って、肉たたきで叩いた肉の様に叩き潰した俺は、無事ヒドラ肉をGETしたのだった。
俺はこれ幸いと、俺に噛みつこうと大口を開けながら襲い掛かって来るヒドラの口の中に向かって、右手に持っていた串を思いっきり突き入れて貫通させると、そのまま全体重をかけて地面に突き刺してやった。
俺に一つ首が串刺しにされたのを目にしていた残りの五つ首たちは、二つ首を警戒用に残して残りの三つ首で一斉に攻撃を仕掛けてくる。
一つ目が俺の右腕を二つ目が俺の脇腹を、三つめが俺の首を狙って襲い掛かる。
俺は一つ目を右の張り手て叩き上げ、二つ目の下あごを口の中から左に持った串で貫通させて地面へと縫い付けて、首を狙って来た三つめの首には、頭突きを食らわしてやろうとするが、その瞬間警戒用に残っていた二つ首がいつの間にか近づいていて、至近距離から俺に向かって一つは緑色の猛毒を吐き出し、もう一つが炎を吐き出して来た。
瞬間、俺は炎を吐き出して来たヒドラの首をむんずと掴んで、猛毒を吐き出して来たヒドラの顔に向ける。
「ギャフゥッ!?」
いきなり何の警戒もせずに炎をまともに浴びたヒドラの一つ首は、こんがりと焼かれていい匂いを漂わせる。
その様子を目にしていた他の首たちは、味方に何しやがるてめぇ! と言った感じに怒りをあらわにすると、俺との戦闘中だというのにそんなことお構いなしに、炎を味方に吐き出した首にかじりつき始めて、ヒドラの首同士の喧嘩が始まった。
そして、ヒドラとの戦闘で腹を空かしていた俺は、ヒドラの首同士の喧嘩など知ったことかと思いながらもこの隙に、こんがりと焼けていい匂いをさせているヒドラの頭に無我夢中でかぶりついていった。
「くぅ~っ程よく焼けててうめぇ! やっぱ見た目は蛇だが、味は高級鶏肉だ!」
俺が焼け焦げたヒドラの頭をブヒブヒ言いながら食い終わり、生焼けの部分を胴体に向かって食い進めていると、急に痛覚が戻ったのか、ヒドラ首の中の一つ首が急に驚いたような声を上げた。
「ギャウッ!?」
その声に反応して、ヒドラの頭を喰い終わり首の半ばまで食い進めていた俺の方を、一斉に他のヒドラの頭たちが振り向いて凝視する。
だが、いくらヒドラたちが睨み付けようとも、一度食欲に火のついた俺の勢いは止まらない。
「ブヒブヒブヒブヒブヒッ!」
ヒドラの首をブタ声を上げながら、ほぼ半ばまで食い進めていた俺は、今度は首だけでなくヒドラの胴体の方にも向かって、物凄い勢いで食い進み始める。
この様子を見て、さすがにこのまま放置していたらやばいと思ったヒドラたちは、俺に向かって一斉に猛毒や噛みつき攻撃や火炎攻撃を仕掛けてくるが、一度スイッチの入った俺には通用しない。
俺は、懲りずに俺に火炎攻撃をしてきたヒドラの頭を掴み方向を変えると、俺の右腕に噛みつこうとしてきたヒドラの頭へと向けて、炎を吐き出させてこんがりと焼くと、こんがり焼けてお肉となったヒドラの頭にまたまたかぶりついていく。
「ギャギャギャウゥッ!?」
そして、今度は毒息を吐き出してきたヒドラの首根っこを掴むと食っている肉へと向ける。
「中々いい。スパイスだな。」
いい加減毒息を受けすぎて慣れた俺は、少し辛味のある毒をスパイスに、焼けたヒドラを喰い進む。
そうしている間にも、首を失ったヒドラの首が再生を始めた。
「おおっ無限ループッッ!!」
食った傍から再生を始めたヒドラの肉を見て俺は感激の声を上げると共に、俺は舌なめずりをして、すぐさま再生された新鮮な生肉に食らいついていく。
「ギャウゥッ!?」
そうしてヒドラは、自分の長所であるほぼ不死身に近い再生能力を逆に利用され、何度も俺に食われていった。
何度も俺に喰われたヒドラは理解する。
自分たちの吐き出す猛毒のブレスが俺に通用していないばかりか、自分を食うアクセント(調味料)になっていることを。
ようやくそのことに気が付いたヒドラの四つ首は、森の支配者である慢心を捨てて、俺に地面に縫い付けられて身動きを封じられている二つ首へと、そろそろ本気出せやコラと目配せで合図を送る。
四つ首に合図を送られた二つの首は、やれやれめんどくさいがしゃーないなぁ。と言った感じに力づくで地面に突き立った串を抜き取ると、頭に突き刺さっている串を、顎の力を使って力任せに噛み砕いた。
そうして完全形態である六つ首ヒドラに戻ったヒドラは、十二の赤い蛇のような瞳で俺を睨み付けながら、一斉に大口を開けて息を思いっきり吸い込むと、今までで最大級のヒドラのブレス。鉄をも溶かすと言われる亜竜種の火炎撃を俺に向かって吐き出して来た。
当然動きの鈍いのが売りの俺が、ヒドラのブレスをかわせるはずがなかったために、ヒドラの本気の火炎放射である亜竜種のブレスをまともに受けた俺は、フライパンの上で高濃度のアルコールをかけて、フランベされたフォアグラのように燃え上がった。
フランベされて燃え上がった俺は、体の中から体脂肪(カロリー)が燃やされるような感覚に陥る。
「体がぁ……あ・ち・い!」
あまりの体の熱さに、俺が自分の体を見下ろすと、炎によって全身を温められた影響か、俺の全身がサウナから上がった時のように白煙を上げながら真っ赤に染まっていた。
俺は俺の体が真っ赤に染め上がると共に、腹の奥底から沸き上がって来る力を両手に込めると、肉への想いを込めて、俺に向かって炎を吐き出し続けるヒドラ肉をGETするために、ヒドラの巨体に向かって、張り手のリズムに合わせて声を張り上げながら、力の限り張り手を張り続けた。
「フラーイドッ!」
「ギャウッ」
「チッキーンッ!!」
「ギャゥゥッ」
「百列肉弾張り手ぇえ! 憤・怒・ら、ばぁあああっっ!!!」
俺の繰り出した張り手の連打がヒドラを襲う。
「ギャギャギャギャギャウゥゥゥッッッ!?」
俺の張り手の連打を全身に喰らったヒドラの悲鳴が森に響き渡る。
「止めだっ赤ブタァッ仁王張り手ぇっ憤・怒・ら、ばぁっ!」
ドッゴーンンンッッ!!!
全体重をかけた俺の渾身の仁王張り手がヒドラの体を貫いた。
「ギャフゥゥゥウウウウウッッッ!!!」
全身に俺の張り手と、渾身の一撃をモロに腹に喰らったヒドラは断末魔の悲鳴を上げながら地に付したのだった。
こうして炎を吐き出し続けるヒドラを百裂張り手を使って、肉たたきで叩いた肉の様に叩き潰した俺は、無事ヒドラ肉をGETしたのだった。
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