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しらせる
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モルがおかしい。
家から出ないし、在宅中は必ず俺に引っ付いている。魔獣で首や手足に巻き付いたり、人に擬態して膝に乗ったりズボンを摘んでついて来たり。タライを勧めても、ウンコするからあっち言ってろと追い払っても、魔獣に戻って頭に乗ったりする。
アイリが甘やかして甘えっ子になったのか?
仕事でいないときは影に潜んでるらしく、帰宅しても中々出てきやしねえ。
今日は人になって肩車してる。
まあ、モルが勝手によじ上ったんだけどな。
そりゃあ鬱陶しい時もあるが、懐かれて悪い気はしない。俺は魔獣に懐かれて喜んでるのか。かなりキテるな。
「もしかしてお前、外の犬相手してる俺にヤキモチかあ?」
モルは反応して俺の髪をぎゅうって掴んだ。
「いてて。まじか、おい」
いやいや、魔獣が嫉妬なんてする訳がない。が、思い当たるのはやっぱりあの黒犬しかないな。飼ってる気もないが居座っている変な犬だ。エサも自分で何か食ってるしな。モルは犬が嫌いか苦手なのか?
幻影獣というかモルは攻撃的な魔獣じゃないしな。犬と喧嘩しても負けそうだな。って、いてて。次は俺の頭をバシバシ叩き始めた。攻撃的じゃねえかクソ。
なにか思いついたのか、俺からよじよじ降り始めた。
なんで大きさが戻らないんだ。防衛反応って中身出したから無理なのか?小さいと昔を思い出す。移動に時間かかって不便そうだよなと、抱きあげたらモルは指差した。
あっち?
「なんだ。ここか?本見るのか。字読めないだろ。これか?違う?これか?魔獣辞典?」
テーブルの上にモルと本を置いたら、真剣な顔して小さな手でページをめくり始めた。
ああ、やっぱり顔に表情があるな。
ソファーに腰かけ、見つめる自分に気付く。
なんだ俺。まるで親だ。
まあいいか。だって可愛いだろコレ。
モルがあるページを開いた時、そこをペンペンし始めた。なんか顔が怒ってるな。
「どうした。何だ。魔狼?まったレアな魔獣を。これがどうした。知りたいのか。まあ読むが長いぞ?」
モルは肯定とばかりに、ぺんっと叩いた。
「魔狼は何種類かに分けられる狼種。毛は黒が多く成体は三メートル以上になる肉食獣。魔力が多く古代から記録が残る古種で能力は多種多様、小型化や人化もするといわれる。脚は魔力が乗れば空をも翔け、爪は鉄も裂くという。魔法攻撃も耐性が多く術師を超える魔導師でも人は勝てないといわれる。長命な程知的で千年以上生きるといわれ、魔力が多い魔獣の格上となり目は赤から金色になる。古代竜と共に発生や詳しい生息が不明で探して遇える魔獣ではないっとな、…モル?」
お、おれ、絶対、食われるうぅぅ!
魔獣になって初めて目眩を体験した。血はないけれど血の気が引くというか、気が遠くなってふらっと前向いて倒れた。
コツンとテーブルに頭突きした。痛くないけど頭からいった様だ。
「何やってんだ、大丈夫か」
キングスはモルを軽々と持ち上げて膝の上に載せ、ぶつけた額を撫でた。
おっさん、あれヤバイよ!グレタよりヤバイよ!俺、喰われる!あ、でもキングスでも勝てないのか?キングスが死ぬのは嫌だ。嫌われるのも捨てられるのも嫌だ。う、うう。
「何だ。ぷるぷるして痛かったのか?涙目になってるぞ。お前本当表情出てきたなあ」
キングスは俺の額にキスをした、らしい。
だって感覚無い。顔が近づいて何かしたのが見えた。引っ付いて顎髭が見えたんだ。
なんか機嫌良く微笑んでる。そんな場合じゃないよキングス。俺は駄目元で窓を、外を指差した。本と窓交互に指した。
あれ多分魔狼だ。俺は絶対絶命手前だよ!
「は?外の犬が魔狼とか言いたいのか?は、ははっ。無い無い。伝説級の魔獣だぞ?」
撫でてる手が見えた。
大きな手。
俺は撫でる手が大好きだ。
どっと疲れたのか、安心感が来たのかわからないまま俺は眠ってしまった。
家から出ないし、在宅中は必ず俺に引っ付いている。魔獣で首や手足に巻き付いたり、人に擬態して膝に乗ったりズボンを摘んでついて来たり。タライを勧めても、ウンコするからあっち言ってろと追い払っても、魔獣に戻って頭に乗ったりする。
アイリが甘やかして甘えっ子になったのか?
仕事でいないときは影に潜んでるらしく、帰宅しても中々出てきやしねえ。
今日は人になって肩車してる。
まあ、モルが勝手によじ上ったんだけどな。
そりゃあ鬱陶しい時もあるが、懐かれて悪い気はしない。俺は魔獣に懐かれて喜んでるのか。かなりキテるな。
「もしかしてお前、外の犬相手してる俺にヤキモチかあ?」
モルは反応して俺の髪をぎゅうって掴んだ。
「いてて。まじか、おい」
いやいや、魔獣が嫉妬なんてする訳がない。が、思い当たるのはやっぱりあの黒犬しかないな。飼ってる気もないが居座っている変な犬だ。エサも自分で何か食ってるしな。モルは犬が嫌いか苦手なのか?
幻影獣というかモルは攻撃的な魔獣じゃないしな。犬と喧嘩しても負けそうだな。って、いてて。次は俺の頭をバシバシ叩き始めた。攻撃的じゃねえかクソ。
なにか思いついたのか、俺からよじよじ降り始めた。
なんで大きさが戻らないんだ。防衛反応って中身出したから無理なのか?小さいと昔を思い出す。移動に時間かかって不便そうだよなと、抱きあげたらモルは指差した。
あっち?
「なんだ。ここか?本見るのか。字読めないだろ。これか?違う?これか?魔獣辞典?」
テーブルの上にモルと本を置いたら、真剣な顔して小さな手でページをめくり始めた。
ああ、やっぱり顔に表情があるな。
ソファーに腰かけ、見つめる自分に気付く。
なんだ俺。まるで親だ。
まあいいか。だって可愛いだろコレ。
モルがあるページを開いた時、そこをペンペンし始めた。なんか顔が怒ってるな。
「どうした。何だ。魔狼?まったレアな魔獣を。これがどうした。知りたいのか。まあ読むが長いぞ?」
モルは肯定とばかりに、ぺんっと叩いた。
「魔狼は何種類かに分けられる狼種。毛は黒が多く成体は三メートル以上になる肉食獣。魔力が多く古代から記録が残る古種で能力は多種多様、小型化や人化もするといわれる。脚は魔力が乗れば空をも翔け、爪は鉄も裂くという。魔法攻撃も耐性が多く術師を超える魔導師でも人は勝てないといわれる。長命な程知的で千年以上生きるといわれ、魔力が多い魔獣の格上となり目は赤から金色になる。古代竜と共に発生や詳しい生息が不明で探して遇える魔獣ではないっとな、…モル?」
お、おれ、絶対、食われるうぅぅ!
魔獣になって初めて目眩を体験した。血はないけれど血の気が引くというか、気が遠くなってふらっと前向いて倒れた。
コツンとテーブルに頭突きした。痛くないけど頭からいった様だ。
「何やってんだ、大丈夫か」
キングスはモルを軽々と持ち上げて膝の上に載せ、ぶつけた額を撫でた。
おっさん、あれヤバイよ!グレタよりヤバイよ!俺、喰われる!あ、でもキングスでも勝てないのか?キングスが死ぬのは嫌だ。嫌われるのも捨てられるのも嫌だ。う、うう。
「何だ。ぷるぷるして痛かったのか?涙目になってるぞ。お前本当表情出てきたなあ」
キングスは俺の額にキスをした、らしい。
だって感覚無い。顔が近づいて何かしたのが見えた。引っ付いて顎髭が見えたんだ。
なんか機嫌良く微笑んでる。そんな場合じゃないよキングス。俺は駄目元で窓を、外を指差した。本と窓交互に指した。
あれ多分魔狼だ。俺は絶対絶命手前だよ!
「は?外の犬が魔狼とか言いたいのか?は、ははっ。無い無い。伝説級の魔獣だぞ?」
撫でてる手が見えた。
大きな手。
俺は撫でる手が大好きだ。
どっと疲れたのか、安心感が来たのかわからないまま俺は眠ってしまった。
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