59 / 86
第10章:スキル初体験編
10-4. 早速スキルを試そうとするが、誰もやり方が分からない
しおりを挟む
俺たちは城壁を出た。
中世ファンタジー世界だし、俺が両手に魚の尾の部分を握って持ち歩いたが、悪目立ちしない。まあ、城壁の都市には貧しい人が暮らしているから、ちらちら見てくるが……。
手がヌルヌルだし生臭いが、うん、うん、これが中世ファンタジーだよねと自分に言い聞かせた。
女子3人には野菜と果物を運んでもらった。
城壁の周りに広がる集落を抜けて、少し離れたところで止まり、メイのスキルを試すことにした。
「先ずはこの魚を、どれだけ新鮮な状態に維持できるか試してみよう。メイ」
「うん」
メイは何かするでもなく、指示待ちのように突っ立っている。
「ほら。メイ。メロンは服の外に出せ。『あ。また蹴った。お兄ちゃんの子、元気だよ……』とか、もういいから、さっき教会で授かったスキルを使ってくれよ」
「え……?」
「ほら。名前、なんていったっけ」
「鮮度保つ保存の泡……」
「それ。やってみてよ」
メイはメロンを服から出すと、うーんとうなる。
「急に言われても無理だよ……」
「なんでだ? 使用条件があるのか?」
「違くて……。スキルってどうやって使うの?」
「え? お前のスキルなんだし、分かるだろ。一応、儀式で授かったという体だけど、もともと備わっている力を引きだしてもらったんだし」
「分かんない……」
「え? そういうもん? ソフィアはどう?」
俺が視線を送ると、ソフィアは首をすぼめてぷるぷると左右に振った。彼女もスキルの使い方に見当がつかないようだ。
しかし、サリナは……。
「私、守護属性が火。だから、火魔法しか使えない。でも、スキルで多属性多重詠唱を得た。だから……」
サリナは右の手のひらを上に向けた。そこに手のひらサイズの火の玉が現れた。
「ひとつ」
さらに左手も上に向けると、そちらにも火の玉が出現した。
「ふたつ。うん。初級魔法だけど、多重詠唱ができる。今はこれしかできない。でも、練習すれば中級以上の多重詠唱ができる……気がする。それに……」
サリナの手から火が消えた。代わりに、ヒュウッと風の音が聞こえてくる。
「……。ん。風魔法、使えそう」
サリナが俺に手を向けてきた。頬にそよ風が当たる。
「なるほど。もともと魔法が使えるサリナは、能力の延長上みたいなものだから、スキルも使いやすいのか」
「ん。……えっと」
サリナはもじもじとして、メイとソフィアの顔を交互に見た。
何か言いたそうな様子だが、言えないようだ。
「遠慮は要らない。気づいたことがあるなら、教えてくれ」
「ん……。えっと……」
サリナはフードで目元を隠すと、俺の背後に隠れて話す。
「……スキルは、魔法の一種という説がある。魔法使いの中で、そう、言われてる……。メイは守護属性、水、だよね?」
「うん」
「だから、スキル鮮度保つ保存の泡は、水魔法のひとつ……と考えられる。研究が進んでいて、魔法学校で教えられているのが、魔法……。使い手が少なくて、研究がまだ進んでいないのが、スキル……」
なるほど。
確かにスキルも魔法の一種と考える方がしっくりくるな。
「つまり、メイはレアな水魔法をひとつだけ使えるようになったということか」
「あくまでも、説……。ソフィアは、守護属性、聖、だよね?」
「ええ。でも授かったスキルは空気人形。名前からして、風属性か空気属性ですわよ?」
「ん。その可能性はある。守護属性はひとり、ひとつ。でも、ごく希に2つ以上の守護属性を持つ者がいる。ソフィアが風属性を持っている可能性、ある」
「そう、なのかしら……」
「なくはないんじゃないのか? 今回の旅の間、ソフィアの弓の能力は騎士たちも舌を巻くほどだったが、あのとき、無自覚のうちに風を読んでいたり、風で矢を操作していたんじゃないのか? 俺の友人もそうなんだが、弓の名手は守護属性『風』に多いと言うし」
「分からないわ。魔法を使っている意識はないもの……」
「魔法なら、私が、教えられる……。かも」
サリナの声はあまりにも小さかったから、俺は拡声器代わりに、同じことを繰り返す。
「魔法なら、サリナが教えられるかもしれない。魔法の練習でスキルが使えるかもしれないなら、試す価値はある。俺からも頼む。ソフィアとメイにスキルの使い方を教えてくれ」
「……ん。メイ。いい?」
「うん! お願いします!」
「わたくしもお願いいたします」
「それなら、さっそくメイに教えてやってくれ。できるなら、魚が腐る前にスキルを覚えてもらいたい」
「ん」
「メイ。頑張れよ。できなくても焼いて食えばいいけど、もしお前がスキルを使えるようになったら、母さんに新鮮な魚を食わせてやることができる」
「うん。頑張る!」
メイは両手を握りこぶしにして前のめり。気合いはじゅうぶんだ。
「……練習は、簡単。水路の堰を外すような感じ。メイの体が魔法を使う準備ができているなら、きっかけを与えるだけでいい……。目を閉じて、口を半開きにして、じっとして」
「うん! 口を半開きにするのは得意! お兄ちゃんの妹だもん!」
「得意がるな。どういう意味だ。ちょいちょい突っ込みを入れさすな」
「お兄ちゃんにキスされた直後の、脱力顔~っ」
メイがアホなことを言いながらサリナの指示に従って、まぶたを閉じ、口を半開きにした。
俺はスキルなし判定をくらっているが、魔法が上達するかもしれないと期待して、メイと同じようにしてみた。
すると、俺が目を閉じてすぐ、妹の「んーっ」というくぐもった声が聞こえてきた。
いったいなんだろう。俺は目を開けてみた。
サリナがメイの後頭部に手を回してキスしていた。
唇の先端が軽く触れるソフトなキスではなく、唇が密着したディープなやつだ。
中世ファンタジー世界だし、俺が両手に魚の尾の部分を握って持ち歩いたが、悪目立ちしない。まあ、城壁の都市には貧しい人が暮らしているから、ちらちら見てくるが……。
手がヌルヌルだし生臭いが、うん、うん、これが中世ファンタジーだよねと自分に言い聞かせた。
女子3人には野菜と果物を運んでもらった。
城壁の周りに広がる集落を抜けて、少し離れたところで止まり、メイのスキルを試すことにした。
「先ずはこの魚を、どれだけ新鮮な状態に維持できるか試してみよう。メイ」
「うん」
メイは何かするでもなく、指示待ちのように突っ立っている。
「ほら。メイ。メロンは服の外に出せ。『あ。また蹴った。お兄ちゃんの子、元気だよ……』とか、もういいから、さっき教会で授かったスキルを使ってくれよ」
「え……?」
「ほら。名前、なんていったっけ」
「鮮度保つ保存の泡……」
「それ。やってみてよ」
メイはメロンを服から出すと、うーんとうなる。
「急に言われても無理だよ……」
「なんでだ? 使用条件があるのか?」
「違くて……。スキルってどうやって使うの?」
「え? お前のスキルなんだし、分かるだろ。一応、儀式で授かったという体だけど、もともと備わっている力を引きだしてもらったんだし」
「分かんない……」
「え? そういうもん? ソフィアはどう?」
俺が視線を送ると、ソフィアは首をすぼめてぷるぷると左右に振った。彼女もスキルの使い方に見当がつかないようだ。
しかし、サリナは……。
「私、守護属性が火。だから、火魔法しか使えない。でも、スキルで多属性多重詠唱を得た。だから……」
サリナは右の手のひらを上に向けた。そこに手のひらサイズの火の玉が現れた。
「ひとつ」
さらに左手も上に向けると、そちらにも火の玉が出現した。
「ふたつ。うん。初級魔法だけど、多重詠唱ができる。今はこれしかできない。でも、練習すれば中級以上の多重詠唱ができる……気がする。それに……」
サリナの手から火が消えた。代わりに、ヒュウッと風の音が聞こえてくる。
「……。ん。風魔法、使えそう」
サリナが俺に手を向けてきた。頬にそよ風が当たる。
「なるほど。もともと魔法が使えるサリナは、能力の延長上みたいなものだから、スキルも使いやすいのか」
「ん。……えっと」
サリナはもじもじとして、メイとソフィアの顔を交互に見た。
何か言いたそうな様子だが、言えないようだ。
「遠慮は要らない。気づいたことがあるなら、教えてくれ」
「ん……。えっと……」
サリナはフードで目元を隠すと、俺の背後に隠れて話す。
「……スキルは、魔法の一種という説がある。魔法使いの中で、そう、言われてる……。メイは守護属性、水、だよね?」
「うん」
「だから、スキル鮮度保つ保存の泡は、水魔法のひとつ……と考えられる。研究が進んでいて、魔法学校で教えられているのが、魔法……。使い手が少なくて、研究がまだ進んでいないのが、スキル……」
なるほど。
確かにスキルも魔法の一種と考える方がしっくりくるな。
「つまり、メイはレアな水魔法をひとつだけ使えるようになったということか」
「あくまでも、説……。ソフィアは、守護属性、聖、だよね?」
「ええ。でも授かったスキルは空気人形。名前からして、風属性か空気属性ですわよ?」
「ん。その可能性はある。守護属性はひとり、ひとつ。でも、ごく希に2つ以上の守護属性を持つ者がいる。ソフィアが風属性を持っている可能性、ある」
「そう、なのかしら……」
「なくはないんじゃないのか? 今回の旅の間、ソフィアの弓の能力は騎士たちも舌を巻くほどだったが、あのとき、無自覚のうちに風を読んでいたり、風で矢を操作していたんじゃないのか? 俺の友人もそうなんだが、弓の名手は守護属性『風』に多いと言うし」
「分からないわ。魔法を使っている意識はないもの……」
「魔法なら、私が、教えられる……。かも」
サリナの声はあまりにも小さかったから、俺は拡声器代わりに、同じことを繰り返す。
「魔法なら、サリナが教えられるかもしれない。魔法の練習でスキルが使えるかもしれないなら、試す価値はある。俺からも頼む。ソフィアとメイにスキルの使い方を教えてくれ」
「……ん。メイ。いい?」
「うん! お願いします!」
「わたくしもお願いいたします」
「それなら、さっそくメイに教えてやってくれ。できるなら、魚が腐る前にスキルを覚えてもらいたい」
「ん」
「メイ。頑張れよ。できなくても焼いて食えばいいけど、もしお前がスキルを使えるようになったら、母さんに新鮮な魚を食わせてやることができる」
「うん。頑張る!」
メイは両手を握りこぶしにして前のめり。気合いはじゅうぶんだ。
「……練習は、簡単。水路の堰を外すような感じ。メイの体が魔法を使う準備ができているなら、きっかけを与えるだけでいい……。目を閉じて、口を半開きにして、じっとして」
「うん! 口を半開きにするのは得意! お兄ちゃんの妹だもん!」
「得意がるな。どういう意味だ。ちょいちょい突っ込みを入れさすな」
「お兄ちゃんにキスされた直後の、脱力顔~っ」
メイがアホなことを言いながらサリナの指示に従って、まぶたを閉じ、口を半開きにした。
俺はスキルなし判定をくらっているが、魔法が上達するかもしれないと期待して、メイと同じようにしてみた。
すると、俺が目を閉じてすぐ、妹の「んーっ」というくぐもった声が聞こえてきた。
いったいなんだろう。俺は目を開けてみた。
サリナがメイの後頭部に手を回してキスしていた。
唇の先端が軽く触れるソフトなキスではなく、唇が密着したディープなやつだ。
20
あなたにおすすめの小説
【完結】転生したら最強の魔法使いでした~元ブラック企業OLの異世界無双~
きゅちゃん
ファンタジー
過労死寸前のブラック企業OL・田中美咲(28歳)が、残業中に倒れて異世界に転生。転生先では「セリア・アルクライト」という名前で、なんと世界最強クラスの魔法使いとして生まれ変わる。
前世で我慢し続けた鬱憤を晴らすかのように、理不尽な権力者たちを魔法でバッサバッサと成敗し、困っている人々を助けていく。持ち前の社会人経験と常識、そして圧倒的な魔法力で、この世界の様々な問題を解決していく痛快ストーリー。
異世界あるある 転生物語 たった一つのスキルで無双する!え?【土魔法】じゃなくって【土】スキル?
よっしぃ
ファンタジー
農民が土魔法を使って何が悪い?異世界あるある?前世の謎知識で無双する!
土砂 剛史(どしゃ つよし)24歳、独身。自宅のパソコンでネットをしていた所、突然轟音がしたと思うと窓が破壊され何かがぶつかってきた。
自宅付近で高所作業車が電線付近を作業中、トラックが高所作業車に突っ込み運悪く剛史の部屋に高所作業車のアームの先端がぶつかり、そのまま窓から剛史に一直線。
『あ、やべ!』
そして・・・・
【あれ?ここは何処だ?】
気が付けば真っ白な世界。
気を失ったのか?だがなんか聞こえた気がしたんだが何だったんだ?
・・・・
・・・
・・
・
【ふう・・・・何とか間に合ったか。たった一つのスキルか・・・・しかもあ奴の元の名からすれば土関連になりそうじゃが。済まぬが異世界あるあるのチートはない。】
こうして剛史は新た生を異世界で受けた。
そして何も思い出す事なく10歳に。
そしてこの世界は10歳でスキルを確認する。
スキルによって一生が決まるからだ。
最低1、最高でも10。平均すると概ね5。
そんな中剛史はたった1しかスキルがなかった。
しかも土木魔法と揶揄される【土魔法】のみ、と思い込んでいたが【土魔法】ですらない【土】スキルと言う謎スキルだった。
そんな中頑張って開拓を手伝っていたらどうやら領主の意に添わなかったようで
ゴウツク領主によって領地を追放されてしまう。
追放先でも土魔法は土木魔法とバカにされる。
だがここで剛史は前世の記憶を徐々に取り戻す。
『土魔法を土木魔法ってバカにすんなよ?異世界あるあるな前世の謎知識で無双する!』
不屈の精神で土魔法を極めていく剛史。
そしてそんな剛史に同じような境遇の人々が集い、やがて大きなうねりとなってこの世界を席巻していく。
その中には同じく一つスキルしか得られず、公爵家や侯爵家を追放された令嬢も。
前世の記憶を活用しつつ、やがて土木魔法と揶揄されていた土魔法を世界一のスキルに押し上げていく。
但し剛史のスキルは【土魔法】ですらない【土】スキル。
転生時にチートはなかったと思われたが、努力の末にチートと言われるほどスキルを活用していく事になる。
これは所持スキルの少なさから世間から見放された人々が集い、ギルド『ワンチャンス』を結成、努力の末に世界一と言われる事となる物語・・・・だよな?
何故か追放された公爵令嬢や他の貴族の令嬢が集まってくるんだが?
俺は農家の4男だぞ?
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
異世界転移からふざけた事情により転生へ。日本の常識は意外と非常識。
久遠 れんり
ファンタジー
普段の、何気ない日常。
事故は、予想外に起こる。
そして、異世界転移? 転生も。
気がつけば、見たことのない森。
「おーい」
と呼べば、「グギャ」とゴブリンが答える。
その時どう行動するのか。
また、その先は……。
初期は、サバイバル。
その後人里発見と、自身の立ち位置。生活基盤を確保。
有名になって、王都へ。
日本人の常識で突き進む。
そんな感じで、進みます。
ただ主人公は、ちょっと凝り性で、行きすぎる感じの日本人。そんな傾向が少しある。
異世界側では、少し非常識かもしれない。
面白がってつけた能力、超振動が意外と無敵だったりする。
高校生の俺、異世界転移していきなり追放されるが、じつは最強魔法使い。可愛い看板娘がいる宿屋に拾われたのでもう戻りません
下昴しん
ファンタジー
高校生のタクトは部活帰りに突然異世界へ転移してしまう。
横柄な態度の王から、魔法使いはいらんわ、城から出ていけと言われ、いきなり無職になったタクト。
偶然会った宿屋の店長トロに仕事をもらい、看板娘のマロンと一緒に宿と食堂を手伝うことに。
すると突然、客の兵士が暴れだし宿はメチャクチャになる。
兵士に殴り飛ばされるトロとマロン。
この世界の魔法は、生活で利用する程度の威力しかなく、とても弱い。
しかし──タクトの魔法は人並み外れて、無法者も脳筋男もひれ伏すほど強かった。
追放された万能聖魔導師、辺境で無自覚に神を超える ~俺を無能と言った奴ら、まだ息してる?~
たまごころ
ファンタジー
王国一の聖魔導師アレンは、嫉妬した王子の策略で「無能」と断じられ、国を追放された。
辿り着いた辺境の村で、アレンは「ただの治癒師」として静かに暮らそうとするが――。
壊れた街を再生し、疫病を一晩で根絶し、魔王の眷属まで癒しながら、本人はただの村医者のつもり。
その結果、「あの無能が神を超えた」と噂が広がり、王と勇者は頭を抱えることに。
ざまぁとスカッとが止まらない、無自覚最強転生ファンタジー開幕!
現代知識と木魔法で辺境貴族が成り上がる! ~もふもふ相棒と最強開拓スローライフ~
はぶさん
ファンタジー
木造建築の設計士だった主人公は、不慮の事故で異世界のド貧乏男爵家の次男アークに転生する。「自然と共生する持続可能な生活圏を自らの手で築きたい」という前世の夢を胸に、彼は規格外の「木魔法」と現代知識を駆使して、貧しい村の開拓を始める。
病に倒れた最愛の母を救うため、彼は建築・農業の知識で生活環境を改善し、やがて森で出会ったもふもふの相棒ウルと共に、村を、そして辺境を豊かにしていく。
これは、温かい家族と仲間に支えられ、無自覚なチート能力で無理解な世界を見返していく、一人の青年の最強開拓物語である。
別作品も掲載してます!よかったら応援してください。
おっさん転生、相棒はもふもふ白熊。100均キャンプでスローライフはじめました。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる