death after

kzeroen

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六道・修羅編

chapter29 鍛冶屋

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その後、悪霊、怨霊を退治しつつ、
五人は砂漠を街についた
石造りの建物や、レンガで作った建物、
長屋、武道場など様々な時代の建物がある
人々は侍、剣道選手、武術家、
軍隊など戦闘者が多い
 
街の人達も街では活気づいてる

「酷魔さーん、お帰りなさい!」
 
「酷魔さん、今度また稽古つけてください!」
 
「ああ、用事が済んだらな」
 
と街中の人々から声がかかる
くノ一や女性の戦士からは黄色い声
 
「人気物だな~酷魔」
 
圭助は酷魔を腕でつつく 
 
「いいや、別に」
 
「まぁ、酷魔さんは戦士達にとって憧れだからね~まぁこっちも…」
 
冬至は霊華を見る
 
「霊華ちゃん久しぶり!今度相手お願い~」
 
「修行?それともお酌かい兵・士・さ・ん?」
 
「ははっ、こりゃ参ったな~」
 
「霊華ちゃんローブ取って修行つけて~」
 
「くびが飛びますよー忍さーん」
 
「それは困りますは~あははっ」
 
霊華も男性集に人気だ
やれやれと思いながら圭助は霊華を見る
『そういえばこいつ一度も、会った時からローブ脱いでないな』
と思う 
 
「あれ~けいすけくんどうしたの~?」
 
ニヤニヤしながら霊華は圭助を見る
 
「いや、なんでもねぇ」
 
「ありゃ、そう」
 

 一行は鍛冶屋に着いた
江戸時代の建物が二つ、正面に武器、防具が並んでいる。
奥には工房が見え、金属音が聞こえる
 
「やっと鍛冶屋か、俺も戦闘かぁ~」
 
子供のように目を輝かせる圭助
 
「そんなに、暴れるなよ圭助!」
 
冬至が突っ込む

「久兵衛~いるー?」
 
と霊華が工房に向かって言う
 
「おぉ、霊華ちゃん久しぶりじゃのう」 
 
甚平を着たお年寄りが出てきた
だか体格は筋肉でしまっている
白髪と白髭が特徴的だ
 
「久しぶり~久兵衛!」
 
「じいちゃん久しぶり~」「どうも」
 
霊華に続き冬至、納が挨拶
酷魔はお辞儀だけする
圭助も挨拶と自己紹介をした
 
「おぉっ、揃いも揃ってどうしたんじゃ?」
 
「ああ、こいつの武器を作ってくれ」
 
酷魔は圭助を前に出し、久兵衛は圭助を見た
 
「新入り、持ってる武器を全てだしてくれ」
 
「あぁ」

と、俺は持ってる武器全て出した
後、霊華が勝手に親父のリボルバーを久兵衛に出す
拳銃二つ、警棒二つ、スタンガン一つ、
手錠二つが前にある
 
「ほほう、中々のものじゃのう。面白いものができそうじゃ」
 
「これをどうするんすか?」
 
「ほっほっほ、それは久米達が戻って来てからのお楽しみじゃっ。そうそう酷魔」
 
久兵衛はそう言い、酷魔を呼んだ
酷魔はわかったような顔をした
 
「できたか」

「まぁ、わしにかかればこんな物簡単じゃっ」
 
と久兵衛は鉄カゴを奥から取り出した
人が一人入れそうなカゴ
 
「ありがとな。冬至、来い。そしてカゴの中に入れ」
 
「えぇっ、なんでですか酷魔さん?!」
 
「ん?!どういうことだ酷魔?」
 
「いいや、ちょっとこいつを借りるだけだ」
 
「借りるって物じゃないっすよ酷魔さん!」
 
と言いつつも、後ろで酷魔に拳銃を向けられているため、渋々入る冬至
冬至が入ったカゴを軽々と背負う酷魔
冬至は慌てて端に掴まる
 
「俺はもう行く。強化が終わった後必ず三人で俺の城にこい!」
 
「ああ、わかった、わかったから拳銃をしまってくれ」
 
と手を上げる圭助、霊華と納達は
多分理由を知っているため何も言わない
酷魔は冬至を背負い、外に行き羽を広げる
 
「ってひどいっすよ二人ともー!!」
 
「暴れるな、冬至!」
 
酷魔は冬至を背負い飛び立った
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