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六道・修羅、毘沙門城編
chapter38 次から次へ
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早朝
「起きろ、冬至瞑想の時間だ!」
「あっ…おはようございます…酷魔さん…早いですよ~」
"ゴンッ"
「痛っつー」
まだ寝ぼけていた冬至は、酷魔に頭を殴られた
「これで目が覚めたな、広間に行くぞ」
「酷いっすよ~」
朝無理やり起こされた冬至は、とぼとぼと広間に向かう
広間には五十人弱の兵士・戦士達が全員集まっていた
「お~、愚か者ってやっぱ冬至か~。またしごいてやるよ~」
「久しぶりっす。皆さん勘弁して下さいよ~」
「ははっ、まぁ座れや」
冬至は、不機嫌な顔で年配の兵士の隣に座る
あちこちから、冬至をからかう声がするが、冬至は適当に返す
そう、冬至は一度納と一緒に酷魔の修行をした事がある。
修行後は、門番の仕事を竜嬉に命じられた
「瞑想を始めるぞっ、決して乱れるな!」
「「はっ!」」
全員の声が広間に響く
冬至も昨日の事を思い出し集中する
酷魔の側近の四人衆が、見回りを務め酷魔は上から監視
やはり毎日やるため、冬至以外は余裕だ
冬至の監視を強めた
三十五分後
冬至以外は全員三十分瞑想をし、それぞれの持ち場や朝食を取った
冬至は痺れと、眠気で乱れたため酷魔に一括された
「うう…やっと終わったー!」
背伸びをする冬至
「一人で体制直せたんだねっ、冬至君」
雛が心配して冬至の元へ向かったが、
冬至は体制を、直せたみたいだった
「あっ本当だっ!昨日動けなかったけど今日は大丈夫っす」
「まぁ、昨日より少しましか。だが全員と同じように出来るようになれっ!」
「はっ、はいっ…」
「まったく、酷魔は相変わらず冬至君に厳しいね」
やれやれと思いながら雛が言う
「仕方ない、こいつの力不足を補うためだ」
「もう…さて私達もご飯としますか」
「ああ」 「りょうかいです!」
さっきまでと違い冬至は、元気に食堂に向かった
朝食後冬至達は、何も無い部屋に行く
「姉貴、あれ捕まえてるか?」
「ええ、大量にいるわ」
「頼む」
雛は部屋から一端出る
そして部屋に、地獄にいるコウモリのケースを入れた
ケースの中には二十匹はいる
「なっ、何で地獄のコウモリがいるんですか?!」
ビビって壁側にいる冬至に酷魔は言った
「俺達には無害だが、こいつらに餌をしばらくやってない。相当機嫌が悪いぞ」
酷魔はニヤリと笑いながら説明を続ける
確かにケースの中のコウモリは、
活発でかじりついてる後がある
「なっ、可哀想っすよ酷魔さん!」
「話を聞けっ!俺が紐を引き鍵を開ける。こいつらをライフルで全部撃ち殺し終わるまで、部屋から出るな!」
「地獄のコウモリって、早くて撃つの大変っすよ!!」
「だからだっ!俺達は隣の部屋の窓で見てるから安心しろっ!」
「安心できないっす!ズルイっす!」
慌てて騒いでいる冬至を無視し、
紐を持ち扉までさがる酷魔
雛はごめんねと言うように片手をあげ、酷魔についてく
「始めるぞっ、構えろっ!」
"ガシャンッ"
紐を引いた酷魔は扉をすぐに閉めた。同時に一斉にコウモリは、冬至に襲いかかった…
「起きろ、冬至瞑想の時間だ!」
「あっ…おはようございます…酷魔さん…早いですよ~」
"ゴンッ"
「痛っつー」
まだ寝ぼけていた冬至は、酷魔に頭を殴られた
「これで目が覚めたな、広間に行くぞ」
「酷いっすよ~」
朝無理やり起こされた冬至は、とぼとぼと広間に向かう
広間には五十人弱の兵士・戦士達が全員集まっていた
「お~、愚か者ってやっぱ冬至か~。またしごいてやるよ~」
「久しぶりっす。皆さん勘弁して下さいよ~」
「ははっ、まぁ座れや」
冬至は、不機嫌な顔で年配の兵士の隣に座る
あちこちから、冬至をからかう声がするが、冬至は適当に返す
そう、冬至は一度納と一緒に酷魔の修行をした事がある。
修行後は、門番の仕事を竜嬉に命じられた
「瞑想を始めるぞっ、決して乱れるな!」
「「はっ!」」
全員の声が広間に響く
冬至も昨日の事を思い出し集中する
酷魔の側近の四人衆が、見回りを務め酷魔は上から監視
やはり毎日やるため、冬至以外は余裕だ
冬至の監視を強めた
三十五分後
冬至以外は全員三十分瞑想をし、それぞれの持ち場や朝食を取った
冬至は痺れと、眠気で乱れたため酷魔に一括された
「うう…やっと終わったー!」
背伸びをする冬至
「一人で体制直せたんだねっ、冬至君」
雛が心配して冬至の元へ向かったが、
冬至は体制を、直せたみたいだった
「あっ本当だっ!昨日動けなかったけど今日は大丈夫っす」
「まぁ、昨日より少しましか。だが全員と同じように出来るようになれっ!」
「はっ、はいっ…」
「まったく、酷魔は相変わらず冬至君に厳しいね」
やれやれと思いながら雛が言う
「仕方ない、こいつの力不足を補うためだ」
「もう…さて私達もご飯としますか」
「ああ」 「りょうかいです!」
さっきまでと違い冬至は、元気に食堂に向かった
朝食後冬至達は、何も無い部屋に行く
「姉貴、あれ捕まえてるか?」
「ええ、大量にいるわ」
「頼む」
雛は部屋から一端出る
そして部屋に、地獄にいるコウモリのケースを入れた
ケースの中には二十匹はいる
「なっ、何で地獄のコウモリがいるんですか?!」
ビビって壁側にいる冬至に酷魔は言った
「俺達には無害だが、こいつらに餌をしばらくやってない。相当機嫌が悪いぞ」
酷魔はニヤリと笑いながら説明を続ける
確かにケースの中のコウモリは、
活発でかじりついてる後がある
「なっ、可哀想っすよ酷魔さん!」
「話を聞けっ!俺が紐を引き鍵を開ける。こいつらをライフルで全部撃ち殺し終わるまで、部屋から出るな!」
「地獄のコウモリって、早くて撃つの大変っすよ!!」
「だからだっ!俺達は隣の部屋の窓で見てるから安心しろっ!」
「安心できないっす!ズルイっす!」
慌てて騒いでいる冬至を無視し、
紐を持ち扉までさがる酷魔
雛はごめんねと言うように片手をあげ、酷魔についてく
「始めるぞっ、構えろっ!」
"ガシャンッ"
紐を引いた酷魔は扉をすぐに閉めた。同時に一斉にコウモリは、冬至に襲いかかった…
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