death after

kzeroen

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六道・修羅、毘沙門城編

chapter49 death

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 午前中の修行を終えた圭助達と冬至達は、昼食のため一回合流した

「午前中の修行は、厳しかったか冬至?」
 
「厳しいよりは…大変だったよ予定変更になったし…」
 
冬至は俺に地蔵取りの話しをした
そっちの方がなんか楽しそうだ

指揮は霊華に任せてるため、好き勝手やりそう。いや、確実にやる
 
「あ~あ、俺も午後はそっち行きたいぜ」
 
「うん、俺だって立場同じだったら同じ発言してるよ…」
 
小声で冬至は言う
 
「圭助、もう行くぞ」
 
「わかった」
 
俺はしぶしぶ席を立ち、今度は武道場に向かった
 
武道場
 
「圭助、悪霊や怨霊以外ここで人との戦闘はあるか?」
 
「いや、ない…」
 
「そっか、お前の場合俺達にとっては厄介だからな」
 
ん…どういう意味だ?
そういえば前、久米さんが俺に何か言ってたっけ…
 
「さて、午前中習ったことを活かし、俺に全力でこい」
 
酷魔は剣を上に上げ薄笑いし、俺を挑発する
 
「わかったぜ」
 
圭助は全力で走り、サーベルを抜き酷魔に振りかざす
だが、サーベルを剣で受け流され、酷魔の蹴りを腹に喰らった 
 
「ぐはっ…」
 
膝をつき、サーベルを突き刺す
 
強い…霊力も使ってないのにこの威力
 
「どうした、お前はここに来てからは覇気が見えないな」
 
「べっ、別に…」
 
「ならっ」
 
圭助は立ち上がったが、酷魔は羽を広げ走り加速した
そして俺の後ろに回り、俺の首を強く絞める
 
「ぐっ…」
 
「この状況でお前は悩み続け、戦闘も出来ないのか?!」
 
わかってる、力不足で足手まといなのは一番知ってる…
けど人だと、悪霊や怨霊と違って力が出ない…
 
「圭助思い出せ!ここは人間界じゃねぇ!」
 
あっ、そうだここは確か…
 
「魂…だけの…世界…死んだら終わり…」
 
「ああ。そしてここの世界は、皆強い意識があって来てる」

「だがお前は、意識を塞いでる。自分が弱いからって理由で、俺達に甘えてぇんだよ!!」
 
"ドンッ!!"
 
激怒した酷魔は手を離し、圭助を床に思い切り倒した
 
「立て圭助…立たないとお前を成仏させる…」

「・・・」
 
こいつが怨霊とかに取り憑かれるよりは、俺が成仏させた方がマシだ…
 
酷魔は苦しみながら剣を鞘に戻し、懐からマグナムを取り出した
マグナムには経が掘ってある
 
「こいつは当たれば痛みを感じず、一瞬で魂を成仏させる。球はもうこの一発のみ…」

球の残りはもうこの一発しか、この世界にはない

圭助、お前は本当にそれほどの奴かよ…


部屋が静まる

「圭助…十秒だけ待つ…それで起きなかったら……殺す…」
 
若干手の震えがある酷魔、やはりためらう
圭助は全く起きず、倒れたまま
 
「いくぞっ…十」
 
俺の意識…?
 
「九…」
 
わからねぇ…
 
「八…」

逃げたい…

「七…」
 
甘え、あるな…
 
「六…」
 
俺は弱い…
 
「五…」
 
酷魔…
 
「四…」

霊華…
 
「三…」
 
納さん…
 
「二…」
 
冬至…
 
「一…」

利音…
 
「ゼ…ロ…」
 
ありがと…
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