death after

kzeroen

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六道・地獄編

chapter61 火山

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圭助達は洞窟を抜け出し、火山に出た
熱風が漂う中で俺たちは、一匹の黒く今までに無いオーラがあるティラノサウルスがいた。
 
「霊華大丈夫かこれ?」
 
流石の霊華も鎌を振るわせている
 
「いいや、流石に難しい。もの凄い熱風が、体中から出ているし近づけない」
 
圭助を守りながらは余計に難しい…
 
「まるで溶岩のような奴ですね…」
 
納も緊張の色を見せる
 
目の前の怨霊は唾液が溶岩、爪は赤く熱そう、花から蒸気が出ている
鱗が硬そう
 
「酷魔、こいついけるか?」
 
「少なくとも、俺はそいつと戦闘出来ない」
 
「えっ…」
 
不安の表情を見せる一行。なぜなら奥から…
 
「いや~どうですか?この最高傑作の怨霊は」
 
「最悪だな。玉連…ケリ着けようか」

と、言った瞬間酷魔は姿を消した
 
早っ…もう見えねぇ…
 
"キィン"
 
法刀と、剣が重なり合う。
 
「不意打ちはあなたの得意分野でしたねぇ」
 
「ン、修業付けてるだけあるな…」
 
速度の分酷魔が押してる状態、だが…
 
「熱っ」
 
何だ、今剣からもの凄い熱い感じがしたが…
 
酷魔は剣を持ち替えて、手をヒラヒラさせる
よく自分の剣を見ると刃が溶けている
 
「ちょっと、これ細工がしてあってねぇ~私には効かないんですよ」
 
「チッ、そういうことかよ…」
 
「ああ、後ねぇ」
 
玉連は指をたて、何やら無気味に笑う
 
「ぐっ…あぁっーー!!うぐっ…」

酷魔は下がり右手をかばい、もがき苦しむ…
額には脂汗が止まらない
 
「一回しか使えませんが、右手を念力で折らせて頂きました」
 
「てっ、てめぇ…」
 
「酷魔っ!」

「圭助!奴に近づくなっ!お前は怨霊にっ…」
 
くっそ…叫んだら響く…
 
圭助は酷魔の元に行こうとしたが、止められた…
心配する圭助達だが、よそ見をすると怨霊に襲われる…
 
くっそ…絶体絶命ってこの事かよ、ならっ!
 
「こいつでっ!」
 
圭助は自分の銃と、親の銃を持った
両手に銃を持ち、オーラを増し手に集中させた
 
へぇ~もう操れるようになったんだ
 
霊華は空中から様子を見ながら、戦闘する
 
「圭助!目、口、出来れば鼻の穴狙って!」
 
「ああ、的が大きいからやりやすいな」
 
圭助はとりあえず、鼻の口に銃弾を二発ぶち込む
そして怨霊は上を向いたと思ったら、頭をさげ…
 
「ヴアァルッ」
 
"ドンッ"
 
「あっ、危ねぇー…くしゃみして火の玉吐くなよ!!」
 
直径二メートル位の、ゴツゴツした火の玉を吐いた…
地面は丸型の大きな焼け後が残る、
圭助達は何とか飛び避けた…
 
「あははっ!圭助、鼻の穴に撃つの無しねっ」
 
霊華は空中で攻撃していた、無害だったため思わず笑ってしまった
怨霊は鼻が違和感があるのか、顔を振っている
 
「お前が言うからだろっ!」
 
「ははっ!ごめん、ごめん、ほら集中!」
 
「ああ」
 
このっ阿呆霊華…
 
「どうやらあっちも不利そうですね~酷魔様~」
 
無気味に笑い、上から目線の態度をとる玉連
酷魔を見くだす
 
「チッ、全くだ」
 
右手を押さえ、痛みに耐える酷魔
玉連から離れた空中に浮遊している
 
あーあ、あの頃の事と同じ。嫌な事を思い出す…
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