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六道・地獄編
chapter63 勝敗
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「確か、あそこの光を抜けたところが出口だよ!」
「あざっす!雛さん!」
冬至は雛をおぶさったまま、長い洞窟を歩いていた
正直冬至の体力は少し限界に来ている
その様子を知ったのか雛は
「もう痺れはあまり無いから、大丈夫だよ冬至君」
「ふぅ…大丈夫っすよ…雛さん」
「って汗だくじゃない!休憩しないと私だけじゃなく、次もいるんだから…」
「あっ…」
そうだったー雛さんを助ける事に集中しすぎて、その事忘れてたー…
「ほらね…」
冬至は思い出した瞬間止まり、力が抜ける
雛は呆れ半分照れ半分、冬至に降ろしてもらい、手錠を外してもらった
二人は座ると、冬至の汗を拭き冬至は赤くなる
「あっ、大丈夫っす……」
「えっと、ただでさえここ熱いんだから。後これね」
本当にほっとけないなぁ…冬至君は
雛は聖水を冬至に渡した。自分のはもう飲んでいる
「あっ、あざっす!」
冬至は一気に飲み干すと、何かを見つけたように少し目をかすめた
「あっ、あの…あの出口から…もの凄い赤黒いオーラが見えるんすけど…」
「赤黒いオーラ…って!?」
雛も目をかすめ、一瞬息を止めた
あいつしかいないじゃない!しかもあの技は!?
「へぇっ、雛さんっー!?」
雛は急いで起き上がった。冬至を抱きかかえ、羽を広げて出口へ急加速した
"パチンッ"
「うっ!」
玉連が指をならすと同時に、今度は圭助が冬至と同じく穴に落ちた
「圭助っ!」
納が圭助のほうへ振り向いた瞬間、怨霊は爪で引っかこうとする
「危ねぇ、納っ!!」
「道方さんっ!」
道方が納を庇い、背中に火傷を負い引っかき傷が大きく一つ
道方と納は地面に倒れてしまう
「道方殿、大丈夫ですか!」
「ああ、だが熱いなっ…」
「シュウヘイ、背中の傷…戦わないホウがいい…」
心配するレナード、そして当たりを見回す
「つっ、悔しいがそうかもな…」
「あれっ、レイカは?」
納達が空を見回すと、さっきまで空中にいた霊華はいなかった…
一方圭助を落とした後も、未だににらみ合いが続く玉連と、酷魔
「おっ…お前なっ…」
オーラを纏いつつも虚ろな目。満身創痍な酷魔は、立つのがやっとだ
「いえ、まだそんな切り札があるとは思いませんでしたねぇ…」
「後、一撃で…お前を殺す…」
左手の剣に全赤黒いオーラが行く
炎のように剣はオーラを纏う
「それはむずっ…」
「酷魔ー!何故そのを技使ってるのっ!?」
この技って礼様の?!あの危険人物、なに危険な技を酷魔に伝授してるの!!
矢を玉連の背中に当て、心配顔の雛
玉連は後ろを振り向く
「ありゃ…これは想定外…でしたねぇ」
玉連は冬至と雛を戦わせ、冬至を殺し雛を精神的に殺そうと思っていた
だが、二人が出てきたのは予想外だった
「当たり前よ!それと、うちの弟を随分と可愛がってくれたね…」
「えぇ…色々と…じゃま…」
目がかすむ…体が痛むねぇ…
「後それ、即効性の猛毒矢だから」
雛は薄笑いをする
玉連は、ふらつく体を支えるのがやっとだ
冬至はその様子を見て唾を飲む
やっぱ、姉弟っすね…
「酷魔っ!」
「あぁ、背水の牙っ!」
酷魔は目を見開き玉連に向かって、剣を振りかざしオーラを飛ばし放った
そして、酷魔はその場で倒れる
「ぐっ、あぁーー!!」
酷魔の倍の激痛を感じながら、玉連は真っ二つになり消滅
成仏した…
「酷魔さんっ!」 「酷魔!」
二人はすぐさま酷魔の元へ。酷魔は支えられ、本人は気絶していた
雛はすぐに無理やり聖水を飲ませ、涙をこらえ弟の頭を撫でた
ありがとう…酷魔…しばらく休んでて
「あざっす!雛さん!」
冬至は雛をおぶさったまま、長い洞窟を歩いていた
正直冬至の体力は少し限界に来ている
その様子を知ったのか雛は
「もう痺れはあまり無いから、大丈夫だよ冬至君」
「ふぅ…大丈夫っすよ…雛さん」
「って汗だくじゃない!休憩しないと私だけじゃなく、次もいるんだから…」
「あっ…」
そうだったー雛さんを助ける事に集中しすぎて、その事忘れてたー…
「ほらね…」
冬至は思い出した瞬間止まり、力が抜ける
雛は呆れ半分照れ半分、冬至に降ろしてもらい、手錠を外してもらった
二人は座ると、冬至の汗を拭き冬至は赤くなる
「あっ、大丈夫っす……」
「えっと、ただでさえここ熱いんだから。後これね」
本当にほっとけないなぁ…冬至君は
雛は聖水を冬至に渡した。自分のはもう飲んでいる
「あっ、あざっす!」
冬至は一気に飲み干すと、何かを見つけたように少し目をかすめた
「あっ、あの…あの出口から…もの凄い赤黒いオーラが見えるんすけど…」
「赤黒いオーラ…って!?」
雛も目をかすめ、一瞬息を止めた
あいつしかいないじゃない!しかもあの技は!?
「へぇっ、雛さんっー!?」
雛は急いで起き上がった。冬至を抱きかかえ、羽を広げて出口へ急加速した
"パチンッ"
「うっ!」
玉連が指をならすと同時に、今度は圭助が冬至と同じく穴に落ちた
「圭助っ!」
納が圭助のほうへ振り向いた瞬間、怨霊は爪で引っかこうとする
「危ねぇ、納っ!!」
「道方さんっ!」
道方が納を庇い、背中に火傷を負い引っかき傷が大きく一つ
道方と納は地面に倒れてしまう
「道方殿、大丈夫ですか!」
「ああ、だが熱いなっ…」
「シュウヘイ、背中の傷…戦わないホウがいい…」
心配するレナード、そして当たりを見回す
「つっ、悔しいがそうかもな…」
「あれっ、レイカは?」
納達が空を見回すと、さっきまで空中にいた霊華はいなかった…
一方圭助を落とした後も、未だににらみ合いが続く玉連と、酷魔
「おっ…お前なっ…」
オーラを纏いつつも虚ろな目。満身創痍な酷魔は、立つのがやっとだ
「いえ、まだそんな切り札があるとは思いませんでしたねぇ…」
「後、一撃で…お前を殺す…」
左手の剣に全赤黒いオーラが行く
炎のように剣はオーラを纏う
「それはむずっ…」
「酷魔ー!何故そのを技使ってるのっ!?」
この技って礼様の?!あの危険人物、なに危険な技を酷魔に伝授してるの!!
矢を玉連の背中に当て、心配顔の雛
玉連は後ろを振り向く
「ありゃ…これは想定外…でしたねぇ」
玉連は冬至と雛を戦わせ、冬至を殺し雛を精神的に殺そうと思っていた
だが、二人が出てきたのは予想外だった
「当たり前よ!それと、うちの弟を随分と可愛がってくれたね…」
「えぇ…色々と…じゃま…」
目がかすむ…体が痛むねぇ…
「後それ、即効性の猛毒矢だから」
雛は薄笑いをする
玉連は、ふらつく体を支えるのがやっとだ
冬至はその様子を見て唾を飲む
やっぱ、姉弟っすね…
「酷魔っ!」
「あぁ、背水の牙っ!」
酷魔は目を見開き玉連に向かって、剣を振りかざしオーラを飛ばし放った
そして、酷魔はその場で倒れる
「ぐっ、あぁーー!!」
酷魔の倍の激痛を感じながら、玉連は真っ二つになり消滅
成仏した…
「酷魔さんっ!」 「酷魔!」
二人はすぐさま酷魔の元へ。酷魔は支えられ、本人は気絶していた
雛はすぐに無理やり聖水を飲ませ、涙をこらえ弟の頭を撫でた
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