【BL】攻めの将来の為に身を引こうとしたら更に執着されてハメられました

めめもっち

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攻め視点~過去~

5話 蕩けていく身体

愛撫で一度達した身体が落ち着くまで二人で肌の感触、鼓動、呼吸だけに耳を傾ける。落ち着いたところで続きをするために"ある伺い"を立てる。

「じゃあ、これ、抜いてみようか」
「ん……」

それは今日も行為をする最初に挿れたものだ。毎日少しずつ、慣らす為に、逢瀬を重ねる度に使ってきたものに触れる。
引き抜こうとすると君は少し不安そうに、それでも未知なる快感を期待しているように瞳を揺れさせた。

いつもなら抜いて終わり。でも今日は、これを抜いた後の続きがある。

「は…あ……ぅ……くぅ……!」

ズ、ズ、と粘膜を傷つけないように慎重に。ゆっくりと、それを引き抜いていく。男根よりは少し細見で、プラスチックでできた前立腺を刺激する為のゆるやかなカーブした造形が少しずつ露になっていく。
やり始めた当初は細見のアナルビーズ。そこから少しずつ、太いものに切り替えていき、もうほぼ男根に近いものを飲みこめるようになっていた。

「……ふっ、……んんっ、ん!」

排泄に似た感覚に腰が浮きそうになるのを必死で抑えている姿が可愛くてつい笑みが溢れる。シーツをぎゅっと握って耐えようとしている姿もいじらしくて堪らない。

また誰も知らない君の一面を独り占めできたと思うと、全身の血液が中心に集まってくる。
でも焦らない。今が大事だから。

ゆっくり引き抜くと、それを追うように君の体内から糸を引いて粘り気のある液体が流れ出てくる。それが酷くいやらしく見えて興奮し、早くそのナカを知りたくて溜らない。しかし挿れて出すだけなら作り物で充分だ。
これは君とのコミュニケーションなのだから、君が気持ち良くなるタイミングを見計らねばならない。

そっと入口に指を這わせながら「……指、挿れてもいい?」と訊くと、耳まで真っ赤にしながらコクンと小さく頷いてくれた。
ぽっかりと小さく開いている孔に生唾を飲みこみながら、様子見で指を二本挿れていく。

「んっ……ん、ぅ……」

入口は抵抗なく指を受け入れてくれた。ナカをゆっくり擦りながら奥へと進めていくと、コリッとした部分を見つける。そこを軽く押したり、指の腹で擦るように刺激してやるとビクッと腰が跳ね上がった。

「あ!?んんっ……!!」

まるで初めて絶頂を迎えた時のような反応を示したので思わず指を止めてしまった。
先ほど達したばかりなのだから、二回目はまだ早い。そこを避ける事にし、肉壁を拡げるための刺激に戻る。
二本は軽く通れるようなので一度引き抜き、三本で改めてそこを探っていく。三本は少しキツかったのか、奥に進めていくと少しくぐもった声が漏れた。
ナカで壁を押すように指を拡げたり、壁を柔らかくするために擦っていく。そろそろ強い性感が欲しいのか、じれったそうに腰を悩まし気に揺らしている。俺も早く君のナカに入りたいけれど、本来は挿れる用途がない器官だ。万が一があってはいけない。短慮よりも慎重すぎる方がいいだろう。

俺は君の本来なら性器じゃない所を、胸の突起だけでなく、この肉孔すらも変えていく瞬間にいる。
それがどうしようもなく甘美で、たまらない興奮を孕んで仕方なかった。

「どう?大分楽になってきた?」

指三本がキツそうだった肉壁が、段々とゆるやかに解れてきた気がしたので具合を訊くと、涙目でコクコクと返してくれた。その仕草はまるで早く指よりも太いものを欲しがっているようで可愛い。俺も同じ気持ちだよ。はやくこの性器に変わった孔に挿れたくて仕方ない。


「じゃあ、そろそろいいかな……」

俺は君に覆い被さるように体勢を変えながら耳元で囁いた。君は期待するように小さく声を漏らして唾を飲み込むと、熱に浮かされた瞳で俺を見つめてきた。その熱を孕んだ瞳に見つめられると俺も高ぶりが抑えられない。
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