【BL】攻めの将来の為に身を引こうとしたら更に執着されてハメられました

めめもっち

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受け視点~現在③【※登場人物に女性追加】

16話 独りでに求める

「んん……っ、もう、だめ……がまんできないぃ♡」

トイレの個室に駆け込むとスラックスと下着を脱ぎ捨て、給水タンクに置くと便座に脚を開いて座る。思った通り自身は既に先走りを零し始め、固さを持ち始めていた。

その情けなさに、彼との逢瀬が期待できないなら下手にプラグを仕込んでくるのは止めておかねば……と片隅に追いやられた理性で考えながら、プラグのツマミを掴み、浅く動かして様子を伺う。

「っ……んんっ……!♡」

ただそれだけなのに、甘い痺れが身体を走っていき、声が抑えられない事に気付く。ハッと思い、一度手を放してハンカチを取り出す。それを口で噛みしめながら、再びそこへと触れる。
今度は指でつんとつついてみると、それだけで痺れるような快感が襲い掛かってきた。

(あ♡、これ……トントンするだけでも、きもちいい……っ♡♡)

むしろそのもどかしさが余計に気持ちいいかもしれない。何もかも快感になってしまう自分に、すっかりスイッチが入ってしまっているのを自覚しながら、そのままゆるゆるとなぞる様に擦りあげていくと段々と身体が熱くなりはじめた。

「ふっ♡んんっ♡ふっ♡ふっ♡」

プラグをゆっくりと動かしながら、もどかしくなって空いた手で胸を肌蹴て気持ちい所をまさぐりはじめる。既に固さを持ち始めていた突起を軽く摘むとそれだけでも甘い痺れが走りぬけた。

「んんぅッ!♡♡……ふぅぅう……っ♡♡」

今までは彼に与えられるばかりで、あまり自分から快感を得る場所を弄った事は無かったが、一度その気持ち良さを知ってしまうともう止められなかった。乳首をくりくりしたり、軽く引っ張ったりしながら夢中で快感を貪っていく。

「んっ♡んっ♡……んぅ~~ッ!!♡♡♡♡」

プラグの刺激も相まって、あっという間に上り詰めていく。もう少しでイクという所で手を止めて焦らすように浅い部分だけをゆるゆると擦りあげると、焦れったさに身体が震えだす。

(はぁ……っ♡♡あぁあ……♡♡♡)

もっと強い刺激が欲しくてたまらなくなり、プラグをギリギリまで引き抜き、抜ける手前までのところで一気にまた押し込んだ。

「ん゛ぅううぅぅ~~ッ!!♡♡♡♡」

(あ♡、これ……すごいぃ……!♡♡)

一気に奥まで突き上げる感覚に目の前がチカチカするほどの快感が走る。そのままピストン運動をするように何度も抜き差しを繰り返すと、その度に強い刺激が身体を駆け巡っていく。プラグで前立腺をごりゅごりゅ押しながら浅い所を出し入れするとたまらなく気持ちいい。

「んふぅっ♡♡んんっ♡♡♡んん"んぅぅう"~っ♡♡♡」

くぐもった喘ぎ声を上げながら夢中で手を動かしていると、じわじわと下腹部から何かせりあがってくる感覚を覚える。絶頂が近い事を感じると夢中になっていく。

(あ……だめ♡イく……っ!朝イッたばっかなのに♡♡♡)

「んふうぅう゛~~~~~ッ!!♡♡♡♡」

極め付けに一気にプラグを奥まで押し込み、そのままピストンして責め立てるとゾクゾクするような快感が全身に走り、身体がビクビク震えだす。

(あ♡あっ♡もう……むりっ♡♡♡)

「んッ!♡♡んんんぅぅううぅうう"~───ッ!!♡♡♡♡」

そのまま絶頂を迎えると、内股と腹筋を痙攣させながら、滴る様に先端から白濁が零れて溢れていった。気持ち良さに頭が真っ白になり、しばらく茫然と余韻に浸っていた。

(ふぁぁあぁああ~~~……♡♡♡♡♡会社のトイレで……彼もいないのに……気持ちいい事しちゃったぁ……♡♡♡♡♡)

体液をトイレットペーパーで拭き取って身なりを整えると、身支度を整えて個室を後にする。先程までの高ぶりが嘘のように頭が冷静さを取り戻していて、我ながら行き過ぎた行動に羞恥心がこみあげてくるが、ここは職場。頭を抱えて悶えている場合ではないのだ。


時計をふと見るとかなり時間が経っていた事に気付いて、慌てて自分の席へ戻る。すると先ほど助け船を出してくれた同僚の女性が、頼んだ案件が丁度終わってくれたようだった。

「ありがとう…!助かったよ。もう終わらせるなんて凄いね」

「いえいえ、これくらい、大した事……もう体調は大丈夫なんですか?」

「うん。お陰さまで。もう大丈夫」

「……よかった。そちらにはいつもフォローしてもらっているので、お礼になればと思って」

そう言って微笑む彼女は少し照れくさそうにしていた。

「そ、そんな事してたっけ?」

「そうですよぉ、ちゃんと規則守ってくれてたり、仕事の指示やりとりで細かくてわかりやすいフォローしてくれてるの貴方くらいです。そちらから回してもらった仕事だと、とてもやりやすくて助かってるんですよ」

「え、えぇ~……それは嬉しいなぁ」

まさかそんな風に思われてるとは思ってなくて、ちょっと照れてしまう。基本的に人見知りで、特に女性が苦手な自分なのに、彼女はとても話しやすくて親しみやすい。どこか気品があるようにも思える。良いところのお嬢さんなのだろうか。

「そうだ、今度お礼に奢らせてよ。なにか好きなものある?」

「えっ!ほんとにいいですよ、お礼なんて。日頃のお礼ですから……」

謙遜のように見えるけれど、ちょっと異性を食事に誘う、というのは意識されてしまう事だったろうか。しかし何かプレゼントするというのもあれな気もするけど、食事に誘うよりはお土産的な物のが無難だろうか……?

「そ、そうだね……そんな凄いものは奢れないから……庶民的なカフェとか……チェーン店的なのになっちゃうし……」

「わ、いいなそういう所!私、行ったことがないから憧れてて……」

つい口に出てしまった事だったのか、ハッとした顔になると「ごめんなさい、つい……」と彼女が口元を隠す。その仕草は可愛らしいものだが、思った通り育ちが良いお嬢さんのようだ。
そもそも自分は彼の斡旋があったからこそ採用されたようなものなので、他の社員たちと自分はどうしても毛色が違い、薄々感じてはいたが浮いている。間違いなく。元々、学生自体から人付き合いが苦手な上、遊ぶ余裕もなく、ついていく為に勉強に噛り付いていたものだから浮いている事自体はもう慣れたもので気にしなかった。が、流石に肩身が狭いかも。

「よかったらだけど……行く?行ってみたかった所あればそこにするし」

「いいんですか!わたしナクドナルドが気になってて……!あそこの期間限定バーガーがSNSに流れてくる度に食べてみたかったけど一人で入るのはハードル高いし……」

先ほど最初に食事に誘った時の反応とはうって変わり、同僚の女性は目を輝かせて本当に楽しみそうにしている。こちらとしては気軽に立ち寄っているものの、立場が違って立ち寄る切っ掛けがない側としては逆に入りにくいらしい。不思議なものだなあと思いつつも、その素直な反応に是非とも応じたくなるものがあった。

「いいよ。行ってみよう!後で行けそうな予定教えて……ってメッセ先教えてもらっても大丈夫?口頭だけにする?」

「大丈夫です、交換しましょう!いま交換コード開きますね……」

交換する為にスマホを開くと、新規メッセが入っている事に気が付いた。通知で表示されるそのメッセに目にした途端───背筋に凍るものが走った。


『今日は気持ち良かったかい?まだカメラで撮らないのは恥ずかしいのかな?かわいいね』


───そのメッセは彼からだった。しかも先ほど入ったばかりの。いつもなら、こんな彼とのやりとりは普通だ。しかし今は事情が違う。忙しいはずの彼が、まるで今日の出来事を全部見られているような気がしてしまう内容に違和感を覚えてしまったのだ。

「……どうかしましたか?」

「あ、ううん!ごめんね、知り合いからメッセ来てて読んじゃってた。大丈夫!いま読み込み画面を開くね……」

そしてその後、同僚の女性とのメッセ先交換をし終え、それぞれ自分の席に戻った。

先ほどの彼のメッセはまだ返信できずにいた。一度違和感を覚えたものの、今日は色々と後ろめたい事をしてしまったせいで深読みをしすぎたかもしれない。そうだ、いつもえっちな事ばかり考えている自分のことだからと予想して、こんな事を送ったのかもしれない。

『うん、恥ずかしい。ごめん。慣れるまで待って』

気持を取り直し、無難そうなものを彼に返して仕事に戻ったのだった。

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