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受け視点~現在③【※登場人物に女性追加】
19話 焦がれる身体
「………珍しいね。……遅くなる予定なんてなかったはずなのに、こんな時間に帰ってくるの」
帰ってくると彼がいた。その発せられた低い声は掠れ気味だった。電気も付けず、自分が帰ってくるまで息をひそめるように居たのだろうか。いつから?
身なりは少し乱れていて、表情も疲れているのは覇気がなく、こちらに目線を合わせず、ずっと俯いている。
「ど、どうしたの……?来るって連絡はなかったよね?」
突然の事にどうしても声が震えてしまう。なによりいつもの優しい彼ではなく、威圧感がある彼だから余計に身体がこわばってしまう。
「………ね、先に俺の質問こ答えて」
「っ……」
有無を言わさない態度に、少し言葉が詰まる。切っ掛けは自分の失態とはいえ助けてくれた同僚にお礼の食事をしただけだ。一日に二回も付き合うとは思わなかったけれど。悪い事ではないはずだ。そのハズなのに、やけに喉が渇いて仕方ない。
「その……調子悪くなったから仕事代わって貰ったんだ。調子は……良くなったから、お礼に食事してきただけ」
「ふー……ん……」
いつもの彼なら「調子悪いの?大丈夫?」と真っ先に自分の心配をしてくれた。けれど今は、そんな事はどうでもいい、といった態度にすら感じ"あの日の既視感"が脳裏に過ぎる。
「……あのさ、具合悪い?水か何か持ってこようか……?」
「……こっちおいで」
となりを促す様にポンポン叩き、ベッドへ誘っている。意味はわかるが、いまは疲れていてあまり気乗りはしない。もしかしたら彼も疲れていて、そこまでする気はないかもしれない───と淡い期待を持ち、恐る恐る彼の傍へと腰かける。するとすぐに腰に手を回され、彼がもたれ掛かってきた。
「あ、ちょ……、待っ……」
「確かめなきゃ」
彼からはタバコのヤニくささと、アルコールの匂いがした。恐らく上司の接待帰りなのだろう。彼は大学時代も含めて決してこんな状態で自分を訪れたりはしなかった。どんな時だって自分の前では格好良くて、優しい彼でいる事を心がけていてくれたのだろう。そんな彼が、いま、それを顧みず、押し倒そうとしている。
「確かめるって……なに?」
「本当になにもなかったか」
「なにもなかったってば……っ」
彼は答えず、こちらの腕をつかむとベッドへ引き倒した。スプリングが派手に軋み、反射的に目を閉じた瞬間唇を塞がれる。いつもの優しいキスではなく、一方的な欲望をぶつけてくるような口付けに背筋が凍る。
「ん……!……っふ……んん……!」
息ができない程口内を蹂躙されると彼の舌が歯列をなぞり上顎を撫で上げてきた。咥内から鼻腔を通り、アルコールの匂いに混ざってヤニの匂いもする気がする。
身体が弛緩していくのを見計らったかのように彼の舌が更に奥まで侵入してきて口内を蹂躙してくる。息ができないせいで頭がぼんやりして思考がうまく働かない。意識が飛びそうになる直前でやっと彼が口を解放してくれた。乱れた呼吸を整えようとすると今度は耳元に顔を埋められ首筋に彼の顔が埋まる。生暖かい吐息が鼓膜に響きゾクゾクとした感覚と共に身体の力が抜けてしまっているのを見計らって、下半身を服の上からまさぐられていく。
「あ……まって……っ、明日も、早い、からっ……!」
「黙って」
「やめ……っ!」
彼の大きな手がごそごそと服の下へ滑り込み素肌を撫でまわし始めた。抵抗しようにも力が入らないのは先ほどのキスのせいだろう。慣れないアルコールの匂いで頭がクラクラする。その事に戸惑っている間にも彼の手は胸の飾りを捉え、ふにふにと弄ばれているうちに自分の意思に反して中心が主張しだしていくのがわかる。そんな状態を見て取ったのか、彼は下半身の衣服へ手をかけあっという間に足から抜き去ってしまう。
「っ……!……ね、ねぇ、そっちも……疲れてるんでしょ?こっちも残業だったし、もう休みた───ッ!」
「もうこんなにしてるクセに?」
足を閉じようとするが間に割り込まれ、下着を膝下までずらされてしまう。それに抗う暇も与えられず、彼はあろう事か半勃ちの自身を握り込んだのだ。羞恥と痛みで顔が真っ赤に染まるのがわかる。振り払おうと抵抗するものの全く効かずに彼がゆっくりと上下に扱き始めた瞬間、背筋に甘い快感が走った。
「……あッ!……はぁっ……だ、めぇ……!」
自身の先からは既に先走りが溢れ出て竿を伝い彼の手まで汚してしまっている。それを嬉しそうに指摘してくる彼のせいで更に羞恥が募る。彼は手のひら全体で亀頭を包み込むようにぐりぐりと擦りはじめ、あまりの強い刺激に悲鳴に近い声が出てしまう。けれどその反面身体は快感を欲しがり腰が動いてしまう。その様子に満足したのか彼は更に動きを速め、自身を昂らせていく。
「うぅ……ッ!あぁっ……!だ、だめっ……離し……っ!」
「わかったよ……」
「え………」
ここまで強引に進めてきた彼が、突然その手を止める。達しそうだっただけに、その喪失感で奥が切なく疼く。
「君はこっちでイキたいんだよね」
彼はそんな自分の思いを見透かしたように、ローションを手に取ると、その濡れた指で秘部の蕾をとんとんと叩き始める。くるくるとその筋をなぞられると期待で秘部への感覚へ集中して抵抗する事を忘れてしまっていると、その指を突き立てたのだ。
「ひゃぅッ!……ひぁッ……!今日はもう……だめだって……やァっ!♡」
異物感に思わず逃げ腰になるが腰を掴まれ引き戻されてしまう。そして先程から快楽を与え続けられていた事も相まって、あっという間に彼の指の本数が増えていた。指が中で蠢き内側から押し広げられていくような感覚に少しずつ熱を灯されてしまい、抗議していたはずの口からはだらしなく喘ぎ声が零れてしまう。
「口ではダメなんて言ってるのに、ここは凄く喜んでるみたいだね……?」
「ひッ……!?んぅうッ……!!♡♡♡」
言葉と共に前立腺を擦られると、腰が大きく跳ねた。彼が刺激してくる度に中がうごめき、指を締め付けているのが自分でもわかる。それが恥ずかしさで目じりに涙が溜まり、いやいやと被りをふるが中に埋め込まれた指がばらばらと動かされる度に、脳を快楽で揺さぶられてどうしようもなくなってしまう。
「あ゛……っ!あぁ……ッ!あっ♡はぁあ……♡だめだめイちゃ……!♡♡」
「ああ……それはダメだね……」
彼の執拗な責めに身体が屈服して自分から腰を揺らし始めてしまった頃、彼の手がまた止まった。
「ちゃんと俺のでイかなきゃダメでしょ……?」
「あ……ぅ……♡♡♡」
目の前に出された、焦がれていた屹立に目を奪われ、もう理性は溶けていた。
帰ってくると彼がいた。その発せられた低い声は掠れ気味だった。電気も付けず、自分が帰ってくるまで息をひそめるように居たのだろうか。いつから?
身なりは少し乱れていて、表情も疲れているのは覇気がなく、こちらに目線を合わせず、ずっと俯いている。
「ど、どうしたの……?来るって連絡はなかったよね?」
突然の事にどうしても声が震えてしまう。なによりいつもの優しい彼ではなく、威圧感がある彼だから余計に身体がこわばってしまう。
「………ね、先に俺の質問こ答えて」
「っ……」
有無を言わさない態度に、少し言葉が詰まる。切っ掛けは自分の失態とはいえ助けてくれた同僚にお礼の食事をしただけだ。一日に二回も付き合うとは思わなかったけれど。悪い事ではないはずだ。そのハズなのに、やけに喉が渇いて仕方ない。
「その……調子悪くなったから仕事代わって貰ったんだ。調子は……良くなったから、お礼に食事してきただけ」
「ふー……ん……」
いつもの彼なら「調子悪いの?大丈夫?」と真っ先に自分の心配をしてくれた。けれど今は、そんな事はどうでもいい、といった態度にすら感じ"あの日の既視感"が脳裏に過ぎる。
「……あのさ、具合悪い?水か何か持ってこようか……?」
「……こっちおいで」
となりを促す様にポンポン叩き、ベッドへ誘っている。意味はわかるが、いまは疲れていてあまり気乗りはしない。もしかしたら彼も疲れていて、そこまでする気はないかもしれない───と淡い期待を持ち、恐る恐る彼の傍へと腰かける。するとすぐに腰に手を回され、彼がもたれ掛かってきた。
「あ、ちょ……、待っ……」
「確かめなきゃ」
彼からはタバコのヤニくささと、アルコールの匂いがした。恐らく上司の接待帰りなのだろう。彼は大学時代も含めて決してこんな状態で自分を訪れたりはしなかった。どんな時だって自分の前では格好良くて、優しい彼でいる事を心がけていてくれたのだろう。そんな彼が、いま、それを顧みず、押し倒そうとしている。
「確かめるって……なに?」
「本当になにもなかったか」
「なにもなかったってば……っ」
彼は答えず、こちらの腕をつかむとベッドへ引き倒した。スプリングが派手に軋み、反射的に目を閉じた瞬間唇を塞がれる。いつもの優しいキスではなく、一方的な欲望をぶつけてくるような口付けに背筋が凍る。
「ん……!……っふ……んん……!」
息ができない程口内を蹂躙されると彼の舌が歯列をなぞり上顎を撫で上げてきた。咥内から鼻腔を通り、アルコールの匂いに混ざってヤニの匂いもする気がする。
身体が弛緩していくのを見計らったかのように彼の舌が更に奥まで侵入してきて口内を蹂躙してくる。息ができないせいで頭がぼんやりして思考がうまく働かない。意識が飛びそうになる直前でやっと彼が口を解放してくれた。乱れた呼吸を整えようとすると今度は耳元に顔を埋められ首筋に彼の顔が埋まる。生暖かい吐息が鼓膜に響きゾクゾクとした感覚と共に身体の力が抜けてしまっているのを見計らって、下半身を服の上からまさぐられていく。
「あ……まって……っ、明日も、早い、からっ……!」
「黙って」
「やめ……っ!」
彼の大きな手がごそごそと服の下へ滑り込み素肌を撫でまわし始めた。抵抗しようにも力が入らないのは先ほどのキスのせいだろう。慣れないアルコールの匂いで頭がクラクラする。その事に戸惑っている間にも彼の手は胸の飾りを捉え、ふにふにと弄ばれているうちに自分の意思に反して中心が主張しだしていくのがわかる。そんな状態を見て取ったのか、彼は下半身の衣服へ手をかけあっという間に足から抜き去ってしまう。
「っ……!……ね、ねぇ、そっちも……疲れてるんでしょ?こっちも残業だったし、もう休みた───ッ!」
「もうこんなにしてるクセに?」
足を閉じようとするが間に割り込まれ、下着を膝下までずらされてしまう。それに抗う暇も与えられず、彼はあろう事か半勃ちの自身を握り込んだのだ。羞恥と痛みで顔が真っ赤に染まるのがわかる。振り払おうと抵抗するものの全く効かずに彼がゆっくりと上下に扱き始めた瞬間、背筋に甘い快感が走った。
「……あッ!……はぁっ……だ、めぇ……!」
自身の先からは既に先走りが溢れ出て竿を伝い彼の手まで汚してしまっている。それを嬉しそうに指摘してくる彼のせいで更に羞恥が募る。彼は手のひら全体で亀頭を包み込むようにぐりぐりと擦りはじめ、あまりの強い刺激に悲鳴に近い声が出てしまう。けれどその反面身体は快感を欲しがり腰が動いてしまう。その様子に満足したのか彼は更に動きを速め、自身を昂らせていく。
「うぅ……ッ!あぁっ……!だ、だめっ……離し……っ!」
「わかったよ……」
「え………」
ここまで強引に進めてきた彼が、突然その手を止める。達しそうだっただけに、その喪失感で奥が切なく疼く。
「君はこっちでイキたいんだよね」
彼はそんな自分の思いを見透かしたように、ローションを手に取ると、その濡れた指で秘部の蕾をとんとんと叩き始める。くるくるとその筋をなぞられると期待で秘部への感覚へ集中して抵抗する事を忘れてしまっていると、その指を突き立てたのだ。
「ひゃぅッ!……ひぁッ……!今日はもう……だめだって……やァっ!♡」
異物感に思わず逃げ腰になるが腰を掴まれ引き戻されてしまう。そして先程から快楽を与え続けられていた事も相まって、あっという間に彼の指の本数が増えていた。指が中で蠢き内側から押し広げられていくような感覚に少しずつ熱を灯されてしまい、抗議していたはずの口からはだらしなく喘ぎ声が零れてしまう。
「口ではダメなんて言ってるのに、ここは凄く喜んでるみたいだね……?」
「ひッ……!?んぅうッ……!!♡♡♡」
言葉と共に前立腺を擦られると、腰が大きく跳ねた。彼が刺激してくる度に中がうごめき、指を締め付けているのが自分でもわかる。それが恥ずかしさで目じりに涙が溜まり、いやいやと被りをふるが中に埋め込まれた指がばらばらと動かされる度に、脳を快楽で揺さぶられてどうしようもなくなってしまう。
「あ゛……っ!あぁ……ッ!あっ♡はぁあ……♡だめだめイちゃ……!♡♡」
「ああ……それはダメだね……」
彼の執拗な責めに身体が屈服して自分から腰を揺らし始めてしまった頃、彼の手がまた止まった。
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