【BL】攻めの将来の為に身を引こうとしたら更に執着されてハメられました

めめもっち

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受け視点~現在③【※登場人物に女性追加】

20話 すれ違う心

「ま、まって……ゴムしてな……あぁァ"ぁんっ!♡♡♡」

溶け切っていたと思っていた理性が、ほんの少し残っていたのか彼が剥き身のまま擦り付けている事に気付く。しかし遅かった。彼の猛った怒張はヒクつく粘膜へズボズボと押し込まれていった。

ずっと欲しくて待ち焦がれた生身の彼をやっと得る事ができた身体は歓喜に震え、挿れられただけですぐに果ててしまい、先端からとろりと白濁がこぼれた。

「はぁ……やらしいね……今日は今のが最初なのに。もうトコロテンしちゃうんだ?」

あれだけ大事を取って、と。せがんでも生する事を避けていた彼が、あっさりと、その約束を破ろうとしている。
確かに自分は望んだ。彼をより感じられるからと。
けれど、今はお互いに多忙の身。タイミングが悪い。なにより、こんな形でする事は望んでいない。

「……この量と濃さなら……最後にシてから2~3回抜いた程度かな。思ったよりシなかったんだね」

「あっ……うぅ……♡……くちゅくちゅしないでぇ……また、イっちゃ……♡♡」

滴っている白濁を掬いながら、陰茎に擦りつけては扱かれていく。全体に塗り付けるように、鼓膜にやたらと響く粘液を伴わせた手淫は果てた直後の身体には刺激が強すぎて、腰が浮き、腹筋や太ももがピクピクと痙攣してしまう。

「えっちな君のことだから、1日に3回は抜いてると思った」

「は……っ♡あぁアァんッ!♡♡やぁぅあ!♡♡♡」

手淫をしながら、片手を腰に回すと、抽挿をし始めた。前と後ろの刺激にたまらず悲鳴を上げずにはいられない快楽が体中に電気のように走る。

「ここも……ここも……ちゃんと俺のカタチのままだね……?」

ねっとりとした腰遣いで内壁のカタチを確かめるようにグリグリと角度を変えて擦り上げられていく。そうされる度、内壁が喜んできゅうきゅうと彼を求め収縮しているのを感じる。

「んぅッ!♡♡♡あ"ァッ!!♡♡おくぅ、奥……きもちぃよぉ……!♡♡♡」

理性が崩れ始めて快楽ばかりに集中してしまう。奥の一番いい所に彼のモノが当たる度、中が一気にうねって締め上げてしまう。その刺激に彼が微かに喘いだ瞬間、下腹部を甘い快感が支配していく。

「可愛いね……ほんとは君のココを道具にだって犯させたくないんだ……」

彼が優しく微笑みこちらを見降ろしながら再度腰の動きを速めていく。腰から下が蕩けてしまったようでうまく力が入らず快楽を逃がす事もできない。ただただ甘い毒のような刺激に身体が支配されていくだけだ。

「君のすべてを触れれるのは俺だけでいい……っ」

ベッドのスプリングが激しく軋みだす程彼の動きが激しさを増す。最奥を突き上げられる度に射精感を感じ、襲い来る絶頂感に耐え切れず彼にしがみつく様に身体を寄せた。そのタイミングを待っていたとばかりに彼は最奥を穿ち、熱い白濁が内部へと流し込まれた。

「あ……ッ♡♡♡ああ"っ……!♡はぁあァ"っ……!♡♡♡♡」

先ほどよりも勢いの衰えた射精とほぼ同時に自分もまた果てた。倒れこむように脱力した彼の重さに胸が熱くなる。愛おしさを感じながらそっと頭を撫でているとその手首を掴まれベッドに縫い付けられて、深い口づけを押し込んできた。歯列をなぞり舌を絡め、自分の舌を強く吸い上げられてしまい口内にビリビリとした刺激が走り軽く絶頂を迎えてしまう。

「あ……♡♡♡……んぅ……っ♡♡♡」

自分の中で彼が再び熱を帯びて硬度を取り戻していくのを感じるとゾクゾクと身体が震えだした。その快感に身悶えていると彼のほうからも小さく喘ぎ声が聞こえる。

「俺を満たしてくれるのは君だけだよ……」

耳元で吐息まじりに名前を呼ばれればそれだけで腰がビクリと跳ねた。羞恥心を煽るように彼は身体を密着させ胸の飾りをゆっくりと転がしていく。それだけでも切なくて、腰がゆらゆらと揺れてしまうのが恥ずかしい。

繋がったままの楔が再び動き出す。その後も何度も、何度も、角度を変えては犯され続け────下半身がどろどろに白濁にまみれ、視点も定まらず、揺さぶられて漏れる声も掠れてきた頃。

ぽたり、と雫が落ちてきた事に気付いた。汗だろうかと思うものの、規則的にそれは滴り落ち、彼の方から咽び声が聞こえてきていた。

「………っ、……ごめ、ごめん……こんな、酷いことしたい訳じゃないのに……ごめん……」

その雫は確かに彼から零れ落ちてきた。冷静になってきたのか、その眼には先ほどのような淀みの色はなくなり、光がさしていた。

こらえきれなくなったのか顔をくしゃりとさせて、目からボロボロと雫が零れ落ちていく。抑えきれない咽び声が部屋にこだましていく。

「どう……したの?」

そっと手を伸ばして彼の頬に触れる。その端正な顔は、涙に濡れても綺麗だな、と思った。
伸ばした手を握り返し、そのくしゃくしゃになった顔を更に歪ませて。こちらの手を握りしめて、またボロボロと雫が溢れてくる。

「君のせいじゃないんだ……君のせいじゃ……っ」
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