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第6話
「おはようございます」
「おはよう、アニエス」
休みが明けていつものように出勤して準備をしているとユーリ殿下が入ってきて挨拶を交わす。
さて今日のすることは……、と確認していると髪が揺れた。気づいたら殿下が後ろに立っていて、彼の指に私の髪が巻かれていてクルクルと遊ばれている。
「え、えっと……」
「これ、付けてくれたんだな」
トン、と後頭部の固いものを突かれた。昨日殿下から頂いたバレッタをさっそく付けてきている。
「あ、はい。せっかくいただいたので」
「ありがとう。よく似合ってる」
褒めてもらえてことに嬉しく思っていると、殿下は何を思ったのか私の髪を一房手に取ってキスをしたのだ。キザな行為が本物の王子様がするとこうも格好よく見えてしまうのは何なんだろうか。
「!?で、でんか!?」
「じゃ、今日もよろしくー」
動揺している私を他所に、殿下はそう言って自分の机へと向かう。サラッとこういうことを出来てしまうぐらい慣れているのだろう。対して私の喪女具合が恥ずかしい。
殿下にとってさっきのは挨拶みたいなものだ。そう切り替えて、何とか平常心で仕事を終えて迎えの馬車に乗り込んだ。
「お帰りなさいませ、お嬢様。今日のデザートはお嬢様の大好きなチーズケーキみたいですよ」
「本当?楽しみ」
出迎えてくれた侍女の言葉に鼻歌を歌いながら自分の部屋に入ると、そこにはソファーに座り本を読んでいるハンスがいた。
「あ、お帰り」
「ただいま。部屋間違ってますけど?」
「アニエスに用事があったんだよ」
ハンスは読んでいた本を閉じて座るようにポンポンと叩くので隣に座る。
「今度の休みの日、二人でピクニックに行かないか?」
「ピクニック?」
「この間行ったろ?お世話になるお礼をするって。小さい頃にお前のところの領地にある花畑に行ったこと覚えてるか?あそこに行こう」
うちの領地にはハンスと何度か一緒に行ったことがある。森に囲まれた何もないところだが、領民はみんな優しくて料理は美味しい。そして一面いっぱいに咲く花畑が私のお気に入りスポットだ。
「分かった。楽しみにしてる」
「俺も。そろそろ夕食の時間だから行こう」
私たちは笑いあい、立ち上がったハンスの手を取って揃って食堂へと向かった。
◇◇◇
そして待ちに待った休暇の日。雲一つもない晴天だ。
私は花柄の緑のワンピースと赤いリボンがついた帽子を被って玄関に行くと、ハンスも動きやすい気楽な格好をして私に気づいて手を振った。
貴族令嬢として出かける時はドレスを着て気を張っていないといけないから、気心のしれたハンスと出かける時はすごく楽しい。
馬車に乗り込んで数時間走っていると、窓の外が都会の賑やかな景色から森や田んぼといった田舎の景色に移り変わる。前世の実家も田んぼに囲まれた田舎だったからか、別の世界なのに見知った景色で落ち着く。
田舎道を走っていた馬車が止まって降りると、目の前には色とりどりのお花畑が広がっていた。
「わぁ……!」
思わず駆け出しそうになっているのをハンスに止められて、私たちは手を繋いで花畑の中にある小道を歩き、開けた場所でシートを敷いて座る。
ハンスに持ってもらっていたバスケットを開けて色んな種類のサンドイッチが現れると、ハンスが「おお」と嬉しそうに声を上げた。
「アニエスが作ったのか?」
「そうよ。これは卵、ハム、ツナにトマト。どれがいい?」
「じゃあツナを貰おうかな」
はい、とツナを渡して一口食べたハンスは「美味い」と褒めてくれて嬉しくなる。遠くで従者が控えているけれど、マナーも何も気にしなくていい気を張らない食事は久しぶりだった。
私は二つ、ハンスは四つも食べて私たちは「ごちそうさまでした」と手を合わせた。
「すごく美味しかった。料理の腕が上がったな」
「お粗末さまでした。家のシェフに比べたら下手くそだけとね」
「そんなことないよ。また作ってくれ」
「いつかね」
片付けを済ませた私たちは花畑の中に座り、花と花と編み込んでいく。隣に座るハンスも花を弄っていて、私たちは黙々と作業に没頭した。
「できた!」
時間をかけて出来たのはヨレヨレの花冠。昔母に教わったのを思い出しながらここに来るたびに作るのに、どうやら私は手先が不器用らしい。
良い歳だしこれを被るのはなかなかに恥ずかしかったので、ハンスの頭にそっと乗せると顔を上げた彼は苦笑いする。
「あのさ。お前は毎回俺の頭に乗せるけど俺だって恥ずかしいんだぞ?」
「いいじゃない。イケメンには花が似合うわ」
うちは血筋なのか顔が整っている人ばかりで、ハンスもなかなかのイケメンだ。乙女ゲームのモブキャラであっても作り込まれている。
そんな美形家系に産まれた私もヒロインなので美少女だ。これはヒーロー達も惚れてしまうのも分かる。
「そんなお前には、はいこれ」
一人頷いていると、ハンスは私の左手を取って薬指にハンスお手製の綺麗な花の指輪をはめた。
「ちょ……!」
思いもよらぬ行動に私は動揺してしまう。この世界でも結婚の時には左手の薬指に結婚指輪をはめるのだ。
例えハンスであって男性から指輪を贈られてときめかないはずもなく。私の頬が熱くなるのを感じ、そんな私を見てハンスは満足そうに笑った。
「ここ、俺の場所だからな?」
「何言ってんのよ…」
何馬鹿なことを言っているんだ、と呆れながらも指輪を外すことはできなくて。私は立ち上がりスカートについた汚れをはらってハンスへと手を差し伸べる。
「そろそろ帰りましょうか。遅くなるとお父様が心配するわ」
「……そうだな」
ハンスは何か言いたそうな顔をしながらも私の手を取って立ち上がりズボンの土を払った。私たちは手を繋いだまま来た道を戻っていく。
「……なぁ、アニエス」
「なに?」
「今度海行かないか?」
「海?」
「そ。冬の海もいいものぞ」
ハンス家の領地は海沿いにあって、昔遊びに行ったときにハンスのその兄の三人で貝殻集めをしてネックレスを作ったことがある。その時は夏だったし、前世でも冬に海に行ったことはなかった。
「じゃあ行こうかな」
「じゃ、約束だぞ」
「ええ。約束」
半歩前を歩くハンスの顔は見えなかったが、繋ぐ手がぎゅっと強くなったので、私も強く握り返して花畑の中で約束をした。
「おはよう、アニエス」
休みが明けていつものように出勤して準備をしているとユーリ殿下が入ってきて挨拶を交わす。
さて今日のすることは……、と確認していると髪が揺れた。気づいたら殿下が後ろに立っていて、彼の指に私の髪が巻かれていてクルクルと遊ばれている。
「え、えっと……」
「これ、付けてくれたんだな」
トン、と後頭部の固いものを突かれた。昨日殿下から頂いたバレッタをさっそく付けてきている。
「あ、はい。せっかくいただいたので」
「ありがとう。よく似合ってる」
褒めてもらえてことに嬉しく思っていると、殿下は何を思ったのか私の髪を一房手に取ってキスをしたのだ。キザな行為が本物の王子様がするとこうも格好よく見えてしまうのは何なんだろうか。
「!?で、でんか!?」
「じゃ、今日もよろしくー」
動揺している私を他所に、殿下はそう言って自分の机へと向かう。サラッとこういうことを出来てしまうぐらい慣れているのだろう。対して私の喪女具合が恥ずかしい。
殿下にとってさっきのは挨拶みたいなものだ。そう切り替えて、何とか平常心で仕事を終えて迎えの馬車に乗り込んだ。
「お帰りなさいませ、お嬢様。今日のデザートはお嬢様の大好きなチーズケーキみたいですよ」
「本当?楽しみ」
出迎えてくれた侍女の言葉に鼻歌を歌いながら自分の部屋に入ると、そこにはソファーに座り本を読んでいるハンスがいた。
「あ、お帰り」
「ただいま。部屋間違ってますけど?」
「アニエスに用事があったんだよ」
ハンスは読んでいた本を閉じて座るようにポンポンと叩くので隣に座る。
「今度の休みの日、二人でピクニックに行かないか?」
「ピクニック?」
「この間行ったろ?お世話になるお礼をするって。小さい頃にお前のところの領地にある花畑に行ったこと覚えてるか?あそこに行こう」
うちの領地にはハンスと何度か一緒に行ったことがある。森に囲まれた何もないところだが、領民はみんな優しくて料理は美味しい。そして一面いっぱいに咲く花畑が私のお気に入りスポットだ。
「分かった。楽しみにしてる」
「俺も。そろそろ夕食の時間だから行こう」
私たちは笑いあい、立ち上がったハンスの手を取って揃って食堂へと向かった。
◇◇◇
そして待ちに待った休暇の日。雲一つもない晴天だ。
私は花柄の緑のワンピースと赤いリボンがついた帽子を被って玄関に行くと、ハンスも動きやすい気楽な格好をして私に気づいて手を振った。
貴族令嬢として出かける時はドレスを着て気を張っていないといけないから、気心のしれたハンスと出かける時はすごく楽しい。
馬車に乗り込んで数時間走っていると、窓の外が都会の賑やかな景色から森や田んぼといった田舎の景色に移り変わる。前世の実家も田んぼに囲まれた田舎だったからか、別の世界なのに見知った景色で落ち着く。
田舎道を走っていた馬車が止まって降りると、目の前には色とりどりのお花畑が広がっていた。
「わぁ……!」
思わず駆け出しそうになっているのをハンスに止められて、私たちは手を繋いで花畑の中にある小道を歩き、開けた場所でシートを敷いて座る。
ハンスに持ってもらっていたバスケットを開けて色んな種類のサンドイッチが現れると、ハンスが「おお」と嬉しそうに声を上げた。
「アニエスが作ったのか?」
「そうよ。これは卵、ハム、ツナにトマト。どれがいい?」
「じゃあツナを貰おうかな」
はい、とツナを渡して一口食べたハンスは「美味い」と褒めてくれて嬉しくなる。遠くで従者が控えているけれど、マナーも何も気にしなくていい気を張らない食事は久しぶりだった。
私は二つ、ハンスは四つも食べて私たちは「ごちそうさまでした」と手を合わせた。
「すごく美味しかった。料理の腕が上がったな」
「お粗末さまでした。家のシェフに比べたら下手くそだけとね」
「そんなことないよ。また作ってくれ」
「いつかね」
片付けを済ませた私たちは花畑の中に座り、花と花と編み込んでいく。隣に座るハンスも花を弄っていて、私たちは黙々と作業に没頭した。
「できた!」
時間をかけて出来たのはヨレヨレの花冠。昔母に教わったのを思い出しながらここに来るたびに作るのに、どうやら私は手先が不器用らしい。
良い歳だしこれを被るのはなかなかに恥ずかしかったので、ハンスの頭にそっと乗せると顔を上げた彼は苦笑いする。
「あのさ。お前は毎回俺の頭に乗せるけど俺だって恥ずかしいんだぞ?」
「いいじゃない。イケメンには花が似合うわ」
うちは血筋なのか顔が整っている人ばかりで、ハンスもなかなかのイケメンだ。乙女ゲームのモブキャラであっても作り込まれている。
そんな美形家系に産まれた私もヒロインなので美少女だ。これはヒーロー達も惚れてしまうのも分かる。
「そんなお前には、はいこれ」
一人頷いていると、ハンスは私の左手を取って薬指にハンスお手製の綺麗な花の指輪をはめた。
「ちょ……!」
思いもよらぬ行動に私は動揺してしまう。この世界でも結婚の時には左手の薬指に結婚指輪をはめるのだ。
例えハンスであって男性から指輪を贈られてときめかないはずもなく。私の頬が熱くなるのを感じ、そんな私を見てハンスは満足そうに笑った。
「ここ、俺の場所だからな?」
「何言ってんのよ…」
何馬鹿なことを言っているんだ、と呆れながらも指輪を外すことはできなくて。私は立ち上がりスカートについた汚れをはらってハンスへと手を差し伸べる。
「そろそろ帰りましょうか。遅くなるとお父様が心配するわ」
「……そうだな」
ハンスは何か言いたそうな顔をしながらも私の手を取って立ち上がりズボンの土を払った。私たちは手を繋いだまま来た道を戻っていく。
「……なぁ、アニエス」
「なに?」
「今度海行かないか?」
「海?」
「そ。冬の海もいいものぞ」
ハンス家の領地は海沿いにあって、昔遊びに行ったときにハンスのその兄の三人で貝殻集めをしてネックレスを作ったことがある。その時は夏だったし、前世でも冬に海に行ったことはなかった。
「じゃあ行こうかな」
「じゃ、約束だぞ」
「ええ。約束」
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