19 / 26
第19話
現実味のない夜が明け、父と領地に戻って新年を迎えた日の夜。
「そうそう。明日ハンスが顔を出すよ」
「……え」
久しぶりに聞く従兄の名前に体が強張る。告白をされ、彼がうちを出てから久しぶりに会う。
ただでさえ気まずいのに、クリスマスの夜の出来事のせいでどんな顔をすればいいのか分からず、その日の夜は何度も寝返りを打ってなかなか寝つくことができなかった。
「おはようアニエス」
「……おはようハンス」
次の日の朝。寝不足な頭で遅れて食堂に向かうと、そこにはすでにハンスが来ていて父と優雅に朝食を食べていた。
「アニエス遅かったな」
「すみません。なかなか寝れなくて」
「また夜遅くまで本を読んでたからじゃないのか?」
はは、と笑う彼はいつもと変わらない。まるで告白などなかったかのように。私は彼の向かいに座って侍女が運んでくれた朝食を食べる。
「そういえばハンス、今度見合いをするんだってな」
「!!」
「ええ、そうなんです」
父の発言に思わず反応してしまう。ハンスはけこりと返事をしていて、私だけが挙動不審だ。
「さすがに相手を見つけないと叔父上のあとを継いでも意味ないですからね」
「はは。私としてはハンスがアニエスと結婚してくれるのが一番ありがたいのだがね」
「お、お父様!」
動揺して千切っていたパンをテーブルの上に落としてしまったではないか。
「だってそうだろう? お前、どれだけ相手を見つけても色々理由付けて断ってくるからもう居ないんだぞ? さすがにずっと殿下のお世話になるわけにもいかないだろう。ハンスだったらお前も気心知れているし、私もお前とずっと居れる」
「お父様……それが一番の理由じゃないんですか」
「お前は一人娘だからしょうがない。だが本当にハンスがお前と結婚してれたらと思うよ。ハンスはどう思う」
父の問いかけにハンスはこちらを見てきて心臓が跳ねる。だがハンスはすぐに目を逸らして父に微笑みかける。
「さすがに妹ととは結婚できないですよ」
父に笑うハンスの顔に嘘偽りは感じられなかった。
「そうだな。すまなかった」「いえ」と二人は笑い合って別の話題に移って朝食を再開する。
私は二人の会話に入ることができず、黙々と朝食を食べ終えた。
◇◇◇
仕事始めの日、私は城の中に入る前に騎士団へと向かっていた。それはダヴィに会うために。
早朝訓練している騎士の中に彼の姿はなくて、どこにいるんだろうと建物のほうに向かっていると前から目的の人物が歩いてくるのが分かった。
私に気づいたダヴィは離れた場所からでも分かるぐらい満面の笑みでこちらへ走ってくる。
「先輩! こんな時間にどうかしたんですか?」
「ちょっとダヴィの顔が見たくて」
「嬉しいですけど、何か企んでるんじゃないんですか?」
「……そんなことないよ?」
鋭いダヴィの言葉にギクリとして目を逸らす。ただダヴィが想像していることではないのだけれど。
それにしても、やはりダヴィもいつも通りだった。
「……あのね、ダヴィ」
「ダヴィットさーん!」
思い切って聞こうとした時、ダヴィの後ろから大声で呼ぶ声が聞こえて二人でそちらを見ると、建物のほうから可愛らしい女の子が駆けてくるのが見える。
彼女は私たちの前に着くと肩で息をしている。一生懸命さが伝わってきて可愛いのが分かる。
「どうかした?」
「渡すものがあったことを思い出して……すみません、お話中に」
「大丈夫だよ。わざわざありがとう」
「いえ! それじゃあ失礼します」
ダヴィに書類を渡した彼女は可愛らしく笑って、私にも丁寧にお辞儀をして去っていった。
その背中を見送るダヴィの顔を盗み見ると、少し頬を染めて慈しむような目に既視感を覚えた。それはずっと私に向けられていた顔だったからだ。
「……彼女は?」
「え? ああ、この間入った事務の子です。入った日に僕が建物を案内したんですけど、それから仲良くなって」
「へえ。可愛い子だね」
「そう、ですね……ちょっと気になってます」
「……そっか」
彼の表情にそれ以上言えずにいると、訓練中の騎士が遠くからダヴィを呼ぶ声が聞こえた。
「あ、そろそろ行かないと。ごめんなさい、先輩。また話しましょう」
「……うん。頑張って」
「はい」
手を振るとダヴィは笑って去っていき、私はその背中を見送って職場へと向かった。
◇◇◇
「おはようございます。明けましておめでとうございます」
「ああ、おめでとう。今年もよろしく」
書庫室に入るとすでにユーリ殿下が仕事をしていて新年を挨拶をする。
「来て早々で悪いが、この書類を持っていってくれないか?」
「分かりました……」
そう渡されたのは大量の書類に顔が引き攣るも、殿下の机の上には年末とは比べものにならないぐらいの書類のタワーがいくつも積み上がっていて、どこの世界でも新年は忙しいなぁ、と感慨深くなった。
それでもいつもどんなに忙しくても世間話をするのにそんな素振りはなく、書類を渡したら殿下はまたすぐに書類に目を落としている。
まぁ今日は忙しいからしょうがないよね、と無理やり納得させて書庫室を出ていこうとしたら後ろから殿下に呼び止められて否応なしに高鳴る。だが、
「最後に会ったときに今日夕食を一緒にしようと約束していただろう? すまない。無理そうなんだ」
「……そうですか。分かりました」
「悪いね」
用事はすんだと殿下はまた仕事に戻る。その姿にまるで初めて会ったときのような距離感を感じた。
(…………っ!)
目の前が滲み出すのが分かり、慌てて口を一文字に結ぶ。すでに殿下はこちらを見ていなかったのが幸いだった。突っ込まれたら答えられない。
「行ってきます」と声をかけて書庫室を出て足早にユーリから離れる。
廊下を歩いていると窓の外で何かが落ちるのが見えて、よく見るとチラチラと降る雪だった。その結晶は地面に落ちると溶けて消えてしまった。
それはあの日、雪のように真っ白でこの世の者とは思えない雰囲気を纏った少年を彷彿とさせた。
神と名乗った彼から言われた言葉を心のどこかであり得ないと思っていた。例えこの世界がゲームの中なのだとしても、人の心を消すことなんて出来るわけがないのだと。
だがダヴィとハンスは新しい相手を見つけた。これも彼の力なのだろう。
あの夜、私の告白に嬉しいと私のことを抱きしめて愛おしそうのキスをしてくれた彼はもう居ないのだ。私のことが好きだと言ってくれた彼はもういないのだ。
私は楽しかった時間にたった一人取り残されたようだった。
「そうそう。明日ハンスが顔を出すよ」
「……え」
久しぶりに聞く従兄の名前に体が強張る。告白をされ、彼がうちを出てから久しぶりに会う。
ただでさえ気まずいのに、クリスマスの夜の出来事のせいでどんな顔をすればいいのか分からず、その日の夜は何度も寝返りを打ってなかなか寝つくことができなかった。
「おはようアニエス」
「……おはようハンス」
次の日の朝。寝不足な頭で遅れて食堂に向かうと、そこにはすでにハンスが来ていて父と優雅に朝食を食べていた。
「アニエス遅かったな」
「すみません。なかなか寝れなくて」
「また夜遅くまで本を読んでたからじゃないのか?」
はは、と笑う彼はいつもと変わらない。まるで告白などなかったかのように。私は彼の向かいに座って侍女が運んでくれた朝食を食べる。
「そういえばハンス、今度見合いをするんだってな」
「!!」
「ええ、そうなんです」
父の発言に思わず反応してしまう。ハンスはけこりと返事をしていて、私だけが挙動不審だ。
「さすがに相手を見つけないと叔父上のあとを継いでも意味ないですからね」
「はは。私としてはハンスがアニエスと結婚してくれるのが一番ありがたいのだがね」
「お、お父様!」
動揺して千切っていたパンをテーブルの上に落としてしまったではないか。
「だってそうだろう? お前、どれだけ相手を見つけても色々理由付けて断ってくるからもう居ないんだぞ? さすがにずっと殿下のお世話になるわけにもいかないだろう。ハンスだったらお前も気心知れているし、私もお前とずっと居れる」
「お父様……それが一番の理由じゃないんですか」
「お前は一人娘だからしょうがない。だが本当にハンスがお前と結婚してれたらと思うよ。ハンスはどう思う」
父の問いかけにハンスはこちらを見てきて心臓が跳ねる。だがハンスはすぐに目を逸らして父に微笑みかける。
「さすがに妹ととは結婚できないですよ」
父に笑うハンスの顔に嘘偽りは感じられなかった。
「そうだな。すまなかった」「いえ」と二人は笑い合って別の話題に移って朝食を再開する。
私は二人の会話に入ることができず、黙々と朝食を食べ終えた。
◇◇◇
仕事始めの日、私は城の中に入る前に騎士団へと向かっていた。それはダヴィに会うために。
早朝訓練している騎士の中に彼の姿はなくて、どこにいるんだろうと建物のほうに向かっていると前から目的の人物が歩いてくるのが分かった。
私に気づいたダヴィは離れた場所からでも分かるぐらい満面の笑みでこちらへ走ってくる。
「先輩! こんな時間にどうかしたんですか?」
「ちょっとダヴィの顔が見たくて」
「嬉しいですけど、何か企んでるんじゃないんですか?」
「……そんなことないよ?」
鋭いダヴィの言葉にギクリとして目を逸らす。ただダヴィが想像していることではないのだけれど。
それにしても、やはりダヴィもいつも通りだった。
「……あのね、ダヴィ」
「ダヴィットさーん!」
思い切って聞こうとした時、ダヴィの後ろから大声で呼ぶ声が聞こえて二人でそちらを見ると、建物のほうから可愛らしい女の子が駆けてくるのが見える。
彼女は私たちの前に着くと肩で息をしている。一生懸命さが伝わってきて可愛いのが分かる。
「どうかした?」
「渡すものがあったことを思い出して……すみません、お話中に」
「大丈夫だよ。わざわざありがとう」
「いえ! それじゃあ失礼します」
ダヴィに書類を渡した彼女は可愛らしく笑って、私にも丁寧にお辞儀をして去っていった。
その背中を見送るダヴィの顔を盗み見ると、少し頬を染めて慈しむような目に既視感を覚えた。それはずっと私に向けられていた顔だったからだ。
「……彼女は?」
「え? ああ、この間入った事務の子です。入った日に僕が建物を案内したんですけど、それから仲良くなって」
「へえ。可愛い子だね」
「そう、ですね……ちょっと気になってます」
「……そっか」
彼の表情にそれ以上言えずにいると、訓練中の騎士が遠くからダヴィを呼ぶ声が聞こえた。
「あ、そろそろ行かないと。ごめんなさい、先輩。また話しましょう」
「……うん。頑張って」
「はい」
手を振るとダヴィは笑って去っていき、私はその背中を見送って職場へと向かった。
◇◇◇
「おはようございます。明けましておめでとうございます」
「ああ、おめでとう。今年もよろしく」
書庫室に入るとすでにユーリ殿下が仕事をしていて新年を挨拶をする。
「来て早々で悪いが、この書類を持っていってくれないか?」
「分かりました……」
そう渡されたのは大量の書類に顔が引き攣るも、殿下の机の上には年末とは比べものにならないぐらいの書類のタワーがいくつも積み上がっていて、どこの世界でも新年は忙しいなぁ、と感慨深くなった。
それでもいつもどんなに忙しくても世間話をするのにそんな素振りはなく、書類を渡したら殿下はまたすぐに書類に目を落としている。
まぁ今日は忙しいからしょうがないよね、と無理やり納得させて書庫室を出ていこうとしたら後ろから殿下に呼び止められて否応なしに高鳴る。だが、
「最後に会ったときに今日夕食を一緒にしようと約束していただろう? すまない。無理そうなんだ」
「……そうですか。分かりました」
「悪いね」
用事はすんだと殿下はまた仕事に戻る。その姿にまるで初めて会ったときのような距離感を感じた。
(…………っ!)
目の前が滲み出すのが分かり、慌てて口を一文字に結ぶ。すでに殿下はこちらを見ていなかったのが幸いだった。突っ込まれたら答えられない。
「行ってきます」と声をかけて書庫室を出て足早にユーリから離れる。
廊下を歩いていると窓の外で何かが落ちるのが見えて、よく見るとチラチラと降る雪だった。その結晶は地面に落ちると溶けて消えてしまった。
それはあの日、雪のように真っ白でこの世の者とは思えない雰囲気を纏った少年を彷彿とさせた。
神と名乗った彼から言われた言葉を心のどこかであり得ないと思っていた。例えこの世界がゲームの中なのだとしても、人の心を消すことなんて出来るわけがないのだと。
だがダヴィとハンスは新しい相手を見つけた。これも彼の力なのだろう。
あの夜、私の告白に嬉しいと私のことを抱きしめて愛おしそうのキスをしてくれた彼はもう居ないのだ。私のことが好きだと言ってくれた彼はもういないのだ。
私は楽しかった時間にたった一人取り残されたようだった。
あなたにおすすめの小説
一夜限りの関係だったはずなのに、責任を取れと迫られてます。
甘寧
恋愛
魔女であるシャルロッテは、偉才と呼ばれる魔導師ルイースとひょんなことから身体の関係を持ってしまう。
だがそれはお互いに同意の上で一夜限りという約束だった。
それなのに、ルイースはシャルロッテの元を訪れ「責任を取ってもらう」と言い出した。
後腐れのない関係を好むシャルロッテは、何とかして逃げようと考える。しかし、逃げれば逃げるだけ愛が重くなっていくルイース…
身体から始まる恋愛模様◎
※タイトル一部変更しました。
【本編完結】王子の寝た子を起こしたら、夢見る少女では居られなくなりました!
こさか りね
恋愛
私、フェアリエル・クリーヴランドは、ひょんな事から前世を思い出した。
そして、気付いたのだ。婚約者が私の事を良く思っていないという事に・・・。
婚約者の態度は前世を思い出した私には、とても耐え難いものだった。
・・・だったら、婚約解消すれば良くない?
それに、前世の私の夢は『のんびりと田舎暮らしがしたい!』と常々思っていたのだ。
結婚しないで済むのなら、それに越したことはない。
「ウィルフォード様、覚悟する事ね!婚約やめます。って言わせてみせるわ!!」
これは、婚約解消をする為に奮闘する少女と、本当は好きなのに、好きと気付いていない王子との攻防戦だ。
そして、覚醒した王子によって、嫌でも成長しなくてはいけなくなるヒロインのコメディ要素強めな恋愛サクセスストーリーが始まる。
※序盤は恋愛要素が少なめです。王子が覚醒してからになりますので、気長にお読みいただければ嬉しいです。
※本編完結しました。
※後日談を更新中です。
【完結】 異世界に転生したと思ったら公爵令息の4番目の婚約者にされてしまいました。……はあ?
はくら(仮名)
恋愛
ある日、リーゼロッテは前世の記憶と女神によって転生させられたことを思い出す。当初は困惑していた彼女だったが、とにかく普段通りの生活と学園への登校のために外に出ると、その通学路の途中で貴族のヴォクス家の令息に見初められてしまい婚約させられてしまう。そしてヴォクス家に連れられていってしまった彼女が聞かされたのは、自分が4番目の婚約者であるという事実だった。
※本作は別ペンネームで『小説家になろう』にも掲載しています。
【完結】隣国のモフモフ騎士団長様、番ではない私でよろしいのですか?
こころ ゆい
恋愛
※最終話に、3/11加筆した分をアップしました。
※番外編書きたい気持ちがあるのですが、一旦、恋愛小説大賞の締め切りに合わせて、完結とさせて頂きます。🌱
※最後、急ぎ足で駆け抜けたので、説明不足や誤字脱字多くなっているかもしれません。都度見つけ次第、修正させて頂きます。申し訳ありません。💦
ジャスミン・リーフェント。二十歳。
歴史あるリーフェント公爵家の一人娘だが、
分厚い眼鏡に地味な装い、常に本を読んでいる変わり者。皆が自分のことをそう言っているのは知っていた。
モーリャント王国の王太子殿下、コーネル・モーリャントとの婚約が王命で決まってから十三年。王妃教育を終えても婚姻は進まず、宙ぶらりん状態。
そんな中、出席した舞踏会でいつも通り他の女性をエスコートする王太子殿下。
それだけならまだ良かったが、あろうことか王太子の連れた女性が事件を巻き起こす。その最中で言い渡された婚約破棄。
「....婚約破棄、お受けいたします」
そのあと、ジャスミンは一人旅に出てある人物と出会った。
これは、婚約破棄された女性が獣人国で知らぬうちに番と出会い、運命に翻弄されていく物語。
【完結】たれ耳うさぎの伯爵令嬢は、王宮魔術師様のお気に入り
楠結衣
恋愛
華やかな卒業パーティーのホール、一人ため息を飲み込むソフィア。
たれ耳うさぎ獣人であり、伯爵家令嬢のソフィアは、学園の噂に悩まされていた。
婚約者のアレックスは、聖女と呼ばれる美少女と婚約をするという。そんな中、見せつけるように、揃いの色のドレスを身につけた聖女がアレックスにエスコートされてやってくる。
しかし、ソフィアがアレックスに対して不満を言うことはなかった。
なぜなら、アレックスが聖女と結婚を誓う魔術を使っているのを偶然見てしまったから。
せめて、婚約破棄される瞬間は、アレックスのお気に入りだったたれ耳が、可愛く見えるように願うソフィア。
「ソフィーの耳は、ふわふわで気持ちいいね」
「ソフィーはどれだけ僕を夢中にさせたいのかな……」
かつて掛けられた甘い言葉の数々が、ソフィアの胸を締め付ける。
執着していたアレックスの真意とは?ソフィアの初恋の行方は?!
見た目に自信のない伯爵令嬢と、伯爵令嬢のたれ耳をこよなく愛する見た目は余裕のある大人、中身はちょっぴり変態な先生兼、王宮魔術師の溺愛ハッピーエンドストーリーです。
*全16話+番外編の予定です
*あまあです(ざまあはありません)
*2023.2.9ホットランキング4位 ありがとうございます♪
【完】麗しの桃は攫われる〜狼獣人の番は甘い溺愛に翻弄される〜
こころ ゆい
恋愛
※完結しました!皆様のおかげです!ありがとうございました!
※既に完結しておりますが、番外編②加筆しました!(2025/10/17)
狼獣人、リードネストの番(つがい)として隣国から攫われてきたモモネリア。
突然知らない場所に連れてこられた彼女は、ある事情で生きる気力も失っていた。
だが、リードネストの献身的な愛が、傷付いたモモネリアを包み込み、徐々に二人は心を通わせていく。
そんなとき、二人で訪れた旅先で小さなドワーフ、ローネルに出会う。
共に行くことになったローネルだが、何か秘密があるようで?
自分に向けられる、獣人の深い愛情に翻弄される番を描いた、とろ甘溺愛ラブストーリー。
異世界に喚ばれた私は二人の騎士から逃げられない
紅子
恋愛
異世界に召喚された・・・・。そんな馬鹿げた話が自分に起こるとは思わなかった。不可抗力。女性の極めて少ないこの世界で、誰から見ても外見中身とも極上な騎士二人に捕まった私は山も谷もない甘々生活にどっぷりと浸かっている。私を押し退けて自分から飛び込んできたお花畑ちゃんも素敵な人に出会えるといいね・・・・。
完結済み。全19話。
毎日00:00に更新します。
R15は、念のため。
自己満足の世界に付き、合わないと感じた方は読むのをお止めください。設定ゆるゆるの思い付き、ご都合主義で書いているため、深い内容ではありません。さらっと読みたい方向けです。矛盾点などあったらごめんなさい(>_<)
中身は80歳のおばあちゃんですが、異世界でイケオジ伯爵に溺愛されています
浅水シマ
ファンタジー
【完結しました】
ーー人生まさかの二週目。しかもお相手は年下イケオジ伯爵!?
激動の時代を生き、八十歳でその生涯を終えた早川百合子。
目を覚ますと、そこは異世界。しかも、彼女は公爵家令嬢“エマ”として新たな人生を歩むことに。
もう恋愛なんて……と思っていた矢先、彼女の前に現れたのは、渋くて穏やかなイケオジ伯爵・セイルだった。
セイルはエマに心から優しく、どこまでも真摯。
戸惑いながらも、エマは少しずつ彼に惹かれていく。
けれど、中身は人生80年分の知識と経験を持つ元おばあちゃん。
「乙女のときめき」にはとっくに卒業したはずなのに――どうしてこの人といると、胸がこんなに苦しいの?
これは、中身おばあちゃん×イケオジ伯爵の、
ちょっと不思議で切ない、恋と家族の物語。
※小説家になろうにも掲載中です。