16 / 33
16 おタンパク質ですわ!
しおりを挟む
※爬虫類みたいなのが出てきます!
その日、キャロラインはそれを拾った。
ぽかぽかした日差しを浴びながらのんびりと渡り廊下を歩いていると、
「ぎゃんっ!」
出し抜けに、空から彼女の顔面めがけて大きなトカゲが降ってきたのだ。
トカゲは彼女の顔をバウンドして、ぼとりと地面に落ちた。それはハーバート一族の瞳よりも濃い鮮やかな青色で、大人の猫くらいの大きさだった。
「あらぁ~~~? なにかしら?」
それは目を閉じたままで、死んだようにピクリともしなかった。
「……」
キャロラインはトカゲの尻尾をひょいと掴んで持ち上げ、しげしげと観察をした。
「ふむふむ……」
艶がある。血行も良い。新鮮だ。
(これは美味しそうですわぁ~~~!)
そうと決まったら、早速行動だ。
キャロラインは意気揚々とメイドたちに指示を出し、自身も準備を始めた。
「丸焼きにしていただきましょう~。二人ともちょっと細っこいから、おタンパク質を取らせなきゃいけませんわぁ~!」
◇
「お子たち~! ようこそ、おバーベキュー大会へ!」
庭には、香ばしい匂いが広がっていた。
それは屋敷の中まで届いていて、授業中だった双子も気を散らして、そわそわと外の様子を伺っていたのだ。
その光景を前にして、双子の丸い瞳が水に映った光みたいにキラキラと輝きだす。
石で作った簡易的な窯。焚き火に照らされた上には、焼き網が熱せられていた。
隣のテーブルには豪華な食材が並べられている。肉、魚介類、野菜。そしてデザートのマシュマロも!
双子はこれから始まる宴を想像すると、ワクワクが止まらなかった。
「うわぁ~! すご~い!」
レックスが嬉しそうにトテトテと焼き網に近付く。
「バーベキューってなによ?」
「おバーベキューは、お外に皆で集まってお肉やお野菜を焼いて食べるのよ。とっても楽しいですわよ~」
「また、おこさまっぽいわね」
と言いつつも、ロレッタは早く始めたくてうずうずと食材を見ている。
「ぼくが、やく!」
我慢できなくなったレックスがトングを掴もうとすると、
「ふっふっふ……。その前に……」
キャロラインは、優しく継子の手を押さえて動きを制止させた。
「どうしたの、おかあさま?」
双子はなんだろうと首を傾げる。
継母はちょっともったいぶった素振りを見せたあと、
「じゃーーーんっ!!」
今朝拾ったトカゲを双子の前にドンと突き出した。
「本日のメインディッシュはこちらですわ~!」
「……」
「……」
双子は、初めて見る大トカゲに目をぱちくりさせる。青い鱗がピカピカしていて、宝石みたいに輝いていた。
「トカゲさんだーっ!」
興奮するレックス。男の子はこの手の類のものが大好きなのだ。
「え……。これ、ほんとうにたべるの?」
ロレッタは、ちょっとだけ引いていた。
「おモチのロンですわ! あなたたち、もっとおタンパク質を取らないといけませんわよ! 今日は、お継母様と一緒にお肉をたくさんいただきましょう~!」
キャロラインは双子に有無を言わさずに、拾ったトカゲをポンと金網の上に放り込んだ。
あとは、焼けるまで野菜や魚介類を食べながら――……、
「おい、何をしている」
その時、キャロラインの頭上から美しい低音ボイスが響いた。
「あ。旦那様」
顔を上げると、ハロルドが気難しそうな顔をして彼女を見下ろしていた。
「い、いらしたのですね……」
キャロラインは微かに顔を引きつらせた。
夫は乳母の断罪以来、家族とよく顔を合わせるようになっていた。子供たちにとって喜ばしいことだが、彼女はちょっとだけ憂鬱だったのだ。
何故なら、よくガミガミと説教をされるからであった。
別に嫌いじゃないんだけど、夫の顔を見ると複雑な気持ちが湧き上がる。
その中には特別な感情が芽生えつつあることを、彼女はまだ気付いていなかった。
「なんだ? 私がいたら悪いか?」
「い、いえ。別に……。ただ、これまで通りにおATMに徹してくださっても構わないのですよ~」
「おっ……ぃえてぃー? なんだ、それは?」
「家族のために頑張る旦那様のことを、東方の言葉でそう呼ぶのですわ」
特に嘘は言ってない。
「ほう。そうか」
ハロルドはひとまずは納得したようだ。
「おとうさまも、いっしょにバーベキューしよう~」
「おとうさまのすきな、おにくを、あたしがとってあげるわ!」
双子は嬉しそうに父親に纏わりついた。
乳母のトラウマをまだ引きずってはいるものの、大好きな父親が以前より一緒にいてくれることが多くなったので寂しくなんかなかった。
これにはキャロラインもほっとした。やはり、子育てには父の力は絶大なのだ。
「あちちちちっ!!」
その時だった。背後から野太い男の声が聞こえたと思ったら、
「熱いではないか。馬鹿者!」
「ぎゃんっ!」
キャロラインは頬を思い切り引っ叩かれた。
大トカゲの長い尻尾で。
その日、キャロラインはそれを拾った。
ぽかぽかした日差しを浴びながらのんびりと渡り廊下を歩いていると、
「ぎゃんっ!」
出し抜けに、空から彼女の顔面めがけて大きなトカゲが降ってきたのだ。
トカゲは彼女の顔をバウンドして、ぼとりと地面に落ちた。それはハーバート一族の瞳よりも濃い鮮やかな青色で、大人の猫くらいの大きさだった。
「あらぁ~~~? なにかしら?」
それは目を閉じたままで、死んだようにピクリともしなかった。
「……」
キャロラインはトカゲの尻尾をひょいと掴んで持ち上げ、しげしげと観察をした。
「ふむふむ……」
艶がある。血行も良い。新鮮だ。
(これは美味しそうですわぁ~~~!)
そうと決まったら、早速行動だ。
キャロラインは意気揚々とメイドたちに指示を出し、自身も準備を始めた。
「丸焼きにしていただきましょう~。二人ともちょっと細っこいから、おタンパク質を取らせなきゃいけませんわぁ~!」
◇
「お子たち~! ようこそ、おバーベキュー大会へ!」
庭には、香ばしい匂いが広がっていた。
それは屋敷の中まで届いていて、授業中だった双子も気を散らして、そわそわと外の様子を伺っていたのだ。
その光景を前にして、双子の丸い瞳が水に映った光みたいにキラキラと輝きだす。
石で作った簡易的な窯。焚き火に照らされた上には、焼き網が熱せられていた。
隣のテーブルには豪華な食材が並べられている。肉、魚介類、野菜。そしてデザートのマシュマロも!
双子はこれから始まる宴を想像すると、ワクワクが止まらなかった。
「うわぁ~! すご~い!」
レックスが嬉しそうにトテトテと焼き網に近付く。
「バーベキューってなによ?」
「おバーベキューは、お外に皆で集まってお肉やお野菜を焼いて食べるのよ。とっても楽しいですわよ~」
「また、おこさまっぽいわね」
と言いつつも、ロレッタは早く始めたくてうずうずと食材を見ている。
「ぼくが、やく!」
我慢できなくなったレックスがトングを掴もうとすると、
「ふっふっふ……。その前に……」
キャロラインは、優しく継子の手を押さえて動きを制止させた。
「どうしたの、おかあさま?」
双子はなんだろうと首を傾げる。
継母はちょっともったいぶった素振りを見せたあと、
「じゃーーーんっ!!」
今朝拾ったトカゲを双子の前にドンと突き出した。
「本日のメインディッシュはこちらですわ~!」
「……」
「……」
双子は、初めて見る大トカゲに目をぱちくりさせる。青い鱗がピカピカしていて、宝石みたいに輝いていた。
「トカゲさんだーっ!」
興奮するレックス。男の子はこの手の類のものが大好きなのだ。
「え……。これ、ほんとうにたべるの?」
ロレッタは、ちょっとだけ引いていた。
「おモチのロンですわ! あなたたち、もっとおタンパク質を取らないといけませんわよ! 今日は、お継母様と一緒にお肉をたくさんいただきましょう~!」
キャロラインは双子に有無を言わさずに、拾ったトカゲをポンと金網の上に放り込んだ。
あとは、焼けるまで野菜や魚介類を食べながら――……、
「おい、何をしている」
その時、キャロラインの頭上から美しい低音ボイスが響いた。
「あ。旦那様」
顔を上げると、ハロルドが気難しそうな顔をして彼女を見下ろしていた。
「い、いらしたのですね……」
キャロラインは微かに顔を引きつらせた。
夫は乳母の断罪以来、家族とよく顔を合わせるようになっていた。子供たちにとって喜ばしいことだが、彼女はちょっとだけ憂鬱だったのだ。
何故なら、よくガミガミと説教をされるからであった。
別に嫌いじゃないんだけど、夫の顔を見ると複雑な気持ちが湧き上がる。
その中には特別な感情が芽生えつつあることを、彼女はまだ気付いていなかった。
「なんだ? 私がいたら悪いか?」
「い、いえ。別に……。ただ、これまで通りにおATMに徹してくださっても構わないのですよ~」
「おっ……ぃえてぃー? なんだ、それは?」
「家族のために頑張る旦那様のことを、東方の言葉でそう呼ぶのですわ」
特に嘘は言ってない。
「ほう。そうか」
ハロルドはひとまずは納得したようだ。
「おとうさまも、いっしょにバーベキューしよう~」
「おとうさまのすきな、おにくを、あたしがとってあげるわ!」
双子は嬉しそうに父親に纏わりついた。
乳母のトラウマをまだ引きずってはいるものの、大好きな父親が以前より一緒にいてくれることが多くなったので寂しくなんかなかった。
これにはキャロラインもほっとした。やはり、子育てには父の力は絶大なのだ。
「あちちちちっ!!」
その時だった。背後から野太い男の声が聞こえたと思ったら、
「熱いではないか。馬鹿者!」
「ぎゃんっ!」
キャロラインは頬を思い切り引っ叩かれた。
大トカゲの長い尻尾で。
2
あなたにおすすめの小説
雪解けの白い結婚 〜触れることもないし触れないでほしい……からの純愛!?〜
川奈あさ
恋愛
セレンは前世で夫と友人から酷い裏切りを受けたレスられ・不倫サレ妻だった。
前世の深い傷は、転生先の心にも残ったまま。
恋人も友人も一人もいないけれど、大好きな魔法具の開発をしながらそれなりに楽しい仕事人生を送っていたセレンは、祖父のために結婚相手を探すことになる。
だけど凍り付いた表情は、舞踏会で恐れられるだけで……。
そんな時に出会った壁の花仲間かつ高嶺の花でもあるレインに契約結婚を持ちかけられる。
「私は貴女に触れることもないし、私にも触れないでほしい」
レインの条件はひとつ、触らないこと、触ることを求めないこと。
実はレインは女性に触れられると、身体にひどいアレルギー症状が出てしまうのだった。
女性アレルギーのスノープリンス侯爵 × 誰かを愛することが怖いブリザード令嬢。
過去に深い傷を抱えて、人を愛することが怖い。
二人がゆっくり夫婦になっていくお話です。
婚約破棄を突き付けてきた貴方なんか助けたくないのですが
夢呼
恋愛
エリーゼ・ミレー侯爵令嬢はこの国の第三王子レオナルドと婚約関係にあったが、当の二人は犬猿の仲。
ある日、とうとうエリーゼはレオナルドから婚約破棄を突き付けられる。
「婚約破棄上等!」
エリーゼは喜んで受け入れるが、その翌日、レオナルドは行方をくらました!
殿下は一体どこに?!
・・・どういうわけか、レオナルドはエリーゼのもとにいた。なぜか二歳児の姿で。
王宮の権力争いに巻き込まれ、謎の薬を飲まされてしまい、幼児になってしまったレオナルドを、既に他人になったはずのエリーゼが保護する羽目になってしまった。
殿下、どうして私があなたなんか助けなきゃいけないんですか?
本当に迷惑なんですけど。
拗らせ王子と毒舌令嬢のお話です。
※世界観は非常×2にゆるいです。
文字数が多くなりましたので、短編から長編へ変更しました。申し訳ありません。
カクヨム様にも投稿しております。
レオナルド目線の回は*を付けました。
誰でもイイけど、お前は無いわw
猫枕
恋愛
ラウラ25歳。真面目に勉強や仕事に取り組んでいたら、いつの間にか嫁き遅れになっていた。
同い年の幼馴染みランディーとは昔から犬猿の仲なのだが、ランディーの母に拝み倒されて見合いをすることに。
見合いの場でランディーは予想通りの失礼な発言を連発した挙げ句、
「結婚相手に夢なんて持ってないけど、いくら誰でも良いったってオマエは無いわww」
と言われてしまう。
【完結】旦那様、わたくし家出します。
さくらもち
恋愛
とある王国のとある上級貴族家の新妻は政略結婚をして早半年。
溜まりに溜まった不満がついに爆破し、家出を決行するお話です。
名前無し設定で書いて完結させましたが、続き希望を沢山頂きましたので名前を付けて文章を少し治してあります。
名前無しの時に読まれた方は良かったら最初から読んで見てください。
登場人物のサイドストーリー集を描きましたのでそちらも良かったら読んでみてください( ˊᵕˋ*)
第二王子が10年後王弟殿下になってからのストーリーも別で公開中
今日から悪役令嬢になります!~私が溺愛されてどうすんだ!
ユウ
恋愛
姉の婚約破棄により、公爵家だった我が家は衰退の一途をたどり。
嫉妬に狂った姉は壊れて行った。
世間では悪役令嬢として噂を流されてしまう。
どうしてこうなってしまったのだろうか。
姉はただ愛を望んだだけだったのに、そんなことを想いながらマリーは目を覚ますと体が小さくなっていた。
二度目の人生を終えて新たな転生を果たしたと思ったら何故か再び転生して、悪役令嬢の妹として転生するのだが…何故か姉のポジションになり私は誓った。
こうなったら私が悪役令嬢になって私が姉と家族を守ろうと誓ったが…
悪役令嬢ってどうしたらいいんだけっけ?
間違った方向に努力を続けたら、冷たい婚約者は何故か優しく微笑んで来たり、ライバル令嬢も何故か優しくしてくれる。
「あれ?おかしくね?」
自称悪役令嬢の奮闘劇が始まる!
婚約破棄までの168時間 悪役令嬢は断罪を回避したいだけなのに、無関心王子が突然溺愛してきて困惑しています
みゅー
恋愛
アレクサンドラ・デュカス公爵令嬢は舞踏会で、ある男爵令嬢から突然『悪役令嬢』として断罪されてしまう。
そして身に覚えのない罪を着せられ、婚約者である王太子殿下には婚約の破棄を言い渡された。
それでもアレクサンドラは、いつか無実を証明できる日が来ると信じて屈辱に耐えていた。
だが、無情にもそれを証明するまもなく男爵令嬢の手にかかり最悪の最期を迎えることになった。
ところが目覚めると自室のベッドの上におり、断罪されたはずの舞踏会から1週間前に戻っていた。
アレクサンドラにとって断罪される日まではたったの一週間しか残されていない。
こうして、その一週間でアレクサンドラは自身の身の潔白を証明するため奮闘することになるのだが……。
甘めな話になるのは20話以降です。
殿下に寵愛されてませんが別にかまいません!!!!!
さら
恋愛
王太子アルベルト殿下の婚約者であった令嬢リリアナ。けれど、ある日突然「裏切り者」の汚名を着せられ、殿下の寵愛を失い、婚約を破棄されてしまう。
――でも、リリアナは泣き崩れなかった。
「殿下に愛されなくても、私には花と薬草がある。健気? 別に演じてないですけど?」
庶民の村で暮らし始めた彼女は、花畑を育て、子どもたちに薬草茶を振る舞い、村人から慕われていく。だが、そんな彼女を放っておけないのが、執着心に囚われた殿下。噂を流し、畑を焼き払い、ついには刺客を放ち……。
「どこまで私を追い詰めたいのですか、殿下」
絶望の淵に立たされたリリアナを守ろうとするのは、騎士団長セドリック。冷徹で寡黙な男は、彼女の誠実さに心を動かされ、やがて命を懸けて庇う。
「俺は、君を守るために剣を振るう」
寵愛などなくても構わない。けれど、守ってくれる人がいる――。
灰の大地に芽吹く新しい絆が、彼女を強く、美しく咲かせていく。
【完結】呪言《ことほぎ》あなたがそうおっしゃったから。
友坂 悠
恋愛
「君はまだ幼い、私は君を大事にしたいのだ」
あなたがそうおっしゃったから。
わたくしは今までお飾りの妻でがまんしてきたのに。
あなたがそうおっしゃったから。
好きでもない商会のお仕事を頑張ってこなしてきたのに。
全部全部、嘘だったというの?
そしたらわたくしはこれからどうすればいいっていうの?
子供の頃から将来の伴侶として約束された二人。
貴族らしく、外あたりが良く温厚に見えるように育ったラインハルト。
貞淑な令嬢、夫を支えるべき存在になるようにと育てられたアリーシア。
二人は両家に祝福され結婚したはず、だった。
しかし。
結婚したのはラインハルトが18になった歳、アリーシアはまだ14歳だった。
だから、彼のその言葉を疑いもせず信じたアリーシア。
それがまさか、三年後にこんなことになるなんて。
三年間白い結婚を継続した夫婦は子を残す意思が無いものと認められ、政略的な両家のしがらみや契約を破棄し離縁できる。
それがこの国の貴族の婚姻の決まりだった。
元は親同士の契約に逆らって離縁しやり直すための決まり事。
もちろん、そんな肉体的繋がりなど無くても婚姻を継続する夫婦は存在する。
いや、貴族であれば政略結婚が当たり前、愛はなくても結婚生活は続いていく。
貴族の結婚なんて所詮そんなもの。
家同士のつながりさえあれば問題ないのであれば、そこに愛なんてものがなくってもしょうがないのかも、知れない。
けれど。
まさかそんなラインハルトから離婚を言い出されるとは思ってもいなかったアリーシア。
自分は傾いた家を立て直すまでのかりそめの妻だったのか。
家業が上手くいくようになったらもう用無しなのか。
だまされていたのかと傷心のまま実家に戻る彼女を待っていたのは、まさかのラインハルトと妹マリアーナの婚約披露。
悲しみのまま心が虚になったまま領地に逃げ引き篭もるアリーシアだったが……
夫と妹に、いや、家族全てから裏切られたお飾り妻のアリーシア。
彼女が心の平穏を取り戻し幸せになるまでの物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる