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門の外へ
しおりを挟むどうやら俺は異世界転生してしまったらしい。
まあ現実界の最強主人公キャラなわけだから当然と言ったら当然か。
とりあえず外に出てみようと思う。
ガチャ
屋敷の中への入り口の大きな扉を開け、その先にある門に向かって歩き出す。庭園には綺麗な花たちがたくさん咲いており、屋敷のまわりを彩っている。遠くの方では誰かが花に水やりをしている様子が窺える。
屋敷の扉から門まではまっすぐ一本道が続いている。俺は今そこを歩いている。まるで屋敷の主人になった気分だ。
さてこれからどうしようか?とりあえず周りのやつに話を聞いてみることからはじめよう。水やりをしている人に聞くのはやめておこう。今忙しくしてそうだからな。
そうやって考えていると門に近づいてきた。鉄格子で門ができているため、門の外がぼんやり見えるが、近くに人がいる気配はない。
ギィー
門をゆっくりと開けて、門の外に出る。なんとそこには一面田んぼが広がっていた!とりあえず人を見かけたら声をかけてみよう。
向こうのほうで子供たちが遊んでいるのが見える。でもなんか人間じゃない気がするんだよなぁ。なんか縦耳生えてるし。急いで走って行く。よーく近づいてみてみるとそれは人間ではなかった。獣人の子らしかった。
「おーい」
声をかけてみる。獣人の子たちは反応してこっちを見ている。
「今ここがどこだかわからないから教えてく
れないかー?」
「ここはとある村だよ。」
獣人の男の子が教えてくれた。
「ありがとー」
お礼を言って少し考える。とりあえず目標を決めよう。街に行けばきっと冒険者ギルドがあるはずだからそこで強い奴らとパーティを組めばいい。そうすればきっと食事にも金銭にも困らないだろう。俺はそこのパーティで現実界で得た知識を使ってパーティのみんなを助ければいいんだ。
いや待てよこれもしかしたら俺にすごい魔法の才能があって、鑑定士のところでその才能を見つけてもらって無双するっていう手もあるぞ。
とりあえずまずは街へ向かうことが必要だな。
「おーい」
もう一回獣人の子たちに呼びかける。
「街へ向かうにはどうすれば良いー?」
すると獣人の子たちは動きを止めた。
そしてこちらに向かってきて、言った。
「街へ行くのだけはやめておいたほうがいい
よ」
「なんでだ?」
「とにかく危険なところなんだ。」
「怖い人たちばっかだよ」
「大丈夫だって、俺は最強だから、絶対危険
なことなんてねえよ。」
「兄ちゃんがそう言うなら...」
「ここの道をずっとまっすぐ行くと着く
よ。」
「何キロくらいかわかるか?」
「キロって何?」
「あー、やっぱいいやなんでもない」
「川は道沿いにあるかな?」
「確か途中までは川沿いだったよ」
「よし、ありがとうね。じゃあ俺は行く
よ。」
「本当に気をつけてね。」
ここから最強無敵の俺の旅が始まるんだ。ワクワクが止まらないぜ!
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