41 / 45
3章:魔王選抜トーナメント
41話:婆や
しおりを挟む
防衛魔法の修行が終わり、私たちはクタクタの中魔王城にお泊りすることになった。
部屋をどうするかひと悶着あったけどお母様の鶴の一声で部屋割りが決まった。
まず魔王の寝室にお母様。
次の魔王が決定したら荷物を移さなくてはいけないらしく今のうちから荷物を纏めるらしい。ベッドの広さからお父様も一緒に寝ることに。
この世界はアメリカと同じような風習があり、子どもには子供部屋を与え小さい頃からそこで寝泊りするように育てられる。
家でもお母様とお父様は同じ寝室。私とシトリンの部屋は個別にありそこで寝泊りしている。
なので今回も私とシトリンは別部屋へ案内されたのだが、ここで反対しだしたのがお父様である。
「いくら俺らの子どもたちとはいえ危なくないか!?」
激しく同意である。
むしろ私の気持ちを代弁してくれたといっても過言じゃない!!!
もうお母様は偶に魔王思考というか、強者思考というか…。
「私の子どもたちに手をだせるほどの勇気がある魔族はいないわ。 勿論、魔物もね」
と鶴の一声が炸裂したのだ。
そして私は「ッチ、なんで俺様がこんなガキを…」ジャックさんの部屋を借りることに。
「いいかァ!? 俺様は仕事で今日はここにこねぇ!」
「はい」
「だから好きに使え!」
「はい」
「じゃあ俺様は仕事に戻るからなァ!」
「はい」
ドスドスと歩き、ドンと大きな音を立てながら扉を開け閉めし出て行ったと思いきや急に扉があいた。
そこからにょきっと顔だけだしたジャックさんが睨みながら口を開いた。
「好きに使えって言ったが丁寧に使えよォ!あと!なんか困ったことあったらソイツに頼め!」
そういうとボンという音が鳴り、振り返るとそこには優しそうなおばあちゃんがいた。
ただ普通のおばあちゃんでは勿論ない。
頭には動物の耳が生えており、同じく尻尾も生えていた。
「よろしくお願いしますねぇ」
「よ、よろしくお願いします」
のほほんと挨拶をする中でもピコピコ動く耳。
ついつい気になって目で追ってしまう。
「獣人を見るのは初めてですか?」
「じゅ、獣人?」
「えぇ。 なにワンちゃんの獣人ですよ。 なので全然怖くないので安心してくださいねぇ」
「は、はい」
「ところでお嬢様はお疲れの様子ですねぇ。 疲れには体を温めることがいいですよぉ。 一緒にバスタイムといきましょうかねぇ」
「ありがとうございます」
「使用人に敬語は使わなくてもよろしいですよぉ。 私のことはそうですねぇ。 婆やとでもお呼びくださいな」
「婆や、さん」
「婆やと呼びすてでいいですよ」
部屋をどうするかひと悶着あったけどお母様の鶴の一声で部屋割りが決まった。
まず魔王の寝室にお母様。
次の魔王が決定したら荷物を移さなくてはいけないらしく今のうちから荷物を纏めるらしい。ベッドの広さからお父様も一緒に寝ることに。
この世界はアメリカと同じような風習があり、子どもには子供部屋を与え小さい頃からそこで寝泊りするように育てられる。
家でもお母様とお父様は同じ寝室。私とシトリンの部屋は個別にありそこで寝泊りしている。
なので今回も私とシトリンは別部屋へ案内されたのだが、ここで反対しだしたのがお父様である。
「いくら俺らの子どもたちとはいえ危なくないか!?」
激しく同意である。
むしろ私の気持ちを代弁してくれたといっても過言じゃない!!!
もうお母様は偶に魔王思考というか、強者思考というか…。
「私の子どもたちに手をだせるほどの勇気がある魔族はいないわ。 勿論、魔物もね」
と鶴の一声が炸裂したのだ。
そして私は「ッチ、なんで俺様がこんなガキを…」ジャックさんの部屋を借りることに。
「いいかァ!? 俺様は仕事で今日はここにこねぇ!」
「はい」
「だから好きに使え!」
「はい」
「じゃあ俺様は仕事に戻るからなァ!」
「はい」
ドスドスと歩き、ドンと大きな音を立てながら扉を開け閉めし出て行ったと思いきや急に扉があいた。
そこからにょきっと顔だけだしたジャックさんが睨みながら口を開いた。
「好きに使えって言ったが丁寧に使えよォ!あと!なんか困ったことあったらソイツに頼め!」
そういうとボンという音が鳴り、振り返るとそこには優しそうなおばあちゃんがいた。
ただ普通のおばあちゃんでは勿論ない。
頭には動物の耳が生えており、同じく尻尾も生えていた。
「よろしくお願いしますねぇ」
「よ、よろしくお願いします」
のほほんと挨拶をする中でもピコピコ動く耳。
ついつい気になって目で追ってしまう。
「獣人を見るのは初めてですか?」
「じゅ、獣人?」
「えぇ。 なにワンちゃんの獣人ですよ。 なので全然怖くないので安心してくださいねぇ」
「は、はい」
「ところでお嬢様はお疲れの様子ですねぇ。 疲れには体を温めることがいいですよぉ。 一緒にバスタイムといきましょうかねぇ」
「ありがとうございます」
「使用人に敬語は使わなくてもよろしいですよぉ。 私のことはそうですねぇ。 婆やとでもお呼びくださいな」
「婆や、さん」
「婆やと呼びすてでいいですよ」
0
あなたにおすすめの小説
備蓄スキルで異世界転移もナンノソノ
ちかず
ファンタジー
久しぶりの早帰りの金曜日の夜(但し、矢作基準)ラッキーの連続に浮かれた矢作の行った先は。
見た事のない空き地に1人。異世界だと気づかない矢作のした事は?
異世界アニメも見た事のない矢作が、自分のスキルに気づく日はいつ来るのだろうか。スキル【備蓄】で異世界に騒動を起こすもちょっぴりズレた矢作はそれに気づかずマイペースに頑張るお話。
鈍感な主人公が降り注ぐ困難もナンノソノとクリアしながら仲間を増やして居場所を作るまで。
最強無敗の少年は影を従え全てを制す
ユースケ
ファンタジー
不慮の事故により死んでしまった大学生のカズトは、異世界に転生した。
産まれ落ちた家は田舎に位置する辺境伯。
カズトもといリュートはその家系の長男として、日々貴族としての教養と常識を身に付けていく。
しかし彼の力は生まれながらにして最強。
そんな彼が巻き起こす騒動は、常識を越えたものばかりで……。
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。
黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。
この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。
転生能無し少女のゆるっとチートな異世界交流
犬社護
ファンタジー
10歳の祝福の儀で、イリア・ランスロット伯爵令嬢は、神様からギフトを貰えなかった。その日以降、家族から【能無し・役立たず】と罵られる日々が続くも、彼女はめげることなく、3年間懸命に努力し続ける。
しかし、13歳の誕生日を迎えても、取得魔法は1個、スキルに至ってはゼロという始末。
遂に我慢の限界を超えた家族から、王都追放処分を受けてしまう。
彼女は悲しみに暮れるも一念発起し、家族から最後の餞別として貰ったお金を使い、隣国行きの列車に乗るも、今度は山間部での落雷による脱線事故が起きてしまい、その衝撃で車外へ放り出され、列車もろとも崖下へと転落していく。
転落中、彼女は前世日本人-七瀬彩奈で、12歳で水難事故に巻き込まれ死んでしまったことを思い出し、現世13歳までの記憶が走馬灯として駆け巡りながら、絶望の淵に達したところで気絶してしまう。
そんな窮地のところをランクS冒険者ベイツに助けられると、神様からギフト《異世界交流》とスキル《アニマルセラピー》を貰っていることに気づかされ、そこから神鳥ルウリと知り合い、日本の家族とも交流できたことで、人生の転機を迎えることとなる。
人は、娯楽で癒されます。
動物や従魔たちには、何もありません。
私が異世界にいる家族と交流して、動物や従魔たちに癒しを与えましょう!
没落ルートの悪役貴族に転生した俺が【鑑定】と【人心掌握】のWスキルで順風満帆な勝ち組ハーレムルートを歩むまで
六志麻あさ
ファンタジー
才能Sランクの逸材たちよ、俺のもとに集え――。
乙女ゲーム『花乙女の誓約』の悪役令息ディオンに転生した俺。
ゲーム内では必ず没落する運命のディオンだが、俺はゲーム知識に加え二つのスキル【鑑定】と【人心掌握】を駆使して領地改革に乗り出す。
有能な人材を発掘・登用し、ヒロインたちとの絆を深めてハーレムを築きつつ領主としても有能ムーブを連発して、領地をみるみる発展させていく。
前世ではロクな思い出がない俺だけど、これからは全てが報われる勝ち組人生が待っている――。
まったく知らない世界に転生したようです
吉川 箱
ファンタジー
おっとりヲタク男子二十五歳成人。チート能力なし?
まったく知らない世界に転生したようです。
何のヒントもないこの世界で、破滅フラグや地雷を踏まずに生き残れるか?!
頼れるのは己のみ、みたいです……?
※BLですがBがLな話は出て来ません。全年齢です。
私自身は全年齢の主人公ハーレムものBLだと思って書いてるけど、全く健全なファンタジー小説だとも言い張れるように書いております。つまり健全なお嬢さんの癖を歪めて火のないところへ煙を感じてほしい。
111話までは毎日更新。
それ以降は毎週金曜日20時に更新します。
カクヨムの方が文字数が多く、更新も先です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる