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18.習得
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──今日は何をするか。
決まっている。
念願の魔法習得だ!
片手で持ちきれないほどの魔導書を持ち、噴水からこの街の外へと向かう。
何気にこの街から出るのは初めてだ。
モンスターなどには気をつけなければならないだろう。
再度覚悟を決めながら、街を囲む壁の外を目指して歩み進む。
◇◇◇
壁の外は一面森に囲まれていて、奥に行けば行くほど暗く妖しくなっていく。
ある程度進むと人気がなくなり、開けた場所に出る。
そこの真ん中には大きな湖があり、その周囲の草木が謎に枯れ落ちていた。
どこか不気味に感じるが、そんなこと気にしてたらどうしようもないので、気にせず座って持参した風の魔導書を開く。
一ページ目を開いてみると早速解読不能の魔法陣が描かれていた。
そこに手のひらを触れてみると、魔法陣が手のひらにくっつき、勝手に力を吸って光り輝く。
手を前に向けて待っていると、その光は段々と強くなり、やがて一際大きく光って魔法が発動される。
【送風】
魔法陣から微弱な風が生まれ、水面がそよぐ。
『スキル〈風魔法【送風】〉を獲得しました。スキル〈風魔法〉の熟練度が上がります』
おぉ、久々の機械音声。
あのレベルアップぶりかな。
さて、機械音声いわく、どうやらスキルがゲットできたらしい。
ちゃんと風魔法が身についたかどうかの確認のために「【スキル】」と呟いてみる。
スキル
恒常スキル〈ジャンプ〉〈風魔法 熟練度1/12〉New!
おぉ、前は煽りにしか見えなかったNew!がこんなにも嬉しく感じるとは……。
さて、今ひとつの魔法を覚えて熟練度が1ってことは、風魔法はあと11個で完成されるわけだ。
魔導書をパラパラとめくってみると確かにまだ11個ほど魔法陣が描かれていた。
んじゃ、どんどん獲得していきましょうかね!
次ページに移り、また別の魔法陣に手をかざす。
◇◇◇
最後の魔法陣を発動し終わり、何回目かの機械音声を聞き流す。
「ふぅ、終わった」
一通り全部確認してみて、中々にバリエーション豊富だなと思った。
一番最初に入手した【送風】に続いて────ん?
不意に湖の水が溢れ出て、足が少し濡れてしまう。
顔を上げて湖の方を見てみると、ピチョン、と音を立てながら水面が波立っていた。
なんだ?魚か?
この湖汚すぎて底以前に上澄みしか見えないんだよな。
……はて、こんなとこに生物が住めるのだろうか。
疑問に思っていると、突然波の激しさが増す。
ちょっ!?濡れる濡れる!
何とか森の一歩手前まで下がって全身が濡れるのを避けたが、下半身は結構犠牲になった。
……あれ、これちょっとヤバい?
草とかが枯れてる時点でなんか嫌な予感はしてたけど、流石にこれはシャレにならなそう。
湖の底から巨大な何かが浮き上がってくるかのように湖真ん中の水が膨らみ、膨大な汚水が足元にまで流れ着く。
その何かは浮き上がり終えてもなお全身に汚水の衣を纏い、正体を晒さずいた。
少しして汚水の衣が剥がれた巨大な何か。
その正体は、未だ水面の下に全身の3分の2以上を隠してそうなほどに巨大なナマズだった。
決まっている。
念願の魔法習得だ!
片手で持ちきれないほどの魔導書を持ち、噴水からこの街の外へと向かう。
何気にこの街から出るのは初めてだ。
モンスターなどには気をつけなければならないだろう。
再度覚悟を決めながら、街を囲む壁の外を目指して歩み進む。
◇◇◇
壁の外は一面森に囲まれていて、奥に行けば行くほど暗く妖しくなっていく。
ある程度進むと人気がなくなり、開けた場所に出る。
そこの真ん中には大きな湖があり、その周囲の草木が謎に枯れ落ちていた。
どこか不気味に感じるが、そんなこと気にしてたらどうしようもないので、気にせず座って持参した風の魔導書を開く。
一ページ目を開いてみると早速解読不能の魔法陣が描かれていた。
そこに手のひらを触れてみると、魔法陣が手のひらにくっつき、勝手に力を吸って光り輝く。
手を前に向けて待っていると、その光は段々と強くなり、やがて一際大きく光って魔法が発動される。
【送風】
魔法陣から微弱な風が生まれ、水面がそよぐ。
『スキル〈風魔法【送風】〉を獲得しました。スキル〈風魔法〉の熟練度が上がります』
おぉ、久々の機械音声。
あのレベルアップぶりかな。
さて、機械音声いわく、どうやらスキルがゲットできたらしい。
ちゃんと風魔法が身についたかどうかの確認のために「【スキル】」と呟いてみる。
スキル
恒常スキル〈ジャンプ〉〈風魔法 熟練度1/12〉New!
おぉ、前は煽りにしか見えなかったNew!がこんなにも嬉しく感じるとは……。
さて、今ひとつの魔法を覚えて熟練度が1ってことは、風魔法はあと11個で完成されるわけだ。
魔導書をパラパラとめくってみると確かにまだ11個ほど魔法陣が描かれていた。
んじゃ、どんどん獲得していきましょうかね!
次ページに移り、また別の魔法陣に手をかざす。
◇◇◇
最後の魔法陣を発動し終わり、何回目かの機械音声を聞き流す。
「ふぅ、終わった」
一通り全部確認してみて、中々にバリエーション豊富だなと思った。
一番最初に入手した【送風】に続いて────ん?
不意に湖の水が溢れ出て、足が少し濡れてしまう。
顔を上げて湖の方を見てみると、ピチョン、と音を立てながら水面が波立っていた。
なんだ?魚か?
この湖汚すぎて底以前に上澄みしか見えないんだよな。
……はて、こんなとこに生物が住めるのだろうか。
疑問に思っていると、突然波の激しさが増す。
ちょっ!?濡れる濡れる!
何とか森の一歩手前まで下がって全身が濡れるのを避けたが、下半身は結構犠牲になった。
……あれ、これちょっとヤバい?
草とかが枯れてる時点でなんか嫌な予感はしてたけど、流石にこれはシャレにならなそう。
湖の底から巨大な何かが浮き上がってくるかのように湖真ん中の水が膨らみ、膨大な汚水が足元にまで流れ着く。
その何かは浮き上がり終えてもなお全身に汚水の衣を纏い、正体を晒さずいた。
少しして汚水の衣が剥がれた巨大な何か。
その正体は、未だ水面の下に全身の3分の2以上を隠してそうなほどに巨大なナマズだった。
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