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部族長子息の側近たち曰く
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アレックスの上で、太い腕とでかい声が行き来している。
「おい、ソレとってくれ」
「バカヤロウ、ソレ食うのはオレ様だゾ」
「ちょっと乗り出さないで。隊長が潰れちゃうでしょ」
潰れない、潰れないはず……潰れないよな?
そんなことを思いつつ、騒々しさに埋もれながら、アレックスはデビルドエッグを両手で持ち上げた。
「でけぇな……」
見た目は確かにデビルドエッグ、しかし大の大人が両手で支えないと持ち上げられない。ハンドボールくらいはあった。黄身を潰し和えた後、白身に戻したオードブル。合衆国では定番だ。
「コカトリスの卵だからね。一応小型のヤツだよ」
デズモンドが卵を片手でむんずと掴み、がぶりと一口で半分を口へと吸い込んでいく。アレックスはそれふたくちでいけるのかよと慄いた。
口を空にしたデズモンドは話を続ける。
「ボクたちの集落がある荒野は、コカトリスのネグラができやすいんだ。マァ、卵と鶏肉みたいなもんだから、安心して食べてよ」
そう言うと、残りも一口で食べ切ってしまう。モグモグと口を動かしつつ、デズモンドはアレックスを見やる。口を開けずにニッと笑った。
アレックスも思い切ってがぶりといってみる。お上品に食べては白身だけになるだろうから。さすがに一口で半分とはいかなかったが。
大きさに見合った厚い白身の向こうには、しっかり混ぜられペースト状になった黄身が盛り付けられていて、口に含めば黄身とマヨネーズのまろやかさに、しっかり効いた胡椒と刻み野菜のピクルスがいいアクセントになっていた。アレックスもデズモンドと同じようにモグモグと口を動かし味わった。
「それで、隊長はどうしたの? アタシたちに何か聞きたいってコトよね?」
ダイアナがジョッキにビールを注ぎながら尋ねてくる。アレックスはそれを受け取りながら、視線を彷徨わせた。
確かにそうだが、何から聞けばいいのか、アレックスには咄嗟の判断がつかなかった。
あれから数日後、アレックスは、対超常部隊隊員の一人であるデズモンドの部屋を訪ねていた。聞きたいことがあるからと事前にアポを取ったところ、ついでに夜は一緒に食事をしようと返されたのだ。それで持ち寄り料理をとなったわけだが――。
なぜかダイアナを中心にドゥルイットとギランもやってきて、ダグラスの幼馴染みたちが揃ってしまった。
今はローテーブルを囲うようにソファに腰掛けている。テーブルの上には様々な料理が、それはもう大量に並べられていて、さながらホームパーティのようだ。
彼ら四人は、ダグラスと共に育ち、彼がいずれ何かしらの地位――族長かもしれないし、大戦士長かもしれない――に就いた時、側近になるだろう者たちだ。物心つく前からダグラスと共にあるため、彼らには強い信頼関係が築かれているとアレックスは常々感じている。ダグラスが軍に入る際、側近候補から伴をすることになったのが彼ら。今では部隊になくてはならない存在だ。
そんな彼らの中で一番落ち着いていて、ダグラスから相談事を聞かされていそうで、何より口が固そうだったのが、デズモンドだった。ダグラスの気性に近そうということもある。それで彼なら何かしら、先日の発言の意味を理解できるのではと、アレックスは思ったのだった。
そんなアレックスの思惑を露とも知らないデズモンドは、アレックスを見ながら穏やかに言った。
「先日の会見の話なんじゃない? ボクたちがどう思ったか聞いて回ってる、トカ?」
いや違う。
とは言えなかった。
アレックスは曖昧に笑いつつも、確かにそのことは確認しようと思っていたので、ものは試しと尋ねてみた。
「その件で皆から意見がほしいのは確かだ。あれから数日経ったが、何か変化はあったか一番気になるところだな」
この国は、他国と比べて歴史が短い割にいろいろな問題を抱えている。様々な垣根を取り払ったとしてもそれは表面的な状況が多い。これからも頻出していくはずだ。その問題に、彼ら超越者――異種族は巻き込まれていくことだろう。望む望まない関係なく。
アレックスは確かにその点を気にしていた。
「オレは特にナイな。そんなに外へは出向かないし、ココの連中で面倒なヤツは適宜ボコにしてるから、いい気になるヤツはいないダロ」
ドゥルイットがアレックスの持ってきたボイルドソーセージに、ブツっと音を立てながらフォークを刺した。
確かに、喧嘩を売ってくる奴がいれば、立会人に上官を呼んで殴り合っていいと言ってあった。軍の規約でも、例外的に認められていることだ。腕力を見せれば下手に煽る奴はいなくなるし、そもそも彼らの流儀がそれなのだ。彼らに喧嘩を売るなら、彼ら流の返しが来るのは当たり前だ。いつも他所の部隊に新人が来ると、何人かは返り討ちにあっている。先輩の様子を見て学べない奴らはどこにでもいるのだ。
三本ひとまとめに刺されて頬張られて消えていくソーセージに、アレックスは過去ボコられた新人どもを重ねて哀れに思った。
「オレ様もダナ。タダ、遠巻きに見てくる観光客が増えたのは好かねえナア」
一番好戦的なギランが、片眉を上げて言う。
アレックスの推測だが、見ているくらいならヤり合った方が楽しいという風に考えているだろう。その方が互いの腕っぷしに上下関係がはっきりする。それで納得できれば親しくするし、できなければ何度も挑み合えばいいのだ。
ギランはそのように考えるオーガらしいオーガだった。部族の集落へ行けば、彼のように血の気が多い年長のオーガはたくさんいる。ギランをはじめそういう考えのオーガは、それが為せる肉体も膂力も持ち合わせていた。
逆にドゥルイットは、最近の若いオーガならでは考えを持った青年で、体格も気性も平均的なオーガらしいものだった。人間からの視線もそういうモノで済ませる冷静さがあり、深入りせず深入りさせずがスタンスだ。
アレックスが「オーガと言えば」と尋ねられたら、彼を示すだろう。外見的にも精神的にも。黒い髪を後ろに撫でつけ、鋭い目つきを隠しもしない。厳つさはオーガの誉れの一つだと言っていた。
「アタシは、可愛いお嬢さん方と知り合いになれたわ」
ダイアナはポテトチップスをつまみながら報告する。会見の時に来ていた政府側の関係者とよく話していたと、アレックスも記憶していた。
「仲良くなるのは構わないケド、食べちゃダメだよ?」
デズモンドが呆れた風に肩を竦める。
「食べるわけないでしょ。お友達と恋愛は別だもの」
「ダイアーは、女の外見で釣って食うからナア、タチが悪い」
「ダイアナって呼べって言ってるでしょ!」
ドゥルイットの言葉に、荒々しく返すダイアナ。ドンッとテーブルを叩けば、皿がひと通り浮いた。
もともとは彼だったダイアナは、四人の中では一番変化があった。故郷の集落で「何かが違う」と思いながら生きてきた彼は、人の集落に来て新たな生き方を得たのだ。どういう生き方をしてもいいし、どちらでもいいのだと。周りはそれを尊重して、男装の時は彼、女装の時は彼女として扱っている。
ただ男も女もイケるくちで、更にはどちらでもいいらしいので、かなり奔放で明け透けな生活を送っていると、隊長のアレックスには報告が来ている。せめてもの救いは、絶対に軍関係のコミュニティでは相手をしないというところだ。
確かに他のオーガより細身のダイアナは、シャツにスーツ姿でいたりすると随分と男振りがいい。そりゃモテるだろう。少なくともアレックスにはそう見えていた。
「まあ、ダイアナはモテるからな」
「フフ、そうでしょ」
アレックスの素直な感想に、ダイアナは嬉しそうに微笑んだ。こういう表情が魅惑的に見えるのは、彼女の魅力のひとつなのだろう。
これでいて男らしい面もしっかりあるのだから、コミュニティでは引く手数多なのだとか。――男同士のアレコレは知らないが。
そう思ったところで、アレックスはふと思い出す。なぜデズモンドの部屋に来たのかを。
「あー……あのな…………」
しかし、言葉は続かなかった。どう切り出していいか分からないし、そもそも何をどう聞けば今のよく分からない悩みが解消するのか見当もつかなかった。
「どうしたの? 隊長?」
ダイアナが緑がかった瞳で見つめてくる。小さな頃からの付き合いでこんなことを聞くのはどうかと思うが、それでもアレックスは大真面目に聞かなくてはならなかった。
「その……お前らって、どうやって…………セックスすんの」
四人は一斉にアレックスを見た。その勢いと鋭い眼光にアレックスは身を仰け反らせた。
「おい、ソレとってくれ」
「バカヤロウ、ソレ食うのはオレ様だゾ」
「ちょっと乗り出さないで。隊長が潰れちゃうでしょ」
潰れない、潰れないはず……潰れないよな?
そんなことを思いつつ、騒々しさに埋もれながら、アレックスはデビルドエッグを両手で持ち上げた。
「でけぇな……」
見た目は確かにデビルドエッグ、しかし大の大人が両手で支えないと持ち上げられない。ハンドボールくらいはあった。黄身を潰し和えた後、白身に戻したオードブル。合衆国では定番だ。
「コカトリスの卵だからね。一応小型のヤツだよ」
デズモンドが卵を片手でむんずと掴み、がぶりと一口で半分を口へと吸い込んでいく。アレックスはそれふたくちでいけるのかよと慄いた。
口を空にしたデズモンドは話を続ける。
「ボクたちの集落がある荒野は、コカトリスのネグラができやすいんだ。マァ、卵と鶏肉みたいなもんだから、安心して食べてよ」
そう言うと、残りも一口で食べ切ってしまう。モグモグと口を動かしつつ、デズモンドはアレックスを見やる。口を開けずにニッと笑った。
アレックスも思い切ってがぶりといってみる。お上品に食べては白身だけになるだろうから。さすがに一口で半分とはいかなかったが。
大きさに見合った厚い白身の向こうには、しっかり混ぜられペースト状になった黄身が盛り付けられていて、口に含めば黄身とマヨネーズのまろやかさに、しっかり効いた胡椒と刻み野菜のピクルスがいいアクセントになっていた。アレックスもデズモンドと同じようにモグモグと口を動かし味わった。
「それで、隊長はどうしたの? アタシたちに何か聞きたいってコトよね?」
ダイアナがジョッキにビールを注ぎながら尋ねてくる。アレックスはそれを受け取りながら、視線を彷徨わせた。
確かにそうだが、何から聞けばいいのか、アレックスには咄嗟の判断がつかなかった。
あれから数日後、アレックスは、対超常部隊隊員の一人であるデズモンドの部屋を訪ねていた。聞きたいことがあるからと事前にアポを取ったところ、ついでに夜は一緒に食事をしようと返されたのだ。それで持ち寄り料理をとなったわけだが――。
なぜかダイアナを中心にドゥルイットとギランもやってきて、ダグラスの幼馴染みたちが揃ってしまった。
今はローテーブルを囲うようにソファに腰掛けている。テーブルの上には様々な料理が、それはもう大量に並べられていて、さながらホームパーティのようだ。
彼ら四人は、ダグラスと共に育ち、彼がいずれ何かしらの地位――族長かもしれないし、大戦士長かもしれない――に就いた時、側近になるだろう者たちだ。物心つく前からダグラスと共にあるため、彼らには強い信頼関係が築かれているとアレックスは常々感じている。ダグラスが軍に入る際、側近候補から伴をすることになったのが彼ら。今では部隊になくてはならない存在だ。
そんな彼らの中で一番落ち着いていて、ダグラスから相談事を聞かされていそうで、何より口が固そうだったのが、デズモンドだった。ダグラスの気性に近そうということもある。それで彼なら何かしら、先日の発言の意味を理解できるのではと、アレックスは思ったのだった。
そんなアレックスの思惑を露とも知らないデズモンドは、アレックスを見ながら穏やかに言った。
「先日の会見の話なんじゃない? ボクたちがどう思ったか聞いて回ってる、トカ?」
いや違う。
とは言えなかった。
アレックスは曖昧に笑いつつも、確かにそのことは確認しようと思っていたので、ものは試しと尋ねてみた。
「その件で皆から意見がほしいのは確かだ。あれから数日経ったが、何か変化はあったか一番気になるところだな」
この国は、他国と比べて歴史が短い割にいろいろな問題を抱えている。様々な垣根を取り払ったとしてもそれは表面的な状況が多い。これからも頻出していくはずだ。その問題に、彼ら超越者――異種族は巻き込まれていくことだろう。望む望まない関係なく。
アレックスは確かにその点を気にしていた。
「オレは特にナイな。そんなに外へは出向かないし、ココの連中で面倒なヤツは適宜ボコにしてるから、いい気になるヤツはいないダロ」
ドゥルイットがアレックスの持ってきたボイルドソーセージに、ブツっと音を立てながらフォークを刺した。
確かに、喧嘩を売ってくる奴がいれば、立会人に上官を呼んで殴り合っていいと言ってあった。軍の規約でも、例外的に認められていることだ。腕力を見せれば下手に煽る奴はいなくなるし、そもそも彼らの流儀がそれなのだ。彼らに喧嘩を売るなら、彼ら流の返しが来るのは当たり前だ。いつも他所の部隊に新人が来ると、何人かは返り討ちにあっている。先輩の様子を見て学べない奴らはどこにでもいるのだ。
三本ひとまとめに刺されて頬張られて消えていくソーセージに、アレックスは過去ボコられた新人どもを重ねて哀れに思った。
「オレ様もダナ。タダ、遠巻きに見てくる観光客が増えたのは好かねえナア」
一番好戦的なギランが、片眉を上げて言う。
アレックスの推測だが、見ているくらいならヤり合った方が楽しいという風に考えているだろう。その方が互いの腕っぷしに上下関係がはっきりする。それで納得できれば親しくするし、できなければ何度も挑み合えばいいのだ。
ギランはそのように考えるオーガらしいオーガだった。部族の集落へ行けば、彼のように血の気が多い年長のオーガはたくさんいる。ギランをはじめそういう考えのオーガは、それが為せる肉体も膂力も持ち合わせていた。
逆にドゥルイットは、最近の若いオーガならでは考えを持った青年で、体格も気性も平均的なオーガらしいものだった。人間からの視線もそういうモノで済ませる冷静さがあり、深入りせず深入りさせずがスタンスだ。
アレックスが「オーガと言えば」と尋ねられたら、彼を示すだろう。外見的にも精神的にも。黒い髪を後ろに撫でつけ、鋭い目つきを隠しもしない。厳つさはオーガの誉れの一つだと言っていた。
「アタシは、可愛いお嬢さん方と知り合いになれたわ」
ダイアナはポテトチップスをつまみながら報告する。会見の時に来ていた政府側の関係者とよく話していたと、アレックスも記憶していた。
「仲良くなるのは構わないケド、食べちゃダメだよ?」
デズモンドが呆れた風に肩を竦める。
「食べるわけないでしょ。お友達と恋愛は別だもの」
「ダイアーは、女の外見で釣って食うからナア、タチが悪い」
「ダイアナって呼べって言ってるでしょ!」
ドゥルイットの言葉に、荒々しく返すダイアナ。ドンッとテーブルを叩けば、皿がひと通り浮いた。
もともとは彼だったダイアナは、四人の中では一番変化があった。故郷の集落で「何かが違う」と思いながら生きてきた彼は、人の集落に来て新たな生き方を得たのだ。どういう生き方をしてもいいし、どちらでもいいのだと。周りはそれを尊重して、男装の時は彼、女装の時は彼女として扱っている。
ただ男も女もイケるくちで、更にはどちらでもいいらしいので、かなり奔放で明け透けな生活を送っていると、隊長のアレックスには報告が来ている。せめてもの救いは、絶対に軍関係のコミュニティでは相手をしないというところだ。
確かに他のオーガより細身のダイアナは、シャツにスーツ姿でいたりすると随分と男振りがいい。そりゃモテるだろう。少なくともアレックスにはそう見えていた。
「まあ、ダイアナはモテるからな」
「フフ、そうでしょ」
アレックスの素直な感想に、ダイアナは嬉しそうに微笑んだ。こういう表情が魅惑的に見えるのは、彼女の魅力のひとつなのだろう。
これでいて男らしい面もしっかりあるのだから、コミュニティでは引く手数多なのだとか。――男同士のアレコレは知らないが。
そう思ったところで、アレックスはふと思い出す。なぜデズモンドの部屋に来たのかを。
「あー……あのな…………」
しかし、言葉は続かなかった。どう切り出していいか分からないし、そもそも何をどう聞けば今のよく分からない悩みが解消するのか見当もつかなかった。
「どうしたの? 隊長?」
ダイアナが緑がかった瞳で見つめてくる。小さな頃からの付き合いでこんなことを聞くのはどうかと思うが、それでもアレックスは大真面目に聞かなくてはならなかった。
「その……お前らって、どうやって…………セックスすんの」
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