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その日の作戦は
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静かに階段を上っていく。息を潜め気配を消し、足音を靴底に染み込ませるように一段一段上っていく。随分と年季の入った床は小さな石を踏んだだけでも音が出てしまう。それでも意識して音を立てないよう努めた。
裏通りに立ち並ぶあるアパートメントの四階。その一室の扉の前、隊員たちは両脇の壁へと体を寄せた。家族向けのアパートメントだからか、部屋数があり扉の幅もある。どうやら難なく突入できそうだった。
全員が配置についたところで、少し離れた廊下に潜むアレックスは通信用のヘッドセットへ小声で話しかける。
「こちらアレックスだ。全員配置についた」
「了解しました。こちらは今室内のスキャン中です」
そう応えるのは、通信兵のパトリックだ。
「通信妨害はなし、盗聴の懸念もなしです。……今スキャンが終わりました。入ってすぐの部屋は“溜まり場”、右手前の廊下の先、最奥の部屋が“塒”と判断しました。塒には三体が眠っているとのこと。傍に二人」
「溜まり場には?」
「……そちらは保護対象ばかりのようです」
「分かった」
アレックスたちは今、基地から比較的近い繁華街のある古いアパートへ来ていた。もちろんただ訪ねてきたわけではない。
全員が武装済み、皆がアサルトライフルやスタンバトンを装備している。発砲する事にならなければいいがとアレックスは思うが、それも現場の状況次第だ。
アレックスは、事前に頭へ叩き込んだ間取りにパトリックから聞いた結果を加えていく。
入ってすぐにリビング、奥左手の扉が保管庫とキッチン、右手前の扉の先が廊下になっており、個室二つが並び反対側にはトイレとバスルームだ。最奥の扉を開けると正面と右手にクローゼット、左の最奥がベッドルームだ。その奥の壁は大きな窓になっている。
この通信内容は皆にも届いている。壁に張り付いているダグラスが片手を上げたのが分かった。
「突入する。溜まり場での銃器は、目標がいない限り使用するな。入り口の判断は、ダグラスに任せる」
そう言うと、ダグラスがハンドサインで指示を出す。ドゥルイットが愛用のハリガンツールと斧を両手それぞれに構え、のそりと扉の真横に立った。反対側にはギランがじっと張り付いている。どうやら鍵が閉まっているため、こじ開けることに決めたらしい。
古めかしいデザインの木製扉のように見えるが、中央には重くなりすぎない程度に鉄板が仕込まれていると確認が取れている。破壊することは可能だが、目標に接触するまでは慎重に進めたい。
アレックスは、背後のサポート班、そして医療班へ顔を向けて頷いた。皆も同様に応える。突入はいつでも大丈夫そうだ。
アレックスは時計を確認する。
「ギランに続け。最奥突入はダグラス、ギラン、ブラッドリーだ。1120で突入する。問題がある者は知らせろ」
小声で指示を出し皆の反応を待つ。話すことが推奨されていない場所ではヘッドセットのマイクを叩いて知らせることになっている。僅かな間で問題ないと判断できた。
予定時刻まであと二十秒。
現場での待機時間はとても長く感じる。突入し中を確認、問題なければそのまま右扉へ――方針を脳内で素早くなぞり、意識的な呼吸を一つする。時計を確認して残り五秒のところで扉を見据えた。
「突入しろ」
ドゥルイットがハリガンツールを扉の隙間、ロック部分へ突き刺した。本来ならハンマーで打ちつけることもあるが、オーガ自慢の腕力で無理やりロックを破壊する。ハリガンツールでロックを突破すると同時に、ギランが扉を押し込んだ。ロックが解除されてもハリガンツールがつっかえているが、それすらも気にせず大きな押し扉は蝶番を軋ませながら無理やり開かれた。
先陣を切ってギランが部屋に飛び込む。それにブラッドリー、ダグラスが続いた。ダグラスの突入を確認すると、ドゥルイットをはじめ他の突入メンバーが中に駆け込んでいく。その殿にアレックスもついた。サポート班と医療班はまだ待機だ。
後方も確認しながら、アレックスは室内へと足を踏み入れた。
甘ったるい匂いと苦い臭いが混ざっている。不快感を煽るすえた臭いが特に強い。この“溜まり場”は管理が粗雑なようだ。
部屋の中は、数台のベッドとぐしゃぐしゃになったタオルケット、脱ぎ捨てられた衣類に残った中身が垂れ流された酒瓶や何かの小瓶、何日放置されたのか分からないデリバリーピザ――様々なものがそこら中に散乱している。ベッド上や床の上には、ざっと確認して十一人の人が転がっていた。眠る者、呻く者、ただ虚空を見つめる者、状況は芳しくない。
素早くダグラスを探せば、右手前の扉を確認している。アレックスへと顔を向けると、一度頷いた。扉に鍵が掛かっていないのならすぐに突入だと、アレックスは判断する。目標の制圧に時間は掛けられない。
アレックスは、ハンドサインで皆を配置に付かせ、ヘッドセットのマイクを一度叩いた。これは五秒後に突入する合図だ。そのまま最奥まで行き、目標を捕縛する。
脳内でカウントダウンする。もう一度マイクを叩いて指示を出した。
ギランが片足で扉を吹き飛ばす。吹き飛んだ扉を踏みつけ、廊下を駆け抜けて奥の扉へと一直線に向かった。その後ろをブラッドリーとダグラスも駆け込んでいく。ドゥルイットは左側奥の個室を、他の隊員たちも残った扉へ向かう。事前のスキャンで誰もいないことは分かっている。中の確認だけは行うのだ。その間を縫って、アレックスは先頭に続いて奥へと駆けた。
廊下の中ほどで、ギランが奥扉を吹き飛ばしたのが分かった。右腕で押して通路を確保すると左へと消えていく。二人も続いた。
アレックスが奥の扉に差し掛かると、奥から叫び声が聞こえてくる。
「何だ、貴様ら!」
「こいつ、ウェアウルフだ! ぐはぁっ!」
暴れる音、何かが壊れる音が響いた。保護対象者二名がいるため、肉弾戦で押しているのだろう。アレックスが部屋に踏み込めば、中央でギランが睨みを利かせ、一人はダグラスが押さえ込み、もう一人はブラッドリーが片腕で壁へと貼り付けていた。
ブラッドリーは、コンバットジャケットの前を開き、中のコンバットシャツを破いて、もう一つの姿を晒していた。
体格は普段よりも立派になり、見えているところは全て銀灰色の体毛に覆われている。少し浅く履いたコンバットパンツの上から長い尾が垂れていた。目は鋭く、鼻口部は伸び、三角の耳は真っ直ぐ上に伸びている。それは確かに雄々しいウェアウルフの姿だった。
アレックスは素早く周りを確認した。
最後の一人は壁にもたれかかるように蹲って動かない。ギランに投げ飛ばされたのか、どうやら気を失っているようだ。
部屋にはベッドが三台、少し窓から離されて置かれている。おそらく直前まで眠っていたのだろう。シーツはどれもしわが寄っていた。使い古された薄い毛布とタオルケット、サイドチェストの上には細身の花瓶に萎びた赤い薔薇が数本刺さっていた。
保護対象者は二人ともベッドとその脇に転がっている。アレックスは彼らへすぐに駆け寄り、呼吸を確認した。弱いが薄着の胸部が上下している。二人ともだ。外傷も見受けられない。男女一人ずつのようだが、アレックスはハッとしてベッドの上の女性の状態を確認した。少し顔色が悪いようにも見えた。
「制圧した。医療班、塒優先だ」
待機している班に通信で指示を出す。その後、用心深く重ねられたカーテンへ駆け寄り、隙間を作って外を確認する。特に何かがいることはなく。素早くカーテンの奥へと入り込んだ。窓を開け、身を乗り出さないよう気をつけながら下を確認する。数名の人影が確認できたので尋ねた。
「別働隊、そちらは問題ないか」
「問題なし」
ヘッドセットから返ってくる。今回は不要かもしれなかったが、万が一に備え目標が窓から逃亡した場合の確保のため、待機させていた班だ。まだ昼にもなっていない。おそらく援軍が来るようなこともないだろう。
問題ないのならよかったと、アレックスは極力光を入れないよう、再びカーテンの内側へと戻った。同時に人が駆け込んでくる。ちょうど医療班が到着したところだった。
「女性を安全な場所へ」
アレックスが指示を出す。外傷はないが、大事を取る必要がある。もしかすると“お気に入り”の可能性があった。
「大分疲弊していますが、命に支障はなさそうです」
医療班の一人が判断している内に、女性は担架にゆっくりと乗せられる。男性はギランが両腕で支えるように抱きかかえて出ていった。案内に来ていた隊員の一人が担架について行くのを確認すると、アレックスはダグラスの元へと歩み寄った。
裏通りに立ち並ぶあるアパートメントの四階。その一室の扉の前、隊員たちは両脇の壁へと体を寄せた。家族向けのアパートメントだからか、部屋数があり扉の幅もある。どうやら難なく突入できそうだった。
全員が配置についたところで、少し離れた廊下に潜むアレックスは通信用のヘッドセットへ小声で話しかける。
「こちらアレックスだ。全員配置についた」
「了解しました。こちらは今室内のスキャン中です」
そう応えるのは、通信兵のパトリックだ。
「通信妨害はなし、盗聴の懸念もなしです。……今スキャンが終わりました。入ってすぐの部屋は“溜まり場”、右手前の廊下の先、最奥の部屋が“塒”と判断しました。塒には三体が眠っているとのこと。傍に二人」
「溜まり場には?」
「……そちらは保護対象ばかりのようです」
「分かった」
アレックスたちは今、基地から比較的近い繁華街のある古いアパートへ来ていた。もちろんただ訪ねてきたわけではない。
全員が武装済み、皆がアサルトライフルやスタンバトンを装備している。発砲する事にならなければいいがとアレックスは思うが、それも現場の状況次第だ。
アレックスは、事前に頭へ叩き込んだ間取りにパトリックから聞いた結果を加えていく。
入ってすぐにリビング、奥左手の扉が保管庫とキッチン、右手前の扉の先が廊下になっており、個室二つが並び反対側にはトイレとバスルームだ。最奥の扉を開けると正面と右手にクローゼット、左の最奥がベッドルームだ。その奥の壁は大きな窓になっている。
この通信内容は皆にも届いている。壁に張り付いているダグラスが片手を上げたのが分かった。
「突入する。溜まり場での銃器は、目標がいない限り使用するな。入り口の判断は、ダグラスに任せる」
そう言うと、ダグラスがハンドサインで指示を出す。ドゥルイットが愛用のハリガンツールと斧を両手それぞれに構え、のそりと扉の真横に立った。反対側にはギランがじっと張り付いている。どうやら鍵が閉まっているため、こじ開けることに決めたらしい。
古めかしいデザインの木製扉のように見えるが、中央には重くなりすぎない程度に鉄板が仕込まれていると確認が取れている。破壊することは可能だが、目標に接触するまでは慎重に進めたい。
アレックスは、背後のサポート班、そして医療班へ顔を向けて頷いた。皆も同様に応える。突入はいつでも大丈夫そうだ。
アレックスは時計を確認する。
「ギランに続け。最奥突入はダグラス、ギラン、ブラッドリーだ。1120で突入する。問題がある者は知らせろ」
小声で指示を出し皆の反応を待つ。話すことが推奨されていない場所ではヘッドセットのマイクを叩いて知らせることになっている。僅かな間で問題ないと判断できた。
予定時刻まであと二十秒。
現場での待機時間はとても長く感じる。突入し中を確認、問題なければそのまま右扉へ――方針を脳内で素早くなぞり、意識的な呼吸を一つする。時計を確認して残り五秒のところで扉を見据えた。
「突入しろ」
ドゥルイットがハリガンツールを扉の隙間、ロック部分へ突き刺した。本来ならハンマーで打ちつけることもあるが、オーガ自慢の腕力で無理やりロックを破壊する。ハリガンツールでロックを突破すると同時に、ギランが扉を押し込んだ。ロックが解除されてもハリガンツールがつっかえているが、それすらも気にせず大きな押し扉は蝶番を軋ませながら無理やり開かれた。
先陣を切ってギランが部屋に飛び込む。それにブラッドリー、ダグラスが続いた。ダグラスの突入を確認すると、ドゥルイットをはじめ他の突入メンバーが中に駆け込んでいく。その殿にアレックスもついた。サポート班と医療班はまだ待機だ。
後方も確認しながら、アレックスは室内へと足を踏み入れた。
甘ったるい匂いと苦い臭いが混ざっている。不快感を煽るすえた臭いが特に強い。この“溜まり場”は管理が粗雑なようだ。
部屋の中は、数台のベッドとぐしゃぐしゃになったタオルケット、脱ぎ捨てられた衣類に残った中身が垂れ流された酒瓶や何かの小瓶、何日放置されたのか分からないデリバリーピザ――様々なものがそこら中に散乱している。ベッド上や床の上には、ざっと確認して十一人の人が転がっていた。眠る者、呻く者、ただ虚空を見つめる者、状況は芳しくない。
素早くダグラスを探せば、右手前の扉を確認している。アレックスへと顔を向けると、一度頷いた。扉に鍵が掛かっていないのならすぐに突入だと、アレックスは判断する。目標の制圧に時間は掛けられない。
アレックスは、ハンドサインで皆を配置に付かせ、ヘッドセットのマイクを一度叩いた。これは五秒後に突入する合図だ。そのまま最奥まで行き、目標を捕縛する。
脳内でカウントダウンする。もう一度マイクを叩いて指示を出した。
ギランが片足で扉を吹き飛ばす。吹き飛んだ扉を踏みつけ、廊下を駆け抜けて奥の扉へと一直線に向かった。その後ろをブラッドリーとダグラスも駆け込んでいく。ドゥルイットは左側奥の個室を、他の隊員たちも残った扉へ向かう。事前のスキャンで誰もいないことは分かっている。中の確認だけは行うのだ。その間を縫って、アレックスは先頭に続いて奥へと駆けた。
廊下の中ほどで、ギランが奥扉を吹き飛ばしたのが分かった。右腕で押して通路を確保すると左へと消えていく。二人も続いた。
アレックスが奥の扉に差し掛かると、奥から叫び声が聞こえてくる。
「何だ、貴様ら!」
「こいつ、ウェアウルフだ! ぐはぁっ!」
暴れる音、何かが壊れる音が響いた。保護対象者二名がいるため、肉弾戦で押しているのだろう。アレックスが部屋に踏み込めば、中央でギランが睨みを利かせ、一人はダグラスが押さえ込み、もう一人はブラッドリーが片腕で壁へと貼り付けていた。
ブラッドリーは、コンバットジャケットの前を開き、中のコンバットシャツを破いて、もう一つの姿を晒していた。
体格は普段よりも立派になり、見えているところは全て銀灰色の体毛に覆われている。少し浅く履いたコンバットパンツの上から長い尾が垂れていた。目は鋭く、鼻口部は伸び、三角の耳は真っ直ぐ上に伸びている。それは確かに雄々しいウェアウルフの姿だった。
アレックスは素早く周りを確認した。
最後の一人は壁にもたれかかるように蹲って動かない。ギランに投げ飛ばされたのか、どうやら気を失っているようだ。
部屋にはベッドが三台、少し窓から離されて置かれている。おそらく直前まで眠っていたのだろう。シーツはどれもしわが寄っていた。使い古された薄い毛布とタオルケット、サイドチェストの上には細身の花瓶に萎びた赤い薔薇が数本刺さっていた。
保護対象者は二人ともベッドとその脇に転がっている。アレックスは彼らへすぐに駆け寄り、呼吸を確認した。弱いが薄着の胸部が上下している。二人ともだ。外傷も見受けられない。男女一人ずつのようだが、アレックスはハッとしてベッドの上の女性の状態を確認した。少し顔色が悪いようにも見えた。
「制圧した。医療班、塒優先だ」
待機している班に通信で指示を出す。その後、用心深く重ねられたカーテンへ駆け寄り、隙間を作って外を確認する。特に何かがいることはなく。素早くカーテンの奥へと入り込んだ。窓を開け、身を乗り出さないよう気をつけながら下を確認する。数名の人影が確認できたので尋ねた。
「別働隊、そちらは問題ないか」
「問題なし」
ヘッドセットから返ってくる。今回は不要かもしれなかったが、万が一に備え目標が窓から逃亡した場合の確保のため、待機させていた班だ。まだ昼にもなっていない。おそらく援軍が来るようなこともないだろう。
問題ないのならよかったと、アレックスは極力光を入れないよう、再びカーテンの内側へと戻った。同時に人が駆け込んでくる。ちょうど医療班が到着したところだった。
「女性を安全な場所へ」
アレックスが指示を出す。外傷はないが、大事を取る必要がある。もしかすると“お気に入り”の可能性があった。
「大分疲弊していますが、命に支障はなさそうです」
医療班の一人が判断している内に、女性は担架にゆっくりと乗せられる。男性はギランが両腕で支えるように抱きかかえて出ていった。案内に来ていた隊員の一人が担架について行くのを確認すると、アレックスはダグラスの元へと歩み寄った。
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